無事、カットオーバー!
1月23日10時、僕がプロジェクトマネージャーとして始めて手がけたサイトが、無事カットオーバーしました。
中国で働くのも初めて、プロジェクトマネージャーも初めて、プロジェクトの途中で入れ替えで入ったのも初めて・・・とすべてがはじめてづくしの出来事でしたが、無事にサイトオープンにこぎつけることができました。
新しいサイトは以前書いたとおり「中国の女性向けの」「結婚情報を提供する」「広告サイト」です。ちなみに日本でも同じようなサイトがあって、あの有名なブランドの中国版です(ほとんどバレバレですね・・・)。
最後の三日間は会社に泊まりこみ、暖房が止まってしまう極寒の中(経費節約のため暖房はとめます)テストケースを走らせ、バグを洗い出し・・・を繰り返しました。
出しても出しても終わることのないバグの嵐・・・。でも、不思議とカットオーバーには自信がありました。日本では1年半の間に3本のサイトをオープンさせたのですが、こんなにバグがあったことはありません。その意味では未知の体験だったはずなのですが、これまでの経験から「絶対にはずしてはいけないところ」と「問題があってもクリティカルではないところ」を直感的に切り分けることができるようになっていたようです。
最後のテストケースを走らせ終わったのが、朝の8時。ダミー広告をすべて削除して、無事にカットオーバーを迎える準備は整いました。
9時からは社長や日本からわざわざ来た本社役員を迎えての全社セレモニーを行い、いろいろなドタバタはあったものの、無事10時にはオープンを迎えることができました(ドタバタの一番大きなものはDNSが食われていなくて、まだ見れない地域があるという報告が直前にあったこと!そういうのは、とりあえずほっておいて下さい!)
カットオーバーを確認した後は、家で一寝入りし、夜のささやかな打ち上げへ。打ち上げは以前こちらでも紹介した蟹王府で行いました。
ベンダーさん、現地メンバー、社内SEと集まった中で、ささやかな祝杯を傾けます。振り返ってみるとあっという間の三ヶ月。中国になれることも出来ず、新しいサービスを手探りで探し続け、ひたすら走り続けた三ヶ月でした。
本当はいろいろ反省すべき点、振り返ってまとめたい点があるのですが、まずは自分とメンバーたちに乾杯。
そして、春節明けまでは休ませてください。。
« 開発佳境・・・。徹夜続きで眠いです。 | トップページ | リハビリ中。。。 »
「仕事」カテゴリの記事
- Amazonの人事政策と自らの仕事を結びつける「構成の巧さ」: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その2)(2024.05.07)
- 結局は人間関係こそが命になる: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その1)(2024.05.05)
- SNSで話題になっている『鬼時短』を読んでみた: 文化を変えないといいつつも神輿の動き方は変える必要あり(2024.03.11)
- 巨大企業は国を守るための盾となれるのか: 書評 半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?(2023.11.16)
- [書評]仮説とデータをつなぐ思考法 DATA INFORMED(田中耕比古)(2023.10.19)
コメント