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2012年8月

2012年8月30日 (木)

お客さんを求めて、上海を北へ南へ

Internも残り二週間を切り、基本的なリサーチはだいたい終わってしまった・・というか、これ以上はWEBの情報からではカバーすることが出来なくなってきたので、今週と来週はコンタクトを取ることが出来た会社に訪問して話を聞く(+サンプルをお見せする)ということをやっている。ということで今日は、どのくらい上海がデカイか、どのくらい移動しているのかということを書いておこうと思う。


■ 通勤で2時間+会社の車で1時間・・・■

ます一社目は日系企業の研究所兼サンプル製作所への訪問。今回は日系企業がメインのプロジェクトなので、営業の方からアポイントをとれたという話を聞いた時にはかなり嬉しかったのだが、営業さんによると無茶苦茶遠距離(南)にある場所らしい。HPの情報を見ると全然そんなことはないので「どこにアポをとったのですか・・・?」と聞くと、どうやらHPの情報は全然正しくないらしい。これはこの企業だけに限った話ではなく、今回調査した日系企業ではかなり多いらしく、日本語HPに乗っている住所や電話番号は結構違っているとのこと。

確かに営業所などは移転が普通なのでそういうことはあるかも・・という気はするが、工場や研究所が住所ごと変わってしまうというのは、やっぱり中国側がちゃんと本社の広報部に連絡をしていないのであろう。中国ではよくあることである※1。ということであらためて正しい場所を地図でチェックしてみたのだが、ものすごく遠い!Ws000000


右の地図が大きめの上海の地図で目的地は下の緑のポイントになるのだが、上海市区内からは遠く離れてしまっているのがわかる。ちなみに「起」とあるのが僕が日ごろ住んでいる学内宿舎がある場所、終という文字が現在働いている会社がある場所である。地図を見てもわかるとおり、上海市内を大きく東から西に横断しているわけで、毎回ほぼ2時間を通勤で使っている(つまり毎日4時間)

上海ではこういう出勤は結構当たりまえのようで多くの会社が、通勤用のチャーターバスを行き帰りともに運行している。というのも基本的に工場や研究所というのは市内中心部ではなく市外地にあり、必ずしも社員が勤務地にある側に住んでいるわけではないので、結果として長~い通勤が必要になったりするのである。ちなみに毎回2時間の通勤というのは振り返ってみると大学時代の最初の2年間以来である。バスが揺れていてイマイチよく寝られない+本を読むこともできない・・ということで、少なくともこのInternで長すぎる通勤はもはや精神的に耐えられない・・ということを痛感したのであった。


その遠い遠いと思う工場でもかろうじて上海の市区内に入っているのだが、今回訪問した日系企業の研究所はさらにそこから南に1時間の場所にある。もうこの場所になると上海市であっても「区」がつかなくなってしまう。一応名前としては「工業総合開発区」となっているのだが、日本にいる人が想像する上海とは完全に違った場所である。


MTG中には当然日本人が働いているのも見えたのが、いったいどうやって通勤しているのであろうか。。一応周りには住宅街があるのだが、大きなスーパーはあまりないし、日本食を食べるようなところもないので、同じ上海といってもかなり厳しい環境であることは間違いない。



■ 米国系企業に会いに北の保税区へ ■

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果てしなく遠い日系企業への訪問の次の日には、今度は北の高橋保税区にある米国系企 業に向かった。ここも市街地から離れた場所なのだが、なにせいつも住んでいるschoolも東の僻地にあるので、実は自分の居住地からは全然遠くない。タクシー+地下鉄6号線で40分強という距離である。ちなみに会社からはだいたい2時間半。一緒にいった20120829_090924営業の方は、家から2時間かけてここにきて、会社に戻り(ここで2時間半)、さらに会社から1.5時間の場所にある家にかえるということで、移動だけで6時間を費やしたらしい。6時間・・・ってIT系になれてしまった自分には絶対無理な移動距離である。。

訪問した会社がある「保税区」というのは中国にある外資導入用のシステムの一つで、簡単にいえば「中国国内あるが、国外にあるかのように取り扱うことを許可された場所」のことである。ここに在籍している外国企業(だけではないが・・)が、たとえば開発用の機器を中国に持ち込もうとした場合に通常であればかかるであろう手続きや関税などを簡素化して処理することが出来るということで、研究開発拠点が多く存在している※2


ちなみに上海は基本的に路が曲がりくねっていてとても中国の街とは思えないような複雑 さなのだが、保税区やら開発区と呼ばれる郊外のほうに行くと、果てしなく道はまっすぐになる※3。例えば「大地の子」 で有名なバオスティール(宝鋼)がある宝山も北から上海に入ってくる物資が通る道がはてしなくまっすぐ通っている。こういう道をみると上海でも田舎に来たな~と実感する。

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こういった郊外にいくとタクシーの数も少なくなるので、写真にあるようなバイクタクシーがメインの乗り物になる。バイクタクシーは便利で安いのだが、仮にすっ転んでも全く保障がないので、自分としては本当に最後の手段と割り切っている。「現地を体験してみたい~」という無邪気な気持ちをもっている頃ならいざ知らず、今は基本的にリスク回避的な生活スタイルを貫いているので。。20120829_090905


今ではすっかり金融、ITそして消費地というイメージが強い上海も、経済成長の原動力は長い間工業だったので、今回訪問したような工場地域は上海市区内を囲むように多く存在している。以前書いたように、上海では人件費の高騰(+環境対策費)で稼働している工場が減っているのだが、それでもまだ研究開発センターにはまだまだ働いている外国人がいるということで、自分のようにず~~っと市区内で地下鉄通勤していたものからすると、ホントお疲れ様と言う感じである。こういった場所で働いている方は、たぶん上海のイメージも全然違うのであろう・・・。



※1・・・たとえ会社側が変更しても、こういった変更前の情報もWEB上には残ってしまうため検索エンジンで調査をすると、どこに会社があるかわかりません・・という状態によくなる。百度は公式ページがTOPに来ないこともザラなので、どのページが本当かを調べるためにまた検索する、みたいなことが必要。
※2・・・本当はもう少し細かい規定とルールがあるのだが、さすがに専門でない自分にはカバーしきれていない。。。
※3・・・同じ大都市でも北京は綺麗に縦横に道が引かれているので非常にわかりやすい。ただしやたら広いのとタクシーが道が分らないとすぐに挫折するので、外国人の移動のしやすさでは上海のほうが上だと思っている(上海に慣れているとのもあるが)。

