日本にいるメンターの方々
20代という若さでベンチャー企業の経営陣となってしまって痛感するのが、いかに大企業というのは「お手本」が多かったのかということです。前職はまあ、大企業といってしまってもよいレベルの企業だと思うのですが、3年9ヶ月という短い在籍期間の間に実に多くの『メンター』とよべる方に出会いました。以前、日本に営業に言った際にもお客様であるとあるシステム系起業のCEOの方に「若い間はメンターとなる先輩を大切にしなさい」というお言葉をいただいたのですが、日々働いていると本当にその言葉の意味をかみ締る機会が多いです。ということで、今日はそんな私にとってのメンターのお話。
月曜日には前職時代の同僚(というか先輩)と、上司と食事をしました。その上司は僕より一足早くリクルートをやめ、外資系コンサルティング会社に転職、その後現在の(それこそ誰でも知っている上場企業である)ネット企業でマネージャーをつとめています。また同僚(というか先輩。くどいですが・・)はリクルートの子会社の取締役に就任されています。
なんというか、昔の上司と会うというのはなかなかに恥ずかしいもので、こちらがそれなりに立派になった気がしていても、やっぱり最初の出会いは決定的というかどうしても「部下」という気持ちで会ってしまうものです。そういうのが別に悪いというわけではないのですが、なんというかそういうちょっと不思議な気持ちになります。
実際に会うのは転職してから会うのは実は初めてなのですが、全然そんな感じがしない。というのは時々メールをしたりしていますし、高々半年程度ではそんなに変化もないからなんでしょうね。中国にいて日々の仕事をしていると自分をとりまく環境が大きく大きく変わっているような気がするのですが、実際には高々半年。人間もそんなに大きく変わるものではありません。
で、今回も彼に前と同じよなことを指摘されたわけで。備忘録代わりにここに書いておこうと思います。
→ これは時と場合によってはポジショントークをしたり、はったりをかましたりしなさいということなんでしょうか。。一番苦手・・というかキャラクターとして封印している部分だったりもするのですが。
→ これはうなずけるところもあります。彼が以前いた会社も今の会社も経営者の方はばくち打ちみたいな人ですからね。
コミュニケーション能力・・・ねえ。。昔から課題課題といわれつつもなんとなくやってきているので、それなりでもいかと思ったりもしているのですが、やっぱり改善ポイントではあるはあるんですよね。どうしても強いコミュニケーションになりがちなので(勢いがあるといって喜んでくれる方もいますが)、もう少し落ち着けってことなのでしょう。そうすると自分の持ち味がなくなってしまうような気もしますし、こればっかりは時と経験が解決してくれると信じるしかないです(もちろん意識することは大切ですが)。
ということで、今回も上司・部下の関係の時と同じようなことを注意されたわけですが、やはり『強い』組織の中で生きている彼のいうことは一味もふた味も違います。やっぱりいいところは見習わなきゃダメですね。。。
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