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2009年10月 7日 (水)

上海を感じてもらうための小話4つ

八連休という長休みということもあって時間もあるので、この休み中にあった、ちょっと上海を感じてもらうための小話を4つばかり。


1.お医者様で減量のための針治療

先日のエントリーで健康回復のために針治療を受けていると書きましたが、本日もその治療にいってきたところ「減量用の針治療」もやってくれました。まず、減量と針治療に関係があるか・・という疑問はおいておいて、確かに首や肩のコリが治っているので、今回も信じて治療を受けてみました。

治療は、まず仰向けにねておなかに針を刺すところから始まります。全部で20本以上さしたのかな・・・。ゆっくりさすのではなくて、先生が針を構えた後勢いをつけてさすので、結構ドキドキ。おなかが剣山のようになります。
続いて、両手両足のツボに次々と針を刺していきます。これが筋肉を狙っているようでかなり痛い。少林寺拳法をやっているときに、ツボを覚える必要があったのですが(三段取得時のテストで必要になります)、あれをしっかり覚えておけば・・・と残念。

針を刺し終わると、おなかの針に電極をつけて電気を流します。ピクピクとおなかが動くのがわかるぐらいまで強くすると、あとはいつも当てている赤外線(のようなもの)をあてて、15分ほどそのままの体勢で寝ます。ダンダンと腕や足がしびれてくるので、体を動かそうとすると針をさした部分が傷んで動くことが出来ません。おそるべし東洋医学。


これに加えて薬を飲むことでやせる・・とのことですが「ビールは控えるように」とのお言葉が。やはりとるものを減らさないとダメですよね。ちなみに普通の肩・首ようの治療もしっかりやってもらっています。針をさしたところが軽い内出血になっているのか、プクっ赤くはれているのが気になります・・・。


2.駅で道を聞かれた時の話

買い物に行こうと思って、地下鉄で一駅の娄山关路に行った時の話し。
改札を下りると、大荷物を抱えたおじさんから「4番出口はどこにあるの?」と道を聞かれました。この国に来てからだいぶたつせいか、道を聞かれることも増えているのですが、正直毎回ドキッとします。とにかく中国語はcontextが重要な言語なのでいきなり道を聞かれてもわからん!ってなることが多くて・・・。どうしてあからさまに外国人ってわかるのに聞くんだろう(と、友達に言ったら、顔が台湾人っぽいからわからないんだと思うよ、といわれました。台湾人っぽいてのはつまり顔が丸いのがそういうことなんでしょうか。そういえば今は日本にいても中国語で道を聞かれたりしますからね)。

ほぼ毎週利用している駅ではあるものの、4番出口がどこにあるか?なんてわかりません。で、適当に「あっちのほうじゃない?」といったところ、壁にある案内図を指されて「でも、4番出口はあっちって書いてあるよ」・・・。わかってるなら聞かないでくれよ!と思いつつ「おお、ごめん。じゃああっちが正解だ」といったところ、「ありがとう、助かったよ!」といって去っていくおじさん。


本当に助かったのか・・という思いと、適当に答えるようになってしまった自分を感じつつ、買い物にむかったのでした。


3.ガスメーターの検針の話

僕が住んでいるマンションではガスの検針が一月に一回あります。
これって当然ガス料金の請求のために行われるのですが、面白いのは自分で書き込みを行うこと。マンションの共用スペースに毎月紙が張られて書き込みを行うのです。

で、毎回意味不明なのがその張り紙の文言。日本人が多いマンションなので日本語で書いてくれているのですが、「ガスメーターの利用度を収集します。今回は○月○日~×月×日までのメーターになります」と書いてある下に、「ガスメーターの利用度は収集しません。本当の請求金額と違っていても了承してください」と書いてあるのです。

・・・・収集するけど、収集しないってどういう意味?

おそらく「自己申告だからそのままの値は利用はしないよ」という意味だと思うのですが、日本語への誤訳で意味不明になっているのと、だったら最初から書き込みなんかさせなければ・・と思うのですが。ちなみに僕は一度も書き込んだことがありませんが、ちゃんとガス代が請求されてきています。


4.家賃を銀行で支払う時の話

僕は家賃を引き落としにしていない(というか、中国で外国人の一般家庭が引き落としにしているというのは聞いたことがない)ので、毎月銀行に行く必要があります。今回の長休みでも銀行にいったのですが、カウンターには新人が。こういうときって大体トラブルんだよな・・・と思いつつも手続きを開始。

まずパスポートを提示します。同じ銀行でもパスポートが必要な時と必要でない時があるので、いまひとつ意味不明なのですが、それぐらいは我慢します。たぶん本当はパスポートが必要なんでしょうけど、ダルイ時には無視しているというのが真相なんでは・・とにらんでいます。

で、パスポートを渡して手続きを続けてもらったのですが、何かおかしい。何度も入力をしているのですが、いつもならすぐにプリントされた手続書が出てくるはずが一向にでてきません。「何をしているのですか?」と聞くと、彼女が言うには、

「あなたのパスポートがおかしい」

・・・・・んなわけ、あるかい!とここで結構怒りがわいてきたのですが、落ち着いて「これは正式なものですし、しっかり入国のスタンプもあります」と答えます。とりあえず、彼女納得。しかし、作業を開始しても全然進みません。ああ、隣に座っている窓口担当ならすぐに出来るはずなのに、先月も先々月も隣の子が担当していたからすぐにいけるはず・・・。

僕:「すいません、隣の彼女にやってもらってよいですか?」
オペレーター:「システムのトラブルです」

・・・・・銀行システムがそんなに簡単に壊れるとは、いやいや、この国ならわからないぞ。と思いつつ、隣のオペレーターを見ると快適に作業をしています。

僕:「隣のPCでやればいいんじゃないですか?」   
オペレーター「これはPCではなくシステムの問題です」
 

・・・・こうなったら怒るしかありません。大体、こういうときにはちょっと声を大きくすると解決するものです。

僕:「隣の担当で処理をしてください!」
オペレーター「システムの問題です」
僕:「隣の人は通常通り処理をしています!」

ここで、後ろに座っている管理担当者みたいな人がでてきます。これも想像通り。
僕の担当のオペレーターと二言三言話すと、担当者が変更。いつもどおりパパッと処理をしてくれました。管理担当者からは「さっきの人は実習生(新人)だから知識がないんです」とこれまた予想通りの説明。別に本気で怒っているわけではないので「没关系(問題ないよ)」と言って、銀行を去っていったのでした。


とまあ、日々こんな感じで暮らすことが出来るのであれば、ぜひ中国へ!とっても住みやすいところです。

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