美しき哉、2008年。
ということで、2008年を迎えました。
中国にとっては2008年は北京オリンピックが控える本当に重要な一年です。これからオリンピックに向けて国全体のスピードがあがっていくことでしょう。すでにテレビでも飛行機でも、街でもすべて2008年がキーワードになっています。それは北京とは中が悪い上海でも同じこと。
このような年に自分が中国にいられることにとても幸運に思います。そして、その雰囲気を少しでもこのブログで伝えられたら。そんなことを考えています。
さて、2007年最後の日は、日本から来た友人と一緒に上海市内を観光して回りました。一人だと当然無理なので、社内の日本人(中国在住10年)とそのお姉さんと一緒です。
まずは郊外にある上海動物園。ここにはパンダがいることで、(ガイドブック的には)有名な場所です。同僚が一時間半遅刻したため、11時半から園内散策を開始!
まずは、当然この動物園の目玉であるパンダへGO!会社ではGP-Giant Panda-と呼ばれていたこともあり、やつらと会うのはいわば宿命。胸がはちきれそうです(Blogのタイトルが大熊猫なのもここから来ています)。
日本なら無茶苦茶並ぶところでしたが・・・あっさりパンダ発見。
普通に笹を食べてます。
「人間がはいっとるに違いないわ・・」と
同僚のお姉さんがつぶやいていたけど、まさしくそのとおり。
だって笹を食べるときに焼き鳥たべるみたいに歯にひっかけて枝をひいて食べるんですよ!
枝を引っ張り終わったら口にたまって葉を右手で
まとめて食べる・・・。しかも片肘を突きながら。こんな
かわいいだけの熊が生きていけるんですから、自然って偉大です。
同僚は僕を見て「パンダがいっぱい」といってビール片手に喜んでいました・・・。集合時間に遅刻してきて、ビール飲みながら登場する彼女もかなりの大物です。ちなみにこの日の上海は0度ぐらい。冷たいビールを外で飲む天気ではありません。といいつつ、僕も片手にはビールが・・・。ビールを飲みながらパンダを見るのはたぶん人生最初で最後でしょう。
さすがにパンダだけでは飽きるので、園内をぶらぶらしたのですが、管理の適当さはやっぱり中国という感じがします。こうやって見ると本当に日本の動物園はレベルが高いんですね。
とにかくこの日の上海は死ぬほどの寒さ。なのに「絶滅危機!」と書いてあるようなトラが外でぽつんとたっていたりします。しかも、それにモノを投げつける中国人・・。うーん、やっぱりこういうところのマナーはまだまだだな。
さらに歩き続けると「馬鹿」と書いてある動物が!
いやあ、よく見ると普通の鹿なんだすけど、名前のインパクトは本当にすごい!。
思わず標識まで撮影しちゃいました。ちなみに中国語の発音では「マールー」です 。
さて、そんなパンダやら馬鹿やらがいる動物園を出た後は、
豫園に行きました。
ここはこれまたガイドブックによると日本人必見らしいのですが、残念ながらこれまで一回もいったことがありません。というか、ガイドブックにある「日本人必見」というところには一回もいたことがありません・・・・。住んでしまうと安心してしまうのか、それとも仕事が忙しすぎるだけなのか・・・。
豫園は見た目は、昔の中国の建物を再現した、といわれているのですが、
中身は雑多なものを扱った店の塊です。日本で言うと、
上野のアメ横に近いですかね。。
豫園はとにかく大変な人ごみであんまり観光という感じにはなりませんでしたね。まあ、雰囲気味わってOKみたいな感じです。お土産は近くの問屋が入っているというビルに行ってみて、そこで二時間ほどブラブラして買いました。
問屋が入っているビルといっても、ものすごい数が入っているので、気をつけないとすぐに迷子になります。それにここは中国ですから、なぜか腐りかけの水とか、いつ買ったかわからないお饅頭も店頭にならんでいる・・・というか、店の棚においてあります。こういうの好きだなあ。
夜ご飯は、蟹を食べたいということで九江路にある蟹王府という店までテクテク歩いていきました。本当はタクシーに乗りたかったのですが、さすがに大晦日ということでどの車も捕まらず・・・。結局40分ほど歩いていきました。
この蟹王府という店。日本人にとても有名らしく、店に入ると日本から来たお客さんの名詞がずらりとはってあります。メニューはすべて蟹尽くし。上海ガニはもちろんのこと、蟹味噌の豆腐あえ、蟹ワンタン、蟹チャーハンなどなど。
その中で予想を裏切ってぶっちぎりにおいしかったのが、蟹坦々面。とにかく、今までの坦々面の常識をくつがえすうまさに一同びっくり!別次元のおいしさでした。予約をしないとまず入れない店なのですが、絶対に次もこよう!と心に誓いました。
夜ご飯の後は、お互いの家で一休み・・・・というか一眠りをして、11時に日本人がやっているバーに集まりました。カウントダウンパーティーということで、オーナーの日本人がたこ焼きを焼いていて、そのおこぼれにあずかりつつ、中国語でカウントダウンをして、新年を迎えました。
ものすごく冷え切った夜の中、花火があがり車のライトが点滅しているのはとても幻想的で、素直に感動しました。2007年が始まるときには、こうやって2007年の終わりを迎えるとなんて夢にも思っていなくて、自然に涙が出てきました。今年は今までの人生の中できっともっとも実りがある一年になりそうです。
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