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2012年11月18日 (日)

第67週目終了! - Exchangeに行くべきか? 行かないべきか?(メリット編)-

今週はTerm5-Bの真ん中ということで、授業もあまりなく結構ゆったりとした一週間。ただ、そういう時はむしろ就職活動を進めてしまおう・・ということで、今週は日本のエージェントと連絡をとったり志望動機書を書いて時間を過ごした。来週は日曜日から香港に行くこともあり、Reading系の課題は前倒しで進めておくことにした。そんな感じで嵐の前の静けさを感じるMBA生活67週目も無事に終了。


■ 「行かないことで学べる機会」はあるのか・・・?

今週は「先週のExchangeに行かないことについてのデメリット」に対して、「行かないことのメリット」を書いてみたいと思う。・・・のだが、書き出してみると少なくとも勉学面に関しては思ったよりもメリットが少ないことがわかって少々残念な気持ちである・・・。

  • メリット1:選択授業はゲストスピーカーが盛りだくさん
  • うちのschoolは18カ月間の中で2年間のプログラムとほぼ同じだけの単位するをとらせるという方針から、1年目はやたらと授業が多い。そういう意味ではカリキュラムが充実しているのだが、しかし授業の内容はという基本的には必修授業なので、ケースを読んだり講義を聞いたりということがメインである※1。他校・・特に米国にあるschoolでよく言われるMBAの良さの一つであるゲストスピーカーを呼んでの講義というのはほとんどないというのが現状だ※2

    これがEchange期間のTerm5になるとガラリと変わる。Term5は全て選択授業なので、自分が気になる科目をとることが出来るのだが、その選択を行う際に出されているシラバスを見るとどのような授業内容が行われるのかがだいたいわかるようになっている。・・・自分もそれを見ている時に気がついたのだが、選択授業ではかなりの講義が「ゲストスピーカー」を呼ぶことを授業の主要な内容に設定していた。


    例えば僕がとっているLuxuryの授業では、教授自身が自分でコンサルティング会社をやっていたり、また以前は高級化粧品会社に勤めていたということで、ほぼ毎回その関連のゲストスピーカーを呼んできてくれている。これは学生の身からすると非常にありがたい話である。

    うちのschoolは「Global width, China depth」というスローガンのもとに授業カリキュラムを組んでいるのだが、当然だが中国の案件ばかりを扱っているわけではない。そもそもMBAというのはある程度は学問体系を学ぶわけで、まだ実質的に改革開放が始まって30年そこらの中国だけで全てが学ぶことは不可能であるし、先進的な事例を学ぶのであればやはり米国発のcaseに頼らざるを得ない。ということで、だいたい必修期間は2-3割ぐらいが中国関連の内容である。

    これでも上記理由から結構多い方だと個人的には思うのだが、やはりゲストスピーカーが来ると生の中国ビジネスの話を聞くことが出来るので、座学よりもやはり話は面白い。特に中国に長い人ほど中国ビジネスの表裏を知っているので、適度にぼかしつつもギリギリな話をしてくれるのを聞いていると、中国ビジネスは理論だけではとても割り切れないな~と思うのである※3

・・・というのが学ぶ上でのメリットである。なんというか残っていることで得られるものはこれだけ・・というのが非常に寂しいが、実際のところMBAで学ぶ内容というのはどこもそんなに変わらないという前提を置くと「中国のことを学ぶ機会は増えるが、学ぶ環境は大幅に悪化する」というのが結論になってしまう。


■ 学び以外のメリット・・はもちろんある

先週の話と上の話だけを見ると「な~んだ、Exchangeには行った方がお得なのね」という話になりがちだが、あながちそうでもない。もちろん残っていることによるメリットもあるのだ。

  • メリット2:ようやく中国語を学ぶ時間がとれる
  • これまでも何回か触れてきたのだが、うちのschoolは1年目は非常に忙しいので中国語を学ぶ時間というのはほとんどとることが出来ない。もちろん予習復習を最低限にして、グループへの貢献やらクラブ活動やらをほとんど行わなければ(==友情をはぐくむ時間をほとんどとらなければ)中国語を学ぶ時間をとることはできるが、そういう選択をする学生というのはあんまりいない※4

