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2011年8月

2011年8月30日 (火)

Responsibility Leadership を定義する

Term1の最初の一週間はLeardership Responsibility Program(RLP)に関する授業が重点的に組まれている。なかなか日本語に訳しづらいのでこのまま英語で表記するが、CEIBSのTerm1(12月中旬まで)を使いきって取り組むプロジェクトになるので、授業で触れた内容を簡単にまとめておこうと思う。

■ Sustainable Developmentとは ■

Sustainable Development(持続可能な発展)は今では日本でもかなり普及している概念で、上場企業であればほぼ全ての企業が「環境レポート」とか「CSRレポート」を出していることだろう。そして、少なくとも国際的な会議などでは、このSustainable Debelopmentは言葉として厳密に定義されている。

“Humanity has the ability to make development sustainable sustainable——to ensure that it meets the needs of the  to ensure that it meets the needs of the present without compromising the ability of future  present without compromising the ability of futuregenerations to meet their own needs”
(意訳:将来世代の要望を満たす能力を犠牲にすることなく、現在世代の要望にこたえるような経済的発展)

授業では企業が具体的にSustainable Developmentを行っている例として、次のような例が取り上げられた。

  • AppleのSustaible Report:
     Appleが環境問題や人権問題を改善するためにサプライヤーと行っている取り組みを報告している(ここからDL可能)。ただし、ちょうどこの授業をやった頃に、中国側から活動への疑問、および批難の声が出てきたので現状ではもう少し詳しい情報が必要(いずれ調べて書く予定)。

  • Walmartの環境イニシアチブのケース:
     Walmartが2000年代半ばに策定した環境対応をメインとした事業戦略のケースを学ぶ。少なくとも文献上では非常に上手くいっている例として取り上げられていた。

このSustainable Developmentを企業側から考える時に最も重要なことは、「持続的発展を追求することは企業のリスクを抑える活動である」ということが根本にあるということである。言いかえれば、持続的発展というのは「企業が成長し続けるために対応しなければならない事項」であるということだ。

授業では、CSR活動の一環として事業に関係ない分野に寄付をしたり地域貢献をすることは「Philanthropy(慈善活動)」であるとして、明確に区別をする※1。この授業で学ぶべき内容は、この一見すると反対の方向を向いているような目標を企業戦略に組み込むために、どのように戦略を構築すればよいのか・・ということである。

■ Leadership Responsibilityとは  ■

Sustainable Development(持続的発展)が定義されると、次にそれぞ実際に実行に移すことが出来る人材が必要となる。その人材に必要とされるのが、Leadership Responsibilityである。

Sustainable Developmentのところで触れたように、現在のビジネスリーダーは各Stakeholder(たぶん日本語でもステークホルダー)を意識して行動すべきであるとされており、リーダーはこのステークホルダーに説明責任を負わなければならない(この部分をResponsiblityと定義する)。

Leadership Responsiblityではさらに一歩進んで、具体的に取るべき行動とは何か・・・ということを定義する。

  1. リーダーはヒトを含む組織のシステムを常に改善(Change)し続けなければならない。

  2. 常に組織が設定する目的に沿って行動をしなければならない(長期的目標と短期的目標の一致を図らなければならない)

  3. 常にビジネスの現場でリアリティーをもって行動しなければならない。

この中で日本人にとって最も大切なことは、三番目だと考えている。CSRや環境対応はあくまで「組織が長期的に利益を上げ続けるために」行うのであり、事業目的や利益を度外視して行うわけではないということだ。
「社会的貢献」と「組織の利益・成長」は両立可能であるという前提に沿って、リーダーはそれを実現する方法を考えるのだが「理想的すぎる」ことは危険であるということが繰り返し強調される。もちろん理想を持つことは当然のこととして、これからの企業活動ではその理想をどのように日々の業務までおとし込むことが出来るのか?がリーダーに求められることなのである。

■ CEIBSにおけるRLPの位置づけ ■

エンロン事件やリーマン・クライシスを代表例とすればわかるように、近年の大きな経済的事件にはTOP MBAスクールの卒業生が関わっており、MBAはその倫理的側面について批判を受けている。その批判にこたえるように、近年はほぼすべてのMBAで「企業倫理」や「持続的発展」のような授業を用意している。

CEIBSでも昔は授業形式でこの問題を教えていたようだが、2008年から授業よりも実践的プロジェクトへと徐々にシフトしてきており、年々企業スポンサーなども増加している。正直なところではTerm1はかなり忙しく腰を据えてプロジェクトに取り組むことが出来ないため、学生からの評判は毎年あまり良くないらしい。

一方「中国にあるビジネススクール」として学校側としては独自性を打ち出すことが出来る分野なので、企業スポンサーの獲得も含めて積極的に推進している。中国は先進国に比べて環境問題は深刻だし、社会的な活動という面でも、さまざまな制約からかなり遅れている。大陸TOPスクールとしては取り組むべき活動であると個人的には思う(ただしどれくらい自分のためになるかは、結構疑問もあるのだが・・・)

授業では上に紹介した以外にも持続的発展の例をいろいろ取り上げたり、工場見学やらゲストスピーカーやらがふんだんに用意されている。その全てをここに書いていくことはできないのだが、例えばYou Tubeのようにオープンになっている情報はこのblogで伝えていきたい。

You Tube: Clever Little Bag by PUMA and FuseProject - Extended


※1・・・とはいえ、どこまでが自社の活動に影響を与えて、どこまでが影響がないか・・ということを明確にするのは簡単ではない。

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2011年8月29日 (月)

語学面における自分の立ち位置

本日はschoolが始まってから初の「祝日」。といっても中国の法定祝日というわけではなくてschool側が気を利かせて(というものだと思っている)foundation moduleとterm1の間に1日だけ休みを作ってくれたのだ。
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来週からも色々あるので今日は復習と予習、それからblogを書くことに集中して外には出ない予定だったのだが、昼すぎに電話をもらって台湾人一行と浦西にある上海当代美术 馆にPixarの展示を見に行ってきた。
この美術館はすごく小さい美術館なので、展示はそれほど大したことがないだろうな~と想像がついたのだが(そして想像通りだった)、いっちょ英語の勉強だと思って参加してきた。

当たり前のことだが「日常生活の英語」と「授業の英語」は全く違Dscn0396_640x480 う。授業の英語はついていけるが、日常会話になるとスラングがわからないし、文化を知らないので理解度は70%ぐらいに落ちてしまう。
今日もタクシーの中での彼らの会話で結構わからない部分があったのだが、彼らも「Matthewはわかっていない部分があるけど、気にしない奴」ということを理解しているので、特に気にせず話し続けている。たぶん、今はこれでいいのだ。

僕が在籍しているCEIBSの一つのウリをあげろ・・と言われれば、間違いなく中国語と英語が共用語であるということだろう。学校の「公式」公用語は英語だが、日常生活ではほぼそれと同じくらい中国語が使われる※1。そもそも職員の半分ぐらいは英語が話せない。

ゆえにこのschoolではバイリンガルが普通であり、三ヶ国語以上を話せる人間もゴロゴロいる※2。大体は母国語・英語・中国語という組み合わせだ。ヨーロッパから来ている人間の中には5カ国語が出来るというのもいる。彼の場合、中国語を除くと一番へたくそなのが母国語というから、かなり特殊だが。

その語学ヒエラルキーの最上位に位置するのが台湾人だ。彼らは二重国籍だったり、留学経験が長かったりと、ほぼ完ぺきに英語と中国語を使いこなすことが出来る。もちろん過ごした期間の長さによって得意・不得意があるのだが、会話や議論で困ることは全くない。そして気分や表現したい内容によって、自由に使う言葉を変更する。らは欧米・中国文化の両方を理解できるので、友人たちの幅が非常に広い。といっても、基本的には台湾人同士で一緒にいることが多いのだが。

その次に来るのが大陸人グループ。彼らは英語を議論としては使えるが、日常用語としては使いづらいということで、休みの日はもっぱら中国語である。上海人は外に家がある人も多いので、本当に「学校に英語を使いに来ている」という感じである。

彼らを除くと、あとは基本的に母国人同士でかたまる傾向が強く、スペイン人グループ・韓国人グループ・インド人グループなどがある。

そんな中、我々日本人は・・・というと、何せ学年で二人という小所帯なため二人でかたまっているわけにもいかず(そんなこと求めてもいないのだが)、いつも中国人グループとそれぞれのグループをフラフラしている。
はっきり言うと、この環境は自分の言語能力向上には最高である。

香港人・台湾人が==マークでそれぞれの会話に参加できるのに対して、自分は常に自分<nativeの関係であるので、ただただ毎日会話しているだけで自然に耳がよくなってくるのが実感できる※3。また日本文化が浸透している上海で生活しているので、日本人アドバンテージが効きやすい。簡単な日本語を話せる人間も学内にはそれなりにいたりするのだ。

自分の立ち位置をしっかりと固めたい・・・という人にはこのCEIBSという場では、クラス内のidentityを固めるのが難しいかもしれないが、僕のように適当な言語能力を磨き直したい・・という人にはぴったりだと思う。

あ、もちろん、毎日の予習・復習は語学であっても必須です。




※1・・・授業は全て英語で行うこと、というのが学内公式ルールとして決まっている。これは厳格に守られている(授業を全部英語で行うことはMBA rankingにおいて必須となっているところがあるので)。
※2・・・英語が公用語である国から来ている学生も全員中国語か、彼らにとっての外国語が話せるので、一カ国語しかできない人間は僕の知る限り一人もいない。
※3・・・ただ、どちらが楽かというと中国語。中国語は単語がわからないことがことがあっても音が聞き取れないということはまずない。

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2011年8月28日 (日)

第三週目&foundation moduleが終了。ちょっと振り返る。

昨日で最初の三週間を1セットとしたfoundation moduleが終了した※1。foundation moduleはその名の通り、これからのMBA生活を過ごす中で基礎となることを集中的に学ぶ期間である。

