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2012年1月

2012年1月29日 (日)

第25週目終了 −カンボジアで見て感じて−

本日でMBA生活が開始してから25週目も無事に終了。といっても今週は春節休みでまるごとschoolはお休みだったし、カンボジアにいたので、一週間があっという間だった。ちなみに来週も引き続き1年目の学生はお休みなのだが、壊れたパソコンをとりにいったり(修理がうまく出来ないので、自分で色々確認してから再度持ってきてくださいと酷い扱いを受けているが・・・)、同級生向けコンサル勉強会(しかし、自分は全くコンサルは志望ではないのだが・・・)を開いたりとそれなりに多忙である。宿題も結構重い。



■ カンボジアから戻ってきたら、いろいろ壊れていたの巻 ■

今週は木曜日の朝にカンボジアから帰ってきたのだが、まず部屋に帰ってみると8週間前に購入したばかりの椅子が壊れていた。ネットで調べると結構ある理由らしいのだが、椅子のシリンダーで利用しているガスが抜けやすくなってしまい、座ると一番したまでストンと落ちてしまう。分解してシリンダーだけ変更すれば直ると思うのだが、組み立てのときにはめ込んだ部分がどうしても抜けないので、これはもう諦めるしか無いかもしれない。150元で8週間なので、元はとったと言えば、それなりに満足なのだが、座るとストンとおちてしまうので、不便なことこの上ない。何回かトライしているうちに、ある角度から座るとシリンダーが途中で引っかかって下まで落ちないことがわかったので、春節明けに新しいものが買えるようになるまではそれでごまかす予定。

椅子の件でぐったりしたのでシャワーを浴びようと思うと、続いてシャワーから本格的にお湯が出なくなっていた。正確にいうとお湯にはなるのだが、おそらく20度台。毎回気合いをいれないととてもではないが浴びれない温度なのだが、何せ春節中は管理担当者もいないし、何より部屋を変われといわれると億劫なのでこれまたいろいろとトライ※1。そのうち、洗面所のほうはお湯が出ることがわかったので、そちらを出しっぱなしにすると、見事シャワーもお湯になることがわかった。Twitterで台湾の方から「うちも同じです」というコメントをいただいたのだが、家の中でアドベンチャーゲームをやっている気分である。


その上、休み中は開いているはずの食堂も、なぜか何事もなかったようにしまっていたので自転車で買い物に行こうと思ったら、見事に自転車が行方不明。本来はいるはずの守衛が誰一人いないということで、おそらく盗まれたと思うのだが、これにはさすがにがっくり・・・というか、無駄な出費が痛い。チェーンはしっかりかけておいたのだが、柱には止めていなかったので担がれて持っていかれたらおしまいである。悲しい気持ちになりながらも自転車がないのは不便すぎるので、カルフールでGIANT製の新しい自転車を購入。安くて質が良いGIANTは貧者の味方である。

そして極めつけは、帰ってきた日からの激しい腹痛。カンボジアにいる間は、なるべく外でトイレに行かなくてよいように気を張っていたのが一気に緩んだのかもしれないが、なぜなれているはずの上海で腹痛に悩まされなければならないのか。。木曜日の朝に帰宅して、日曜日(つまり本日)までず〜っと消化不良と腹痛に悩まされていたのであった。
出発前にはWindows マシンもクラッシュしたし、1月は本当についていない。あんなにカンボジアでお参りしたのに、やはりヒンドゥーの神様では効果がないのであろうか。。今は運勢が悪くてもいいので、就職活動の時にはかしたかりをかえすかのごとく幸運が訪れるのを祈っている。


■ マナーは経済レベルに相関しないのか? ■

カンボジアに行って一番驚いたのが、少なくとも僕がいる範囲(プノンペンとシェムリアップ)にいる方のほうが、明らかに中国(上海・北京)の平均値よりもマナーがよかったということだ。中国の大都市はそもそも観光都市ではないし地方出身者も多く、一方でカンボジアは観光が重要な産業の一つなので単純に比較することは出来ない※2.さらに昨日も書いたように、あくまで僕が見ているのは本当に一部の世界なので、安易に一般化することは出来ないというのもわかっている。

それでも店に入るとちゃんと笑顔で接客をしてくれるし、注文を忘れるとちゃんと聞きにきてくれる。トイレも水洗ではなく桶から水をくむタイプのものも多かったとはいえ、ちゃんときれいに使われている。そして、(これは仕事の一部かもしれないが)Koh kayへの道のりはちゃんと箒できれいに掃き清められている(これは日本人的には大変うれしい)。マナーというのは個々の文化ごとに基準値が変わるのでどちらが一概にいい・悪いとは言えないのだが、少なくとも外国人から見た時にはカンボジアのほうがより好意的にうつる気がする。


僕は今まで、中国のマナーの悪さというのは、発展途上国(世界第二位とはいえ未だに一人当たりのGDPは全然低い)だからというのが大きな理由の一つだと思っていたのだが、カンボジアに行ってみてその認識を改める必要があるということを感じた。もしかしたら、向こうで知り合ったカンボジア人女性のAngelaが言うように、比較的敬虔な仏教徒が多いというのも理由の一つなのかもしれない。上海の空港に戻ってきて、早速並ぶことが出来ない中国人たちを見ると、もう少しがんばろうよ・・という気になってしまったのが正直なところである。

マナーというのは、単純に数値化できないものだけど、どこかにそういう分析をしたデータはないかなぁ。。



※1・・・ごく一部の人にしか伝わらないと思うのだが、リング入場前の故橋本真也選手のように十字をきらないと入れないぐらいの温度である。
※2・・・中国の旅行関連産業はGDPの約4%。一方カンボジアは14%を占めている。

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2012年1月28日 (土)