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2012年8月26日 (日)

第55週目終了! - どこまでも部屋に悩まされる・・・-

Internも2/3をかけて作成した報告書が無事にOKをもらってしまい、営業の方にアポイントを取ってもらう段階に来てしまったので、あまりやることがなくなってしまい、いまひとつ時間をもて余しているそんな夏の一週間※1。風邪をひいたり台風が来たりしている間にいつのまにか日が暮れるのもすっかり早くなってしまったMBA生活第55週目も無事に終了。


■ ベッドでの痒みに苦しむ ■

先々週から風邪で苦しんでいた・・ということはこのblogでも書いていたのだが、さすがに引き始めから三週間もたつとかなり体調も改善してきた。今でもちょっと喉が痛いということはあるけれど、少なくとも熱で体がボーっとするとか、体が重くてしょうがないということはない。

・・・が代わりと言っては何だが、今週はベッドになるとやたら体が痒くなるという症状に悩まされていた。昨年に今の部屋に入ったばかりの時も蚊とダニに悩まされたのだが、それ以来の痒みとの戦いである。


まず最初に考えたのは、熱出して一週間ぐらい寝込んでいたので、汗をすってダニが発生したということ。さっそく対策すべし・・・!と思い保管してあったダニスプレーをシーツ・掛け布団・ベッドマットにプシュ~。。・・しかしまったく効果はない。それならばと、スプレー×布団干しを宿舎に屋根に上って実行。ちなみに部屋は窓がほとんど羽目殺し状態(多少は開く)だし、ベランダはないしで、布団を干すなんて贅沢をすることは出来ない。仕方がないので3Fロビーの窓から屋根に下りて布団を干すことにした。・・・が、これもまったく効果なし。

この時点で痒みを覚えてから3日間がたっており、睡眠不足(というか眠りが浅い)で頭がフラフラしてくるという実害が出始めたため、これは本格的に対策をせねばならぬ!と決心を固めて新しくシーツ・掛け布団・ベッドマットを買いなおしてみた。正しくはベッドマット自体は据え付けでいかんともしがたいので、ベッドマットの上に、またマットを敷くということをしてみた。・・・が、これも効果なし。


さすがにこうなると打つ手がない。Tweetでは虫のはねでかぶれているのでは?という意見ももらったのだが、確かにダニっぽい虫に噛まれた痕の他に、かぶれたような場所もある。布団を変えてもマットを敷きなおしても駄目となると、もう床に眠るしかないんじゃないの、という非常に暗い気持ちになる。今はまだいいとして、冬は死ぬんじゃないだろうか。。

そう思い悩んでいたところ、偶然日本から来た友人が僕の話を聞いて、大量の対ダニグッズを持ってきてくれた。ダニ対策マット、据え置き式ダニ対策殺虫剤(一応殺虫剤ではありませんと書いてあるが、なんて呼んでいいかわからない)、そしてリセッシュである。もちろん全てのグッズを投入してみたわけだが、特に効果覿面だったのがリセッシュ


いままでこういうグッズというのはイマイチ効果を感じられなくて、正直馬鹿にしていたのだがマットと布団にシュッシュッとすると、あら不思議。かなり痒みを抑えることが出来たのであった。ちなみに初めて使う日は使い方がよくわからず冷たいマットの上にしばし身を横たえることになってしまったが。。。こう書くと今流行りのステマっぽいのだが、本当にリセッシュには助けられた(たぶん同様の効能を持つ商品であれば何でもOKだと思う)。布団が干せないような狭い場所に住んでる方には是非お勧め・・・というかうちの宿舎に住む方にはマジでお勧め。


■ 部屋の鍵が使えなくなる(全校的に)■

今週はもう一つトラブルがあって、全校的に宿舎の部屋の鍵が使えなくなるというトラブルが発生した。もともと宿舎の部屋の鍵は、上海でよくつかわれている交通カードを使っていたのだが、これがシステム会社のupdateの時にICチップの読み込み/書き込み部分が変わる・・ということが事前に広報されておらず、書き込みをすると今まで読み込み使われていた部分がcloseされてしまうというトラブルが発生したのだ※2

さすが中国・・・というか、広く他の用途にも使われていることを想像していなかったのか「広報なしで読み込み領域を変える」という荒技を実行し、見事にその影響がうちのschoolの宿舎に降りかかったというわけである。


僕は幸運にもこのトラブルには巻き込まれず・・というか、単に複数のカードを持っているので鍵に利用しているカードには書き込みをしなければいいだけなので、ノホホンとしていたのだが、なぜかいきなり土曜日の夜になり部屋に入れなくなってしまった。「確かメールにはシステム的に依然として不安定と書いてあった・・・」とふと思い当ったのだが、土曜日にトラブルを起こってしまうと、日曜日には担当者がいないため、月曜日まで部屋から出るたびに正門のセキュリティまで行ってドアを開けてもらわないといけない羽目になる(そしてあまりその回数が多いと、セキュリティが文句言うにきまっている)

結局出来る限りドアは開けっ放しにする・・・という1年生活した学生宿舎ならではの解決方法を選択したのだが、ここ1ケ月は本当に宿舎関連でトラブルばかりである※3たぶんMBA入学以来最もバイオリズムが悪い一ケ月だったといってよいと思う。これから就職活動が本格化するので、今のうちに不運を大放出したのだと思いたい。


あと、これからうちのschoolを受ける方には、こういったことにストレスを感じるような方は外に部屋を借りることを検討したほうがよいですよ・・とお伝えしたい。外に比べてあきれるほどに部屋は易いし、Wi-Fiは高速なので便利なのだが、安いなら安いなりのストレスもある。・・・入学前は欧米式を謳うMBAなのでそういうトラブルは少ないのでは、と思っていたがどうやら勘違いだったのだな~とこの1年で痛感したのであった※4



