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2008年1月

2008年1月28日 (月)

リハビリ中。。。

先週の水曜日(23日)のカットオーバー以来、体(と心)の調子がよくありません。体のほうは、とにかくだるくてなんだか熱っぽい。
心は・・・とにかく何もやる気がしません。いろいろやりたいことはあるし、ようやく追いついて創造的な仕事が出来そうだと思っているのですが、なにせ言うことを聞かない。

たぶん・・・疲れが一気に出たのだ、と自分に言い聞かせて、先週・今週は夜遊びに徹することにしました。夜遊びしたからって体の調子がよくなるわけではないのですけどね。。。自分へのいいわけってやつです(何をいいわけしているのか??)

そういえば、上海は何年ぶり(または何十年ぶりの)大雪。日本にいて雪が降ると、なんとなく嬉しかったり心が休んだりしたものですが、こちらではまったくそういうことがありません。とにかく日本では感じることの出来ないような寒さ、寒さ!

ああ、早く日本に帰って生卵をかけたご飯が食べたい・・・。Image146 Image144 Image145_2

2008年1月24日 (木)

無事、カットオーバー!

1月23日10時、僕がプロジェクトマネージャーとして始めて手がけたサイトが、無事カットオーバーしました。

中国で働くのも初めて、プロジェクトマネージャーも初めて、プロジェクトの途中で入れ替えで入ったのも初めて・・・とすべてがはじめてづくしの出来事でしたが、無事にサイトオープンにこぎつけることができました。

新しいサイトは以前書いたとおり「中国の女性向けの」「結婚情報を提供する」「広告サイト」です。ちなみに日本でも同じようなサイトがあって、あの有名なブランドの中国版です(ほとんどバレバレですね・・・)。


最後の三日間は会社に泊まりこみ、暖房が止まってしまう極寒の中(経費節約のため暖房はとめます)テストケースを走らせ、バグを洗い出し・・・を繰り返しました。
出しても出しても終わることのないバグの嵐・・・。でも、不思議とカットオーバーには自信がありました。日本では1年半の間に3本のサイトをオープンさせたのですが、こんなにバグがあったことはありません。その意味では未知の体験だったはずなのですが、これまでの経験から「絶対にはずしてはいけないところ」と「問題があってもクリティカルではないところ」を直感的に切り分けることができるようになっていたようです。

最後のテストケースを走らせ終わったのが、朝の8時。ダミー広告をすべて削除して、無事にカットオーバーを迎える準備は整いました。
9時からは社長や日本からわざわざ来た本社役員を迎えての全社セレモニーを行い、いろいろなドタバタはあったものの、無事10時にはオープンを迎えることができました(ドタバタの一番大きなものはDNSが食われていなくて、まだ見れない地域があるという報告が直前にあったこと!そういうのは、とりあえずほっておいて下さい!)

カットオーバーを確認した後は、家で一寝入りし、夜のささやかな打ち上げへ。打ち上げは以前こちらでも紹介した蟹王府で行いました。
ベンダーさん、現地メンバー、社内SEと集まった中で、ささやかな祝杯を傾けます。振り返ってみるとあっという間の三ヶ月。中国になれることも出来ず、新しいサービスを手探りで探し続け、ひたすら走り続けた三ヶ月でした。

本当はいろいろ反省すべき点、振り返ってまとめたい点があるのですが、まずは自分とメンバーたちに乾杯。

そして、春節明けまでは休ませてください。。

2008年1月21日 (月)

開発佳境・・・。徹夜続きで眠いです。

カットオーバーまで残り2日。
いまだバグの数も数え切れない状態です。

インフラトラブルでサイトがしょっちゅう止まりますし、かなり精神的に追い込まれてきました。きっとサイトは開けてみせる!その一念だけが便りです。

ベンダーさんもついに会社に泊まりこみになりました。
ひたすらテストケースをたたく毎日です。

がんばれ、みんな(といっても一番年下で一人しかいないプロジェクトマネージャーですが・・。) Image135

                  → テスト続きで机で寝てしまった上司。

2008年1月19日 (土)