寒すぎる上海を抜け出し、カンボジアへ行ってきた -プノンペン編-

先週の報告にも書いたように、春節期間中のお休みを利用してカンボジアに行ってきた。上海に来るまでアジア圏の国はほとんどいったことがなかったので、カンボジアはもちろん初の訪問である。当初はこの寒いときだからこそ寒い国に行きたいぜ!と、韓国に行く予定だったのだが、アメリカ人の同級生がアジアを回りたいと誘ってきたのでそこに便乗させてもらったのである。そういうことで、僕はカンボジアについてはほとんど予備知識を持たず、それどころかガイドブックも持たずにただくっついていくだけのお手軽旅行ということで、カンボジアに向かったのであった※1

Photo_5

■ プノンペンの町並み ■

まったく事前の情報を持たずに行ったとはいえ「カンボジア」という国名は僕にとっては、 ちょっと印象の強いものである。たぶん僕の年齢(1980年生まれ)よりも年上の人には、カンボジアと言えばPKO活動で初めて日本の陸上自衛隊が海外に派遣された国、として記憶されているのではないだろうか。ちょうどその頃は僕が国際問題に興味を持ち始めたころだったので、カンボジアという名前はUNTACの明石さんの名前とともに、僕の脳みそにしっかり記憶されている。まあ過去の名前を知っているからと行って、それが今の
国情を理解する上では全く役2_3 に立つ訳ではないのだが、とにもかくにもそういう思い入れのある国に行くということで、結構胸躍るものがあった。


寒い寒〜い上海を夜に出て、プノンペンについたのは
深夜のこと。言語がわからない国に 来るのは本当に久しぶりのことだったので、まったくわからないクメール文字を見るとちょっ とドキドキする。・・・というか、ホントに何かいてあるかさっぱりわからない。タイに行った時もそうだったのだが、もし眠りから目覚めて周りがすべてクメール文字だったら、自分が地球にいることすらわからないんじゃないかと思う※2

自分のホテルがある場所はいわゆる「ナイトスポット」だった
らしく(ホテルはすべて同行友3 人がセレクションしたのだが)、周りには怪しげなお兄ちゃんやらあきらかに客待ちの女の子、そしてたくさんの白人がいる。初日は疲れていたので、その辺りをブラブラするだけだったのだが、アジアのナイトスポットというのはどこも同じような匂いがするものだな〜というのが、最初の感想。中国人客もしっかりいるらしく夜总会の看板も出ている。日本語の看板だけは見ることがなかったし、周りには日本人が全然いなかったのだが、これは春節休み中だからなのかもしれない※3


到着翌日(実質初日)はプノンペン観光をするぜ!と友人が4
言うので、そこにテクテクとつ いていくことにした。まずは向かう先は王宮と国立博物館である。どちらもホテルからは2kmも離れていないということで、歩いていくことにした。そちらのほうが街並を見ることも出来るし。プノンペンの街並は、なんというか中国の二線級都市に似ている。きれいに舗装されているのだが、あまり高い建物はなく小さい商店が軒を連ねている。移動もバイクタクシーかトゥクトゥクを利用するということで、ここら辺も感覚的には似ている(中国の場合は三輪タクシーだったりするが)。

王宮と国立博物館はいずれも、とても宗教色の濃い建物で「全然敬虔な信者ではないが、何となく仏教を信じている」極めて日本人的な僕にはすごく面白い建物だった。解説を読むとカンボジアは最初はヒンドゥー文化の影響が強く、その後は仏教の影響が強くなったとあるのだが、確かに弥勒菩薩とシヴァ神が並んでいるというのはとても不思議な気がする。ちなみに典型的なゲーム少年だった僕はシヴァとかラクシュミとかそういう名前を聞くと、ついニヤニヤしてしまうのであった※4


■ クメールルージュ(Khmer Rouge)■5_2

カンボジアといえば、忘れては行けないのが・・・クメール・ルージュ。僕は上記のように UNTACの頃はかなり熱心にニュースを見ていたし、上海に来てからは中国の近代史(とアジア各国との関係)を勉強するようにしているので、それなりの知識があると思っていたのだが、実際に現地に言ってみると、何ともやりきれない気持ちで一杯になってしまった。

行く前に以前購入した『独裁者の教養』のポル・ポトの項を読んでいったのだが、実際に現地にたってみると僕にはクメール・ルージュというのは、・・・愚行以外の何者でもないように思える。どんな歴史にしてもそれなりの必然性があり、常に良き所と悪しき所があるものだが(たとえその天秤の傾きが厳しいものであったとしてもだ)、果たしてクメール・ルージュがカンボジアとカンボジア国民に何かよきものをもたらしたのだろうか。800万人中の300万人がわずか数年の間に死亡する、それがクメール・ルージュの統治だった。


現在はクメール・ルージュの跡地は歴史にその記憶を残す
という意味をこめて、トゥール・6 スレン収容所とキリンフィールドが公開されている。
キリングフィールドは実際の処刑が行われた場所を整理した場所で、だいたい1時間半ぐらいで回ることが出来る。敷地はものすごく小さいのだが、日本語にも対応したイヤホンガイドを聞きながらゆっくりと歩いていく。イヤホンからは「今でも元は衣服だった布や歯が出てくる」と聞こえてくるのだが、実際に僕も歯が地面から出ているのを目にした。

トゥール・スレンはそのキリングフィールドに送られる前の収容所である。実際に殺人が行われたこともある教室がそのまま残されており、とても重い雰囲気だった。敷地内には入所時に撮影された人々の何百という写真が飾られているのだが、毅然としている顔・虚ろな目をしている顔・諦念した顔、とすでになくなってしまった方々の表情がそこにはある。もう少し若いころにいったら、フラッシュバックを起こしてしまったかもしれないし(実際それを最も恐れていたのだが)、昔よりも余裕を持てるようになったのか、何とかすべてを見て回ることが出来たのだった。