プログラムの詳細はここでは書かないが、授業内容と運営の仕方を考えるに、このtermで獲得することを期待されているのは以下の4つであると考えられる。

  • 最低限の基礎的な知識、スキルを準備する期間
     → これは「プレゼンスキル」「エクセルスキル」そして「Responsibility Leadership(持続的発展)」の3つである。ソフトスキル、ハードスキルそして論理的内容とそれぞれ内容は異なるが、いずれも今後の授業を受ける中で必ず必要となるものと言えるだろう。
    Responsibility Leadershipやbusiness ethics(倫理)は近年どこのMBAでも重視をしている科目だが、CEIBSの場合は授業期間が短い代わりに、Term1の3ヶ月をまるまる使って実習型のprojectが組まれていることが特徴だ(ということを入学した後に知った・・・)。この内容に関しては明日からの一週間で集中的に授業が行われるので、どこかで書く予定。

  • MBA生活に慣れるための期間
     → ある程度の量の文献をさっさと読みこなすことと、授業でどのように発言をすればよいのかを学ぶ期間でもあった。英語能力に結構差がある上に、発言内容をどこまで自分で深められるか・・といった部分にも差があり、現段階で既に結構差が出てしまっている。明らかに発言が頓珍漢な学生に対しても現状では教授陣は何も言わないが、生徒の間ではcontroversialな学生という認識をされてしまっている。

  • 今後18カ月をかけて磨いていかなければならない内容を最初に伝達する期間
     → これは就職に関する内容。一部の会社負担・休職中の学生を除けば、「いい仕事・自分の希望している仕事につくこと」が最大の目標であることは言うまでもない。18ヶ月といっても、レジュメを書く・面接の練習をする・インターンに行くなどのプロセスを踏むことを考えると、そんなに時間があるわけではないので、今からしっかりやっておく必要があるのだ。

  • これから一緒に過ごしていく友人たちとの関係を深める期間
     → とにかくこの三週間は個々が開くパーティが多くていろんな場で学生同士で交流することが出来た。残念なのは学生が3つのセクションに分かれてしまっているため、主にセクション内でしか交流が広がらないこと。同じ名前の人が複数いたりするので、なかなか名前が覚えられない。

個人としては「自分の英語能力を把握できたこと」「文献を読むスピードが大幅に上がったこと」の二つを確認できたのがこの期間の収穫。英語に関してはこれまでもこれからも苦しめられそうだが、少なくともしっかり準備をしていけば授業は問題ないことがわかった。
文献も論文斜め読みで1時間で10~15ページは行けるようになったので、少なくとも「時間が足りなくて読み終わりませんでした」という状況にはならなそうである。もちろんケースや議論が必要なものは深く読む必要があるので時間がかかるが、ここは言語能力にはあまり依存しないので、いわば学生全体の共通の課題と言えるだろう。

9月の第一週からはTerm1が始まるが、これまでよりもはるかに忙しくなるはず。体力をしっかり維持しつつ、一歩一歩自分の中のパズルを埋めていくような期間にできたらと思っている。


※1・・・僕はfoundationという単語には特別な思い入れがあるのだが、SFを読む人間がまったくいないCEIBSではその話をすることが出来ずにいて、やや残念な気持ちである。

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2011年8月27日 (土)

第0学期最後に日本食パーティを開催する

本日は三週間にわたるfoundation module(基礎教育期間)の終了日。最後はテスト+発表+宿題でかなり追い込まれた友達もいたが、何とかみな無事に終了。息抜きのために!ということで、かねてより要望のあった日本料理屋でのパーティーを企画したのであった。

企画っていっても人数数えて店を予約するだけだろ、と思った人もいるだろうけど、それは甘い。ここは日本ではないのだ(そして来る人も日本人ではない)。
まず前提として、みんな「その日に気分が乗ったら行けばいいや」と思っているので、事前に複数回参加希望者を募るメールを送っても、なかなか反応がない。なので、人数の動きを見ながらある程度多めに予想をしつつ、キャンセル動向や追加参加を細かく追っていく必要がある。

というかそもそもの問題として、みんなほとんどメールを見ない。適当に個々の情報網で話を聞きつけてくるので、金額・場所・時間をわざわざ赤×太字で書いたメールを送ってもみな、電話やらメールやらで問い合わせてくる(そして欧米人は中国語が話せないのでたどり着けない)。

他にも「あの店には前行ったことがあるが、あまりおいしくなかったので店を変えたほうがよい(答:そういうことは早めに言いましょう)」とか「自分の親戚がやってる店があるのでそこを使ってほしい(答:よし次の機会はそこで!でも大幅にディスカウントしてね)」とか「お前が送った住所は間違っていたぞ(答:俺はHPで確認したんだよ、何度も)」とか、なんでも言えばいいと思っているのでドンドン文句が出てくる。(ちなみに最後の文句を言った奴は、最終日にいきなり参加したいといった挙句文句をたれ、そして結局こなかった)。こういったものに一々付き合うとキリがないので、バスバスと切り捨てていくことが非常に重要。

これだけやって前日までの申し込みは55人。多少多くは来るかもしれないと思って60人で予約をいれておいたのだが、自分の読みは結果としては全然甘いとわかったのは当日午後、全ての授業が終わるころだった。ちなみにお店は浦东では一番安心して頼める柚子にした。金額はちょっと高いけど、日本人が経営者ということもあり、多少の無理は聞いてくれる場所だ(無理を聞いてもらってよかったと後でほっとした)。

まず複数人が彼女を連れてきたい・・と言い出した。うむ、これはある程度予想通り。次に、とあるグループがまとめて合流したいと言い出した。これは若干予想外。今回はカチあってるからバラけると思ったんだよね。そしてスペイン人の同級生が、俺の友達が4人来ると言い出した。ふ~む、単に日本食をみんなで食べたいだけだろ?

ということで、店につくと合計はなんと75人....。あまりリスクを取りたくなかったので、50人部屋を予約しておいたのだが、そこに70人以上を詰め込むこととなり、とても日本料理とは思えない光景になってしまった。ほとんどの人は文句も言わずに座ってくれて、大変助かった。

今回は集金オペレーションとして、中国人も欧米人も含めてみな「帰りたい時に帰る」人達なので、入場時にお金を徴収することにした。これは一瞬みなびっくりするのだが、酔いが回ってくると実にいいシステムだとみんなに誉めてもらった。そりゃ30万円近くいくんだから、確実にお金は集めなければ・・・。
ただそれでもトラブルはあるもの。

  • ・そもそもお金を持ってこない。
      → 名前がわからない同級生もいるので、後払いは認めない、の方針で押し通す。誰かに借りてちゃんと支払った上で入場してもらった。

  • ・お釣りなし!といってるのに、100元札だけで払おうとする。
      → 名簿に名前をチェックして端数は受け取らずに入場させる。ちなみにこういうことをするのは「たぶんそういうことをやるだろう・・」と思っていた人たちだったので、自分のカンの良さに満足する。

  • ・どうしても一緒の席じゃないといやだと言い張る(先ほどのスペイン人)
      → 店側と交渉して別席を確保。元々みんなと騒ぐというよりも「日本食を食べること」が目的なので全く問題なし。

それから「そもそもお金を払う必要があることを知らない」という学生が1名おり、しかも夫婦できて散々ごねたので、残念ながらこの二人にはお引き取りいただいた。自分が相手をする時間があまりなくて、後半は他の人間に任せたのだが30分以上もぶつくさ言っていた。ちなみに旦那の方からは「我的爸爸是李刚」なみのお笑い衝撃発言が出たのだが、外国人の我々にはびくともしないので、軽くスルーされてしまった※1。この発言は我々の間で「無銭飲食」するという意味の動詞のジョークとして使われている。

店側ともそれなりにひと悶着があった。向こうもこちらも人数がわかってないだろう・・・と考 えたのか、実際の人数よりも多い人数分の金額を請求してきたのだDscn0386_640x480。僕の方で入口で全員を確認していたので自信を持って人数を主張し(そしてかなり怒気を含めて)交渉して、無事に入場者分の値段で落ち着いた※2。後にはず~っと調整をしていた僕を見かね て肉うどんを差し入れしてくれたように、やはり基本的にはいい店である。あれだけ騒いでも文句の一つも言ってこなかったし(言わせなかったのかもしれないけど・・)。

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支払いが終わった後は、店側から差し入れてもらった一升瓶をもってまわって、ひたすらみんなについで回った。かなりの人数がしこたま酔っぱらって帰りだし、23時にはほぼ全員が帰宅。最後の忘れものチェックをしつつゆっくりと日本酒を飲み、自分も23時30分には退出。タクシーの中では疲れきってすっかり寝てしまった。

今回自分でパーティーをやって思ったのは、とにかく「日本料理」というコンテンツの強さ。人数が多かったのも、別に僕が頑張ったDscn0390_640x480わけではなくておいしい日 本料理を食べられるなら行ってみようという人が多かったということである。
こういう感じで気持ちを込めて売り出せば、もっと日本発コンテンツも行けるはずなんだよね~と思いつつ、次の日本料理パーティーの計画を練るのであった。

※1・・・10年にとある事件で容疑者が自分を守るために発した言葉。詳しい内容は中国に興味があるかたなら誰でも知っているでしょう・・・。
※2・・・店長との話し合いが終わった後に店員が来てまた人数を多めに報告して、僕を激怒させる一幕があり、店長をマジでビビらせてしまった。

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2011年8月25日 (木)

体を熱くさせる授業

自分の前で話しているだけなのに、なぜこの人はこんなに人を興奮させることが出来るのだろう。そんなことを考えながら、必死に話を追いかけた。こんな経験は人生でたぶん初めてだ。・・・今日のCase methodでの授業で、初めて「本気の授業」を見た。

Case methodというのはハーバード大学で重視されていることで有名な方法で、実際のビジネスの現場で起こった出来事についてデータや経過が記されたレポート(論文)を渡され、各学生は事前に予習を行ったうえで、授業では教授のファシリテートのもとで議論を深めていく方法だ。
CEIBSはハーバードの支援のもとで設立されたIESE(スペイン)との提携でつくられたビジネススクールであるので、授業ではかなりケースが用いられる(いわばハーバードの孫みたいなものか)。徹底したグループワークが基本なので、ケース×グループワークのような授業も頻繁に行われる。

本日の授業はその「Case methodとは何か?」というイントロダクションだった。日本で教育を受けた自分はもちろんのこと、中国でもこういった授業はないので「なぜこういった教育方法を用いるのか」「この教育方法で期待される成果は何か?」を実際の授業が始まる前に指導する時間がとられたのだ。
(ちなみに最も期待されることは「不十分な情報しかもたない状況で、意思決定を行うための思考方法を鍛え、実際のビジネスの場で自信を持って決断が出来るようになること」)