お迎えがなくても、上海にはこれます

金曜日から、日本の先輩が上海に来ています。

この先輩、次の四月(来期)から上海で働きたいとのことで、まずはどんな場所でどのように働いているかを見てみないと決められないよね!とのことで、上海に来たとのことです。やっぱり人生の一大事なので準備をすることが大切ですよね・・。ちなみに、僕は憧れだけで異動したので下見どころか、一度も中国本土に足を踏み入れることなく上海に赴任しました。初めて上海に来たのが、家をきめるために来たときです・・・

この先輩、準備はしっかりしていて大変すばらしい・・といいたいところなんですが、そもそも海外生活というか社会人としてどうよ・・というところがあることが今回の旅でわかりました。

そもそも本当は先輩は先週上海に来る予定だったのです。受け入れ側の予定もばっちり。飛行機もばっちり。後は上海にくるだけ・・・だったはずなのですが。

「すいません、パスポートが見つからないので、行けません・・・・」

こんな悲しげなメールが来たのは、木曜日の夜中。金曜日にはくる予定だったのに・・・。何でも徹夜で家を探したのですが、どうしても見つけることができなかったとのこと。・・・やっぱり海外赴任はあきらめたら・・・と思った先週末。土曜日に突然電話が・・・。

「ごめん、よく探したらパスポートあったから、来週行くわ!」

徹夜で探したんじゃなかったの??
っていうか開発忙しいから受け入れられないよ??

「もう飛行機もとったしばっちり!」

ばっちり!・・・じゃないよ・・。もう、本当に。

友達に上海いいよ!ぜひ家に泊まりにきなよ!といいまくっている僕も悪いのですが、こっちにきてからみんな結構気楽に遊びに来ます。で、よくあるのが次のパターン。

①飛行機に乗って上海につけば何とかなるよね?
  → 何とかなりません。せめて電話は持ってきてください。
②日本の連休に合わせてそちらに行きます!
  → カレンダーが違うのですが・・・。
③お勧めの中華を教えてね!
  → 「東京でお勧めの日本料理」なみに難しいオーダーです・・・。

ちなみにこの先輩は、②も③もワガママはいわない方なのですが、①に関してはやっぱり失敗をしました。携帯は持ってきているのですが、僕たちの迎えなしでくることになってしまったのです(まあ、一週間ずれたので当たり前という気もしますが・・)

今日上海に来ることはわかっていたので、電話をずーっとまっていたのですが、なかなか電話が着ません。外はかなりの雨。今年の上海は死ぬほど寒いので、迷ったら大変だなー・・・。

「今、人民広場につきました!」

どうやらリニアモーターカーで来たようです。ちなみに、僕は乗ったことがありません。

「タクシーに乗ってそちらに行くわ!」

・・・つかまるかな???元気な声に安心半分、心配半分ですが開発が忙しくて動くに動けないので先輩のサバイバル力に期待するしかありません。

・・・で、それから二時間。いっこうに連絡がありません。電話しようにも、相手の携帯電話を知らないのでどうしようもありません。

・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・お!着信だ!

「今、ケンタッキーの前におるねんけど・・」
おお、ついた!
ちなみにこのケンタッキーは西藏南路と淮海路の角にあるケンタッキーのことです。

迎えにいってじっくり話を聞いてみると、人民広場で降りた後まったくタクシーがつかまらないので、仕方がないので歩いていくことにしたものの道がわからず、さまよっていたら成都路にたどり着いてしまい、さすがに違うだろうと道を聞いたところまったく違っていたことがわかり、そこらへんの人を捕まえてタクシーに乗せてもらったとのこと。

ちなみに、会社のビルは人民広場から南に20分ほどいったところ、成都路は人民広場から西に行ったところです。

「人とあえてこんなに嬉しかったこと、ないわ~~」が先輩の第一声。

これから上海に来たいと思っている皆さん。とりあえず、携帯だけはお忘れなく・・。

2008年1月15日 (火)

社長とご飯を。

今週は追い込みの時期。というか、追い込まれた時期。

ということで、朝からひたすらメールを書き資料を作成する。とにかくあっという間に時間がたっていきます。
若手ということで多少の行き違いとか、多少のやりづらさとかそんなのはあるものですが、このごろ読んでいる本にもあるとおり、そういったことって結局人生には常に存在するものですから、そういったことにいちいち悩んでもしょうがないのかな、と。