■ 同行同級生はしっかりもの ■

同行した同級生は、アメリカで投資銀行につとめていたいわゆるinvest bankerだったのだが、なぜかemerging marketに興味があるという理由でCEIBSに来た変わり者である。ほとんどの欧米人はスペイン人をのぞき、それまで中国で働いたことがある・学生時代から中国語を勉強していた・華僑系、と何らかの縁を感じさせるものがあるのだが、彼は本当にそういったものは一切ない。スクールでは学生委員会の書記長(こういうボジションがあるところがすごく中国的だと思う)をつとめているしっかりものである。これまではそんなに親しい訳ではなかったので、なんで一緒に旅行したのかは旅行が終わった今でも謎のままである。

そのしっかりモノの彼は、当然旅の準備もしっかりもので、なんとWEB service (Couchserfing)で現地の女の子と事前にアポを取っていた。こういう積極性はやはり欧米人の真似はとても出来ないと思わせる。ということで、夜はそのネットで知り合った女性と落ち合ったのだった。彼女は中国系カンボジア人で両親は米国在住という国際派。英語・クメール語・広東語・普通語・ベトナム語の五カ国語が話せて、カンボジア政府のスポンサーで日本にもいったことがあり、現在は投資会社に勤めつつ夜はDJをしているという、正真正銘のUpperクラスである。


厚かましいことに彼女の車でバーまでつれてってもらい色々
と話を聞かせてもらったのだ7 が、カンボジアも数年前までは日本語がかなりはやっていたものの今ではすっかり韓国語に押されているらしい。やっぱり少女時代のパワーはすごいんだな。。

彼女は中国系の血も入っているし、実際に中国語が話せるらしいのだが今では年ごとに増えている大陸からの中国人観光客は「大嫌い」らしい。彼女に言わせれば、華僑中国人は現地文化とうまく融合しようと努力してきたのに、大陸人は金の力で彼女たちが守っていたものを壊していくのだという。確かに・・・そういう所は否めないかもしれない。彼女は自分がカンボジア人であるということに誇りを持っているし、国が良くなる方向に進んでほしいということを強く言っていた。日本に行ったときには「日本人らしいね」と言われたことがたびたびあったが、大変不愉快だったらしい。『それは、日本人である我々からすると、あなたを仲間の一人だと認識していますよ、という意味なんだよ』と伝えて数年分の誤解をといたのだが、cultural gapの一端をみた気がした。


今回のカンボジア旅行はアンコールワット訪問がメインなので、プノンペンは実質一泊で終了。翌日にはシェムリアップに向かったのであった(続く)。


※1・・・さすがにVISAについては国ごとによって異なるので、自分で調べていったが。わざわざ日本向けページからDLして記入もしていったのに、全く役に立たなかったので、事前に撮影しておいた写真だけを準備しておけばカンボジアには入国できる(ことがわかった)。
※2・・・タイは会社の社員旅行で行ったので、全部お任せ状態で文字を心配する必要もなかった。上海に来てから行ったのは、ほかには香港・台湾・シンガポールなので全部中国語で問題なし。
※3・・・僕は中国にいて「ちょっと来て何かを断定するような記事を書く人たち」に結構辟易しているので、もし僕の記述でおかしいところがあったら、コメント欄で訂正いただけるとありがたいです。
※4・・・今ではすっかり生温くなってしまったが、初期の頃の女神転生シリーズは僕の中で「忘れられない名作」である。
※5・・・いつか書こうと思ったまま延び延びになってしまっているが、この本、さらっと書いてあるものの現代中国に関する本質的な見方がズバリ書いてあるので、これから中国で働きたい人は一度は読んでおくといいと思う。ちなみに著者とは知り合いですが、知り合いだからってほめてるわけではございません。。

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2012年1月22日 (日)

第24週目終了! ー春節前で来合い抜けまくり−

来週は春節休みということで、実は今週が1月最後の授業週・・の第24週も無事に終了!淡々と過ごしているうちに、あっという間に1月初めの授業開始から三週間たってしまった・・・というのが実感。Term2に入って授業が若干楽になったのと、グループ作業といいつつもほとんどがメールでのやり取りになったことで自分の時間が大幅に増えたことが原因かもしれない。Term2の授業期間もあっという間に30%終了である。


■ 春節前の駄目な私たち ■

春節は中国においては、最も大きなイベントである。人によっては一年に一回、この時期しか家族に会えない人もいるし、全員が一斉に帰省することを利用して、結婚式を挙げてしまう人もいる。ここまで、大きいイベントになると事前の準備がかなり必要だし、実家に帰るのが楽しみで楽しみで仕方がない人も多いので、街もなんとなく浮き足立ってくるのであるが、今週はschool内も同じようにかわらず浮き足立っていたのであった。

「今週は春節前だから中国人はあまり発言しないな」と同級生の大陸系友人などはいってしまうように、そもそも日頃からあまり発言しない大陸人が発言しないのも春節のせいとできてしまう驚きの季節である。とにかく、この時期の言い訳は春節だから・・・と言っておけばだいたい問題なしである※1。というか、同級生の中には1月第一週目を実家で過ごし、すでにこの時期には実家に帰ってしまう強者もいる。いくらTerm1で交換留学の成績が確定したとはいえ、あまりに露骨。こういう割り切りも必要なのかも・・・と思っても、基本的には日本人的な真面目さを愛する自分にはちょっと無理だったりする。


春節期はそもそもschool内の人たちも地元に帰ってしまうので、schoolの機能も基本的には止まる。一応食堂は開くことになっているが、年末は思いっきりその約束は守られていなかったので、それも疑わしい。そもそも警備員がまともに仕事をするかどうかも怪しい。監督する人間がいろんなことをほっぽり出して帰るのに、現場の人間だけ働くと考えるのはちょっと無理がある(帰りたいのはみんな一緒)。


■ MBA生の春節の過ごし方 ■

世の中一般の春節は一週間で終わるのだが、なぜかうちのschoolは二週間以上も休みを用意しているので、2月も第一週までお休み。たぶんRound2の締め切りが2月頭に設定されているのでMBAオフィスがそちらの作業を行う必要がある・・というのも理由の一つなんだろう。とにかく二週間もあればかなりのことが出来るので、そろそろ懐具合が心配になってきているとはいえ、自国に帰ったり長く旅行に行ったりと、思いっきり羽を伸ばしている学生が多いようだ※2

