中国のバレンタインデー
昨日は2月14日。そう、バレンタインデーでした。
日本では一ヶ月前ぐらいからバレンタイン商戦が始まり、それこそ一年間の何割かのチョコが消費されるという一大イベントですが、中国でもそれほどではないにしてもバレンタインデーがあります。
中国ではバレンタインデーのことを、『情人节』といいます。恋人記念日・・ぐらいの意味でしょうか。日本のバレンタインの盛り上がりは小売側の仕掛けと(売る側の仕掛け)と女の子の気持ち(買う側のニーズ)がうまく相乗効果を出すいい例だと思いますが、中国ではそれほど熱心に小売側の仕掛けが行われません。
一番の理由としては、旧正月(春节)が直前まで続いているので、仕事が始まっていなかったりそもそも実家に帰ってしまっていて、恋人同士が離れていることがあげられます。中国での旧正月は一年間で一番大切にされているイベントですから、これからもバレンタインデーが日本のように盛り上がるのはなかなか難しいでしょうね。
もう一つの理由として考えられるのは、日本と違って中国ではバレンタインデーは男性から女性にプレゼントをあげる日だということです。最もポピュラーなプレゼントは花束のようです。
やっぱり男性と女性を比べた時に、こういったイベントで盛り上がるのは女性のほうでしょうし、花束がポピュラーであるということは日本のように『自分へのご褒美』というニーズもなかなか発生しづらいですよね。。
その代わり・・・というわけではないですが、中国ではバレンタインデーが一年間で最も婚姻届が提出される日が多い日です。
1849对新人情人节领证
昨日は上海だけ約2000カップルが婚姻届を提出したとのことです。上海の年間婚姻数は約12万カップルですので、5%ほどのカップルがバレンタインデーに届けたわけですね。
ブライダル業界もそのことはよくわかっているので、14日のみの限定イベントというのをいろいろ仕掛けてきます。14日に結婚式をホテルで行うと特典がついてきたり、写真撮影(中国では結婚前に写真撮影をするのが普通です。いずれ詳しく紹介しますね)で特別な企画をたてたり・・・。
春节明けということで結婚式を行うのも大変だと思うのですが、やはり『恋人記念日』としては業界からもこれくらいは働きかけたい、ですよね。
ちなみに、会社の同僚になんでバレンタインに婚姻届を出すのが多いの??と聞いたら、
「忘れる心配がないから・・」
とのこと。彼女はそろそろ中国の結婚適齢期が終わろうとしているのですが、現在彼氏もおらず。。せっかく日本語もしゃべれるのだし、バレンタインは日本風にアタックすればよかったのに・・・と思った、そんなバレンタインデーでした。
ちなみに独身男性の僕は、先輩たちと食べ放題で焼肉を食べていました・・・。
« 北京オリンピック -スピルバーグ辞任- | トップページ | 一時帰国をしていました »
「恋愛」カテゴリの記事
- Happy New Year & プライベートのご報告(2013.01.01)
- 情人节では街角で薔薇が買える in 上海(2011.02.16)
- 上海で日本人同士の結婚って?(2008.11.14)
- 中国で愛人を囲うということ(2008.05.09)
- 中国のバレンタインデー(2008.02.15)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 五月天の武道館ライブに行ってきた(2年連続2回目)(2017.02.13)
- 第33週目終了! - Cultral night もしかしたら最後の祭り? -(2012.03.28)
- 中国的年納め(2009.01.26)
- 中国では長期休みに結婚式が行われます(2008.10.02)
- 中国四川省地震 続報2 -食糧不足と中国人の気質-(2008.05.15)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2020年1月の出張記録と東海のおすすめホテル(2020.02.09)
- 第73週目終了! - 2012年の終りに台湾にて -(2012.12.30)
- 第56週目終了! - 上海短期留学に必要なもの-(2012.09.02)
- 3月のメキシコ遠征を振り返ってみる その1 - 参加決定まで-(2012.08.21)
- 寒すぎる上海を抜け出し、カンボジアへ行ってきた -シェムリアップ編-(2012.02.04)
始めまして鈴木日記です、只今非常に良い記事を拝見致しました、有難う御座いました。
今後も、全て頑張って下さい。
鈴木日記3620
http://suzuki12345.cocolog-nifty.com/blog/
投稿: 鈴木日記3620 | 2008年2月16日 (土) 07時48分