あっという間に時間は過ぎて、夜は中国統括会社の社長とご飯を食べに行きました。今日は『花子』というお好み焼き屋です。

ここのお好み焼きは日本で食べても普通においしいと感じられるような味で、社長の大のお気に入り。そういえば日本からはじめてきたときも、ここで食べました。
社長は楽しそうに飲んでいても、時々目がキラリと光るので気を抜くことができません。どこで何を聞いていたのかを、まるで化石のように覚えておいてふっと記憶から引き出してくるのですから。

とはいえ、こうやって近いところでおえらいさんとご飯が食べられるのは間違いなく、中国にいることのメリットです。適度に緊張、適度に楽しむ。

そんな夜でした。
(本当は花子の場所をお伝えしたいのですが、すっかり場所を忘れていました・・・。)

2008年1月13日 (日)

家でゆっくり料理を。

昨日の心の痛みが、まだ残っているので、だれとも話したくない・・・ということで、今日はちょこって会社に行った以外は買い物をしたり、中国語の勉強をして一日を過ごしました。こういう日もとても大事。

中国に来て驚いたことの一つに(というか早めにしっておけよという感じですが)音楽のレベルがかなり高いということ。少なくともTOPレベルでは日本とほとんど変わりません。ただ、ヒットが出る確率はかなり低いのか、何年も前の曲がいまでにヒット曲として扱われたりもします。

今日購入したのは、こちらに来てからすっかりはまっているアーティストの一人、光良(マイケル・ウォン)のCDです。41q2n30jybl__aa240_

このCDに入っている「童話」という曲は、上海に来る日本人にはとても
有名で、だいたい店で誰かが歌い、そしてそれを覚えて歌うようになる・・・という曲です。

ただ僕はこのCDだと、3曲目の天堂という曲のほうが好きですね。
メロディーももちろんのこと、歌詞もとても美しい曲です(ただし僕の中国語では全部わかっていないので、間違って解釈している可能性も大いにありますが・・)。

牽著你在天空飛翔
這樣看世界不一樣
有了你在身旁笑的臉龐
世界或許就這麼寬廣

# 忽然就忘記了慌張
人海之中你最明亮
無意間的影響 漸漸擴張
你豐富我 生活感想

何必尋找所謂的天堂
原來我因為你 不想再去流浪
情願平凡 不擁有一切也無妨
有了你在心上 依然是天堂

Repeat #


何必尋找所謂的天堂
原來我因為你 不想再去流浪
情願平凡 不擁有一切也無妨
有了你在心上 已經是天堂

そうそう、明日は会社の「お弁当の日」なので、初めてこちらで本格的に料理をしました。得意のチキンライスを作ってみたのですが、鶏肉を買い間違えたせいか微妙に狙った味とは違ってしまいました・・・。ケチャップとかもこちらでは輸入物を買っているせいか高いんですよね・・・。

その鶏肉ですが、トリインフルエンザがあるのでそこだけが(といってもかなりの割合で)心配です。

2008年1月 6日 (日)

上海女性を捉まえたい

私生活の話ではありません(私生活でも捕まえたいですが・・・)。

私の仕事は、これまで何度か触れてきたように「NET広告」を作ることです。これは、日本にいても上海にいても基本的には変わりません。
広告を作るといっても、実際にプログラムを組んだり、インフラの面倒をみるわけではなく、営業からの意見を形にしたりマーケティングに基づいて企画を作る企画屋さんです。個人的にはプロダクトマネージャーという呼び名が自分の仕事にはぴったり来ると感じています。より正確に言えば、広告そのものを作るわけではなく、広告という名のクリエイティブを作るためのプラットホームを作るのが私の仕事になります。

さて、その広告を作るうえでもっとも重要なことは、何でしょうか?
スポンサーへの営業活動?安定したシステム?それとも、クリック数を稼ぐためのクリエイティブ??