※1・・・こういう感じで「最初は結構忙しいけど、後半は暇」というのは、話を聞く限りけっこうどのインターンでも同じらしい。確かに期限ぴったりの業務を設計するのは難しいので、どうしても尻切れトンボになるのは仕方ないかもしれない。
※2・・・日本でいうとスイカみたいなもので、金額をチャージすれば買い物が出来たり、公共交通機関に乗ることが出来る。単なるICカードなので他の機能にも使うことが出来るので部屋のかぎ代わりに使っていたのだが、どうやら書き込み/読み取り領域が複数あるらしく、今回のupdateでいままで使っていた領域は閉じられてしまったらしい。
※3・・・カードが効かなくなった理由は、単にシステム上での設定期限が過ぎてしまったかららしい・・・そもそも1年以上住むことが想定されているのに、設定期限が1年というのがシステム設計として間違っている。
※4・・・CEIBSは今大規模拡張工事中なので、もしかしたら数年後には綺麗な宿舎が出来あがってるかもしれない。が、基本的にこういう宿舎関係にはほとんど投資をしない方向性のようなので、あまり期待はできない。。。

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2012年8月20日 (月)

3月のメキシコ遠征を振り返ってみる その1 - 参加決定まで-

Internがあるとはいえ、せっかくの夏休みで時間も少しはとれるようになったので、今まで書き漏れているMBAでのイベントなどを拾っていきたいと思う。
ということで、三回にわけて三月にビジネスコンペティションで初めて訪問したメキシコの話を書きたいと思う。


■ Business competitionって何? ■

Business competitionというと、近頃では日本でも大学生が行うInternshipでもよく聞くし、ベンチャーキャピタルが有望ベンチャーを見定めるために行ったりするので、だいぶ一般的になってきた。MBAで行われるBusiness competitionというのも基本的には同じフォーマットで行われていて、新規ビジネス提案のコンテストや、投資判断の精緻さ(正確さではない)を競ったりする。

ただMBAらしい・・というか、個人的にはMBAならではと思っているのが、Case competitionである。MBAでは実際のビジネスの内容がまとめられたCaseというものを利用して勉強するのが一般的な方法のひとつなのだが、Case competitionではもう少し長めのCaseが準備されて、短期間でそれを読みこみ解決方法を提案するという形のコンテストである。


こういったBusiness competitionは学校名を外にうることもできるし、学生も他schoolの学生と関係を作りやすいということもあり、それこそ世界中のschoolで行われている。うちのschoolも、僕は全く絡むことはなかったが、6月に中国のTOP MBAと海外の複数のschoolに声をかけてコンテストを開いていた。

このCase competition、日ごろ学んでいる内容を用いて世界各国の学生と勝負が出来るということもあり、学生には人気がある(MBA学生は基本的に勝負が大好き)。僕も以前書いたように、MBAに入ったからには一回は参加したいと思っていたのだが、実はこういうcompetitionは参加するだけでもなかなか難しい。


Competitionは基本的には1schoolから数人、または1チームの参加ということになっているので、いわば参加者はschoolの名前を背負って出るわけである。もし名門校が主催するコンテストで入賞すれば、schoolのブランドを上げることも出来るということで、school側も派遣する学生は慎重に選ぶ傾向がある。つまり平たく言えば、学内での予選があるということである。

こういう学内予選には誰でも参加できるようになっているし、日々同じような勉強をしているとはいえ、やはり過去の職務経験の有無は強く影響してくるので、ただ漫然と勉強していれば選ばれるということはほとんどない。うちの学年にも一人過去にすでにビジネススクールを経験しているドイツ人が複数のコンテストに参加するという荒技を行っていたりして、中々非コンサル/非プロフェッショナル職にはハードルが高いのが学内予選である※1。僕もこのメキシコのcompetitionに参加する前に、スペインのIESE主催のコンテストで学内予選で敗退している。


■ 幸運をつかんでメキシコへGO ■

学内予選の厳しさと、日々の勉強+Japan Tripの準備もあり、正直言ってcompetitionの参加は難しいかな~とTerm2(1月~3月末)の頭ごろには思い出していたのだが、そこに訪れた幸運が僕が参加したメキシコのcompetitionである。competitionの連絡は、学生委員の担当者から全校生徒に送られてくるのだが、これを読んだ時に「ぜひとも参加せねば!」と思ったのだ。

  • 参加費タダ
  • competitionはschoolの代表者として参加するとはいえ、その旅費全てをカバーしてくれるわけではない。うちのschoolはそういうところすごくビジネスライクなので、参加するcompetitionのランクに応じてカバー率を決定しているのだが、全額カバーは本当に数えるほどしかない。つまり、足りない分は自腹である。

    ccompetitionはヨーロッパやアメリカと言う、いわゆる「MBAの本場」で行われるので飛行機代だけでも馬鹿にならない金額がかかる。一週間も滞在するわけでもないのに、その飛行機費用を自腹で払うのは正直いたい※2。ところがこのcompetitionはそれほど世界的には有名ではないschoolが主催するため、学生を世界から集めるために費用は全額負担してくれるとのこと。しかも場所はこういうことでも無い限り行く機会がなかなかないメキシコである。・・・これはチャンス、と考えたのである。


  • 校内予選がない
  • このbusiness competitionはちょっと変わった形をとっていて、各schoolからMBA学生を集めた後、いったんschoolはバラバラにしてチームを作るという事にしているらしい。そのため・・というか、なんというか、校内予選はチームごとのcompetitionではなく、各メンバーが「いかにこのcompetitionに参加したいかを表現する」という、なんだか日本のAO入試みたいなお題であった。既にメキシコにただでいけるという魅力に取り付かれていた上に、予選がないということで、必死な思いで参加用エッセーを書くモチベーションがわいてきたのであった。


  • 応募期間が春節期間
  • 春節期間というのは、日本のお正月みたいなもの・・・と言われているが、実際はそれよりも遥かに中国に取っては大きなイベントである。とにかく皆が実家に戻るか、お金持ちは外国に出てしまうため、街の機能はほとんど止まる(それでも上海は新年発売をしたりするので店はあいているが)。もちろん、うちのschoolの同級生たちも旅行に行ったり、田舎に帰ったりする。

    僕のように基本的に(泥酔していない限りは・・)毎日全てのメールをチェックするようなタイプとは違い、中国人は休む時はきっちり休む。そして、都合のいいことにこのメキシコのcompetitionは春節期間の休み中に情報がシェアされたのだ。・・つまり何が言いたいかというと、ライバルがいつもに比べてぐっと少ないということである。Dscn1836_2

今から振り返っても実に幸運なことに、このcompetitionは「休み中でそもそもライバルがそ もそも少なく」「メキシコというそれほど人気がない国で」「自分に取っては興味津々」なイベントだったのだ。ここまでくれば、意地でも参加するしかない・・ということで、春節休みを利用してえっちらおっちらエッセーを書き上げた所、実際の応募人数はわからないものの、とにかく無事に派遣されるメンバーに選ばれることに成功した。

