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2018年1月29日 (月)

MBA留学時の借金返済完了

先日MBA留学時に借りた留学資金(ようするに借金)の返済が終了した。MBA生活が始まったにが2011年8月だったので、返済完了までざっと6年半かかったことになる。当初の予定では5年で全額返済を予定していたのだが、結婚・帰国・結婚式・子供の出産とお金がかかるイベントが次々とあったため、予定よりも1年半ほど遅れて返済が完了した。資金を出していただいた方々には、あらためて留学資金を貸してくださったこと、そして返済を待っていただいたことにこの場で御礼申しあげたい。

今回はせっかくなので、MBA留学資金について簡単に書いておこうと思う。


留学資金のファイナンス

MBA留学は高い。米国では2年間で1,000万円を大きく超える金額が必要になるし、米国に比べて安価だと言われているアジアMBAでも学費と生活費をあわせると、2011年入学の自分でも全体で900万円がかかっている(詳細は以前ココに記載した)(※1)。僕のような私費学生にとっては、MBA留学のROIを考えるのはもちろんのことだが、まずはその投資費用をどのように工面するかを考えなければならない。

私費留学生の中には実家の支援を受けることができる人とか、遺産が入ってきたのでお金のことは考えなくても問題ないという人もいるが、普通の人はだいたい次の方法を組み合わせて資金を準備する事になると思う。

  1. 留学までに溜めた資金(いわゆる自己資金)
  2. 公的機関からの借り入れ(※2)や給付
  3. その他の借り入れ

その他の借り入れで最も取りやすい選択はフリーローンを使うということだろう。これはそれほど金額が大きくないが、継続的な収入があれば使うことができる。他にもクレジットカードの与信を使うという方法もある。社会人だと数枚は持っていることが多いので、かなりの金額を集めることができる。この方法のネックは金利が結構高いことだろうか。

この他の方法としては、僕が使った方法でもある「友人から借りる」という方法がある。僕の場合は中国にいて、しかMBA直前はベンチャーをやっていたということで他の方法を選択できないという理由でに、いわば消極的な選択だったが、先立つものがなければ留学もできないわけで、これまで積み上げてきた人脈に頼ることにしたというわけである。


個人から借りようと決めた際に考えた方法論は以下のようなものだ。

  1. 個人間とはいえ担保なしで借りるわけなので、最低限の利子は設定する。
  2. 一人から多額を借りようとすると難しいが、小分けにすれば貸していただける人は増えるはず。僕の場合は一口50万円でお願いをした。
  3. 借りたい金額の3倍ぐらいの「お願いリスト」を作成する。

まず1については利率が決定していない時に適応される5%でお願いをした。担保なしなのでかなり小さいが、個人間の場合は利率を高くすれば貸していただけるというわけではないので、失礼に当たらない程度の利率を設定した。

2については、当たり前といえば当たり前なのだが、「500万貸してくれる人を頑張って探すよりも、50万で多い方が楽だろう」という想定で声かけをした。僕の最初にいた会社は長い間非上場だったのだが、当時は数年以内に上場をすることが想定されており、50万ぐらいであれば迷惑を感じずに貸してくれる方が複数いたのと、中国生活でベンチャーキャピタルなどの比較的お金に余裕を持つ方に出会うことができたという幸運から、この作戦はうまくいき50万円ぐらいなら問題ないよ、といっていただける方をたくさん見つけることができた。

3については、これも営業をしていた人間にとっては当たり前の感覚なのだが、最初のお願いで"Yes"といってくれた方の全てが実際にお金を払っていただけるわけではないだろう・・・ということで、実際に必要となる金額よりもたくさんの方に当初からお声をかけることにした。実際に、お酒の席では「そんなの問題ないよ」といってくれた方でも、いざお願いにいくとやっぱり担保なしでは難しいという方もいたし、ちょうど新しい事業をしたいから現金は一円でも多く確保しておきたいという友人もいた。 そもそもお金の貸し借りというのはただでさえ人間関係を壊しかねない話なので、最後まで気持ちよく貸していただける方に借りる方がどちらにとってもよいことであり、不必要に必死にならないためにも、この作戦はうまくいったと思う。

結果として、僕は友人にも恵まれ無事に必要な金額以上を集めることができたし、冒頭に書いたように無事に全額利子付きでお返しをすることができた(※3)。ちなみにビジネススクール後に就職活動中にこの金策方法を人事部に話したら、大変爆笑&感心されて、そのまま内定をいただくというウルトラCを実現したこともある。


実際に払い終わってみて感じることは、MBAに行くための条件として資金が必要とされている以上、お金を準備するということはGMATの点数やエッセイを書くのと同じように「MBAヘ行くための資格」だったということだ。
私費はどうしても資金面でハンデがあるとはいえ、ビジネススクールにいって何事かを将来に向けて得たいと考えるのであればお金を集めることぐらい当然の話で、逆にいえばそのお金を集めることもできないのであれば、留学はしないほうが正解なのではないかと思う。
企業をmanagementするという際にやはり資金調達や獲得といった分野が極めて重要であるように、自分という人生をmanageするのであれば、必要なお金を必要なタイミングで集める能力も求められるのではないか・・・と、そんなことを実際に返済が終わった今となると感じている。


※1・・・ここには結婚生活に向けた準備費用や帰国費用、帰国時の日本での住居費用などが含まれている

※2・・・社会人を経験してから再度学び直したいという人向けに国の教育ローンとして300万円を借りることができる。ただ、ここから10%が自動で補償金として取られてしまい、かつ親の名義で借りる必要があるということで使い勝手は悪い。フルブライト奨学金といった給付は枠が狭いので、誰でも使えるというわけではない。

※3・・・何人かの方には結婚・出産祝いということで利子を免除いただけるということまでしていただいた。お礼を十分に述べることができないぐらい感謝しております。

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