授業を指導する教授は、Lydia Price教授。現在は授業プログラムを統括するDirectorという立場にいるため、科目をもつことはないが、コロンビアで経営学博士号をとりフランスおよびシンガポールにある超名門MBA INSEADで指導をした後、HKUST(香港科学技術大学)で教鞭をとり、現在はCEIBSにフルタイムで所属している。
Directorという立場なので、これまでも入学式のあいさつや「学生心得」みたいなイントロダクション、それからキャリア形成の授業などで時々話を聞いているのだが、恐ろしく早口でエネルギーあふれる話をする方で、僕にはとてもあっている教授だ(ただし早口すぎて最初は聞き取れなかった。今は問題なし)。
廊下添いに座っているせいか、なぜか授業中に頭をなでられたこともある・・・(たぶん聞き取れなくてぼーっとしていたからだと思うが・・・)。専門はマーケティングということで、時々学校で捕まえては話を聞いたりしているので名前を覚えてもらってはいるらしい。

さて、今日はそのLydia教授から、彼女が慣れ親しんだCase methodの指導をうけたわけだが、正直その展開の速さ、質問の的確さ、そして議論全体を巻き込んでいくすごさに、体が熱くなった。今日は午前中にテストがあり、午後はかなり睡眠不足の状態で臨んだわけだが、それを忘れるくらいに興奮した。

正直言って、何割かの学生は今回のケースを真面目に読み込んではいなかったと思う(これまでも読むように指示されたケースが使われなかったことがあり、ややそういう雰囲気があった)。しかし、最初に口火をきった生徒(アメリカ経験が長い韓国人。無茶苦茶早口)がしっかりと読み込んできて、かなり的確な内容を述べたため、のっけから授業の温度は一気に上がる。
これまでと同じ雰囲気で学生が意見を言うと、ユーモアを混ぜながらものすごい勢いで根拠とそのロジックを詰めていく。学生が答えられないと、教授の方で議論を引き取り次々と巻き込みながら話を進めていくのだ。
MBAに来て初めて「自分が想像していたMBA」の授業を見た・・・そんな気がした。

教授も早口、学生も早口・・ということで、かなりの中国人(留学経験なし)は置いてけぼりになってしまっていたと思う。僕も議論を追うことはできるが、同じスピードで発言することが出来ないので、挙手なしでの意見表明(論述というよりも単語の表明)しかできなかった。・・・すごい、悔しい。

授業を受けている最中、昨年の6月にINSEADのSummer on-campusに参加した時の記憶がふわっとよみがえってきた。あの時もINSEADの目玉であるStrategyの授業に参加したものの、教授の速さに全くついていけなかった。あれが僕のMBA原体験。ただただ圧倒されたということを強烈に記憶している。やはり本当のTOPはそれだけで、行く価値があるのかもしれない・・・と、ふとそんなことも思った。
(ただし、中国大陸ではCEIBSはNo.1であり、僕は今の環境にはとても満足している)

何よりすごいのは「ただ授業をしている」だけなのに、聞いているこちらの体が熱くなるほどのエネルギーを出し続けること。教授は新しいケースには、授業の準備として4日間はしっかり時間をとるとのこと。それだけの準備をして、ようやくこれだけのクオリティを保てるのだと、実感することが出来た一言だった。僕はあの熱意にこたえるだけの準備が出来ているのだろうか・・・・(たぶんまだ足りないな。。。)

(今日はただただ興奮したことを残しておきたかっただけで、話がまとまってない気が・・・)

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2011年8月21日 (日)

二週目が終了! -ひよっこの僕らが前を向くために-

少しずつMBAっぽくなってきたな~と感じる、MBA生活の二週目も無事終了。今週は個人の宿題もあって少しずつ充実してきた感じがする一週間だった。

先週も書いた通り現在は8月中は週六で授業が入っているのだが、会計(accounting)とか経済学(Economics)みたいな授業はなくて、もっぱら自分のキャリアをどう考えるかとか、プレゼンテーションをどうするか・・みたいな話を聞いている。
個人的にはこういう「知っているようで意外とアカデミズムとしては知らない」内容が好きなので、飽きずに(しかし時には眠く)聞いていられるのだが、やはり結構な数の同級生が退屈しているようだ。

まず社費留学の場合は、基本的には会社に戻ることを考えるのであればキャリア構築の授業などあまり必要ない。また、せっかくMBAに高い金額を払ってきているのだから「自分のスキルとなるような」授業を聞きたいというのはニーズとして非常に強い。要は、私は○○を知っています・・・と言えるような授業を聞きたいということだ。現に他のアジアのMBAでは、第一週目から実質的な授業が始まるようなMBAもある。

確かにその気持ちも十分理解できるんだけど、僕の考えはちょっと違う。
僕たちがMBAで学ぶものって結局何なんだろう?ということを考えると、なんとなく答えが見えてくるような気がするのだ。例えばaccountingの勉強をしたからといって、僕の年齢だと今更会計士並みの知識とスキルを持てるとはちょっと思えない(ただし一部の人間は米国CPAを狙っているので、一概には言いきれないけれど・・)。まだ始まっていないけれど経済学だって大学でしっかり勉強すれば十分身についている内容だろうし、趣味で本を読んだって身につけることが出来る。

もちろんケーススタディをやることで日本の大学(4年制)で学んでいる時よりは生きた知識が身につくか漏れないし、グループ作業による知識の定着は大きいはずだ。それでも、それは結局のところmethod(方法論)でしかないわけで、本質的な効果が劇的に変わるわけではないと考えている。
結局のところMBAというのは知識に関しては広く浅くにならざるを得ない。

じゃあどこに価値があるの?というと、僕が思うのは、それらの価値が自分の中で統合されて、栄養となって自分という花が咲くための時間が与えられているということにこそ価値があるのだ。僕たちはまだまだひよっこだと思うのだけど、それでも個々が自分の人生を生きてきて、自分らしさというものを持っている。
MBAで与えられる経験、あるいはえることが出来る経験というのは、そういった自分らしさがより確かになるための栄養なのではないか・・というのが今の僕が思っていることである。花を育てる時だって、ちゃんとそれぞれに合わせて育て方があるように、僕たちはまず「Who I am?」をしっかりと追求するべきだと思うのだ。それが最終的には、MBAの教授陣が好んで使う"Be yourself"につながるのではないだろうか。

僕個人としてもMBA Officeには色々不満を感じているが、それでも、どうして18カ月しかない中で「あえてこの期間にキャリア教育や自己分析」を入れるのか・・というのをもう少し考えてもいいんじゃないかと、そんなことを思っている※1

ということで、来週はこういったほのぼのした授業も最後の週となる。グループでのプレゼンやらテストやらもあるけど、引き続きに元気に楽しく生活していきます!

※1・・・18ヶ月しかないことを考えると最初の方にキャリア教育を受けておかないと就職活動に支障が出てしまうであろう・・という極めて実務的な理由もある。当然、教育カリキュラムは「よりよい仕事を獲得する」ということを大きな目的として構成されている。

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2011年8月20日 (土)

簡単(?)に自己紹介をする方法

本日は2011入学の同級生(アメリカ人)の誕生日ということで、40人以上の大人数で外滩(浦西側)のクラブへ出かけた。MBAに入る前から聞いていた通り、欧米系学生はクラブが大好き。どちらかというと居酒屋に行きたい僕なんかとは全然違う(といってもクラブに行けば全力で楽しむことが出来るのだが・・・)。

Birthday partyみたいな「とにかくたくさんの人が集まります」的な場所では、今まで話したことがないという人と話すチャンスである。ただ、日本人はこういう場所で「Hey, men!」みたいな挨拶は苦手な人が多い・・ということで、こう いう時のキラーアイテムを紹介したい。

それはずばり「デジカメ」。

え?という気がするかもしれないけど、これはホント。まずパーDscn0348_640x480ティーみたいな「とりあえず何となく知ってるけど話したことがない人がいる」状況で、カメラを向けられて「写真はダメ!」と叫ぶような人はほとんどいない。

写真を撮れば写り方を見たくなるのが人間というもの。すかさずとったばかりの写真を見せつつ、自己紹介をする。これでほぼDscn0367_640x480 100%相手の名前を確認することが出来る。ということで、今回のパーティーでも写真を撮りまくってきたのであった。

全力で楽しんでいるのがバレバレで恥ずかしい写真ばっかりだったので、ほんの一部だけ公開。。

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2011年8月19日 (金)

3分のために二日を使いきる -個人プレゼン課題-

たったの3分でも、自分にとっては初めての「英語でのスピーチ」である。緊張しないほうがどうかしている。テンションをMAXまで上げて、自分のステージを作る気持ちで前に立つ。

本日は「Effective business communication」の個人課題として、自分で選択したテーマを、あらかじめ教授から指定された構成に沿ってプレゼンテーションを行う日だったのだ。


■ 練習は自分を裏切らない ■

昨日のエントリーでも書いたが、このプレゼンテーションはnativeでもそれなりに苦戦をするのだが、少なくとも「本文を作る」段階では大きな差がある。
non-nativeは困った時に自然に言葉が出てくるということはまずあり得ないので、まずは自分が話す内容を全部書き出すところから始まる。プレゼンテーション本番では本文を読むことは禁止されており、キーワードが書いてあるカードのみ持つことが出来るので、本文を暗記する必要があるのだ。ここでは仲の良いnativeがいるかどうかが重要。
3分ぐらいなら暗記はそれほど難しくない・・はずなので、まずは書き下しが終了したら個々人に分かれてひたすら何度も読み上げることを繰り返す。自分の場合は書きながら口に出しているので、だいたい10回程度で丸暗記は終了。

ちなみにあまり計画的でない同級生はこの段階が終了した時点で、発表前日の夜中一時になってしまいほとんどぶっつけで本番に臨むこととなった(我々も彼女の準備に付き合って夜中一時までみんなでワイワイ練習をしたいたわけだ)。