ということで、全てにおいてルーズなインド人同級生とともに、無事にメキシコにあるIPADEに3月上旬に「タダで」いけることが決まったのであった・・・(続く)


※1・・・ちなみにこのドイツ人学生は自らのキャリアに対する欲望に忠実に行動しているため、コンテストには参加するがグループワークはほとんどしない、ということで一部の学生からは大変嫌われている。僕は幸運にも彼とはチームになったことがないが、他の企業派遣のフリーライダーと一緒になって大変いらついた経験があるため、ドイツ人への印象が大変よろしくない(本当はそういう印象はよくないのだが、複数人の印象が重なるとどうしても・・・)
※2・・・schoolの方針でこういうcompetitionに参加しても授業を欠席する事はまかりならん!ということになっているので、授業欠席数を最小にするためには弾丸ツアーにならざるを得ない。

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2012年8月19日 (日)

第54週目終了! -上海の空はこんなに綺麗になった-

今週は日本はお盆休みだったのだろうけど(もう5年間、お盆休みというものを体験していない)、自分の周りの生活も特に何のイベントもなく終了。中国でも夏休みを暑假というのだが、企業に入ると個々人が勝手にとるスタイルになるので、今働いているIntern企業もなんとなく人が少なく、ゆったりとした雰囲気が流れている※1。先週の体調不良の余韻もあり、本当に何~~のイベントもなかったMBA生活54週目も無事に終了。



■ 上海の空と景気の関係 ■
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今週は何も特筆することがホントなかったので、たまには趣向を変えて、上海の空の写 真を載せてみる(ホント何もなかったってバレバレである)。写真はいずれも今年に入ってから撮ったものなんだけど、たぶん、日本にいる人からするとちょっとイメージが違う写真かもしれない。

日本から見た時の中国のイメージは、日本でいう1970年代・80年代のように空が汚れてい るというものかもしれない。確かに北京は今でもベールをかけたような空の色をしているし、地方で開発を行っているような場所や工場立地地帯では空は汚い。

20120724_173324ただ日本人が最も多く住む街である上海はどうかというと、昨年ぐらいから空は綺麗になっ てきていて、今年の春から夏にかけては、長く住んでる人間にとっては感動的なほどに空気が澄んでいる(それでも汚いという旅行者は多いけど)。なんといっても、夜には星が見えたりするのだ、自分が住んでいるところが上海でも田舎に位置しているというのもあるけど。

上海の空が綺麗になってきた理由は大きく分けて二つある。20120725_115010

一つは万博に向けてず~っと気合を入れてきた街の建設活動が2010年の万博前に終了したこと。万博期間は環境に配慮するという理由で公共工事やらビル建設やらがSTOPしてしまうことになっていたので、2008年・2009年はそれこそ街のそこらじゅうで工事が行われていた。一部は、間に合わなくて万博終了後に突貫工事をしていたが、それでも2011年の春節(旧正月)休みまでにはほぼ全てが終了していた。今でも工事は行われているけど、その数はずっと減っているし、街の中心部での工事の数もずっと減った。

二つ目は上海近郊の工場がだいぶ移転してしまったということ。
今では金融都市を目指している上海も、長い間工業+輸出の街だった。なんせ港がすぐそこにあるので。それが上海の経済的地位が少しずつ向上するにつれて、全体の賃金が上がるようになり、今では工場を上海にたてるのはほとんどメリットがない・・というか賃金コスト的にはその他の発展途上国に負けつつある。

現に僕が現在Internをしている会社でも上海以外の地域に、昨年工場を立てたばかりである。僕がいる会社はサプライチェーン上はかなり底の方にいるので、上流工程が移転をすればある程度そこにくっついていくしかない。上海から工場が移転するということは、結局一部の管理部門もそれにくっついて移転せざるをえないので、外国企業(と駐在員)にとってはちょっと辛い流れかもしれない。採算がつくような地域は、やはりまだ田舎というのがふさわしい場所で、一部だと上海人ですら行きたがらないような場所にあるからだ※2


■ 上海は住みやすい街に変わりつつある ■20120725_191314

以前も上海がお手軽な街になっている・という話を書いたことがあるのだが、本当に上海 は住みやすくなっている。これまでは空気が汚い、とか食事の環境が日本と違う・・というマイナスポイントがあったのだが、これもこの1年で急速に改善しているので、お金さえあれば手に入らないものはもうほとんどなくなってしまった。Imag0146

日本人ということを離れてみても、上海と言う街は非常に住みやすい街だと思う。残念ながら、いまだ交通渋滞は解消されていないし、時々びっくりするようなサービスレベルに出くわすこともある。いわゆる「現地人しか行ってはいけない場所」というのもあるし、発展した土地にはつきもののスラムのような場所もないわけではない。

それでも、多くの世界的な都市と比較しても(語学が中国語であるということを除けば)この街は実に住みやすい街だと思う。2007年に来たときにも長くいる先輩方からは「今の上海では困ることが何もない」と言われたものだったが、あれから5年たってその思いはさらに強まっている※3


ただ人間あまのじゃくなもので、ここまで住みやすくなるとそろそろ違う場所に行きたいと思うようになるのもまた事実で、これからの就職活動ではそういうことも考慮しないといけないな・・と思っている。普通は住みやすい場所に行きたがるんだろうけど、やっぱりアドベンチャーの要素は欲しいなと思ったりする※4

結婚して子供が生まれればたぶん考え方は変わる(単身赴任とかしようかな~とか)と思うのだが、なかなかこの辺りは自分の人生設計が適当すぎるのでうまく考えられないところである。。


※1・・・製品は世界中に輸出しているので、工場の稼働時間自体は24時間休みなしなのだが、管理部門は交代で休みを取るようにしているようだ。
※2・・・上海人は都会の便利な生活にすっかり慣れているし、かなり多くの人がに田舎の人を見下しているので、田舎に行くのを嫌がる人が多い。
※3・・・2007年はまだ万博に向けての公共工事をしている最中だったので、地下鉄の本数は今より少なかったし、ショッピングモールの数も今より少なかった。
※4・・・今のInternをしている場所は、住みやすい・住みづらいではなく、単純に交通が不便すぎるのでちょっと厳しい。はっきり言って陸の孤島なので出勤するとタクシーがなかなかつかまらなくて切ない思いを毎回する。

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2012年8月13日 (月)