・・・どれも重要な要素ではありますが、「もっとも」重要なことではありません。
もっとも重要なことは、ターゲットとしている人たちが「見たくなるようなサイト」を作ることです。

広告サイトは大きく分けて二つの作り方があります。

1.トラフィックを集めて、そこに広告を載せる方法。代表的なものはyahooなどのポータルサイト。
2.サイト自体をある程度、最初から特定のターゲット向けに作成し、そこに広告を掲載していく。広告自体も一つのコンテンツになる。転職サイトやぐるなびなんかが代表的な例になります。

中国で僕が作っているサイトは、完全に2にカテゴライズされるものです。具体的に言えば「20代の女性に向けて」「結婚の情報を提供する」サイトを作っているのです。

このようにターゲットが比較的セグメントされている場合、そのターゲットがどのようなサイトを見ているのか?あるいは見ようとしているのか?を知ることは、サイト作りにおいてはもっとも重要なことになります。
リスティング広告やSEOなどで、検索エンジン上の上位に自分のサイトを位置させることはそれほど難しいことではありません。しかし、一度来てもらったユーザーが何度もサイトに来てくれるようにすることは非常に難しいことです。

今回はそのターゲットが日ごろ何に興味を持っているのか、あるいはどのようなことが生活の中で気になるのかを知るために、複数の組のグループインタビューを行いました。プロダクトを作る場合には、通常ある程度プロダクトの形が決まり特定の問題を解決するためにグループインタビューを行うのですが、今回はあえて特定の問題をとりあげず、「上海の女性は何を考えているのか?」のきっかけをつかむことのみを目的としたグループインタビューを実施しました。

これは、NETプロダクト開発の一つの手法で「ペルソナ」といわれるものを作成するための予備調査と位置づけました。ペルソナは詳しくはこの本を見ていただきたいのですが、簡単にいえばいろいろな機能をあれもこれもとつけるのではなく、具体的な「あの人」がもっとも使いやすい商品を作ることで、結果としてユーザーの期待に沿った商品を作る・・という商品開発手法です。

この「あの人」というのは当然頭の中の想像だけで作るのではなく、実際の調査を行うことが必要です。

私がもし日本にいて、日本人を対象にしたサイトを作るのであれば「高校生」とか「渋谷の女の子」といったキーワードを設定すれば、当然のようにある程度のプロトタイプが頭の中に浮かびます。そのプロトタイプをより深めていったり、時には予想を裏切られることでペルソナは作られていくのです。
ですが、今回はなにせ上海。○○区に住んでいる人はこんな感じで、××籍(中国では住んでいる場所と戸籍が異なっていることがかなり多いです。上海に住んでいても、戸籍が北京だったら北京人になります)だったらこんな人で・・・みたいなアタリをまったくつけることができません。そこで、そのようなアタリをつけるためにも、まずは手探りでグループインタビューを行ってみようとなったわけです。

今回のグループインタビューは一回2時間で3組。計3日間にわけて行いました。当然中国語で行われるので、同時通訳をつけて行います。
この同時通訳がすごくて、とにかくグループインタビューで流れてくる言葉をすべて余すところなく訳してくれるのです。あまりにも言葉が途切れないので、休憩中に聞いてみたところ、

「何も考えていないですよ。聞いた言葉をそのまま日本語にしているだけです」

とのこと。InputとOutputの間に思考がないといっても、適切な言葉を選んでいるわけですから脳の中では常に最適化が行われているわけです。才能のない人間には絶対にできないことですね・・・。

さて、同時通訳つきで行われたグループインタビューですが、想像以上に疲れました。日本にいる場合には話していることがダイレクトに耳の中に入ってくるのですが、同時通訳ですとタイムラグもありますし、右耳からは中国語・左耳からは日本語ということで頭はフル回転です。できればさぼってしまいたい・・・のですが、実はこのグループインタビューというやつは、後からスクリプトを読むだけでは決して「感覚」をつかむことができないのです。どんなにつらくても必ずその場にいなくては、マーケッターとしての感覚は磨かれません。

そのつらいつらい3日間の感想ですが・・・。思ったよりも面白い結果を得ることができました。以下、簡単に箇条書きで。

①改革開放政策の影響は予想以上に大きそう。20代前半だけ完全に思考パターンが異なる。
②インターネットの影響で知識レベルはかなり高い。ただ、その知識と現実のギャップは大きい。
③収入と支出のバランスが崩れている。支出>>収入となっている人もかなりいた。「旦那(彼氏)のお金も私のもの」の考え方が一般的だからか?
④給与の上昇は経済成長×インフレ率程度。大幅に上げるために転職を繰り返す傾向にある。
⑤将来への漠然とした不安、特に年金への不安は大きい。

ざっとこんなところでしょうか・・・。
これから2月後半に向けて本格的な定量調査に入りますが、かなりのアタリをつけることができました。やっぱり現場は大切です。

2008年1月 2日 (水)