ある程度暗記が完了したら、次は実際の動きを交えての練習。採点は動きや目線、声のトーンも含まれるので、ここも動きを体にしみこませるまでひたすら練習を繰り返す。この段階ではお互いに見合って注意をするわけだが、人がいるとやっぱり緊張してしまい「あ~今のはなし!」みたいなのを繰り返しながら進めていくわけだ。まるで大学生(まあ実際たいして変わらないのだが・・・)。

みなが共通して引っかかる部分は「目線を人に合わせて固定する」というところ。相手の顔が見えたりすると、どうしても神経がそちらにむかってしまい、頭の中から言葉が消えてしまう。これはnative,non-nativeにかかわらず皆同じ。いつも前で普通に授業をしている教師はすごいのだな・・・とチラッと思う瞬間でもある。

■ 自分のプレゼンテーションの結果は・・・? ■

個人的に一番心配していてのは「制限時間内に自分のプレゼンが収まるか?」で、練習では自分の理想よりもかなり早いスピードで話す練習をした。たぶん全部で100回近くは練習したのではないだろうか・・・たった3分のためにこんなに練習するのはもちろん初めての経験である。

で、そこまで練習した結果はどうだったか・・・というと、自分の力を出し切るという意味では85点。たぶん採点では75点ぐらいというのが妥当なところだろうか。

まず時間に関してはなんと制限時間ジャスト。一応30秒の余裕が認められていて、最大で3分30秒話すことが出来るのだけど、ちょうど3分で終了した。たぶんかなり早口だったんだろう。内容を飛ばすこともなく、動きも自分の思い通り、目線の部分はやや緊張したけど、これも無事にクリアできた。

教授の採点といえば・・・一言で言うと「Too energetic」(元気よすぎ!)というのが評価だった・・・。声の大きさと通り、ジェスチャーで会場を巻き込むのは非常によく出来ていたが、声のトーンが一定でやや大きすぎる時もあったとの採点をいただいた。なんというか、あれだけ練習して「元気がよかったですね」では自分が幼稚園児になったみたいえでゃないか・・・・。
他にも結構細かいこと(単語の選択、ジェスチャーの修正など)を色々言われたのだが、まあ全体としては元気よくできて、皆を楽しませましたね。というのが評価ということだろう。ちなみに、今回はチームと分かれて自分の仲良い同級生で練習していたため、チームのみんなは見るのが初めてで「何というか、人の前に立つと別人になるタイプなんだね」という感想をいただいた。これ、喜ぶべきところなのか?

■ プレゼンの練習で守破離を思い出す ■

こんな感じで無事に第一回目の課題は終了。僕はこういう実践型の授業が大好きだし、人前で話すとアドレナリンが出るタイプなので、授業について文句は全くないのだが、一部の学生からは結構不満が出ていた。
不満の内容は一言でいえば「今回のプレゼンは教授の型にはめるためのもので、自分には合わない」というもの。確かに、今回重視される要素というのは「表現要素」なので、肌に合わない人間もいるだろうと思う。

今回自分でやってみてわかったのは、結局プレゼンというのは自分のパーソナリティを反映したものになるということ。元気がいい人は元気がいいし、理知的な人は理知的な発表をする。そして、個々の人間のパーソナリティがあるように、個々にあった方法があるというのも当然納得のできる意見である。

一方でやはり、僕はこういう「型を覚える」というのは非常に重要だと思う。日本には守・破・離という言葉があって、僕はこの言葉が大好きなのだが、やはりどんなことでも必ず「基礎」というものがあると信じている。教授の教える内容というのが、それなりに洗練されたメソッドであると信頼できるのであれば、まずはそれを身につけることを優先した方が効率がいいはずなのだ(そういう意味で、不満がある人は方法の有効性に疑問があるということでもある)。

ちなみに大学院時代に、海外留学生がやはり同じような「まずは、これをやってみなさい」的な教育方法に非常に反発していたことがあった。その時には相手が日本語を話せない学生だったので「日本には守(imitation)・破(innovation)・離(creation)」という教育メソッドが昔からあってね・・・という話をしたら、非常に感動していたということがあった。

・・・・ということで、今回も同じことをやってみたら、意外とみんな同じ反応をするんだよね。結局自分が信じられるものが明確になれば、人は頑張れるということだということ。今回のプレゼントは関係はないけど、ほんのちょっとの補助線を引くだけで、人間の見方はずいぶん変わるのだな、と思ったのでした。

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2011年8月18日 (木)

僕たちはまだタダのひよっこだ。

MBA生活も二週目に入って、ようやく毎日の予習と宿題に追われる日がやってきた。今はまだ基礎段階(foundation module)なので量は少ないだろうし、成績が付くものもそれほど多くないので、精神的に疲れるということはないがやはり時間的にはけっこう厳しい。昨日書いたように、英語能力がまだまだ足りない非ネイティブスピーカーである自分にとっては、単語を調べたりしているだけでそれなりに時間を食うのが切ないところである。

本日はさきほどまでチームとは別にそれぞれパートナーを見つけて、明日の課題である個人プレゼンテーションの練習をしていた。英語のプレゼンテーションなのでネイティブスピーカーのほうが遥かに有利だろう・・と思っていたのだが、実際に練習をしてみると、言語の部分はそれほど大きな問題ではないとわかるのが面白い。
確かにネイティブスピーカーはポンポンと言葉が出てくるので、制限時間内にたくさん話すことが出来るのだが、あまりに適当に話すと論理構造が崩れてしまって訳がわからないことになってしまう。また、採点は論理構造・言語・プレゼンテーションスキル(身振り・アイコンタクトなど)で行われるので、ただ話せればいいというわけではない。ということで、結局たいして差が生まれずにみんなで練習をしましょう、ということになるわけだ。

練習をしていると改めて感じるのだが、本当に僕たちは「ただのひよっこ」でしかない。それなりの学歴と仕事の経歴を積んできているはず・・と自負していても、色々なプログラムを与えられると、どんどんボロが出てくるのだ。
もちろん教授達もそういうことをわかっていて課題を与えてくるわけだが、これほどまでに結果がしょぼい(少なくとも僕の視点からは・・)とむしろスガスガしい気持ちになってくる。プレゼンの練習だけでなく、教室での議論も現状では「ただの意見の言いっぱなし」で、それぞれの意見が議論においてどれだけのバリューを持っているのか、それまでの流れを踏まえて論理的な内容となっているか・・・といったことがあまり出来ていない(もちろん、これは参加を教授側が促すので仕方がない面もある)。

もちろん個別の分野を見れば、過去のコンサル経験を生かしてファシリテーションが上手い人間、nativeで英語教師をしていたという経歴を買われて片っ端からnon-nativeの英語を直す人間、やたらと人脈に強い・・・という感じで個々を生かすことが出来ている人間もいる。ちなみに僕は、テーマの構造化だけならばかなり強い方だとわかってきたので、議論ではせっせと構造化してホワイトボードに書き込んでいくことを専念している※1

それでも正直にいえば不満は余り感じなくて、こうやって深夜までみんなでワイワイと特定のテーマにそって一緒に議論したり、宿題をしたりというのはすごく楽しい※2。18ヶ月といっても実際にはterm3(来年の夏)までがみんなで一緒にいられる時間なので、それまではこういった環境で一歩一歩、早歩きで自分たちの成長を楽しんで行きたい。

とりあえずは明日はプレゼンを頑張って、金曜日なのでしっかり飲みに行きます。

※1・・・これは僕だけでなく、話を聞く限りでは日本人MBA生共通の得意技であるらしい。日本人が共通として得意・・とは言い切れないと思うので、MBAに行きたい人の特徴なのだろうか。
※2・・・学生には不満を感じないが、ちゃんとコントロールできてない教授には不満を感じるのは言うまでもない。未熟なのを棚にあげて・・という気もするが、やはりそこは要望をお互いにだすのが堅実な関係だと思う。

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2011年8月17日 (水)

見上げればそこに英語という名の壁があった

予想していたことだけど、本館区的な授業が始まって3日目にして「英語の壁」が僕の前にあるのを強く実感している。本当に予想通りだけど・・・。

僕の海外生活というのは基本的に中国だけであるので「英語で生活」というのは初めてである。当然入学前から「あ~英語なんだよね・・」というMBA生としてはずいぶんと情けない気持ちでいたのだが、実際に授業が始まるとやはり聞き取れない部分がある。
(ちなみに中国語だと聞き取れないということはもはやない代わりに、ピンインと四声はわかるが単語がわからないということがある。これはもはや知識の問題なので覚えていくしかない)

一応入試をクリアして入っているので、基本的には会話についていけるのだが、だいたい次の場合には会話を追っていくのが非常にしんどい。

  • 強いアメリカなまりがあって、しかも発音スピードが非常に速い場合。rの音がこもって聞こえてしまうのと、強調したくない部分はモニャモニャ喋っている時があり、やべ~聞き取れん!と思っている間に先に行ってしまう。

  • 全然内容がわからない専門業界の時。いきなり教授がアメリカの都市経済の話をし出した時には、専門用語の連発でノックダウン。

  • インド人英語。マジでわからん。

①~③ともにあまりにわからない時には休み時間にnativeの友人に聞くのだが「あ~彼らはnativeでも厳しい時があるから心配いらないよ」と軽く返されることが多く、あまり当てにならない※1。また日常生活でも、例えばこうやって日本語を書いていた後にいきなり英語で聞かれると「あ、ごめん」となることが多くて、迷惑をかけしまっている。

この「頭の切り替えがうまくいかない問題」は結構厄介で、例えば朝の挨拶はだいたいが"Good morning"ではなく「早」であり、朝食を買うためのレストランも中国語であり、教室での挨拶も半分は中国語でやっており・・・と来て、さあ授業となっていきなり指名されたりすると、ぼーっとしている間に始まってしまうことがある。授業への参加も採点基準なので、ここでさえない答えをしてしまっている現状は非常にまずい。

英語が堪能な友人に聞いてみると「とにかく単語を覚える」のと、「周りのサポートが大切」といわれるのだが、周りも半分以上はnon-nativeであり、サポートというより非常に寛容だったりするのが嬉しさ半分歯がゆさ半分というところである※2

とにかく言語(特にリスニング)は個人でなんとかするしかない分野なので、これからは朝は少し早起きして英語のドラマを見るなり、TEDを見るなりして頭をならしてから授業にでるようにしようと思う。まあ、こうやって課題が明確なほうがいいよね(といいつつも、あまりにできないと成績に影響が出てしまうので、早めの解決が望まれる・・・・)。