僕はこんなところ(工場)でInternをしてる

気がつけば9週間のIntern期間もすでに後半戦に突入している。先週はひどい夏風邪で3日間は会社に来ることすら出来なかったし、出社していた月曜日と金曜日も、僕を管理しているボスが中国国内を飛び回っていたため、ほとんど作業を進めることが出来なかった。とはいえ、ここまでは予定(というより求められている内容)よりも早いスピードで作業が進んでいるので、ちょっとはお休みも許されるという状況。ということで、今日は自分がどんな環境で働いているかをちょこっとご紹介したい。ただ写真などは基本NGなのと、仕事の内容もあまりかけないことになっているので、主にどんな環境で・・ということをお伝えしたいと思う。


■ 勤務地はschoolから2時間! ■

だいたいのMBA schoolは夏休みはIntern期間ということで、実際の企業で働く時間を準備していてくれている。もちろん企業側に学生を選ぶ権利があるので、必ずしも自分の思い通りの企業で働けるわけではないが、学生はだいたい自分の卒業後に進みたい道を考慮してInternを決定することが多い。

僕の場合は以前も書いたよう「やったことがないが志望分野に近い」ということと、「なるべく採用に直結する」ということを考えてInternを決定した結果、現在席を借りている欧米系コネクター企業で働くことになった。ここはMBA学生にはマイナーな会社なので大陸学生にはあまり人気はないのだが、広く門を開いてくれているというのが外国人学生にとってはうれしいところで、実際に20人以上とインタビューをしたらしい。

もちろん希望してInternに採用されたのだが、一方で職場については実際に働き始めてみるまではどういうものかわからないな・・・と思っていたのだが、実際に働き始めてみると予想通り、想像と違うところが多々あってびっくりしている。

  1. 会社が遠い、とにかく遠い
  2. 20120709_091249

    まず何が想像と違うか・・というか想像よりも辛いかというと、職場がとにかく遠いとい うことがあげられる。僕が働いている企業は上海では工場街が固まっている莘庄という場所にあるのだが、ここ上海の南西側にあって、schoolとは上海の中心部を挟んでちょうど反対のところにある。

    感覚的にで言うと東京に住んでいて、毎日柏から川崎に通勤するような感じで、バスが出ているとはいえ毎日7時すぎには家を出なければならない。ちなみにIntern先が決まる時にはどの子会社で働くかが決まっていなかったので、ここで働くとは想像もしていなかった。毎朝7時過ぎに家を出るなんて高校通学以来である(さすがに5週間目ともなるともう慣れた)。

    会社は工業区にあるので周りは工場ばかりで、コンビニなどという便利なものは一切ない。会社の庭にはトンボが飛びまわるような長閑な光景が広がっている。ただし、工業区だけに川の水は汚いし、多少やばい匂いもしている。


  3. 工員1000人、ほぼ手作業
  4. 次に驚いたのは、もう見事に中国的工場であるということだ。僕が働いている工場は少量多品種の生産を行っているので、機械化するとラインが間に合わないため、レーザー加工部分以外は全て手作業で作成を行っている。工場では、みな同じ色のTシャツを着た女の子がズラーッと並び、3ライン24時間で製品を製造している。まさに工場である。

    工場の中には工員たちが食事をするレストランもあり、僕もそこで食事をしているのだが、そこの料理はお世辞にも質がよいとはいえない。上海に5年住んでいる僕の目から見ると、道端で食べることが出来る屋台よりも1段階質が悪いと言ったところだろうか。慣れてない日本人は多分口にするのを躊躇するような油っぽさであることもある。僕も体調が悪い時には、昼ご飯は抜くようにしている。なにせ周りにはコンビニといった便利なものはないし、朝は早いので朝からコンビニによる余裕はない。


  5. 言語は中国語、容赦はない20120724_153253
  6. そして、オフィスも基本的には中国式だ。僕は臨時社員ということでPCを貸与されて いるのだが、何せPCの設定も臨時ということで慣れたソフトをインストールすることも出来ないし、何よりOSが中国語※1。ということで、自分のPCを二台+ipadをもち込んで作業をしており、そこはほぼ自分の環境を構築することが出来ているのだが、他は全て中国式である。

    まず会話は当然中国語。中国語である分にはほぼ聞き取ることは問題ないが、一部の会議では上海語になるのでこれはもうさっぱり。仕方がないのでわかる単語を拾ってきくことで何とか意味をつなげるようにしている。
    食後にはアイスが配られるし、3時を過ぎると急にみなゆっくり作業になるのもいかにも中国式である(たぶんエネルギーが切れるのだと思う)。それから何より中国式を感じるのは、らおばん(社長)がだいたいいつも怒鳴っているところである。何かあっても議論と言うよりも一方的な伝達である。外人的には「少しは部下の話を聞けば・・・」と思うのだが、別にそういう不満は出ていないようなのであれでコミュニケーションがとれているのだろう。。

    さらにいうと、服装はみなカジュアルすぎるので、誰がどんな役職なのかがさっぱりわからない。一応管理部門のマネージャー陣は個室を持っているので区別がつくのだが、やたら偉そうだけど何をやっているかわからない・・という人が入れ替わり立ち替わり社長の部屋に入っていったりすると、この会社は本当に機能しているのだろうか・・と思ってしまったりする。いや、たぶん普通にマネージャーが相談にきているだけなんだろうけど、はたから見てると全然わからん。


この企業、一応米国企業で、上場も果たしているような企業なのだが、常任で会社にいる非中国人は僕だけである。すぐれている企業はlocalizationが進んでいるというが、ここまで徹底しているのもすごいと思う(時々欧米人を見掛けるが、なんというかみなこれまたカジュアルすぎるし、訛りが南っぽい発音なのでとてもビジネスパーソンには見えない)


■ 業務内容は日本関連 ■

さてそんな中国企業ライフ(予定外ではあるが・・)を楽しんでいるInternだが、肝心の業務内容はというと日本市場の調査である。当初は調査だけだったのだが、ある程度仮説が見えてきたので、実際の潜在顧客にコンタクトをとってみてヒアリングを行おうか・・という流れになってきている。

調査をするといっても予算は一円もないのでWEBから拾ってくる情報をつなぎ合わせて全体像を描くのと、上場企業については有価証券報告書を読みこむということを行っている。さすがにこれは日本人じゃないと行えないだろう。


