オリンピックも無事終わり・・
大騒ぎだったオリンピックも無事に終わり、気がつけば三ヶ月もブログの更新が滞っていました。う~ん、この三ヶ月いかに大変だったか・・ということですね・・。
この三ヶ月は体調を崩したり出張が多かったりと、正直気持ちが乗らないことばかりでいろいろ悶々としており、記事になるような内容を集めることが出来なかったというのが大きいです(本当はオリンピックのことを書けばよかったんですけどね・・)。
まあ、オリンピックも終わり(私も見に行きました)少し気持ちを落ち着けて・・・ということで、何事もなかったようにまたエントリーをあげていこうと思います。
このオリンピック期間、上海も普段よりも町の警備が厳しくなっており結構イロイロ大変な思いをしました。
①パスポート携帯は必須
これはうちの会社だけかもしれないのですが、オリンピック期間はパスポート携帯が必須ということになっていました。もともと建前上は、海外にいる際には必ずパスポートを携帯しなければならないのですが、実際は盗難や紛失の危険性があるため、コピーを持ち歩いていることが普通です。
今回は上海市内にも遠方より警察官が着ており、まあ空気が読めないというか、やたら厳しく追求されるという可能性があるということで皆持ち歩こうか・・ということになりました。
②虹桥空港の警備強化
中国って結構警備が厳しい・・・というイメージがあるかもしれないのですが、実際はまったくそういうこともなく、普段はユルユルです。それが、このオリンピック期間はいきなり警備が本気モードになりました。
まず空港にはいるにも手荷物検査があります。しかもただあけてみるだけでなく、変な機械を使って調べるということで、かなり時間がかかる。で、空港に入るにも30分以上並ばなければならないという事態発生。
海外から荷物を持ち込むにも普通はチェック無しのところ、いちいち検査を受けなければならないという有様。いつもしていない(慣れていない)オペレーションをするものですから、これまたすぐに列が出来る。ということで、住んでいる人にとってはこれ以上ないほど迷惑な期間でした。
③道路封鎖・・なはずが?
我が家は、上海で行われたサッカー競技会場のすぐ近くにあるのですが、期間中かつ競技時間の前後は車が通行止めになるということでした。初日はかなりビビッて早めに帰ったのですが、ごく普通に車が通っています。。警察官は確かにいるのですが・・・コーラを飲んだり路に座り込んで話し込んでいたりします。さすが、上海。こうでなければ・・と大きくうなずいた瞬間でした。
結局道路封鎖は一回だけ(アルゼンチン vs オランダ戦)行われただけで、他はごく普通の日常でした。。
④飲み屋(キャバクラ)への公安の手入れ
中国といえばカラオケ(いわゆるキャバクラ)。これ、実は法律的には違反なんですよね。中国ではお金を払って女性と一緒に飲むこと自体が厳密に言えばすでに犯罪になんです。とはいってもすでに経済の一部として組み込まれているわけですし、お金をグルグルまわすためのメカニズムとなっているわけなので、政府側も実質黙認。ごくたまにお灸がすえられるぐらいです。
で、このカラオケ、さすがにオリンピック期間はあまり派手なことをするなよ・・ということで、北京では大体の店が休業していました。さすがに上海には影響はあるまい・・と思っていたのですが、なんと上司といった時にちょうど公安の手入れが!
一緒に歌っていた女の子は一斉に部屋から出て行き、あとは上司と僕の二人きり。これじゃ、一般のカラオケと変わらないよ・・。
まあ、十分ぐらいで帰ってきたのですがかなり驚きましたね。。一人で行ってたらたぶんすごい焦ったのでしょうけど、上司といるからかかなり余裕で楽しんでました。店は結構緊張した雰囲気でしたけど。。
ということで、この騒がしいオリンピック期間も終わり今日から落ち着いて仕事!と思ったのですが、朝から台風上陸ということで上海の町並みは海のようになっています。
とにかく上海は水はけが悪いので、こうなってしまうとどうしようもありません。
どうせひどいのは一時間ぐらいなので、会議さえなければ時間をずらして出勤するのですが、あいにくと月曜日は朝から会議です。仕方なく、半ばやけくそで海のようになった道をジャブジャブと歩いていきました。
ビルの排水溝からは滝のように水があふれ出て、なんだかアトラクションのようです。水がきれいなら・・。
水はけが悪い → すぐに下水から水があふれる ということで、このあふれ出た水って相当汚いし、はっきり言ってくさいのですよ。ひどい一週間の始まりだな~と思いながら、今は靴も靴下も干しながら、スリッパで職場にいます・・。
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