かくいう僕はというと、授業が終了した20日(金)の夜に上海を離れてカンボジアに来ている。生まれて始めてのカンボジアだが、一緒に来ているアメリカ人同級生が完璧な準備をしてきたため、僕はただ彼についているだけ。学食の食事と同じ値段で、味は数倍おいしい(と舌は言っている)料理を全力で食べて、順調に体重を増加している。上海に比べればカンボジアは比べ物にならないぐらい暑いので、汗で体重がかなり落ちていることを期待してはいるのですが。


プノンペンからカンボジアに入り、本日日曜日にバスでアンコールワットがあるシェムリアップまでやってきたので、このblogはシェムリアップにあるホテルから更新している。水曜深夜の便でカンボジアをたち、木曜日にはさむ~い上海に戻り、春節期間中が期限のインターンへの出願を仕上げたり、かわらず中国語を勉強したり、宿題を黙々と仕上げる予定なのです。祝你平安,龙年快乐!


※1・・・言い訳というか、仕事だと実際に労働者がかえってしまうため、受けたくても仕事を受けられないことも結構ある。
※2・・・入学当初は何も気にせずお金を使っていた学生たちも、このごろになって自分の口座の減りっぷりから少しずつ倹約モードに入りつつあるという話を、そこかしこから聞くようになった。台湾人の友人たちはこの時期に実家に戻って親族にお金をせびってくるらしい(たぶん100万ぐらいはせびってくるのではないか、とヨンでいる)。

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2012年1月19日 (木)

Japan Trip 企画してます。ちなみにCEIBS初

僕は上海で過ごし始めてから5年目にはいるし、日本企業に関してはどちらかといえば批判的で日本企業に戻ろうとはあまり思えないし、もともと日本人としてはかなりはずれ値のほうにいるほうなのだが、じゃあ日本が嫌いかというとそんなことはない※1。長い間武道をやっていたし、米がなければ生きていくのが難しいタイプの人間である(麺でもいいけど・・ドイツが好きなれなかったのはそれが理由)。歴史に関しても理系にしては知ってるほうだと思うし、お寺巡りは僕の趣味の一つである。

そういう僕にとって、日本をより海外に広めたい・・というのはすごく自然な動機である。そして、MBA学生には時間と心の余裕と(少なくとも何割かの学生には)財布の余裕がある。ということで、4月のTerm2終了後に学生たちを引き連れて日本への旅行企画、通称Japan Tripを企画することにした。


■ Japan Tripとは何ぞや? ■

そもそも、このJapan TripというのはMBAではきわめて普通に行われているイベントである。
ここ数年はかなり少なくなってしまったが、日本人はだいたいどこのMBAスクールにも数人はいる。そういう学生の多くが、留学先のMBAスクールでJapan Tripを企画してきた。例えば現在はライフネット生命の副社長を務めている岩瀬さんも著書でJapan Tripについて書いている。


しかし、実は僕が在籍しているCEIBSではJapan Tripが開かれたことが一度もない。まず、そもそもアジアのMBAでは日本人が少ない。僕の学年も僕をのぞけばもう一人しか日本人はいないし、今年は香港を入れても一桁の日本人学生しかいないはずだ。Japan Tripは考えるべきことも多いしロジも手配しなければならない。スポンサー獲得を行うschoolも多いと聞いているし、とても一人ではさばききることができない(僕たちもスポンサーを獲得するだけの余力はたぶんない)。
MBA学生として普通に勉強×就職活動をしながらの旅の企画はなかなか大変だ。我々とはライバル(これはあくまでランキング上の話)のHKUSTも、数年前に一人の日本人学生がイニシアティブをとって始まったと聞いている。

もう一つは、大陸にあるschool独自の要因で、大陸学生が日本のVISAをとるのは非常に面倒くさい手続きと厳しい条件があるということだ。
ここ二年で日本向けの個人旅行VISAが緩和されて、かなり取得が楽になったがそれまではかなり厳しい条件が存在していた(Invitationが必要だったりする。ちなみに今でも対アジア向けにはInvitationが必要になる。日本はそんなに簡単に入れる国ではないのだ)。さらに我々学生は職業につていない=収入がない。これはVISAをとる上で大きなマイナスなのだ。現在は収入なしでもOKだが、それでも口座に一定以上の金額があることが求められる。

たぶん過去の日本人学生の中にもやりたいと思った人もいたはずだが、上記の条件、特に二つ目はなかなか超えがたい壁だ。今回は幸運にも日本人学生が二人いる+VISA条件が緩和されたということで、CEIBSとして初めてのJapan Tripを実現することができそうである。


■ Japan Tripの目的 ■

MBA学生というのは基本的にわがままな生き物である。彼らに一つのパッケージを押し付けるような旅行を企画するのは、だいたいどこのMBAでも苦労していると聞く。
そもそも、Japan Tripというのは企画しようがしなかろうがもちろん成績には関係ないし、就職に有利になるわけもない。いわば完全なボランティアである。それではなぜJapan Tripをするのかというと大きく分けて二つの理由がある。

  1. アジアで働く将来のビジネスリーダーに日本経済の魅力を伝える
  2. 日本は勢いはなくなったとはいえアジアのビジネス大国であることは変わりない。しかも、低金利化で投資用のお金はあまりに余りまくっている。一方、CEIBSで学んでいる学生は将来自分で企業をしたいという意向をもっている学生は少なくない。そういう学生にとって日本の投資環境や進んだインフラを紹介することは、非常に有益な経験になると思っている。まだ詳細は詰まっていないが、できれば日本のMBAや、VC業界にいる僕の友人たちを紹介したいと思っている。これは日本にいる方にもメリットになるはずだ。