一年の計は元旦にあり。

ということで、一年の初めを迎えるのにふさわしく、お参りに行ってきました。

いった場所は、上海でも南のほうにある龙华寺というお寺。おとといに静安寺には行ってきたので、今日はここに行ってみようということで、朝から行って来ました!・・・と偉そうには言うことはできず、昨晩騒ぎすぎたせいか待ち合わせには一時間も遅刻してしまいました。

家からはたぶん歩いていけるはずだ。。ということで、40分ほど南に歩いていったのですが、なにせ寒い。上海って緯度では九州と同じ場所にあるはずなのに・・・。
寒い寒いと騒ぎながら何とかついてみImage126 ると、ものすごい行列!

初詣というのは日本だけの文化だと思っていたので、大変驚きました。こんなに人がいるもんなんだ・・。
よく見ると日本とは違って(失礼!)結構真面目なかっこうしたお坊さんがいたり、お線香のようなものをもって真剣にお祈りしている人がいたりと不思議な光景です。

遅刻してしまったので、会社のみんなはすでにおまいりが終わってしまったということで、とりあえず本堂にだけ参拝してすぐに退出・・するつもりが、あまりにも大きい上に人が多いので結局二時間ほど時間をかけてしまいました。Image127 まったくお参りの仕方がわからないので、ボーっとしていたら心優しいお姉さんが「私と一緒にやりなさい!」という感じで手取り足取り教えてくれました。新年から幸先がよいスタートです。

お参りが終わった後はあまりにも寒いので、タクシーで美罗城に移動。
みんなで昼ごはんをつまんだ後は、二手に分かれました。
僕は日本から来ている友達がお土産を買いたいということで、骨董街(南京路)まで行きました。
お土産を買おうにも当然中国語は通じません。ということで、休み中にもかかわらず同僚を電話で呼び出しました・・・。彼女は黒龍江省の出身で、冬はマイナス10C以下になるという環境で生まれ育っています。仕事場では日本人が寒い寒いといってコートを着込んでいる時でも、暑いといって窓をあけはなち、団扇で扇いでいたりするヘビーな女の子です。

「今日みたいに寒くても余裕でしょ?」
「寒さの種類が違うから、マジでつらい・・」
「・・・俺もつらいよ・・・」

こんな会話をしつつ、友達の買い物が終わるのをひたすら待ちます。

10月末に中国に来てからほとんど観光もしていないし、買い物もしていない自分からすると、こうやって一生懸命お土産を買う人を見ると不思議でしょうがないです。まあ、住んでいるのと遊びにくるのではまた違うのでしょうね・・・。

さすがに寒すぎて僕も友達もつらくなったので、途中で買い物を切り上げて、淮海路の火鍋屋さんに移動。寒いときにはやっぱり火鍋が一番です。この火鍋屋さんは、僕が最初に家を探すときにつれてきてもらった店です。あれからもう三ヶ月近くたつのか・・・。

最後に、明日から仕事だ!ということで、マッサージに行って、一日が終わり!
友達も大変満足してくれたようですし、明日から最後の追い込みに入ります。。。

2008年1月 1日 (火)

美しき哉、2008年。

  新年快乐!

ということで、2008年を迎えました。
中国にとっては2008年は北京オリンピックが控える本当に重要な一年です。これからオリンピックに向けて国全体のスピードがあがっていくことでしょう。すでにテレビでも飛行機でも、街でもすべて2008年がキーワードになっています。それは北京とは中が悪い上海でも同じこと。
このような年に自分が中国にいられることにとても幸運に思います。そして、その雰囲気を少しでもこのブログで伝えられたら。そんなことを考えています。

さて、2007年最後の日は、日本から来た友人と一緒に上海市内を観光して回りました。一人だと当然無理なので、社内の日本人(中国在住10年)とそのお姉さんと一緒です。Image114

まずは郊外にある上海動物園。ここにはパンダがいることで、(ガイドブック的には)有名な場所です。同僚が一時間半遅刻したため、11時半から園内散策を開始!

