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2009年10月13日 (火)

上海タクシーの初乗り値上げ

日本はhappy mondayということで本日はお休みですが、もちろん中国はそんなこともなく、今日も普通にお客様のところに行ってきました。

上海では大体の移動はタクシーを利用しているのですが、タクシーに乗ったところメンバーから「そういえば昨日からタクシーが値上がりしたんですよ」の一言。・・・でも、初乗り値段は変わっておりませんが??
へんだなぁ・・・と思いつつ無事に訪問を終了し、帰社時も同じようにタクシーに乗ると、今度はタクシーの初乗り金額が1元(約14円)あがっている!う~~む、全然知らなかったよ・・。

ということで、早速社に帰って調べたところ、確かに昨日からタクシーの初乗り金額が値上がりしているようでした。

日本と同じく(たぶん世界中ほとんどそうだと思うのですが)上海でもタクシーはがっちり規制に守られているため、値上がりもいっせいに行われます。しかし、実際にはシステムを変えたり、窓に張ってある「初乗りいくら」というシールを張り替えたりしなければならないため、全ての会社・全てのタクシーでいっせいに変更することが出来ず、10月末までに変更を行えばよいとのこと。ここらへん、いかにも中国・・という感じです。

今回の値上げですが、公式にはガソリンの値上がりを吸収できなくなったため、とアナウンスされています。
三问上海的士涨价:为何涨价?谁获益?(上海タクシー値上がりへの3つの質問。理由は?儲かるのは誰?)

一方、利にさとい上海人のこと、万博前に値段を上げておき、万博時に設けようという魂胆ではないか・・という記事も出ています。
上海出租车突提价 借世博会牟利?(タクシーの突然の値上げ、万博にかこつけ?)


せっかくなので今回の値上げを機に上海のタクシーの金額について軽く考えてみました。

上海のタクシーは初乗りがこれまで11元、今回の値上げが1元ですので、約9%の値上げ。これは、インフレ率が年5~10%の上海ではけっして法外な値上げとはいえないような気がします。

続いて、日本との比較。
日本ではタクシー初乗りってだいたい700円ぐらいなはずなので、大学卒初任給を額面で20万円とすると、初任給のだいたい0.35%。上海では大学卒で外資系に勤めるとだいたい初任給は2500元ぐらいですから(これでもかなり高めです)0.5%ぐらい。

ただし中国は平均値を取る意味がないくらい生活の幅が広い(月1000元の収入でも生きていくことが出来ます)のと、共働きでや家賃がないなどの理由で実収入が高い家庭が多いことを考えるとけっして、高いとはいうことが出来ないような気がします。・・というか体感値としては上海のタクシーは日本よりも安い。ただ、それでも結構タクシー運転手は楽しくそれなりの生活をしているように見えるんですよね・・・。日本では、タクシー運転手の収入が低くて問題になる・・という状況であることを考えると、かなり違う。

本当は運転手にヒアリングをしてみたいところなのですが、なにせ上海語が強く何をいっているかわからないことが多いので、それも出来ず、非常に残念・・・。
まあ、これだけではあまりたいしたデータは出てきませんが、他にもいろいろ比較をしたら何か面白いことがわかるかも・・・例えば、同距離で公共交通機関を利用した場合とタクシーを利用した場合の価格比とか(僕はやりませんが・・・)。


いずれにしても、夏は暑いといいタクシーに乗り、冬は寒いといいタクシーに乗り、雨が降ればタクシーがなくなってしまう上海ですから、少しぐらい値上がりして利用者が減ることはいいことではないのか・・という気がします。時間によってはまったくつかまらない、ということが当たり前のようにある街なので。。。

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