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2008年8月

2008年8月28日 (木)

北京オリンピックを地元から振り返る

何かいまさらという感じも大いにしますが、自分への備忘録という意味もこめて、北京オリンピックを振り返りたいな・・と思います。中国文化・・というよりも、どちらかというとスポーツよりの話になりますが。

①中国、金メダルは目標枚数(50枚)を超えて獲得

これ、普通にすごいです。というか、きわめて戦略的。
中国は金メダルを量産するために、ちゃんと種目数が多いものを狙ってメダルを取りに来ました。例えば今回圧倒的な強さを見せた重量挙げ。
あれは種目としては『重量挙げ』だけなんですが、体重により階級が細かくわかれているため、国全体として強化を進めればかなりの数の金メダルを獲得することが出来ます。他にもっ飛び込みなんかはこういった流れにある種目ですね。実際、たくさん金メダルを取っていましたし。日本における柔道ってちょうどそういう位置づけにあるはずなんですけど・・。
反対に、日本中が(たぶん)大騒ぎしていた野球はあれだけ盛り上がっても結局獲得できるのは金メダル1個。種目による価値の上下はないとは言え、明確に「個数」を目標においた場合、中国の戦略って正しいです。

②JUDOと柔道・・・って?

今回日本柔道(特に男子)は金メダル二個ということで、いろいろといわれています。で、もっとも代表的なのは「JUDOと柔道」は違い、国際ルールに対応できなかったから・・・という意見。
弱いながらも13年間柔道をやり、一応二段をもっている柔道経験者の僕としては、個人的には「え?」という感じです。

このJUDOと柔道の違いというやつですが、大きく分けると二つに分かれると思います。

・柔道はしっかり組んでから始めるが、JUDOは組まないところから始める選手が多い
・柔道は一本を狙うが、JUDOはポイントを狙っていく

まず前者について。
確かに柔道(講道館ルール)とJUDO(国際ルール)は違っている部分が多いです。組まないということに関しては柔道のほうが厳しいかもしれない。
でもちゃんと国内の大会を見に行くと、特に軽量級の場合は、国内の試合でも『しっかり組んで』る試合なんてほとんどないです。だいたい国内TOPクラスの選手なんて、しっかり組めば一本をとる技を持っているので、いかにいい組み手になるかが勝負。日本選手権のように玄人ばっかりが見るような試合だと、いい組み手をとった瞬間に観客が準備するのがわかります。
ということで『しっかり組んでからはじめる』というところは間違いであると思います。正確には、『しっかり組まないと技が出ない』というところが敗因だったのではないかと。もちろんこんなことえらそうに言える立場ではありませんが。(昔、東京都の大会で東京第三位(たぶん全国でもベスト8ぐらいの強さでしょう)の学校と試合をした時には組んだ瞬間『怪我をせずに負けたい』とだけ思いました。それくらいTOPクラスは人間外です)。

次に後者のほうですが・・・う~む、確かにこれはあるけど・・・。実際に日本の選手で僅差のポイント差で負けた選手ってほとんどいないのですよね。だから、本当にどのくらい影響があったかはなんとも言えません。
もちろんTOPクラスになれば、ルールのほんのわずかな違いで自分のリズムを崩す可能性というのはあるわけで、そういう影響はおそらくあるとは思うのですが。では、実際に結果ではっきりとわかるのは谷選手ぐらいですね。

谷選手の場合でいえば、日本では間違いなく両方に指導が出るパターンです。柔道の判定も人がやる以上、どうしても『名前負け・名前勝ち』というのは出てきます。これは日本国内だけでなく、国際試合でもそう。
今でもはっきり覚えているのですが、アトランタオリンピックで古賀選手が銀メダルに終わった時「日本だった古賀の勝ち」と当時の顧問の先生が言っていました(顧問の先生は講道館六段)。古賀選手は『平成の三四郎』とよばれるぐらい一本背負いがすばらしく、世界中にファンがいたものです。もちろん、ほとんどの審判もファン。
なので、古賀選手の一本背負いでは多少甘くても一本が出る傾向にある・・と先生はおっしゃっていました(本当かどうかはわかりませんが・・)。他にも今回は残念だったものの60kg級の野村選手も同じで、シドニーオリンピック決勝の一本なんかは野村選手だから出た・・といってもいいような気がします。
とはいえ、国際試合ではイロイロな国の審判がいるわけで時には、今風に言えば「KY」な人もおり、もちろんこれはスポーツでは正しいことなのですが、そういうことで判定に差が出るということがあります。

と、ここまで来て、3つ目も書こうと思ったのですが、あまりに長くなってきたのでやめます。。気がむいたらまた次回。

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2008年8月25日 (月)