  3. 震災後も日本はかわらず美しい国であると伝えたい
  4. 日本にいない僕は残念ながら、震災の影響が今はどのように日本社会で受け止められているのかというのをネットを通じてしか知ることしかできない。しかし、海外にいる自分からすると、昨年の地震は少なくとも日本の技術面や情報公開に対する姿勢を疑わせるものになったと感じている。今回のJapan Tripでも現在も原発の影響を聞かれることは多いし、家族にまず話してみないといけない、という学生もいる。こういう海外の人たちに、我々日本人を通じて、日本はかわらぬ美しい国であると伝えたい・・・というのがこの旅のもう一つの目的だ。

いわば、この旅を通じて未来のビジネスリーダーに日本との結びつきを強めてもらおうというのがこの企画の趣旨である。



・・・というのは半分は嘘です、すいません。
たぶん一緒に企画をしてる同級生は違う目的を持っているかもしれないけど、少なくとも僕がこの旅を企画するのは「楽しそう」だからである。はっきり言ってそれ以外の理由など、いらない(もちろんメリットも考えてるけど)。
想像してみてほしい。ほとんど日本を知らない海外の人間と一緒に京都を散策したらどんな会話をするのか※2。一緒に大阪のB級グルメを楽しめたら?自分が学生生活を送り、働いていた東京にきて、渋谷のアナーキーの状況を目にしたら?新橋の飲屋街で酔っぱらう人たち(これには僕も含まれる)を見せてあげるのもいい。


このごろ僕がず〜っと考えているのは、とにかくこういう楽しいイベントをどれだけ「想像して」「実行できるか」で人生がドンドン前向きに回転をするのでは、ということである。もちろん人数が何人集まるか、とかVISAはちゃんと取得できるかとか悩み事はつきない。今回もたくさんの人の力をかりなければならないだろうし、腹立つこともあるだろう。でも、それはいわば人生における「投資」。There ain't no such thing as a free lunch. これから3ヶ月は悩みつつも、楽しい想像をエネルギーにしてがんばれそうです。


※1・・・MBAに来てからほぼどの国の友人からも「理解するには複雑すぎるし、面倒くさい人間だ」と言われるので、全世界的にはずれ値にいる可能性がかなり高くなったな・・・と思っている。あ、僕ははずれ値であることに基本的には喜びを覚えるタイプです。
※2・・・日本と言えばアニメとAVというのが、少なくともアジア人(主に男性)の共通の認識だと思う。企業名は有名だが、この20年の停滞のせいで、すっかりサブカルの国となっている。別に僕はそのことは悪いとは思わないけど。

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2012年1月15日 (日)

第23週目終了 ー誰かが見てるってことを忘れないでー

早いものでTerm2も二週目が無事に終了。今学期はスケジュールを見る限りではTerm1よりはかなり楽なのだが、今週に限っては1日に三コマ授業がある日があったり、CEIBS学生のみへの合同就職会(recruiting fair)があり、かなり忙しかった。目標にしていたblog更新も全く果たせず、かなり残念。

前に比べて読むスピードは段違いに早くなったとはいえ、Term2はTerm1に比べてテクニカルな内容が多く、結局勉強に割く時間があまりかわっていないのが悩みである。できればもう少し中国語をやりたいのだが、1月はかなり授業がつまっているので、ちょっと厳しいかもしれない。まあ、あと一週間乗り切れば春節休みに入ってしまうので、ここは一つ気合いで乗りきたりと思っている。


■常に見られていることを意識・・してない?■

さて、今週はCEIBS学生のみに向けてのrecruiting fairがあり、全部で80社ぐらいが参加するなかなか大きなイベントだった※1。我々の学年は、まだ入学して数ヶ月なのだが、Internを獲得するチャンスがあるのでは・・・ということで、大挙して参加してきた。ただ、このイベントはもともと2012年卒業(つまり我々の一つ上の学年)がメインのターゲットなので、「2013年卒業です」と自己紹介をするとあからさまにがっかりする顔をされるのが非常に切ない感じではあった。

会場を見渡してみると、メインターゲットとなる2012年卒業の数よりも我々の学年のほうが全然数が多いので、ミスマッチが発生していないかと逆に不安になる。前もちらっと書いたのだが、CEIBSは就職が決まるのがかなり遅いためこの時期でも2012年卒業生は普通に就職活動をしている。会社側も二年生のスクールに対象をあわせているところは夏から始まるプログラムを準備していたりして、18ヶ月で就職というのはうまく決まればよいものの、下手すると卒業後無職期間が数ヶ月続きそうで、非常にリスキーだな・・と思わされた(来年のことを考えると今から気が重くなる)。


こういうイベントで何が一番勉強になるかといえば、やっぱりいろんな会社を一同に見ることができることだ。中国における人材採用レポートとか、どういった職種の採用ニーズが多いのか・・・というような情報は事前に押さえてあるものの、人事が集う場所で話を聞くのが一番目に見えてわかりやすい。
面白いのは、会社としては「中国でのタレントが不足しているので、採用を強化する」とか業界誌に書いてあっても現場は全然やる気がなかったりするということが結構あるということ。タレントが足りないというのは言い換えれば、今の社員に満足していないとうことなので、採用をする際には思い切っていい人材を採用活動に投入しないと、逆に会社の本気度が疑われてしまってマイナスになってしまうのではないかと強く感じた(ちなみにこれは日本でも同じ)。


学生側の動きも面白くて、こういう場にくると必ず「並べない、あるいは割り込みしようとする学生」というのが出てくる。中国ではこういうのは日常茶飯事なので別に気にはならない・・・などということは当然あるはずがなく、毎日顔を合わせている学生が普通に並んでいるのに、あえて割り込んでくるというその勇気というか空気の読まなさっぷりには半分尊敬・半分呆れるという感じ。

こういう「周りの目を全く気にしない」学生はCEIBSの場合、なぜか既婚女性学生に多いと感じているのだが、結婚するとそういう人から見られているという感覚はなくなってしまうものなのだろうか。。いずれにしても、MBAでは「仕事ができるだけではいいキャリアを積むことはできない」というのを学んでいるはずなのに、それが実感値として体に染み付くというのはかなり難しいようだ。・・・というか、20代後半から30代に入ってしまうと、よっぽと自分で意識しない限り、誰かが注意してくれるということもなくなってしまうし、自分を変えることができるのは本当にごく一部なのかもしれない※2


