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2008年10月28日 (火)

野球のWBCって"Watanabe Broadcasting Circus"の略だったんだ

たまには中国ネタとはまったく関係ないことを書こうと思う。

野球のWBCの監督に、現在巨人を率いている原監督が選ばれることが決定した。いろいろもめた・・・ということにしてみたかったようだけど、あまりにもわかりやすい決定の仕方で、いまだにこういう決定方法があるのかとむしろ感動的ですらある。

話の流れを追ってみると、実に動きがわかりやすい。

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前段:・現役監督は難しい
    ・星野監督もHPで固辞
  ↓

イチロー:足並みをそろえることが大切

  ↓
  
検討会議:日本一チームの監督がよいのでは、ないかという意見があったと報道
  
  ↓

10/24:巨人オーナーが『原監督への要請があった場合には断れない』と発言
  

10/25:王顧問が「苦しい決断だった」と原監督に要請

  ↓

10/26:オーナーの指示に従うと原監督受諾の意向

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マジであほかと。あまりにも突込みどころが満載だが、とりあえず『流れ』について突っ込みを入れてみる。

①オーナーの観測気球
この時点では確かに検討会議内では、原監督の話が(もしかしたら)あがったかもしれないが、報道は一切されていなかった。なのに、報道では「可能性が浮上した」って。観測気球もいいところでしょ。

②王さんの「苦しい決断」だったの言葉
具体的に「何が」「どんな点で」苦しいのかさっぱりわからないコメント。自分が現役監督だったころにWBC監督をして大変だったのに、現役監督に依頼をしなければならなかったから?それとも、予想していた星野さんがやってくれなくなってしまったから?

③「オーナーの指示に従う」と原監督
ここが一番不明。もうさっぱり不明。今回のWBC監督への依頼って、「読売巨人軍の原監督」になされたということなんだろうか?WBCと巨人軍の関係って何?普通に考えればオーナーがうんっていったって原監督には断る権利があるでしょう。だって、「原辰則」という人間に対して日本野球機構が監督依頼をしたわけなんだから。どうやら野球界においては、オーナーの意向というのは職業選択の自由を超える権限があるらしいことが今回の騒ぎで明らかになった。


ここまででも、十分に出来レースの匂いをまきちらしているのだが、さらに王さんの会見も突込みどころ満載。

  1. ユニホームを着ていない人たちの中から適当な候補がいない
  2. キャリアとか実績とか、年数的なことを含め、若々しく、元気のいい原監督の名前が出た
  3. コミッショナーから出た

①適当な候補がいない
候補になるための条件もよくわからないのに、適当な候補がいない・・・ってさっぱりわからない。たとえば元ヤクルト監督の若松さんは?彼もヤクルトという戦力的にはまあまあの(または厳しい)チームを率いて結果を出しているのだが。

②若々しく、元気のいい原監督の名前が出た
いつから若さが条件になったのでしょうか・・・。だって最初の候補者は星野さんだったんでしょ?っていうか今まで日本代表を率いてきた監督を選ぶさいに「若さ」が言及されたことがあったっけ?なんで代表監督で世代交代を進めなければならないのでしょうか?

③コミッショナーから出た
コミッショナーってそういう権限あったんだっけ?プロ野球の調整役なんじゃないの?


ということで、列挙するだけでも疲れてしまう。

まあ、一つだけ擁護すると、今回のWBCって決して国ごとの戦いではなくて『各国の野球を統括していると思われる団体が送るチーム同士の戦い』なんですよね。何でこんな面倒くさい言い方をするかというと、厳密な意味では日本野球機構は「日本の野球を統括している団体ではない」から。
よく比較にあがるサッカーでは「日本サッカー協会」が日本のサッカー競技すべてを統括している。Jリーグも高校サッカーも女子サッカーも、フットサルもおよそ「サッカー」はすべて彼らが統括しているのである(管理ではない)。一方、野球は高校野球:高野連、アマチュア:日本野球連盟、プロ野球:日本野球機構と統括団体も異なるし、何より統一的な団体は存在しない(オリンピックってどうやって対応したのだろうか・・・)。

よって今回のWBC監督も極言すれば「プロ野球が選ぶチーム・監督」であればよいわけだ(だから12球団への代表候補アンケートなんかもやっている)。そういう意味ではコミッショナーも仕事を全うしたといえる。


今回、原監督がどう思っているか、それは僕たちにはわからない。一回目の監督辞任の時のように、決して自分の気持ちを表に出すことなく、決められた仕事を全うするのだと思う。その意味で彼は間違いなく『プロ』だ。この薄汚い監督決定のプロセスの中で、唯一救いがあるとすれば、選ばれたのが原辰則という人間だったということ、それだけだと僕は思う。

どこの組織にも外からはうかがい知れない何かがあるように、プロ野球界にも必ずそういう雰囲気のようなものがあるはずである。であるならば、逆説的かもしれないが、プロの選手たちが今回の原監督の下で「一致団結」して戦うことも決して想像できないことではない。
きっと私たちは、飲み下せない何かを抱えて、それでもWBC日本代表を応援するのだろう。少なくとも僕は、今回の流れの上で、それでも戦う『プロ』たちを応援しようと思う。


それにしてもWBCのWはworldの"W"ではなく、watanabeの"W"だったんだな・・というのが今日の感想。いっそのこと「WBC代表監督への就任も読売グループの人事だと思ってほしい」といってくれたら、どれほどか満足になるのだが。

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