※1・・・「厳しい時がある」と「聞き取れない」の間には高い壁が存在しているのだが、そこら辺は華麗にスルーしてしまうnativeが羨ましい瞬間である。
※2・・・nativeは逆に中国語が話せなくて日々ストレスを感じるので、お互いに「通じない苦しさ」がわかるというのが、寛容になれる原因かもしれない。

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2011年8月14日 (日)

最初の一週間が終了! -キャリア論を聞いてふと思うこと-

MBA生活が始まって最初の一週間がようやく終わった。まだ本格的な授業は始まっていないけれどorientationということで、朝から夜までず~っと授業が入っているのと、結局夜はほぼ毎日のように同級生と出かけてしまうため、ほとんど自分の時間をとることが出来なかった(8月中は週六で予定が入っている)。
実は入学前には『授業中にPCを使えばいいんじゃないか』と思っていたのだが、規則により授業中にはPCを利用していけないことになっており、自分の甘さに今更ながら呆れている。。

感覚としては「やろうと思っていたこと」のうちの大体半分ぐらいしかできていない・・というのが今の実感値。本当はもっと英語も磨かなければいけないし、授業の内容を復習もしたいし、中国もやりたいし、blogも書きたいし、とたくさんある中で、さすがに今は取捨選択しないと厳しいのとりあえずは中国語は後回しにしている状況だ。体力的には1日5時間睡眠はキープしたいと思っているし。
おかげさまで学生の基礎学力を測る数学と会計のテストには無事合格したので、8月は多少時間の余裕を持つことが出来そう。ということで、先週のかけていないblogを書くのと、英語の予習は今週できる・・・はず・・・(だといいなぁ)。

今週は知識系の授業はほとんどなく、主にpersonalityの話しや適性検査、そして「人間にとってキャリアとは何か」という話がメインだった。さすがにMBAということで、全ての内容にグループワークやゲームが盛り込まれていたので、退屈せずに楽しむことが出来たのだけど、何せ内容が一杯詰め込まれていたため、スケジュール表を見ないとどこでどんな内容が行われていたかが思い出せない・・・(タイトルさえ見れば内容は思い出すことが出来る)。明日以降、時間をみつけて復習しつつ内容をblogに書いていきたいと思う。

こういった知識ではなく「自分を知る」とか「キャリアを考える」みたいな内容は、実はまったく目新しい内容ではない。元職は人事系の内容も取り扱っていたため色々聞きかじっている話しもあるし、自分で本を読んだりサイトを呼んで知っている話しもたくさんある。ありていに言えば「今までに聞いたことがある話」だ。
では、そういう話がつまらないか・・というとまったくそんなことなく、おそらく今までの人生の中で一番真剣に考えながら聞いている気がする。もちろん内容を面白く伝えるための多大な努力を教授達がしていることもあるし、せっかく高いお金を払っているのでなるべく内容を聞き野がしたくないということもある。加えて言えば英語で授業が行われているので、集中しないと聞けないというのもある。。

しかし、一番の理由は、今まで二社を経験してきてそれなりに年をとってきたことで「次が勝負のかけどころ」というのが自分の中ですごい強い思いで常に心の中にあるということだ。今までもそれなりに一生懸命やってきたという自負はあるし、その結果に-いいこともそうでないことも含めて-それなりのプライドもある。それでも、上手く言葉にできないのだが『次のステップが次の人生を決めるのではないか』という、そういった予感みたいなものが常に自分の心の中にある。
後から見れば、そう例えば10年後に見ればそういったことは全然ないということを笑って言えるような気もするのだが、今はそういった気持ちで毎日を過ごしたいと思うし、そういった気持ちが自分を上手く導いてくれると信じている。これまでの結果で今があるように。

ちなみに一つ上の学生委員長が自分の仕事がどれだけ忙しいかを語るのに「1日5時間しか眠れないのです!」と言っていたけど、我々日本人にとって5時間睡眠なんて余裕だぜ!と今年入学の日本人二人して思ったのであった。確かに中国人は一日8時間は寝たいというから・・・(でも彼女は華僑なはずなんだけど)。
ということで「体が資本」のMBAでは日本人は多少有利だぜ!という思いこみだけではなく、体のケアをしつつ来週もがんばりたいと思います。

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2011年8月 9日 (火)

accounting基礎テストにて -言葉が概念を支配する-

本日は入学初日にも関わらず、早速accounting(会計)のテストが行われた。なんでも昔はこういった「事前学力確認テスト」みたいなものは一切なかったようだが、学生の基礎知識のバラツキが余りにも大きく授業運営がうまくいかなかった・・という反省があったらしく、個々人の基礎知識を確認するために行うようになったらしい。
確かに自分のように学生時代に趣味である程度金融の勉強をしておく、みたいなことをしていない限り、仕事で関係がない人は貸借対照表とかキャッシュフロー計算書みたいなのを見たことも聞いたこともない人がいるだろうから、こういう知識系の事前テストは必要だと思う。
MBAの入学では過去の職歴を見る以外はこういった「基礎知識」系のテストは一切ないので、個々の能力や背景知識はかなり違う。もちろん学校側としてはわざとそうしているわけだが、確かに授業を運営する方としてはどのレベルに学生があるかを知っておきたいというのが本音だろう(逆にいえばそういったバラツキがある中でよい授業を展開できるようにする・・というのが指導側に求められるスキルなのだろう)。

実際のテストだが、だいたい8割ぐらいはできたと思う。一回しか教科書をなめる時間がなかったので完全に覚えていない部分もあったのだが、それでもおそらくここら辺は出るだろうな・・と予想したところはだいたい当たっていた。
驚いたのはそもそもテストに参加しない生徒や、始まってすぐに退席してしまった学生がかなりの数いたこと。後で話を聞いたら、そもそも授業を受けてないのでわかるわけもないし、経験がないから補修を受けたほうが効率的だと思った・・という意見が多かったのだが、なんというか「テストはしっかり受けましょう」的な教育を受けている我々からするとずいぶんと新鮮な割り切りだと感じた。結局最後まで残っていたのはほとんど中国人だけ・・・さすがに彼らは真面目(要領よく)やっている。

さて、毎日発見がある!と書くと、さもblog用に無理やりネタを発見しているかのようだが、本当に嘘偽りなくこのテストでも新しい発見があった。僕は今回先輩の助言に従ってまず簿記三級(なんというか事前に勉強しているレベルがこれでちょっと情けない・・)の教科書を読んでから指定教科書を読んでいたのだが、勉強の際には各単語を日本語に置き換えて理解していた。概念を理解するならそれで十分・・と思っていたのだが、実際にテストを受けてみるとそれでは駄目だということに気が付いたのだ。

(以下僕の使っている教科書に準じて書いているので、実務では違う!という場合には突っ込みをいただければとありがたいです。何せこの分野は語るのも恥ずかしいぐらい初心者なので・・)
例えばshareholderとstockholderは日本語にすれば両方「株主」だが、教科書によれば正式な書類はshareholderを使っている。また「減価償却」は日本語では無形資産(のれん)にも有形資産にも使えるが、英語ではamortizationとdepreciationという言葉を使い分ける。
金融の勉強をされている方には「何を当たり前のことを・・」という感じかもしれないが、実際にテストを受けてみてようやくこの当たり前のこと、-英語で勉強するのであれば「概念」も英語で勉強しなければならない-ということに気が付いた。考えてみれば、会計を学ぶということは概念・定義・ルールをセットで学ぶことなのだから、明確に定義された単語を使わなければならないのは当たり前だ。

理系の内容 -工学とか数学- であれば自分も厳密な定義を求めているくせに、自分の専門とは違う内容になるとこの有様というのは非常に自分で情けない※1。議論がかみ合わない時の原因の一つが、この「言葉の使い方の曖昧さ」による「認識の食い違い」であるので、今後のMBAで行われる議論をより有用にするためにも、改めてちゃんと言葉を使う癖を自分に沁みつかせないと駄目だな・・と反省した経験でした。

明日は数学のテストと、キャノンが好例取り上げられていたethicsの授業があるので、それの準備をせねば。。。


※1・・・例えば原発の問題の時、僕は一度も『メルトダウン』という単語を使わなかった。メルトダウンはmelt-downのカタカナ読みであり、工学の現象としては明確な定義がされていない言葉であるからだ。

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2011年8月 8日 (月)

registration&opening celemony(入学式) -3つのP-

本日はいよいよMBA生活が始まる入学式。
式が始まるのは午後からなので、午前中はジムに行って運動した後に、トコトコとregistration(学生登録)に行ってきた。支払い関係はほぼ全て終わっており、残っていた宿舎の支払いを終えて全て終了。

学生写真用に写真を撮る必要があったので正装をしていったのだけど、さらに化粧をしてくれるサービスまでついていた(サービスというか強制)。女性はそれなりに変わるけど、男性はあんまり変わらないんじゃないか・・と思いつつ化粧をうけたのだが「口紅はやっぱり必要だよね?」「トランスフォーマーに変えてもらえない?」とふざけてばかりいたので、一部のクラスメイトから冷たい目線を浴びてしまった・・・。

学生登録ではこれまで会ったことがなかった中国人がたくさん学校に訪れたのだが、やっぱりこれまで宿舎で過ごしている人よりも緊張しているようだったし、もしかしたらそもそも、欧米的な軽い感じがあまり好きではない人もいるのかもしれない。
今回のregistrationで日本人にとって違和感があるとすれば、学生登録に親が立ち会ったりするケースがあることか。大学レベルだと普通にあるのだけれど、MBAになってもまだ親が一緒に来たりするのはかなり意外な感じ。

入学式は3時間の長丁場・・・と思っていたのだが、間にチョクチョク休憩が入ったり、簡単な音楽演奏会があったりとあっという間に過ぎてしまった。学校関係者が繰り返しあいさつを述べて、まあ、おそらくどこのMBAでも同じようなことを話すのだと思うけど「ようこそMBA familyへ!」とか「君たちが新しい歴史を作るのです!」「お互いへの貢献をしましょう!」みたいなことを話していた(以前とりあげたJohn Quelch教授も話されていた。ゆっくり話していたせいか大変聞き取りやすい英語だった)。もちろん授業が忙しいから頑張ってほしいけど、MBAではクラスの中にず~っといるだけじゃだめよ、みたいなアドバイスもいただく。