    一方でExchange期間になると、授業は減るしグループワークも残念ながら機能しなくなるので、かなり空いた時間をとることが出来る。その空いた時間を何に使うかは個人の完全な自由なわけだが、一つの方法としてはやはり語学を学ぶというのはとても有効な方法だと思う。


    2012年現在はお金を出せば中国語を東京で学ぶ・・というのはそれほど難しくないし、事実日本にいるだけでHSKの最高クラスである6級をとったという人もいる。ただ一方で、中国語というのはその言葉の性質上コンテクスト依存が非常に強いし、教科書で習わないような口語というのも非常にたくさんあるので、やはり学ぶのであれば現地にいたほうが圧倒的に効率がいい。


  • メリット3:大陸に関する就職案件は圧倒的に多い
  • これはほとんどのグローバル企業で共通認識となっていると思うのだが、中国での事業展開で足りないものは「ミドルマネージャー層」である。転職期間がやたら短いという問題はあるものの、現場クラスを採用するにはそれほど難しくないし、高級幹部クラスになると華橋を採用するという方法もあるし、そもそも政府とのパイプが強くないといけないので、そういった人材を採用するという方法もある。

    翻ってちょうど僕ぐらいの年齢+5~10歳というのは、中国では人材面では最も層が薄い。なにせ本格的に外国企業と戦うというのはつい15年ほど前にはじまったばかりだし、そもそもやたら転職が多いせいで人的資本の厚みというものが足りない。また(日系企業だけではなく)欧米系企業の中にもミドルマネージャー以降はやはり本国人を充てたいというのは結構あるのだが、残念ながら中国語を読める欧米人というのはまだまだ数が少ない。


    ではそういったミドルマネージャーの層をどうやって埋めるかというと、うちのschoolのようにMBAで学んだ層を採用するのである。企業側からみれば、少なくとも英語は話せるし、基礎的な経営スキルは抑えているということで彼らの開いているポジションにはめ込みやすい存在なのが、我々のようなschoolの卒業生である。

    結果としてうちのschoolには毎年学生数の数倍のの就職案件が舞い込んでくる※5。これは中国で働きたい人間にはかなりのメリットであると思う。実際こちらに残った外国人の何割かは「中国大陸(あるいはグレーターチャイナ)で仕事を見つけたい」というモチベーションをもって残っている。ただし、就職活動の山は2つあって、前期(10,11月)は完全にExchange期間とかぶってしまうが、後者(1,2月)はExchangeは完全に終了しているので、チャンスが完全に失われるというわけではない。


ということで、Exchangeに関する僕の感想としては「勉強面で得るものはあまりないが、中国について知りたい/働きたいというのであれば行かないという選択しもあり」というのが正直なところ。Exchangeに行くと、物価の安い中国から離れなければならないし、家も新たに借りなければならないしで出費もかさむし、そのあたりを総合的に考えて決めたらよいと思う。少なくとも僕の場合は、特に後悔はしていないし、どちらかというとうちのschoolに1年ぐらいいただけで「中国ビジネスを学びました!」と胸を張るのは、ちょっとおこがましいのでは・・という気持ちを持っている。



※1・・・うちの学年はTerm1とTerm3にそれぞれにプロジェクト型授業があったので、そこで結構時間を使ってしまっているというのは大きい。
※2・・・その代わりといっては何だが、授業に関係ないゲストスピーカーの学内講演はやたらとあり、ほぼ毎週だれかしらが講演にきているイメージがある。これはこれで自分が興味あるものだけ聞けばよいので、フレキシブルさがよいと思う。
※3・・・うちのschoolのように外国人が多く英語で授業をするような環境でも、心理的な抑止というのは働くようで、表立って外では話せないような内容はやはりschool内でもひっそりと話されるのである。
※4・・・比較的これに近いのが、韓国人グループ。彼らは人数が多く毎日一緒にいるので、積極的に他国の人とかかわりあおうとしない傾向がある。タスクなども独自に分け合うことをしているようで、その空いた時間を語学習得に向けている学生が多い。
※5・・・もちろん黙っていても入ってくるわけではなくて、うちの就職課ががんばって獲得してきている面もある。

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