オリンピックも無事終わり・・

大騒ぎだったオリンピックも無事に終わり、気がつけば三ヶ月もブログの更新が滞っていました。う~ん、この三ヶ月いかに大変だったか・・ということですね・・。

この三ヶ月は体調を崩したり出張が多かったりと、正直気持ちが乗らないことばかりでいろいろ悶々としており、記事になるような内容を集めることが出来なかったというのが大きいです(本当はオリンピックのことを書けばよかったんですけどね・・)。
まあ、オリンピックも終わり(私も見に行きました)少し気持ちを落ち着けて・・・ということで、何事もなかったようにまたエントリーをあげていこうと思います。

このオリンピック期間、上海も普段よりも町の警備が厳しくなっており結構イロイロ大変な思いをしました。

①パスポート携帯は必須
これはうちの会社だけかもしれないのですが、オリンピック期間はパスポート携帯が必須ということになっていました。もともと建前上は、海外にいる際には必ずパスポートを携帯しなければならないのですが、実際は盗難や紛失の危険性があるため、コピーを持ち歩いていることが普通です。
今回は上海市内にも遠方より警察官が着ており、まあ空気が読めないというか、やたら厳しく追求されるという可能性があるということで皆持ち歩こうか・・ということになりました。

②虹桥空港の警備強化

中国って結構警備が厳しい・・・というイメージがあるかもしれないのですが、実際はまったくそういうこともなく、普段はユルユルです。それが、このオリンピック期間はいきなり警備が本気モードになりました。
まず空港にはいるにも手荷物検査があります。しかもただあけてみるだけでなく、変な機械を使って調べるということで、かなり時間がかかる。で、空港に入るにも30分以上並ばなければならないという事態発生。
海外から荷物を持ち込むにも普通はチェック無しのところ、いちいち検査を受けなければならないという有様。いつもしていない(慣れていない)オペレーションをするものですから、これまたすぐに列が出来る。ということで、住んでいる人にとってはこれ以上ないほど迷惑な期間でした。

③道路封鎖・・なはずが?

我が家は、上海で行われたサッカー競技会場のすぐ近くにあるのですが、期間中かつ競技時間の前後は車が通行止めになるということでした。初日はかなりビビッて早めに帰ったのですが、ごく普通に車が通っています。。警察官は確かにいるのですが・・・コーラを飲んだり路に座り込んで話し込んでいたりします。さすが、上海。こうでなければ・・と大きくうなずいた瞬間でした。
結局道路封鎖は一回だけ(アルゼンチン vs オランダ戦)行われただけで、他はごく普通の日常でした。。

④飲み屋(キャバクラ)への公安の手入れ

中国といえばカラオケ(いわゆるキャバクラ)。これ、実は法律的には違反なんですよね。中国ではお金を払って女性と一緒に飲むこと自体が厳密に言えばすでに犯罪になんです。とはいってもすでに経済の一部として組み込まれているわけですし、お金をグルグルまわすためのメカニズムとなっているわけなので、政府側も実質黙認。ごくたまにお灸がすえられるぐらいです。

で、このカラオケ、さすがにオリンピック期間はあまり派手なことをするなよ・・ということで、北京では大体の店が休業していました。さすがに上海には影響はあるまい・・と思っていたのですが、なんと上司といった時にちょうど公安の手入れが!
一緒に歌っていた女の子は一斉に部屋から出て行き、あとは上司と僕の二人きり。これじゃ、一般のカラオケと変わらないよ・・。
まあ、十分ぐらいで帰ってきたのですがかなり驚きましたね。。一人で行ってたらたぶんすごい焦ったのでしょうけど、上司といるからかかなり余裕で楽しんでました。店は結構緊張した雰囲気でしたけど。。

ということで、この騒がしいオリンピック期間も終わり今日から落ち着いて仕事!と思ったのですが、0825_2朝から台風上陸ということで上海の町並みは海のようになっています。
とにかく上海は水はけが悪いので、こうなってしまうとどうしようもありません。
どうせひどいのは一時間ぐらいなので、会議さえなければ時間をずらして出勤するのですが、あいにくと月曜日は朝から会議です。仕方なく、半ばやけくそで海のようになった道をジャブジャブと歩いていきました。

0825_1_2
ビルの排水溝からは滝のように水があふれ出て、なんだかアトラクションのようです。水がきれいなら・・。
水はけが悪い → すぐに下水から水があふれる ということで、このあふれ出た水って相当汚いし、はっきり言ってくさいのですよ。ひどい一週間の始まりだな~と思いながら、今は靴も靴下も干しながら、スリッパで職場にいます・・。

 

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