今働いている企業のCEOはThat's 中国人と言う感じで「日本人同士なんだろうから、日本企業に知り合いぐらいいるだろう?」と自分でコンタクトを探せ的な雰囲気を全身から出していたのだが、人事はそういうことを日本企業は嫌うということを知っているので横から助け船を出してもらった(Internの立場で最初のコンタクトをとって、その後にすぐいなくなるというのは会社にとってもマイナス・・という判断を人事が冷静にしてくれて助かった)

一応市場Markteingということで現在は働いているのだが、この会社にはMarketingと呼ばれるようなポジションの人間は僕しかおらず、どこまで調査の内容が業務に反映されるかは不透明な状況。サプライチェーンのかなり下のほうにいるので営業力、デリバリーのスピードと正確性とが競争力を決定するように見えるので、僕の仕事はどちらかというとプラスで何かを得られれば・・ぐらいの位置づけなのかもしれない。


ただうまくいけば上海以外の会社にも訪問して話を聞きに行こうという流れになっているので、残り四週間で少しでもレポートの精度を上げて、会社に貢献しつつオファーもゲット出来れば言うことなし・・ということを目標に頑張っていきたい。早起きにも慣れてきたし(夜更かし出来ないのがつらい、夜のほうが勉強は進むので・・)



※1・・・一番最初に支給されたLenovo製のPCは初期不良があったらしく、使用開始3日目に電源を入れるたびに画面が真っ白になり、奇怪な音をたてて電源が落ちるという始めてみる現象を多発して使用不可能になった。。

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2012年8月12日 (日)

第53週目終了! -MBA生活二年目の最初はいいことが何もなかった。。-

MBA生活も2年目に入り、いよいよ終りが近くなってきた!といいたいところなのに、今週はひたすらついてない一週・・・というか、ほとんど何もできなかった。ということで爽やかに始まるはずが最低になってしまった53週目も無事に(?)終了。


■ 夏風邪で寝込む ■

体調についてだけ言えば、先週の水曜日くらいからやたらとくしゃみが出るな・・とは思うようになっていたのだが、この1年間で「風邪っぽい」ことはあっても、身動きできないほどになったことはなかったのでとりあえず放置をしておいた。さらに先週から今週にかけては、日本に帰ってしまう友人の送別会があったり、長い間お会いしたいと思っていたが会えずにいた方と初めてお会いするというイベントもあり、毎晩出かけていた。

・・・ということが後になって振り返れば影響しているのは明らかなのだが、今週は見事に夏風邪をひいて寝込んでしまった※1。今の宿舎に移ってからは空気が汚いので、風邪といえば咳が止まらなくなる、咽がガラガラになる・・ということが多かったのだが、今回は37度台後半の熱が出て、鼻も止まらない、そして咳ももちろん出るという三重苦である(お腹が痛くならなくて本当によかった)。


日本にいれば、いや日本にいなくてもMBAに入学前であれば間違いなく医者に行っていたのだが、今は国内医療機関向けの保険しか入っていないため、市販薬を組み合わせてじ~っと部屋で静養していたのだった(注:本来は組み合わせは危ないので、やめましょう)。今まで1年間は「海外旅行保険なんかなくてもなんとかなるぜ~」と思っていたのだが、やはりそう甘くはないわけで・・というか、自分の体の強さを見てみればそのままいけるわけもなく、やはり次回帰国時(10月予定)には海外旅行保険を入るべきだと思い知ったのであった。

Intern期間ということもあり、出来れば稼働中止は避けたかったのだが、とても毎日片道1時間半をバスに乗って通勤できる体力はなさそうだったので、仕方なく人事にお休みのお願いをしたところ快くお願いを聞いていただけた。まあ、確かにあんまり役に立たないIntern学生が社内で(もしかしたら)菌を撒き散らすよりは家でおとなしくしててくれる方がはるかに言いに決まっている。ということで、3日間もお休みをいただき家でぐったりとしていたのだった。


結局この一週間はほとんど最低限の行動しかしなかったため、筋力もかなり落ちた。人間鍛える時は時間がかかっても落ちる時はあっという間と言うのは本当で、休養3日目はさすがにたまっている雑務を少しはやらねばと思って作業をしても、やけにゆっくりしか動けず切ないことこの上ない。健康維持はやはり大切である。


ちなみに最後まで後をひいたのはやはり咽で、今の宿舎の場合、

風邪をひいて寝込む
→ 部屋が狭いので空調は必須
→ 空調は埋め込み式でセントラル管理
→ 埋め込み式なので掃除が行いづらく保守もあまりされていない
→ 空調の空気は悪い
→ 風邪悪化

というコンボを繰り返すので一度咽が悪くなるとなかなか治らない。無理しないで窓開ければいいのではないか・・ということで窓を開けると、僕の部屋は二階の中庭に面したところにあるので、蚊取り線香ぐらいでは迎撃不可能な量の蚊が部屋に入ってきて違う面で苦しむこととなる。


■ 今の宿舎にちょっとうんざりしてる ■

こういうのは本当にマーフィーの法則を感じるのだが、体調を崩してひたすら部屋でふせっている時に限って、自分が住んでいる宿舎にいろいろ起こる。というか今回は宿舎以外にもいろいろ起こった(自分の住んでいる宿舎がどんな感じなのかは以前に書いたこちらを参照のこと)


  1. 上海に台風来襲20120808_135242_2
  2. これは風邪とは全然関係ないが、上海に久しぶりに巨大台風来襲。写真では全然 わからないが、一番風が強い時には雨が横からふっているような感じで、自分の宿舎から出ることが全くできなかった。一応schoolには雨にぬれないように屋根がある廊下があるのだが、まったく屋根の意味なし。


  3. 断続的な停電
  4. このごろやたら断続な停電があって、この寝込んでいる3日間も朝晩に2回の停電があった。停電している時間はせいぜい10分程度なのだが、僕の部屋だけでなく宿舎棟全ての電気がなくなるので、真っ暗になる。寝込んでいる時に多少体調がよかろう・・・と作業をしようと思った瞬間に停電するとガクッとくる。


  5. トイレの水が流れない
  6. これも定期的に襲ってくるのだが、トイレの水がいきなり流れなくなる。流すほうがつまるのではなくて、一回流した後に水が補給されない状態になるので最悪の状態ではないとはいえ、なんで風邪ひいてる時にそとまでトイレにいかねばならんのか・・と思うのであった。
    毎回logisticsのオジサンたちに直してもらうのだが、今回は夏休み中ということで誰もおらず思わず咽からうめき声が漏れたが、それを見ていた電気工事をやってた知らないオジサンが直してくれたのだった。電気工事と水道管って全然違う気がするんだけど、中国ではこういうの結構普通。っていうか、夏休みは分散してとるように管理してくれ。