その中でちょっと心に残ったのがprogram directerであるMs.Lydiaの挨拶で、我々学生に求められているのは「3つのP」だという内容だった※1

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1つめのPは「Prepare」のP。これからドンドン忙しくなっていくが、必ず授業や課題に向けて「準備」をしっかりすることが大切だということだ。学校の中では、現実世界と違いたくさんの失敗やconflictを経験することが許される。そこからより多くのものを経験するためには、全てにおいて準備が大切である。

2つめのPは「Participate」のP。MBAではどこでもそうだと思うが、授業はグループディスカッションで行われる。全ての学生はこのディスカッションに積極的に「参加」しなければならない。またMBAで開かれる多くの課外活動、学外で行われるネットワーキングパーティーなどにも積極的に参加することがMBA生活をより実りあるものにする。全ての機会を通じて自分のleadershipを成長させるために、まずは積極的に参加することが必要。

最後のPは「Patient」のP
。MBAでの活動、特にグループディスカッションでは異なる文化・異なる観点・異なる背景の学生同士で協同することが重要になってくる。当然、その過程ではいろいろな摩擦や喧嘩が起ることだろう。また多すぎる課題の中で、自分のストレスをコントロールする必要もある。どのような場面においても「忍耐強く」取り組むことが重要である。

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彼女のスピーチは全体で最後のスピーチだったのだが、これからのMBA生活を送るにあたっての核となることを綺麗にまとめていると思う。結局のところMBAといっても現実のビジネスと変わらず、しっかりとした準備をして積極的に参加することで、初めて果実を得ることができるのだ。当然より大きな果実のために時にはいろいろなことを我慢しなければならない。そういったことを改めて学生に釘をさす・・・というのは大切なことだと感じた。

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入学式の後は簡単なパーティーがあったのだが、翌日朝には会計(accounting)のテストが あるので、多くの学生が1時間くらいで帰ってしまい、僕も宿舎に戻って準備をすることにした。せっかく今日から18カ月の取り組みが始まるというのにちょっと残念な気もするけど、こういったなかで時間をつくる大切さを学んでいくということなのかもしれない。
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ちなみに右の3枚の写真はそれぞれ上から今回唯一の日本人クラスメイトと会場で撮った 写真、休憩時間に中庭で日本語が話せる友人ととったもの、そしてパーティー会場で既に仲良くなった中国人メンバーと一緒にとったものである。なんというか・・・すごく自分が楽しそうで、ちと恥ずかしい。こういう感じでまずは元気にスタートを切ったMBA生活。さっそく二日目はaccountingのテストなので、最Dscn0280_640x480 後の確認をしなければ・・・。


※1・・・もちろんこれはマーケティングの4Pにかけて話をしている。

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2011年8月 7日 (日)

明日が始まりの日

風邪をひいたり、色々な人と会っていたらあっという間に明日が入学式になってしまった。本日は最後の準備ということで、入学式に必要な服装で足りないものを買ってきた。宿舎にもようやく全ての入学生が到着し、かなり騒がしくなってきた。

合格後に日本で一月半ほど過ごしてから、こちらに戻って準備をダラダラとしてきたわけだが、正直に告白するとこれからMBA生活についてはすごく不安だった。結婚前のマリッジブルーみたいなもの・・・(といっても結婚したことがないのでよくわからない、あくまで想像です)なのかも、とも思ったけど、そうではなく今さらながら自分の弱みを色々とカウントしてはう~んとか、あ~とか言っていたのである。

  • 英語圏で一度も暮らしたことがないけど、大丈夫だろうか。自分の英語能力はおそらくMBA学生の中では平均以下だろうし、合格後もすぐ中国語の生活に戻ってしまった。本当にやっていけるのかな・・。

  • なんだかんだ言ってもMBAといえば、コンサル・投資銀行がメインを占める可能性が大。自分は完全に実業でそういった「テスト向き」のスキルはほとんどないし、授業についていけるだろうか。それなりの投資をしたのだから、いい成績を取りたいが難しいかもしれない・・・。

  • それほど予算に余裕がないので、余りたくさん呑みに行くことが出来ないだろうし、旅行なんかもできないかもしれない。MBAの目的の一つはnetworking(友達づくり)なのに、それでいいのだろうか。

今から振り返ってみると実に馬鹿らしい悩みなのだが、結構本気で焦る気持ちになっていたのが事実である。

実際に学校が始まるのは明日だが、今はそういった悩みはない。実際に宿舎に住んでみて級友たちと出会って少しずつ同じ時間を過ごし始めたということもあるし(既に思いっきり酔っぱらってしまったし・・)、短い時間で話す中である程度今年の学生のレベルというのがわかってきたというのもある。
しかし何よりも今は、宿舎でこうやってblogを書いたり教科書を読んだりしているだけで、自分のモードが変わったのを感じるからだ。非常に短い時間(たったの1年半)で自分がやるべきことがたくさんあることが少しずつ体で理解してきた・・・という感じだろうか。

こういった気負った文章というのは後から見直すと非常に恥ずかしいものなのだが、まあ、自分がどう思っているかというのは、後から見ればきっと何か発見があるだろうということで、入学式前日にこんなことを書いておこうという気になった。

そして、最後に一応目標を宣言しておきます。宣言しておかないとすぐにくじけそうなので。
そういう制度があるかどうかもよく知らないし、周りにどんな学生がいるかもわからないし、中国にいるという事情もあるだろうけど、distinguishと呼ばれるレベル(だいたい上位10%)での卒業を目指します。

明日からの自分に期待。

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2011年8月 6日 (土)

近況報告:嵐の前の静けさを楽しむ一週間

夜に飲み会(特にall nightのもの)があると、ついつい更新が途切れてしまう・・。本当はできる限り毎日更新したいと思ってるのだけど、泥酔するとそもそも家に帰ってくるのが奇跡みたいな状況なので。
木曜日に非常に長い~飲み会があって木曜日・金曜日と更新が空いてしまいました。ということで、今日は先週末から今週までの簡単な近況報告をば。来客が多くてず~っと呑んでおりました(今日は何と言うか、まったくValueのない呟きです。ホントにただの近況報告・・・)。

[7月29日(金)~31日(日)]
前職を退職してから短期間日本で契約社員としてお世話になった会社の方が、3人で上海に遊びに来て下さったので、アテンドということで上海のほうぼうに出没してた。蟹、火鍋、上海料理、小笼包など上海で食べるべき料理は最低限抑えることが出来て、しかも全てご馳走になってしまい、大変楽しく過ごしておりました。。
自分のように海外に長く住んでいる人にとって最も嬉しいことは、間違いなく現地に遊びに来てくれること。特に中国の情報はどうしても刺激の強い情報が選択されて日本側で報道されているので、こうやって実際に遊びに来て、現地の良さを知ってもらえるのは本当にうれしいし、少しは役に立っていると感じる。もしblogを呼んで興味を持たれて方がおられましたら、いつでもご連絡をいただきたいと思います。

[8月2日(火)]
こちらのエントリーにも書いたけど、一つ上の先輩とピザを食べながら色々お話を伺った。正直まだschoolが始まった後の雰囲気をイメージすることが出来ないので、お話を伺うのはすごく大切。

[8月3日(水)]
前日に到着した本年もう一人(そしてただ一人の)日本人級友と一緒に生活準備で買い物。級友は中国語は話せるきえど、上海は初めてということで反応が一つ一つ新鮮ですだった(例:カルフールでの販売員の対応とか・・)。Schoolの方針で基本的には日本人は同じクラスにはならないので、授業で一緒になることはなさそうだけど、やはり母国語を話せる友人は貴重です。
夜にはこのblogを見てMBAに興味を持ったという日本人の方と一緒に食事。まだ先の話・・ということだったけれど、質問に答えていると自分の進学理由などをあらためて自分の中でまとめることが出来る。中国大陸のMBAというのは日本ではまだまだマイナーな存在なのでこうやって地道に輪を広げていきたい。

[8月4日(木)]
タイ人の同級生が誕生日ということで、欧米人中心に20人ほどでクラブで誕生日のお祝い。その後はカラオケというお定まりのコースで、結局4時まで呑んでいた。最後の方は頭がフラフラだったけど、入学前最後のバカ騒ぎということでエンジョイ。最初は行く気は全然なかったのだけど、入学前に少ないメンバーで騒げる最後の機会だから・・という理由でいって大正解。一週間前には「ちゃんと友達が出来るだろうか・・」と心配してたのは本当に杞憂だった。

[8月5日(金)]

2010年にず~っと一緒に仕事をしていたデザイン事務所の皆さんにMBA合格祝いを開いていただき、南京西路の日本料理屋でみんなで食事。今までも上海にしてはおいしいと思っていたのだが、学食を体験した今では、別世界のおいしさに感じる。あらためて多くの方に支えられて合格が出来たのだな・・と実感。今できるお返しは、こういう情報発信と少しでも良い成績を取ることだと思っている。といいつつ、毎日呑んでるな・・と思う金曜日。

[8月6日(土)]
そして本日は先輩の日本人、同級生の三人で小肥羊にて火鍋。日本人だけはやっぱり語学の面では気楽。そして先輩はもうすぐ交換留学でアメリカに行ってしまうので、こういう機会もあと数回しか持てない(交換留学で代わりにたくさん上海に来るけど)。火鍋はおいしんだけど、炭水化物を食べないので夜中にお腹がすいてしまうのが唯一の難点。

ということで、入学式前の一週間は見事のまでに食事で占められたのであった。来週は入学式後の火曜日・水曜日にテストがあるというのに早くも危険である(数学は問題ないと思うけど、会計は実務経験ゼロだし!)。これまでの勉強が多少あるので、残り二日は気合いを入れて勉強するしかない・・・けど明日は修理が終わったデジカメを受け取りにまた浦西に行かなきゃいけないんだけど。

