上海美术馆(上海美術館)
13連休と社会人人生最高に長いこの休み(といってもまだ三年目ですが・・)。
さすがに日本にいって、上海の家に閉じこもってました・・ではもったいないかなと思い、散歩もかねて上海美术馆(上海美術館)に行ってきました。
かなり暖かくなってきたので、まずはいつもより一駅遠い駅まで歩いてみます。
家の前のとおりを一路西へ。目指すは衡山路駅です。
衡山路は地球の歩き方によると 外人向けの店が多く、「上海の六本木」
とのことですが、実際に「六本木」をイメージして歩くとまったく違うことに驚くんじゃないでしょうか・・?
確かに外人向けの店が多いですが、六本木みたいに高層ビルはなくバーや外人向けのレストランが数多い・・という場所です。どちらかというと、「上海の新大久保」のほうがあうような(新大久保はコリアンタウンがありますよね。)
ちなみに、右の看板は宛平路にあったエステの看板。よく見ると、
「かぎりなく、美しく」と日本語で書いてあります。いったい誰向けに出しているんだろ・・・、経営母体が日本だからでしょうか。誰かSBCというエステグループをしっていたら教えてください。
衡山路からは地下鉄一号線に乗って、人民广场駅(人民広場駅)まで行きます。
2007年末に上海では新しい地下鉄が開通したのですが、それにあわせて駅も改装したため、中はとっても綺麗。東京の地下鉄の駅よりもはるかに綺麗です。
地下鉄内には上海の地下鉄開発の歴史が展示してあったりと、上海市政府のこの計画への気合の入り方がわかります。気合をいれすぎたのか、いまだに使えない出口が数多くあるのはご愛嬌。
上海美术馆は駅を出てすぐのところにあります。実は、昨年12月に行った
当代美术馆(当代美術館)のすぐ隣。人民公園には他にも上海博物館があったりと観光地らしい配置になっています。
これまた地球の歩き方によると、入館料20元がかかるとのことだったのですが、特にチケット売り場などなく、入り口でパンフレットを渡されて難なく入場完了。お正月休みだから、無料になっていたのでしょうか・・・・。
中は4階立てになっているのですが、展示会場は3階まで。メインの展示
会場は1階と3階で、2階は小展示場兼休憩所という趣です。
1階では特別展(企画展)をやっていたのですが、当然中国語に不案内な僕はよくわからず。北京にある国営(あるいは国が認めた団体)の50周年記念の展示会・・・と書いてあったような気がするのですが。
右の写真はいかにも中国っぽい一枚ということで記念にパチリ。ニューヨークのMOMAに行ったときも思ったのですが、海外の美術館は写真に対してまったく文句を言わないですね。カメラを持っていっていなかったので、携帯で写真をとっていたのですが、あの「ピロリ~ン」という音を何度もならしてもまったく文句は言われず。
この特別展、写真のような中国風の絵ばかりではなく静物画や風景画、現代アートもあったのですが、額物が欧米の美術館でみるような派手なものではなく、台紙も中国風の紙だったせいかすべて「中国美術」という雰囲気を発散していました。やっぱり絵画って「そのもの」だけでなく、額や台紙も含めて「どうやって飾るか」が重要なんだな・・と妙なところで感心。
それほど大きな美術館ではないので、30分ほど見回って3階へ移動。
3階は来場前に期待していたとおり(?)純中国風の掛け軸が展示されています。
掛け軸といっても文字や水墨画みたいなものばかりではなく、西洋画も
あれば抽象画もあります。いわばキャンバスが掛け軸。
ただ、やっぱりどれを見ても「中国風だな~」という感想になるわけなんですよね。先入観があるせいかも知れませんが、やっぱり題材の切り取り方が欧米人とは違うような気がする。匂いとかオーラの色がちょっと違う気がするんですよね。
以前北京で現代アートを見た時にはそんな感覚はまったくなかったので、これは「絵画」だからなのか、それとも「掛け軸」だからなのかはわかりません。和洋折衷とは違う(中洋折衷?)、少しずれた違和感がとても印象的な空間でした。
ちなみに右の写真は僕がもっとも気に入った作品の一つ。やっぱりどうしても、僕のイメージする「中国風」に惹かれてしまうんですよね。。
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