上海バス事故 -テロなの??と語る同僚-
一昨日の話になってしまいますが、上海ではバス事故がありました。
上海のバス火災で3人死亡 12人負傷、「自然に発火」(gooニュース)
僕がこの事件を知ったのは、日本のNIKKEI NETを読んでいたときです。このごろ日本のメディアは(半ば意図的に)中国の悪いニュースを取り上げる傾向にあるせいか、ヘッドラインとして取り上げられていました。
ニュースでは『上海』としかなかったので、すぐに中国のニュースをチェック(ここで上海としか書かれていないのは、ちょうど日本で『東京』としか書かれていないのと同じような感覚です)。調べてみると上海市内でも北側に位置する杨浦区での事件だとわかりました。
事件自体は朝から上海市内でも取り上げられていたようで同僚も知っていたのですが、近くに住んでいる同僚もいることから、死人が出たことを伝えると急に騒ぎに。
「テロなのかな?」とか
「爆発が起こったの?」とか
「地下鉄も危ないよね」といった言葉が次々と出てくるではありませんか。
バス爆発・・といった事件は日本ではもちろんめったに起こらないわけですが、たとえ起こったとしても『テロかどうか?』を考えるような人はめったにいないでしょう。しかし、中国ではごく一般の人が最初に考えるのは『テロの可能性』である。このことにあらためて自分が住んでいる場所がどこなのかを感じる瞬間でした。
ちなみに、中国国内では公に報道されることはないものの、少数民族関連や農民の暴動などで少しずつテロへの不安が高まっています。今回の事件も公式には『可燃性物質が誤って燃えた』ことになっていますが、本当かどうかは明確ではありません。
事実地下鉄の駅などでは検査台が設けられ、荷物検査を行ったり警察犬が出動していたりしたようです。
北京オリンピックに向けて、何事もなければよいが・・・というか、ここでテロをしてもよいことなどないのに・・・と思わずはいられない出来事でした。
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