個人的には、偶然あった会社の人事の方がなぜか僕の同僚を知っておりしかも日本語まではなせるというラッキーな出会いがあり、非常に満足値が高いイベントだった。そもそもここでInternが決まるということは期待していなかったし、まずは希望職種の名刺を獲得できただけでも良しとしよう(簡易面接をしてくれた会社では満足に回答ができなかったので、練習が必要だと痛感した。。)


■ PCが壊れました・・■

もう一つ今週のトピックというか、イベントというか、とにかく残念なことに日々利用しているWindows PCが故障してしまう・・・ということがおこってしまった。元々僕はPCの扱い方が荒いので、二年ぐらいで調子が悪くなるのだが、今回もここ数ヶ月ほど異常にファンが回る状態が続いた後、ついにWi-Fiにつながらなくなってしまった。

Wi-Fiにつながらないとネットにつながらないのだが、スタンドアローン状態のPCなど全く役に立つ訳もなく(そもそも課題をやっても提出することができない)、バックアップとしているMBAに急遽データをすべて移して修理に出すことにした。Twitterで上海にある日系修理会社を教えていただいていたのが、本当に役立った(あらためてTwitterに感謝)。Let's noteをずっと使っているのだけど、Panasonicは上海では公式修理対応をしていないので、知らなかったらかなりまずいことになっていた。


ということでこのblogはMBAを使って書いているのだが、VPNにはつながりやすいわ、YouTubeで音楽聞きながらでもまったく問題なく動くわ、とけがの功名ですっかりMBAの使いやすさにはまってしまった。Windows PCのほうがOffice製品の機能は充実しているのでこれからも使い続けるのだが、これで本格的な二台持ちデビューである。


※1・・・なぜか他校の普通の大学卒業生も紛れ込んでおり、個人的には??が頭の中でぐるぐる回っていた。おそらくMBA生のだれかが友人を招き入れたと思うのだが、こういうのってschoolの評判を下げかねないのですごく反対。というか、こういうことを普通にできるのってかなり駄目。
※2・・・逆に言えば、だからこそ客観的な目でしかってくれるexecutive consultantという仕事があるのだろう。

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2012年1月 8日 (日)

第22週目終了 -Term2が始まりました-

本日でMBA生活の22週目も終了・・というかTerm2の一週目も終了。Term1の立ち上がりの時には導入用の授業があったり、全体向けの授業があったので、少しずつ盛りあがっていく感じだったのだが、Term2はしごくあっさりと授業が始まったのであった。



■ 面白くなってきた授業 ■

Term1がMBAで勉強するための基礎知識をつける期間だとすると、Term2はMBAで応用というかより専門的な内容を学ぶための準備期間という位置づけである。学ぶ科目もStrategyとかOperation Managementのようにやや専門的な内容になってきた。

別にTerm1が”つまらなかった・・”というわけではないのだが、とりあえず第一週を受講した限りではTerm2のほうが明らかにTerm1よりも面白い。内容がより専門的になってきたというのもあるが、より中国に関連した内容を学べるようになったから・・というのが大きい理由である。

授業はTerm1と変わらず、ケースの予習(一部提出物あり) → 授業での議論 → (ある場合には)課題提出という流れで進んでいくのだが、ケースの事例がより中国に近いものを取り上げるようになっている。また、Term2はずばりそのまま"China within the world"という授業があり、中国を中心にGlobal economyを見るという授業がある(正確に言えば経済だけではなく、他の要素:政治や宗教など、の関係性も見る)。


先日HKUST出身の方とお食事を共にする機会があったのだが、HKUSTではだいたい各コースで1・2回中国ケースが出るのが普通・・とのことだったので、CEIBSのほうがやや多い。これはCEIBSがケースセンターを持っていて自分でケースを開発することが出来る・・というのが一つの理由だろう。内容的にはまだまだ・・と感じることが多いCEIBSのケースだけど、やはり中国企業を取り上げたりグローバル企業の中国展開を取り上げているケースがほとんどなだけに、中国ビジネスを学ぶのだったらCEIBSのほうがよいかもしれない(金融は除く)。

あと、Term2になってから全体的に授業の質も上がったような気がする。これは教授がよい方になっているのか、より専門的になって教えやすくなったからかはわからないのだけど、聞いていて「ん?」と思うところがほとんどない※1
授業間の連携もTerm1よりは取れるようになってきたし、それぞれが少しずつ関連性を持って頭に入ってくるようになったので、聞いていて「勉強している」気になるのが何よりも楽しい※2


■ 新しいTerm member ■

Term2はTerm1よりも少なくなったとはいえ、今回もGroupでの作業は必須である。成績に占める割合自体はTerm1とそれほどかわらず、だいたい30%~50%ぐらいだが、成績面よりもやはり多くの時間を共に過ごす(可能性が高い)ので、メンバーと気が合うのが一番

で、どういう構成になったかというと。
Term1は非常に仲良く過ごすことが出来て今でもあのままでも全然よかったんじゃないの・・と思っているぐらいなので、このTerm2でも同じような雰囲気になれば、と思っていたのだが、今回は非常にProfessionalな雰囲気が流れるTeamである。


バリバリのFinance畑の中国人が一人、生化学でMasterとってからP&Gに入社した中国人が一人+あんまり専門がない3人(自分含む)という組み合わせで、なんだかとってもドライな感じ。MTGも基本的にはメールで行われるし、毎回議事録が送られてきたりと効率はとてもよい。学内に住んでいない人が二人いるということもあり、時間的な効率を最優先するシフトである。
ちなみにTerm1も別にダラダラしていたわけではないが、全員がschool内に住んでいたということで、何かあったら会う・・という結果、毎日毎日MTGをするというTeamであった。こちらのほうが明らかに好きなんだけど。