まだ授業も始まっていない今から感想を言うのも先走りすぎな気もするが、はっきり言って今の生活は非常に楽しい。「宿舎に住む」という経験が初めてなのもあるのだけど、例えば朝起きてフラッと校内を歩いていると誰かと会えるとか、夜疲れて外に出ると誰かがビールを飲んでいて、思わぬ話が出来る・・みたいな環境はすごく自分にとって心地よい。
実際に授業が始まってしまったら忙しさでそれどころではないだろうし、同級生と衝突することも多々あるだろうけど、今、この瞬間はすごく生活を楽しんでいることが出来ている。この場にたどり着くまでに多くの方にサポートをいただいたことにあらためて感謝。そして入学式まで残り1日。

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2011年8月 3日 (水)

CEIBS教授が語る「中国経済の5つの迷信」

少し古い記事になってしまうのだが、ウォール・ストリート・ジャーナルに、僕が行くB-schoolであるCEIBSの教授のコメントが取り上げられていたので、今日はそれを紹介したい。短い記事なので、説明が足りない所が多いのだけど「中国のビジネススクール」にいる立場としての意見で、非常に面白いと感じた。
記事のタイトルは「Five Myths About Business in China」(中国ビジネス,5つの神話)インタビューを受けたのはJohn Quelch教授である。

■ John Quelch 教授について ■

John Quelch教授はLondon Business School(LBS)でDean(学部長)を務めた後、ハーバードで中国ビジネスに関する研究を行い、現在は僕が在籍しているCEIBSで教鞭を振るっている。専門はグローバル(特に新興国)マーケティングで中国市場に関する様々な研究も行っている。今年は学内の教育委員会の委員長にも就任しMBAコースの売りでもある「中国国内のマーケティング」を担当されていることもあり、CEIBSの教授の中でもスター教授の一人であると思う(教育における貢献によりCBEも受けている、School HP上のプロフィールはこちらを参照)
今のところ必修授業の担当教授としては名前が掲載されていなかったので、1年目後半以降から選択可能な授業のどれかを担当していると思われる。僕もタイミングが合えばぜひ授業を受講したいと思っている。


■ 記事のサマリー ■

この記事では中国に関する「5つの神話(迷信)」についてQuelch教授が反対の意見を述べるという形で構成されている。以下はそれぞれの5つについて簡単にまとめたものである※1

1. Chinese consumers don’t consume( 中国の消費者は消費をしない)

 基本的にバカげた意見である。中国の人口はアメリカの4倍であるがGDPに占める個人消費の割合は全体の1/3でありまだ中国においては90%以上が年5000ドル以下で暮らしている。つまり、まだ個人の消費拡大余地は非常に大きい。その利用としては社会保障は未成熟であることがあげられる。。一人っ子政策により家族のサポートを受けるという老後の保証もできないこともある。しかしながらこの問題に関しては中国政府は社会保障整備のための投資を行っている。これがうまくいけば、より消費は活発になるだろう。


2. Chinese consumers aren’t social(中国の消費者はソーシャルではない)

中国社会は競争が激しく、流動性が高い。そこでは、個人ブランドや関係性(socialな関係性)が重要になる。またある調査によれば、SNSなどのソーシャルメディアは週当たり平均で5.6時間利用され、 54%が毎日利用している。実際の消費活動でもタオバオでの見知らぬ人通しの交渉や、Flash marketingも進んでいる。



3. Chinese can imitate but can’t innovate(中国は真似は出来るが、創造はできない)

中国は現実と世界の工場として欧米企業への輸出を行う一方、製品コントロールが聞いていない所では模倣が行われているのは事実である。低労働作業は賃金上昇により内陸部やベトナムやインドネシアなどの他のアジアに移っており、中国企業はサービス産業に適応する必要があり、それはうまくいくと考えている。
中国企業がサービス産業に適応すると考える理由は3つある

  • 中国企業の製造管理レベルは上がっており、多くの機会を柔軟にとらえることが出来ている。
  • 中国企業はマージン拡大のために、オリジナルのブランドを構築し、研究開発に投資をしている。例として太陽電池とBYDが取り上げられている。
  • 博士号取得者の増加と華僑の帰国

4. Chinese managers won’t go global(中国のマネージャーは国際的になれないだろう)

世界経済はグローバル化しており、中国人マネージャーは英語の重要性を理解している。中国人は文化的な面において、グローバル化が進まない日本経済よりも、遥かにオープンでで直接的である。また海外企業の買収を進めることで、海外企業を運営する経験も増えている。さらに言えば欧米企業(Fortune500)でも、アジアにおけるキャリアがより重要になるであろう。



5. Chinese students are passive(中国の学生は受動的である)

「上海の学生の理科系の点数は高い」というのは、しばしば欧米では、中国の教育システムが多大なプレッシャーを与えている結果であると誤解されている。しかし現在の社会ではcreativeであるためにはまず基礎が必要であり、中国の家庭では教育が非常に重要視されているのである。
また、10%近い成長が続いている経済状況では、勉強のために時間を割くことによる機会損失は大きい。それゆえに少なくともCEIBSでは学生は非常に他のビジネススクールと同じように授業に積極的に参加している。


■ 僕の意見 ■

インタビューを見ていただくとわかる通り、全体として非常に前向きなトーンで中国経済を語っている。もちろん、自分が所属しているschoolがメインとしているマーケット(すなわち中国)を悪く言う意味はないので、これは100%そのまま受け取ることはできない。


1. Chinese consumers don’t consume( 中国の消費者は消費をしない) 

中国のように人口が巨大な国家では消費は「割合(%)」ではなく、「量」で測るべきであると考えるので「消費はしない」というのは確かに誤りであると思う(シェアを取る必要がないということではなく、成長マーケットではまずマーケットに参入し売り上げ確保をするほうがよいということ)。
しかしながら、文中にあるような公的な老後の保障や、全国民にいきわたるような健康保険制度が実現するにはまだまだ多くの財政的・政治的・行政的な課題が山積みである。個人的には全国レベルの公的な皆保険制度ではなく、むしろ地域単位でビジネスも絡めたの相互補助的な保険制度のほうが実現可能性が高いと思う。
(詳しい制度設計のアイデアはまだないので、just ideaなのだが・・・)


2. Chinese consumers aren’t social(中国の消費者はソーシャルではない):

この意見に関しては教授の意見の通りだと思う。中国においては個人的なつながりである「关系」が非常に重要である。またチャットツールやBBSが本当に盛んに利用されており、口コミ効果は非常に重要である。


3. Chinese can imitate but can’t innovate(中国は真似は出来るが、創造はできない):

現在まさしく日中間でも話題になっているテーマ(高速鉄道)も思いだされるような話題であるが、個人的には中国企業のinnovationの能力はまだまだ低いと考えている。もちろん今後は向上していくだろうが、人口が多く国土が広大なので「山は高く底辺も低い」という感じで向上は進んでいくだろうと想定している。

一点だけ気を付けるべきなのは、マスコミの報道の多くは平均値かそれ以下を取り上げるが、中国においてはinnovationというのは必ずしも平均値だけでなく山の高さが重要だということである。まだまだ「マネをすること」が堂々と行われていることの正の側面(皮肉ではない)として、「いいものがいったん出ると一気にマーケットに浸透する」ということがあげられる。少数のイノベーターがマーケットを一気に変える可能性があるのが、中国マーケットなのだ。


4. Chinese managers won’t go global(中国のマネージャーは国際的になれないだろう)

なぜか日本企業が対象として言及されているのだが・・・この問題に関しては、中国企業の実態についてはあまりにサンプル例が少ないので判断は保留したい。しかし、韓国最強の企業であるサムスンを見てみると、なかなかアジアの企業の中で欧米人がコアマネージメント層になるのは難しいのではないかと考えているのだが・・・。
(中国には華僑の存在があるので、その点は前提が異なることは押さえておきたい)


5. Chinese students are passive(中国の学生は受動的である)

この質問については、質問に対して正面からは回
答をしていないと感じる。「基礎をしっかり理解していること」と「家庭の教育熱が高いこと」と個々の学生が積極的であることは論理的には繋がらない。
また、そもそも質問自体が多少曖昧で「passive」であることの反対語が「creative」である明確にされてない(文中からはcreativeが反対語であるように使われている)。仮にcreativeが反対語であるとすると、確かに新しいことを生み出すためにはこれまでの知見をしっかりと押さえておく必要があるのだが、そのことで必要十分条件を満たしているわけではない。


■ どこに焦点を当てるか ■

自分も含めて中国のビジネススクールで学ぶ意味というのは、中国市場を理解し、どのようにすればよりビジネスをうまく行うことができるかを理解することだ。そのため、どうしても焦点を「うまくいっている」企業に当てざるを得ない※2。そのため、一般的な認識のもととなる「平均的な」企業に対するものとは異なる分析結果がかたられることもある。また、CEIBSという中国を代表するビジネススクールとしては、中国マーケットの魅力をよりアピールし、結果としてCEIBSのプレゼンスをあげたいという気持ちも当然ある。

しかし、全てがポジショントークであると理解するのも誤りだ。なぜなら、現在の経済は平均値よりも、優れている部分がどれだけ優れているかが重要であり、中国においては優れたコンテンツはすぐに模倣されることにより、全体の進歩が想像よりも早く進んでいくからだ。
この記事に限らず大切なのは筆者がどのような部分にフォーカスを当てて語っているのかを正しく理解することである。内容をいたずらに盲信したり、逆に強烈に反対するのではなくある一部分について記述されたことをそれぞれつなぎ合わせていくことが、この地理的経済的に変化が大きい中国を理解するキーになると考えている。

※1・・・直訳ではなく、各項目の内容を再構成している。誤訳があった場合にはご連絡いただけるとありがたいです。
※2・・・失敗例の分析から、どうすれば失敗をせずに済むかという研究もあるので先端例のみを取り上げているわけではないということは記しておく。

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2011年8月 2日 (火)

スタートを前にして、上級生からのアドバイス

本日は現在既にschoolに所属している先輩の紹介で、現在上海にあるITメディア系企業でインターンをしている先輩とお会いしてきた。そのインターンをしている企業が僕が働いていた企業と業態が極めて近いということで、プロジェクトテーマ設定の勘所を知るために、日本と中国の事例についてヒアリングしたいとのことで僕を紹介いただいたのだ※1

