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2012年6月25日 (月)

第46週目終了! - レフェリーの存在は本当に大切 -

(多忙につきまた一週間半ほどバックデートしてのアップになります・・)
Term3Bも後半に突入し授業のプレゼンなども増え、ますます忙しかったこの一週間。指折り6月の終わりを数えるような生活をしているのだが、何とか無事に一週間を乗り切ることが出来た。このTermは本当にメンバーに恵まれており、ここはヤバいかも・・と思う所も何とか乗り切ることが出来ているのはすべてチームメイトのおかげである。迷惑をかけまくりながらも、心良い顔で遅刻と早退を許してくれるIntern先の会社の好意にも甘えながら、何とか乗り切ることが出来た。ということで、怒濤の46週目も無事に終了。


■ レフェリーの重要性 ■

今週がやたらと(主に精神的に)忙しかった理由の一つに、以前書いた中国経済改革についての授業のレポートの〆切が迫ってきており、それに手を付けなければならないというのがある。このレポート、頭では〆切が近づいているからやらねば!と思うのだが、実際には全然手が動かない。テーマは「授業でとりあげた中国の経済改革に関するものであれば何でもOK」というものすごく緩いもので、参考資料なども特に指定されていないので、手を抜こうと思えばいくらでも手が抜けるものなんだが、それでも手がうごかない。さすがにコピペonlyだとシステム的にばれてしまうので(MBAではそういうツールを導入しているところが多い)、自分でか書かなければならないが、最短で10時間かからずに仕上げられる量である※1

一応かなり前からテーマは決めていて、人民元の国際化という線でプラザ合意から現在までの日本の円相場の動きを参照するケースとしつつ、最近のクロスボーダー人民元取引などの動向を取り上げる・・という、まあ他の学生がとりあげなさそうなテーマを設定している。日本語文献も豊富だし、ここ数年中国で働いている自分に取っては結構取り上げやすいテーマだったというのが、大きな理由である。
・・・ただ実際に書こうと思うと、全然書きはじめることが出来ないんだよねぇ・・。


他の同級生達と話していると、かなりの数の友人も同じように思っていることがわかったのだけどその「書き出せない理由」は、はっきり言えば「どうせ、真面目に書いてもあの教授が採点すると思うと・・」と思ってしまっているということだ。そもそも授業中の対応や説明の態度があまりにも酷かったため「何を」「どのように」評価するのかを全然掴むことが出来ないし、それを掴んでいたとしても「彼に評価されてもな・・」という気持ちが先立つのが正直なところ。授業も面白く、ある基準に乗っ取って評価してくれるであろうという期待値があれば、やはりレポートもそれなりに力を入れて書こうという気になるので、MBA学生といえどもそういうところはかなり正直である。

こういう授業を受けてみると逆説的にわかることもあって、やはりレフェリーの善し悪しは本当に重要だということ。スポーツの世界でも、レフェリーの善し悪しでプレーの質が変わったり、成長スピードが変わったりとするというけれど、これはスポーツだけでなく勉強でも仕事でも、およそあらゆる分野に共通する事項だと思う。
うちのschoolでは現在Deanを中心に次々と教授の入れ替えが進んでいて、やはり新しく彼がつれてくる教授はちょっと違うね・・といった話を同級生としたりもするのだが、授業の内容云々ももちろんのことだけど、こういう「レフェリーとしてみる能力に信頼を置ける」というのもとても大切な要素だと思う。特に学校という環境ではほぼ全ての評価が教授の独断で行われるわけで、教授の信頼性というのは学生のモチベーション管理と「学びの質」向上のために非常に重要な要素なのだと感じる。


ちなみにこの「レフェリーの重要性」というのは、新人社会人にとってもすごく大切だと思っている。ビジネスはマーケットやお客様が決める・・というようにいうけど、実際は一部の仕事を除けば上司が仕事の質を判断するわけで、上司が信頼できるかどうかというのはある意味新人時代には決定的なファクターだ。そういう観点からは、優秀と呼ばれる人が多くいる会社にいくというのは一定の合理性があると思う。実際の話、どんなにマーケットで受けそうな話でも、上司がそれをOKしてくれなければ絶対世に出ることはないのだから※2


