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2011年11月14日 (月)

第14週目終了! -学生が教師陣の評価をする-

昨日で無事にTerm1の授業が終了した。最後の方はとても
全ての課388032_10100711118270362_28105320_6題に目を通すことがで きなかったのだが、これまでの期間でグループメンバー内のお互いへの信頼がすさまじく高まっていたので、お互いに不満と心配なく課題をシェアすることが出来た。

クラスのみんなに聞いてみると、だいたい半分以上のグループが何かしら問題を抱えていたようで、自分たちのグループは最初のTerm buildingで上手くいったんだな~ということと、このメンバーでよかったという安堵を改めて感じた。ちなみに僕の最も親しい友人の一人(アメリカ人)はあまりにグループメンバーに腹が立ったため、深夜にジムにあるサンドバッグにメンバーの写真を張り付けて殴っていたら手を痛めてしまったよ・・と手を傷だらけにしていた。そこまで怒りがたまるっていったい・・という気もするのだが、確かにそこのグループメンバーには我々全員が「彼はトラブルメーカー」と一致する人間がいたので、不運としか言いようがない。


■ 教授陣へのFeed-Back ■

MBAではTermごとの授業の最後に、生徒側が指導陣の評価をつけるということが行われる。これは指導側へのFeedbackを行うという目的もあるのだが、学生の満足度を確認するという意味も兼ねている。

以前にも書いたようにMBAの学校運営というのはランキングを非常に気にしており、学生の授業への満足度というのもランキングにかかわってくる要素なので学校側も常に指導陣のクオリティには気を配っている※1。評価が高かった場合にはschool側から表彰をされることもあるし、逆にあまりに評価が低ければリリースすることもある。


この授業の評価というのは学生側からのいってみれば「復讐」の意味合いもあるのだが、さすがにMBA学生までなると、宿題が多い・少ないといった単純な理由で評価することは余り多くはないようだ(と見える)。ただ自分が指向している方向性と異なる授業に関してはどうしても低く評価が付いてしまう傾向にはあるようだ※2

また、日本だと自分が評価する側になった時に中庸の点数をつけたがる傾向があるかもしれないが、基本的にMBA学生と言うのは強気な人間が多いのでそういったこともあまりなく、むしろ両極端に振れがちだ。かくいう僕も複数の授業でかなり低い評価を付けたし、FBの言葉もかなり辛辣な言葉を書いている※3。よくも悪くもMBAというのは「お互いに評価をする場」ではある、もちろん経験・知識が違うし、時には学生側が意図を取り違えている場合もわるわけだが、結果は結果として尊重される。


■ MBA教授陣も競争市場 ■

こういった評価システムは内部で教授評価をする際に利用されるだけでなく、外から教授陣を引っ張ってくる際の参考にもなる※4。現在はアジアMBAというのはトレンドなので、世界中から中国に興味があるドンドン教授陣が売り込みに来るらしいのだが、school側もレベルUPのためには誰でもよいから採用するというわけにはいかないので、そういった評価を一つの基準としているわけだ。


MBA指導陣というのは僕が知っているようなアカデミックな人達とは違って、なかなかに実利に敏感な人が多く、offerされた給与によって頻繁にschoolを変えるという人もいるようで、実際に授業中に「CEIBSから提案されたサラリーがよかったのでここに来た」と公言する人もいるくらいだ※5

実際、教授の過去キャリアを見るとアジアのライバル校での指導経験者が多く、お互いに引き抜きをし合っているのではないか・・と思われる部分がある。学生側からしたらレベルの高い授業を提供してくれればよいので、教授を引きぬいてこようが高値で引っ張ってこようがそこは気にならないのだけど(でも、学費がそれで上がっていくのは潜在的な学生にとってはつらい)。


僕は当然他のMBAに通ったことがあるわけではないので、一概に評価をすることはできないのだが、アカデミズムという観点で見れば、まだCEIBSというのは改善の余地が大いにありだと思っている。もちろん余りに高度な授業を展開されても学生側が理解できなければ意味がないわけだが、例えば以前激賞したMBA programme directorであるMs.Lydiaぐらいの授業を毎回展開してもらえれば、満足度も大きく上がるのだ。

MBAというのは本当にあらゆるところで競争があるし、ある意味とてもピリピリしている場所だ。こういう所にいうと、臨むと臨まざるとある程度アグレッシブにならざるを得ないし、自分の利益・benefitに対して主体的にならざるを得ない(日本風にいうと肉食になるということか・・)。良い悪いではなく、こういうところで訓練を積んだ人間が日々火花を散らすのが、グローバルビジネスの一面である(なので合わない人にはMBAにはすごくつらいと思うんだよね・・自分は睡眠時間が少ないのも問題ないので、大丈夫だけど)。



※1・・・ただこの調査をどうやってやっているのかが今一つわからない。評価期間から学生に直接アンケートが送られてくる・・ということはないようなので、卒業後にアンケートに答えたりするのだろうか・・?
※2・・・例えば学生があまり興味を持たない(持てない)ようなOrganization Behavior(組織行動論)などはちょっと辛めの評価を付けた学生が多いようだ。もちろん指導陣のクオリティも影響しているわけだが。
※3・・・僕はもともと辛辣な人間で、MBA学生だからという一般化は当てはまらないけれども・・・。
※4・・・ざっくり言うと、教授陣の評価は卒業大学を除けば「どのschoolで教えているか」「どういった論文を発表しているか」「school内での授業での評価」で決まる。
※5・・・僕が卒業した大学はアカデミズムという意味では非常にレベルが高かったし、給与以外にも色々メリットがあっただろうから、単純に比較はできない。

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