  7. Wi-fiがつながらなくなる
  8. これも定期的に襲ってくる事項。だいたい停電 → サーバーの調子悪くなる → (おそらく)サーバーの再起動をかける → DHCPサーバーがおかしくなる → Wi-Fiにはつながるがインターネットには通じなくなる、ということが発生する。
    うちのIT部門は日本人的には絶対ありえないベストエフォートなので毎回これが発生すると、ドヤドヤとIT部門まで行って再起動させる。だいたい一回目は「それはお前のPCが・・」的なことをいうのだが、一回あまりの動きの遅さにマジギレしてからはとりあえず自分の苦情に対してはだまって確認するようにしているらしい。


  9. 水が茶色
  10. これもよくある。というか、デフォルトである。感覚的には綺麗な水が出ている間というのは「たまたま綺麗な水がでるラッキーが続いている状態」ぐらいの認識である。うちのschoolは現在拡張作業をしているせいか、時々流量を増やすために水道管の工事をしているのだが(かならずしも事前に告知されることなくおこなわれることもある)、これがあるとほぼ100%水が一時的に茶色になる。
    今回は「ふ~熱のせいでかなり汗もかいたし、シャワー浴びてまた寝るか・・」と思ったら、まっ茶色い水。そういう危険性があるのはわかっているので、まずは水を出してしばらく様子をみる癖がついているため直撃は避けたが、あれは時々間欠泉のようにくるので気が抜けない。


  11. お湯が出ない
  12. これもデフォルト(ただし自分の部屋だけの可能性有)。もともと上海のお湯は「冬ぬるく、夏熱い」という自然法則に則ったサービスレベルなのだが、僕の部屋のシャワーは定期的にお湯が出なくなる。冬の間は「洗面台は変わらずお湯がでることを発見した」上に、「洗面台でお湯を出しっぱなしにするとシャワーのお湯も温かくなる」という法則を発見したため、何とか乗り切ることが出来た。ちなみにこの法則は現在では無効になっている。
    今は夏なので別にぬるかろうとあんまり問題はないのだが、風邪をひいている時にはやはりちょっとしんどい。傾向としては朝方はお湯が出ず、夜はばっちりである。もしやschool側がケチって時間ごとの出力をコントロールしてるのではないかと疑っている。。。


  13. ベッド壊れる
  14. 一年間お世話になってきたベッド・・というかスプリングマットもついに体重を支えきれなくなったのか、かなりぼこっと凹んでいる部分が出来てしまった。眠りに就く前はそこを避けていても寝返りをうっている間にそこに落ち込んでしまったりすると腰が妙に落ち込んで結果腰痛というトラップ付きのベッドである。


と、上げてみると実にいろいろなトラブルがあり、正直今の宿舎にはうんざりしている。なによりうんざりするのはこういう問題があることはわかっていても、ほとんど手が打たれないという現実である。
確かにschoolの売上という観点からは宿舎を綺麗にしようがしなかろうが影響はないし(学生数が増えるわけではない)、そもそも格安で貸しているのだから文句を言うなと言うところなんだろうけど、そもそもschoolとして「どうせ言っても無駄だろう」と学生に思わせてしまうというのはやはりいただけないと個人的には思ったりする。

先週も書いた通り、うちのschoolは表面では色々言ってもschoolと学生の距離はかなり遠い。催しが足りないとか組織としての不備と言うよりも、組織を構成しているメンバーが基本的に「学生のschoolにおける満足度」をほとんど考慮していないのが最大の理由である。・・・満足度はあまりランキングには影響ないので放置しているのでは・・と思うのところもあるのだが、これはもう距離感とかコミュニティについての概念の違いであるとしか言えない。他のMBAには(もちろん)行ったことがないのだけど、もしより学生サービスを向上させるのであれば、欧米人を複数責任者として配置しないと駄目かもしれない。


・・・ということで、なんか象徴的な一週間になってしまったのだけど、残り半年弱も引き続き今の宿舎で中国を体験しつつMBA生活を送っていくことを実感した、そんな風邪っぴき一週間だったのでした。


※1・・・たとえ寝込むことが分かっていても、今回会った人たちは本当に会いたかった人たちばかりなので、行動はかわらなかったと思う。もう少し飲む量は減っただろうが。。

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2012年8月 5日 (日)

第52週目終了! -1年が終わったMBA生活からCEIBSを振り返る-

Intern生活も安定し、授業もないともう何もやることがなくなってしまう・・そんな感じで夏が過ぎていくのももったいないので、自分が興味あることでかつこれまでの時間の中で十分に勉強することが出来なかった科目の復習を始めている。友人たちには物好きだな~と言われているのだが、もともと勉強は嫌いではないし、せっかくもらったコースパックやかった教科書が手つかずの部分が残ってるのは何かもったいない気がするので(貧乏性)。

ということで、久しぶりに安定した一週間の52週目も無事に終了。そして、無事にMBA生活も1年が終了!せっかくなので、この1年で気付いたCEIBSのいいところ/悪いところを簡単にまとめておこうと思う。


■ CEIBSで出来る事 ■

CEIBSもMBA schoolではあるので、とりあえずMBA schoolで出来ることは除いた上で、どういったことが出来るかというのを簡単に上げてみたい。

  1. 中国人の思考方法を学ぶ
  2. 中国で働く上では、個人的には中国の法律とか商慣習よりも中国人の思考方法を学ぶことが一番必要だと思う。そして、その目的に照らしてみればうちのschoolは、たぶん世界で一番あっていると思う。入学したころは「中国ケースを学ぶことが出来る」と思っていたし、実際に中国企業のケースや、多国籍企業の中国における展開を学ぶことは出来るのだが、1年たってみると、必ずしもそれだけが重要であるとは思わなくなった。

    むしろ重要なのは、学生の半分・かなりの数の教師・職員のほぼ全てが大陸人であるというこの環境であると思う。英語で授業をすることが義務付けられているため、会話は英語で行われるが、話し方や内容はまるっきり欧米人とは違う大陸人学生(そしてそういう学生が『私はグローバルです』と言ったりする・・)や、日本人基準からみれば日々適当に行われている運営などを肌で感じることで、これが中国だ!というのを体感できるようになっているのだ。