Term2は宣言通り中国語を勉強したり、Internship獲得に向かって面接が入ったりと授業(学業)以外の作業もたくさん入ってくるのだが、より内容が深くなった授業もきっちりと抑えられるようTeamのみんなとガリガリと前のめりに進んでいきたいと思う。効率重視はそういう意味ではいいのかも。



※1・・・といっても評価の時になんじゃ~こりゃ~!と思う可能性もなきにしもあらずなわけだが。。
※2・・・例えば、Operation Managementの授業でOEM → ODM → 独自ブランドという流れで企業のオペレーションがどのように変わっていくのか・・と言う話しをした次のStrategyで垂直統合の話をするといった連携があったりする。ただの偶然かもしれないが。

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2012年1月 2日 (月)

捨てるものとえるもの -目標変更します・・心苦しいけど-

さて、明日からいよいよTerm2である。台湾旅行ですっかり寝ぼけてしまった頭を目覚めさせるためにも、今日から教科書(というか配られるケース集)を読み始めた。先学期は大学時代と社会人時代の蓄積でほぼ乗り切ることが出来たのだが、今回は「できる/できない」の二択に分かれる課目が多いので、教科書もしっかり読まなければならん・・という気になっている※1



■ Term2も目白押し ■

Term2はプロジェクト型の授業はない代わりに授業が結構びっしり詰まっている。就職という観点からはInternshipをしっかり獲得しないといけないし(そして、そのためにはCover letterをしっかり書いたり、話しを聞きにいったりと時間を使わねばならない)、中国語に時間を割かないとそもそも仕事を獲得することもできない。

とりあえず今のところ、Term2も捨てずに続けたいと思っているのは以下。

  • 科目の勉強(これは当たり前)
  • 中国語の勉強(できれば一日二時間!)
  • クラブ活動(ボランティア活動)
  • 仕事獲得(最終目標なので、ある意味これが一番大切)
  • blog(発信しない人生なんて・・って、この頃思うようになった)
  • 運動(MBAではジムは徒歩0分。ここで絞らずいつ絞る・・)

正直いっぱいいっぱいである。
しかも優先順位をつけるのがなかなか難しい。「最終的によい仕事を得る」という目的と「よりよく生きる」という目標がゴッチャになっているからかもしれない※2。Work-life-balanceの話しではないけど、何かを選択するというのは本当に難しい。


■ 手に入れるために、捨てるもの ■

これまでの人生も、それなりに忙しい時と言うのは結構あったと思うのだが、このTerm2になって初めて「何かを手に入れるためには、何かを捨てなければならない」という気持ちになっている。もう少し格好良く言えば「集中と選択」ということだろうか(ちょっと違うな)。

これまではせいぜい一つか二つだけ「やらなければならないこと」があって、後は「やりたいけど、やらなけくても我慢できるもの」だったので、比較的選択することが簡単だった。大学受験の時には勉強に集中すればよかったし、仕事に入ってからも優先順位は簡単に付けることが出来ていた。


MBAに入ってやりたいことがたくさんある・・・というのも、多分事実なんだろうけど、どちらかというと、自分の人生を生きていく上で、今が積み重ねをしなければならない時期、積み重ねだけに専念できる最後の時期・・というのを感じているのだ。なので、残り1年間・・この1年間は今まで先送りにしてきたものを欲張りに全部身につけたいと思っている。

ちなみにblogを諦めればいいんじゃない?と友人たちは言うのだが、これはどちらかというと僕の長い人生の中で大切なことだと思っているし、僕が尊敬される方は僕よりも遥かに忙しい生活の中で、毎日更新をされているので、これも是非続けていきたい。


ということで、冬休み中考えた結果、以前書いた成績に関する目標は取り下げることにした。男に二言なし・・というのがモットーなので、本当に心苦しいのだが「しっかりいい職を手に入れ」つつ「MBAの経験を最大限レバレッジする」ためには、勉強以外にももう少し時間を割かなければならないということにTerm1で気が付いたのだ。

たぶん机に向かっている時間はそれほど変わらなくて、今までは勉強に使った時間を中国語に回す予定。僕は概してビビりで人が「大丈夫」ということをあんまり信じられないタイプなのだが、中国語に関しても(たぶんちょっと過剰に)ビビっている。とにかく自信をもって「中国語で仕事が出来ます」と言えるまではもう少し中国語に時間を使うつもり。※3

ちなみに評価基準がわからん・・といっていた成績に関しても、履歴書に成績優秀者とかけるぐらいの成績は確保できたので、これはキープするように努力するのも忘れない(平均評点が3.50を超えると成績優秀者と言ってよいらしい・・・ちなみにフルマークで4.0)。


短期の目標はかわれど、自分が先に見定めるものは全く変わっていない・・というのも確実に胸を張れるので、Term2も自分らしく、自分をしなやかに変えつつ、宿題とリーディングの山に取り組もうと思うのであった。


※1・・・Term1もたくさん読み込む必要があったのだが、主に読んでいたのはケース。教科書はAccountingとStatisticsぐらいしか授業期間は開かなかった(読む時間など全くなかった)。テスト勉強期間に他の強化も通読したら、理解度が一気に上がったのだった。。
※2・・・こう考えてみると、大学時代は部活を一生懸命がんばりたいという理由で、躊躇なく授業を切っていた自分は思いっきりがよかったのか、アホだったのか。
※3・・・今でも中国語で仕事をすることは問題なくできると思うのだが、会議でおいてけぼりになる可能性はまだ大いにあるし、Writingスキルに関しては要改善。

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2012年1月 1日 (日)

2012年の抱負 -原点に帰ろう-

毎年のようにこりずに書いている、今年の抱負。2012年も無事にまとめきることが出来たので、記録をしておこう。ついでに今年は初詣も1月1日に無事に行くことが出来たし(いつもの龙华寺)、ジムでの初走りで気分もすっきり。ここ数年で最高の立ち上がりである。