■ "点をとる"ことに集中できる人間 ■

そんな状況でも、僕の親友の一人である韓国人は「彼が我々のグレードをつけるわけだから」といって、それなりに授業中に質問をしたりしている。僕は二回目の授業から完全に内容が耳から抜け出る状況になっていたので「いや〜、あの状況で質問を続けるなんてすげぇなあ・・」と言ったら、「いや、ムカつくのは変わらんのだけど、そこら辺は切り分けることが出来るのよね」と言うのである※3。

こういった感覚はこれから欧米系で勤務したいと思っている僕には本当に必要だと思っていることなので、この言葉を聞いていたく感心してしまった(と同時に、やはり彼は優秀なのだな〜とあらためて見直した)。僕をリアルで知っている人は皆わかると思うのだが、基本的に僕は「自分のやるべきことをやりたいようにやる」人間なので、上司とか評価者がそれを理解できないとすぐにあきらめてしまう傾向にある。本当に価値を発揮できる人間というのはどのような環境でも力を発揮できる人間であると僕は思っているので、直したいと思いつつ直せないでいる欠点のうちのひとつである。


とはいえ、この欠点はMBA学生の中でもけっして珍しくないようで、Term1ではOrganization Behaviorでは「上司をmanagementする」というトピックも取り上げられていた。日系企業とは違いレイオフが当たり前に行われて、しかもそれが上司の権限で決まるような環境で働く以上、上司をうまくコントロールするのも能力の一つであると言う考え方がその基本にはある。一方で、アントレプレナーが自分で事業を始めた主な理由の一つが「上司とあわなかったから」だったりするので、こういうのをコントロールするのはすごく難しいのだろうと思う(自分に関しても年齢を重ねるにつれて少しずつ改善してるけど、根本的には同じだと思ったりする)。

ひとつ僕が自分自身を情けなく思うのは、たぶんこういうことが改善しないのは自分が「本当に」コミットメントするものがまだないからではないかと感じるからだ。中国には「臥薪嘗胆」とか「韓信の股くぐり」というように、自分が本当になしとげたいことのために苦労を受け入れるという話がある。基本的に面子を重んじる中国人だからこそ、こういう話が残っているんだろうけど、例えば今の中国で公的機関で働いていて昇進を狙うような人間も、基本的には同じような心構えがなければならないのだろうとは想像している。


もちろん自分が何を大切にするかというのは個人の問題なので、目の前の現状に怒りをぶつけるということや、スポイルされてしまうというのも、それはそれで一つの選択である。現状でそういうことをじっくり・・というよりも、ウダウダと考えることが出来るというのもまだ時間がある故とも言える。少なくとも職場でカッと頭に血が上った時にどうすべきか・・というのを、職場に入る前に考えておくのは決して無駄ではないし、少なくとも中国では「数は力」というのは未だ変わらない現実なので、自分が組織の中に入った時にどのように振る舞うかということを見つめ直す良いきっかけになったように感じる。まあすぐに変わるわけではないんだけど。。

・・・ということで、まずは目の前に迫っている〆切に向けて、レポートを無事に仕上げることに集中したいと思います・・。



※1・・・イタリア人の同級生はイタリア語の該当Wikipedia ページを全コピー → Google翻訳で英語に翻訳 → 文が変なところは自分で修正する、という方法でほとんど自分の頭を使わずに完成させたらしい。そういう方法もあうということなのね。。
※2・・・そういう観点でいうと、社会人1年目は営業として過ごせたのはとても幸せだった。僕は新規部隊にいたし、当時の上司の方針でかなり好き勝手やらせてもらうことが出来たので。
※3・・・ちなみに彼は米国の大学で東アジア歴史学の学位を取っているので、かなりこの分野に詳しい。うちのschoolに来るような学生はみなこの分野に興味があるはずなのに、この程度の教授しかそろえられないとか本当にfxxxだ、と本気で怒っている。

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