先輩は韓国生まれで現在はオーストラリア国籍を持っており、インドネシアでも教育を受けたというinternationalな経歴を持つ方で、IBMで働いた後、自分のルーツでもある東アジアで働くためにCEIBSに入学されたとのことだった。同じアジア系非中国人ということもあり、英語の発音も非常に聞き取りやすく3時間ほどびっちり話しこんできた※2

僕の経験を話しつつ、同時にインターン先の会社の業態や特徴だけではなく、業界の概観やら技術動向などの面白い話を聞くことが出来たのだが、驚いたのは、中国で働いていた自分にとっては常識と思えるようなことが、彼にとっては実際に中国企業で働いてみてすごく新鮮に思えるということだった。例えばこんな感じ。

  • 従業員がすごく若くて、まだ子供に見える。自分のいた国(オーストラリア)では働く際にはプロフェッショナルでいることを意識したが、まだそういう心構えでいないような従業員がたくさんいる。
      → これは外国人がローカル企業を見ると必ず感じることだと思う。発展しているとはいえ、まだまだ一部のビジネスパーソンを除いて、プロフェッショナリズムを感じることは少ない。

  • ・毎日の朝礼や、奨励金、表彰などの数が多い。モチベーションをあげるための方法の多くがが、直接的な金銭やモノであることも実感した。
      → これは中国企業だからということに加えて、メディア系であることも要因としてあると思う。僕がいた職場もそうだったが、広告系企業というのは世界中どこにいってもそんなに変わらないように思える。

  • ・離職率が30%を越えていて、ドンドン人が入れ替わる。結果としてなかなか統一的な方向性を組織として見出すことが出来ない。経営陣としてもその点を変えるために外部の力を利用したいと考えている。
      → 広告系ということもあるが、離職率はまだまだ高い。個人的には中国では30%というのは普通ではないかと思うが、客観的に見れば組織にノウハウが蓄積されるレベルを超えているように思う。日本人にとっては意外に思えるかもしれないが、多くの企業では経営陣はそういった問題をしっかり認識していて、欧米系コンサルタントやMBA課程の力を利用したいと思っている(しかし上手くいかないことが多い)

僕の在籍しているMBAは「In China」を売りにしているので、当然多くの中国企業の事例を勉強することになる。ただ、すでにschoolで1年近くを過ごした先輩であっても実際に働いてみると、聞いていたこと・学んでいたことを再確認することが出来るのだな・・ということがわかったのは、自分にとってはすごく驚きであるとともに、自分のbackgroundがこれからのMBA生活に役に立つということが分かってホッとした。
今回のMBA進学の目的の一つとしてこれまでの経験を自分の中で再構成することをおいていたので、実際にそういうことが出来そうというのは、これからの生活を過ごす上でやはり自信になる。


今回のメインはあくまで先輩が僕の経験の話を聞くというものだったのだが、僕の方も当然いろいろMBA生活について話を聞くことができたわけで、特に印象に残ったのは「学校が始まってしまうと、自分の考え方が大きく揺さぶられる。だから今は色々悩まずに目の前のことを吸収することに専念した方がいい」というアドバイスだった。実際、先輩も最初は都市開発や観光開発などを勉強したいとMBAに来たのが、いろいろな話を聞くなかでIT系に進路を変更したとのことだった。

今は入学前でどうしても時間があるため色々なことを考えてしまうけど、まずは新しい出来事を真摯に受け止めるためにopen-heart,open-eyesでこれからの生活に臨んだほうがいいんだよね・・・とあらためて気付かされた、そんなアドバイスをもらった気がする。


※1・・・上海に詳しい方は、だいたいどこの会社のことかわかると思うのだけど、緩いながらも守秘義務があるとのことだったので会社名はここには書かない。
※2・・・アジア人(含むオーストラリア)はアメリカ人と比べてrの音をあまり意識しないで発音する人が多い。いわゆるAsian発音だが、正直非常に聞きやすい。ちなみに僕はアメリカの特に西海岸の発音を聞き取るのが非常に苦手。

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2011年8月 1日 (月)

MBA受験の道のり -なぜMBAを受けるのか その1-

前回のエントリーでは、自分がMBAに行った理由を書き始める前に、一般的に思われている理由に対して自分の考えを書いておいた。
今回は「なぜMBAを受けるのか その1」として、それでは一般的なMBA受験者はどういったメリットを求めてMBAに進むのか・・ということを簡単にまとめておきたいと思う。ちょうど自分も選択肢に入れていた香港科技大(HKUST)を卒業された方のblogに良いまとめがあったので、そちらを元に簡単にメリットをまとめておこうと思う。なお究極的には進学理由は個々人が決めるものなので、あくまで一般的にこーゆーメリットがありますよ・・ぐらいに理解していただければと思う。



1.給与面でのメリット

MBAを取ることで給与面がUPするという期待を持っている学生は多い。実際、MBAランキングの中には入学前の給与と卒業後の給与の比較(UP率)をランキング決定の要素としているものもある。
ただし、会社派遣の場合には派遣元の会社に戻ればあがらないだろうし、MBA前には高給の職についていて、終了後にキャリアチェンジをした場合にはそれほどあがらない(むしろ下がる)可能性もある。卒業をしたから単純に上がる・・というものではなくて、その他のさまざまな要因によって結果として上がることが多い、ととらえるほうがよいかもしれない。
ただし、MBA取得費用(勉強期間中の給与がないことも含む)を考えれば給与面がまったく変わらなければガッカリする・・・と個人的には思う。


2.スキル習得

MBAではビジネスに関する基礎的なスキルを広く浅く取得することができる。もちろん多くのスキルはMBAに来なくても取得可能なものだが、短時間に(失敗してもよい)練習問題に多く取り組んだり、同級生と議論をすることで短い時間で効率的に、多くのスキルを取得することができる。
ただどうしてもファイナンスや会計などのスキルや、マーケティングがメインになるので、全てのスキルを取得できるわけではない(当然プログラム技術などは取得できないので、エンジニアにはなれない)。また、コンサルタントや投資銀行出身だと既に実務で鍛えられているので、伸び率という意味では僕のように実業出身と比べると低いかもしれない。



3.経営一般の知識習得

2に近いのだが、もう少し広い意味で『知識』を習得できるのもMBAである。例えばマクロ経済学、行動経済学、ゲーム理論などの経済学の領域や、人事に関する体系的な知識、あるいはアントレプレナーシップなどを学ぶことができる。だいたい選択授業において個々の興味に応じて選択するということが多いようだ。
こちらもMBAでなくても勉強できることがほとんどだが、実際に関係する機関や会社で働いている人を授業に読んだり、ケーススタディを入れることで、オリジナルの価値を提供するようにしている(と思われる)。


4.キャリアチェンジ

MBAでは2・3のように、これまでの職歴の延長線上では学ぶことが出来ないような知識やスキルを学ぶことが出来るので、卒業後のキャリアチェンジを望む学生が非常に多い。ただ、新卒学生のように何でも好きな職種に就けるか・・・といえばそんなことはなく、これまでの職歴も加味されて、キャリアチェンジが可能になるというのが正確な表現。
ただ実際には1の「給与UP」と併せて、金融(投資銀行、PE、ヘッジファンドなど)やコンサルへの転職を希望する学生が多い※1


5.個人的価値(ブランド)の向上

これははっきり言えば「自分の学歴に箔がつく」ということだ。大学における「東大卒」とか「早慶卒」みたいなものと同じだと考えればよいと思う。もちろんMBAに入学するのは大学受験より大変(かもしれない・・断言はできない)で、授業も結構ハードなので卒業生には一定のクオリティがあると言えるかもしれないけれど。
これまで活躍をしてきた先輩たちのおかげで、「○○スクールを卒業しています」といったことで一定の期待値を持ってもらえるということが大きいということであり、MBAを選択する際に学校の歴史や卒業生が重要なファクターになる理由でもある。


6.人脈づくり

MBAはその学費の高さもあり、将来はそれぞれの業界でリーダーとなると期待されるような人材が進学している。特に留学生にとってはそういった場所で1年から2年、同じ場所で集中的に勉強することでよい人脈を獲得することができる。
また歴史があるMBAでは卒業生が各業界で豊富におり、そういった卒業生との関係作りを期待することが出来る。一般的にいえば(実力があることを前提として)どのようなビジネスにおいても「知っているか、知らないか」ということは非常に重要であり、この人脈の力は強い。


7.長期的視点の獲得

6にも関係しているのだが、MBAでは実に多くのリーダーたちが講演をしたり、授業に参加したりする。その中にはこれまでの人生で出会うことのできないような人達も含まれており、そのような生き方を学んだり、話をすることで自分の人生を見つめ直すことが出来る・・・らしい。
そんなに難しく考えなくても、新卒でず~っと働いている人がほとんどだと思うので、1年から2年、勉強しながら自分の人生について考える時間をもつことができる・・という理解でよいと思う。


他にも「語学を覚えることが出来る」とか単純に「プレッシャーの強い生活を抜け出して羽を伸ばせる」とか、個々よって感じるメリットは違うと思うが、一般的にMBAに行くメリットや目的は上のどれかであることが多い。実際にschoolで他の学生と話している時もだいたい上記のどれかの理由がほとんどだ※2


ただ、日本人の、特にTOPスクールに行く人の場合、実はもう一つの理由があると思っている。


8. 自分よりすごいヤツに会いに行く

日本人でMBAを取りに留学する人達、特に欧米TOPスクールにいく人達は、学生時代から勉強もできてビジネスでもいい仕事をしている人が多い。そういう上昇志向の強い人にとっては、欧米TOPスクールという世界中のエリートが集まる場所は「まだすごいやつと戦える場所」と感じられるのではないだろうか。僕はこういう『健全な競争意識』というのはとても大切だと思う。

ということで、今回はMBAに行く「一般的な目的・メリット」を簡単にまとめてみた。次回 -その2-では、僕個人のMBA進学の理由を書く予定です。


※1・・・コンサルや金融だと、MBAで勉強する内容の延長線上で仕事をすることができるというのもこういった業界への転職を希望する学生が多い理由である。
※2・・・他には、これまでプレッシャーの強い生活をしてきたから、1年半ほど勉強しながら休憩したい・・という中国人が思ったより多いのが印象的。確かにプレッシャーは強いと思うのだが、一方で同じ年代の米国人や日本人と比較した場合には、同じぐらいの強度だとは思う。

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