まずは、当然この動物園の目玉であるパンダへGO!会社ではGP-Giant Panda-と呼ばれていたこともあり、やつらと会うのはいわば宿命。胸がはちきれそうです(Blogのタイトルが大熊猫なのもここから来ています)。
日本なら無茶苦茶並ぶところでしたが・・・あっさりパンダ発見。Image115Image119
普通に笹を食べてます。Image120

「人間がはいっとるに違いないわ・・」と
同僚のお姉さんがつぶやいていたけど、まさしくそのとおり。
だって笹を食べるときに焼き鳥たべるみたいに歯にひっかけて枝をひいて食べるんですよ!
枝を引っ張り終わったら口にたまって葉を右手で
まとめて食べる・・・。しかも片肘を突きながら。こんな
かわいいだけの熊が生きていけるんですから、自然って偉大です。

同僚は僕を見て「パンダがいっぱい」といってビール片手に喜んでいました・・・。集合時間に遅刻してきて、ビール飲みながら登場する彼女もかなりの大物です。ちなみにこの日の上海は0度ぐらい。冷たいビールを外で飲む天気ではありません。といいつつ、僕も片手にはビールが・・・。ビールを飲みながらパンダを見るのはたぶん人生最初で最後でしょう。

さすがにパンダだけでは飽きるので、園内をぶらぶらしたのですが、管理の適当さはやっぱり中国という感じがします。こうやって見ると本当に日本の動物園はレベルが高いんですね。Image121Image116Image117
とにかくこの日の上海は死ぬほどの寒さ。なのに「絶滅危機!」と書いてあるようなトラが外でぽつんとたっていたりします。しかも、それにモノを投げつける中国人・・。うーん、やっぱりこういうところのマナーはまだまだだな。

さらに歩き続けると「馬鹿」と書いてある動物が!
いやあ、よく見ると普通の鹿なんだすけど、名前のインパクトは本当にすごい!。
思わず標識まで撮影しちゃいました。ちなみに中国語の発音では「マールー」ですImage124Image122 Image123

さて、そんなパンダやら馬鹿やらがいる動物園を出た後は、
豫園に行きました。
ここはこれまたガイドブックによると日本人必見らしいのですが、残念ながらこれまで一回もいったことがありません。というか、ガイドブックにある「日本人必見」というところには一回もいたことがありません・・・・。住んでしまうと安心してしまうのか、それとも仕事が忙しすぎるだけなのか・・・。

豫園は見た目は、昔の中国の建物を再現した、といわれているのですが、Image126
中身は雑多なものを扱った店の塊です。日本で言うと、
上野のアメ横に近いですかね。。

豫園はとにかく大変な人ごみであんまり観光という感じにはなりませんでしたね。まあ、雰囲気味わってOKみたいな感じです。お土産は近くの問屋が入っているというビルに行ってみて、そこで二時間ほどブラブラして買いました。
問屋が入っているビルといっても、ものすごい数が入っているので、気をつけないとすぐに迷子になります。それにここは中国ですから、なぜか腐りかけの水とか、いつ買ったかわからないお饅頭も店頭にならんでいる・・・というか、店の棚においてあります。こういうの好きだなあ。

夜ご飯は、蟹を食べたいということで九江路にある蟹王府という店までテクテク歩いていきました。本当はタクシーに乗りたかったのですが、さすがに大晦日ということでどの車も捕まらず・・・。結局40分ほど歩いていきました。

この蟹王府という店。日本人にとても有名らしく、店に入ると日本から来たお客さんの名詞がずらりとはってあります。メニューはすべて蟹尽くし。上海ガニはもちろんのこと、蟹味噌の豆腐あえ、蟹ワンタン、蟹チャーハンなどなど。
その中で予想を裏切ってぶっちぎりにおいしかったのが、蟹坦々面。とにかく、今までの坦々面の常識をくつがえすうまさに一同びっくり!別次元のおいしさでした。予約をしないとまず入れない店なのですが、絶対に次もこよう!と心に誓いました。

夜ご飯の後は、お互いの家で一休み・・・・というか一眠りをして、11時に日本人がやっているバーに集まりました。カウントダウンパーティーということで、オーナーの日本人がたこ焼きを焼いていて、そのおこぼれにあずかりつつ、中国語でカウントダウンをして、新年を迎えました。

ものすごく冷え切った夜の中、花火があがり車のライトが点滅しているのはとても幻想的で、素直に感動しました。2007年が始まるときには、こうやって2007年の終わりを迎えるとなんて夢にも思っていなくて、自然に涙が出てきました。今年は今までの人生の中できっともっとも実りがある一年になりそうです。

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