    これとはコインの裏側で、欧米型schoolだと思ってここにくるとかなりのショックを受けるかもしれない。少なくともゲートの保安担当が英語を話せなかったりするしね。。。


  3. 中国企業を学ぶことが出来る(国際企業の現地化含む)
  4. 次に学べるのはやはり「中国での企業活動」だ。これも個人的にはケースを読むだけでは得られない体験が出来るのはうちのschoolだからこそだと思う。企業が実際にどういう姿勢で中国で経営をしているか・・というのを学べるのは、Info session だったり、リクルーティングフェアだったりする。

    特にリクルーティングフェアは卒業した先輩がいる場合にはほぼ100%その人の話を聞くことが出来るので、そこの生の話はやはり表向きの顔とは違った話で非常に面白い。個人的な意見を言えば、日本人が中国企業で「ミドルマネジメント」として入るのは滅茶苦茶大変。それは国民性もあるし、政治的な問題もある。もし機会があれば日本で中国での勤務をあおってる人とは、ぜひどのような経験をもとにそのような主張をされているのか議論をしてみたいと思う。


  5. 大陸で働くチャンスがある(ただし語学次第)
  6. ②と矛盾しているようだけど、CEIBSのメリットはやはり最終的には大陸で働くチャンスを手に入れやすいということだろうか。厳密に言うと、日本人が大陸で働こうと本気で思うのであれば、実はそれほど難しくはない。米国や欧州に比べればビザは遥かに取りやすいので、過去に数年間の業務経験があれば仕事を手に入れることはそれほど難しくない。・・・給与さえ気にしなければである。

    もしMBA卒としての給与レベル(それは人によって違うと思うのでいくらとはいえないが・・)を得て現地で就職しようとするのであれば、やはりCEIBSはかなりチャンスが大きい場所だと思う(後は香港のMBAでもチャンスはあると思う)。ただ、これも言語能力がある程度あった上で、求人側とのマッチングの問題なので確実とは言えない。特に中国ではHRは基本的にbackgroundではじくので、キャリアチェンジは非常に難しい。その難しいのを乗り越えてもチャレンジする気持ちがある・・のであればCEIBSはいい機会を与えてくれると思う。現に僕も今はほぼ中国人に囲まれた環境で働いているし。


■ CEIBSでは足りないこと・出来ないこと ■

もちろんいいこともあるが、悪いこと・・というか、希望しているだろうけど世の中甘くない・・ということもある。


  1. 中国語はうまくならない(ビジネスレベルには)
  2. もうこれは声を大にしたいのだが、はっきり言ってschoolにいるだけでは「絶対確実に」中国語はうまくならない。確かにschoolは卒業時に中国語能力の最低限のテストを行うが、あれに合格してもビジネスどころか日常会話も十分には行えるようにはならない。

    まじめに中国語を勉強しようと思っている学生はやはり外の学校に通うようにしているし、僕もそうすべきだと思う(未だに僕も通っている)。こちらで語学学校に通うには日本で中国語を学ぶよりも全然安いし、ちゃんとした発音の人を見つけることが出来る。また生活をしているのでリスニング能力は確実にあがる。
    それでもやはり「語学だけを」目標にした留学に比べれば、言語上達のスピードは遅いし、何より忙しい中で中国語を勉強する時間を見つけるのは容易ではない。ということで、矛盾しているようだけど、在籍しているだけでは絶対に中国語はうまくならないというのが現実である。


  3. MBAの内容は基礎レベル
  4. これは他のschoolに行っているわけではないので、一概に言うことも出来ないのだが、MBAとして学ぶ内容は結構基礎的な内容である。特にFinanceは基礎レベルだけ受けると、大学の授業でも下手すれば3~4回でカバーできてしまうのではないか、と思われるレベルである(その分Advanced financeという授業があり、それは難しいらしい。僕は受けていない)。

    他のMBA school、特に米国TOP schoolに通われている方のblogを見る限りにおいては、やはり二年生の米国schoolのほうが学問的な内容としては高度な内容をとりこんでいるように見える。これはうちのschoolが実質1年4カ月で全ての授業を終わらせなければならないということに加えてケースメソッド+グループワークメインでどうしても座学で学ぶ内容が薄くなりがちということも影響していると思う。
    なので、自分が進みたい方向性がかなり明確で、かつ専門的な内容を求められるのであれば自分での追加の勉強は欠かせないと思う。少なくとも僕たちのスケジュールでは、そんなのは二年目にしか取り組むことが出来ない(人によってはTerm3からでも出来ると思う)。


  5. 人脈も(思ってるほどには)出来ない
  6. 最後は人脈に関する勘違い。中国ビジネスは人脈が必要で、中国MBAで学べば人脈が出来る、というのは一面で真実なのだが、たぶん外から想像されるほどに大陸学生との人脈と言うのは出来ない。

    まず大陸学生(だけでなく、ほぼ全ての国の学生が該当するが)は基本的にプライベートでは中国語を話すので、中国語が出来ないと内輪に入ることが出来ない。さらに言えば、各地域の言語で話したがるので、各地域ごとの食事会も行われるのだが、そこには外国人はさらに入りこむことはできない(各地方語は普通語とは違うので)。

    加えて言えば、大陸学生にとって外国人学生と仲良くなることは「あまりメリットがない」。ほとんどの外国人学生のうち何割かは国に帰ってしまうし、短期的にメリットを生むようなポジションにつくこともほとんどない。もし、将来になって彼らがメリットを感じるポジションについたのであれば「同級生だった○○だけど?」と連絡をすればいいのである(そういうことを躊躇するような国民性ではない)。

    一緒に一年近く生活していても、結局大陸人とそれ以外である程度グループにわかれてしまうし、さらにその中で細かなグループに分かれてしまうので、外からイメージするほどには強いきずながあるというわけではない。。


どんな選択にもいいことも悪いこともあるので、僕が感じているこのメリット/デメリットを持ってCEIBSに来るべきかどうかというのは議論できないし、そんなのは個々人が個々人で納得する決断をするべきだけである。ただ、一つ言えるのは日本で思われてるほど中国経済はバラ色ではないし、少なくともCEIBSにこれから来るというのは、ここ数年の同じ選択よりはハイリスクになっているというのは知っておいた方がいいと思う。そこを理解したうえで、うちのschoolに期待と言う方がいればいつでもご連絡をお待ちしています。

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