■ 今年こそは中国語(何度目かの正直)■

毎年のように書いているのだけど、一度も目標達成したことがないので、今年も書く羽目になってしまったのだが、今年こそ中国語でHSKを取る。

2010年・2011年はMBA受験とその後のMBA生活でほとんど英語一色だったので、本気で勉強をするのは本当に久しぶりになる・・・といういいわけはあるにしても、在中五年目にして未だに資格の一つも取っていないのは正直自分でも情けないと思う。

HSKは今年は旧版と呼ばれる11級までのものがほとんどなくなってしまうらしいので、今年は新版に絞ってHSK6級を取ることを目標にしている。6級を取ると言うこと自体は以前
も宣言
していたのだけど、年頭の目標を宣言するに当たってはより具体的に5月のHSKで6級を受験することを目標にしようと思う※1


現在のところはおそらく5級程度の実力だと思うので、あと4カ月ちょっとで6級の実力をつけるために具体的に必要なのは文法と単語の能力。聞き取りに関してはさすがに在住5年目ともなれば多少なまっていても聞き取ることはできるくらいの力はあるので、発音がきれいなHSKであれば問題はない。作文に関しても周りは中国人ばかりでいくあでも聞くチャンスはあるので、これまた問題はない。

ということで、上半期での合格を目指して、今後はできる限り1日1時間は中国語の勉強に時間をさくつもり。中国での仕事獲得にも直結するので、今年は本気です。。



■ Get a Job! ■

次はもちろん、これ。ちゃんといい仕事を見つけたい。心からそう思っている。
以前も書いたようにCEIBSの就職が決まるのは非常に遅いらしく、年内に決まるひとは大体半分と言うところらしい。なので、2012年という年に頑張って決めるぞ!というのは、平均よりは早く決めたい・・ということである。

ビジネススクールというのは「世界を変えるための勉強をする」とか「Transformation experience」というように、色々な目的があるというのは、僕もその通りだと思う。しかし、多くの人にとってはやっぱりより良いキャリア -それは給与だったり、海外で働くと言うことだったり、やりたいことをやるだったり、人それぞれだが- を築くための一つステップであるということは間違いがない。


僕にも、もちろん自分が目標としていることはあるし、自分がやりたいと思っていることもある。しかし、そのやりたいこと・・というのは、やはりそういう時と場所、そして運(人の縁を含む)を得なければ実現できないと言うのもまた事実だ。景気が悪くなるであろう今年はたぶん就職活動は結構厳しいものになるだろうというのは今から予想できるし、2010年入学(もうすぐ卒業)のMBA学生もそれなりに大変な思いをしている。

まだ時間はある・・と思っている間に、あっという間に時間はたってしまうので、焦らずかといってたゆまず、今年は自分が残りの人生で何が出来るか・何がしたいのか・・ということを考えながら、しっかりキャリアというものを考えていこうと思う。そして、願わくば自分の更なる目標に向かっての新たなる第一歩を踏み出せることを。



■ 最初の軸にモドル ■

凄く抽象的な表現なんだけど、今年は自分がこれまで得意としてきたこと、本当に能力を生かせることをもう一回注力しようと心に決めている。

大学院の二年目から就職活動、そしてここまでのだいたい8年間はどちらかというと、自分の中で「足りないものを補う」という時間だった。新人で入った時の上司にまず言われたのは、「得意なものを活かすために、足りないものをまずは底上げする」ということで、これまではそれを意識して仕事をしてきたし、生活もしてきた。


社会人になると”T字型人間”とか”π字型人間”を目指す・・みたいなことを考える人は結構いると思うのだけど、僕の場合も同じで、大学院の途中まではず~っとTの長い棒だけだったので(いいかえればIということ)、まずはTの他の部分の厚みをますということが重要だったのだ※2

途中で中国に来てさらに転職もしたため中国語を学ぶ時間が必要だったり、中国でベンチャーと国際経験を積むといったことがあったので時間が予想よりかかってしまったというのはあるけれど、これもTの土台の部分を厚くするにはすごく役に立ったし、何よりもう一つ「中国」という軸が出来つつある。

一方、これまで自分が「武器」にしてきたものはあまり伸ばす時間がなかったのも事実である。実はMBAに来るまでは「このままの自分でもそれなりにやっていけるのではないだろうか」とちょっと過信しているところがかなりあったのだけど、Term1での学びと色々な方から「MBA卒業生に期待するもの」を聞く限り、今までのマインドでは率直に言って足りないということを実感することが出来た。


僕は今でも「数字を精密に詰めること」や「美しい論理を構築すること」よりは、ワイワイとみんなで楽しく仕事をすることが好きだし、データよりは直観と構造を大切にするタイプである。しかし、少なくともMBAに求められるもの、そしてこれからのビジネスで求められるものは、その「僕の好きなこと」と「MBAで学ばなければならないこと」を自由に行き来できるタイプの人間であるようだ。

そういう人間になるために、今年は少しだけ僕のマインドを元の軸に戻そうと思う。より精度と密度を高め、論理を尊重し、正解を求める姿勢を持とうと思う。
今までの自分を否定するわけではなくて、次のステップに進む時が来た・・というのが今の偽らざる心境だし、自分のありようを少し変えることでどんな化学反応が生まれるのかを今は楽しみにしています。

ということで、今年はより密度をあげて自分のキャリアに真正面から取り組む1年にしたいと思います。今年もよろしくお願い申し上げます!


※1・・・語学学校の先生には4月での受験を猛烈にプッシュされたのだが、四月のその時期は中国にいない可能性が大なので5月にする予定。4月にうけるとschoolのテスト期間終了後すぐになってしまうし。
※2・・・普通は専門能力を伸ばす、つまりIの部分を伸ばすために努力をするんだろうけど、自分の場合は逆だった。日本企業の場合は、まず減点を減らすことが重要だし、自分にとっては若いうちに欠点を矯正できるということでよいシステムだった。

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