プレミアリーグのピッチサイド広告
上海では一般家庭でもちょっと奮発すればIPTVに入ることが出来る(この会社が我が家・・というかマンションが契約しているIPTVの会社。ネットで見ると年間1400元程度(日本円にして約20,000円、体感的には80,000円ぐらいだろうか)と書いてあるのだが、今手元にある請求書を調べたら半年で78元・・・。マンションだけに大口割引とかあるのだろうか?)。
このIPTVでは当然いろいろな番組を見ることが出来るのだが、僕にとって嬉しいのはスポーツTV。国営放送とあわせて全部で4チャンネルがスポーツ専用としてあり、いろんなスポーツを一日中流している。特に中国で人気のサッカーに関しては、プレミアリーグ・ブンデスリーガ・リーガエスパニョーラ、そしてチャンピオンズリーグと豊富にそろっている(中国国内リーグも見れるし、なぜかたまにJリーグも流れている)。
欧州のサッカーは土曜日に行われるので、本日も家でプレミアリーグを見ていたのだが、気になったのがピッチサイドの広告。マンUの試合なので、当然胸スポンサーであるINGのCMやらネットカジノのCMがたくさん流れるのは当たり前なのだが、それにまざって韓国語や中国語の広告が流れている。
特に中国語の広告で繰り返し流れていたのが、携帯メーカーの愛国者(aigo)の広告。愛国者は急速に拡大している中国携帯メーカーの一つで、北京に本拠がある会社です。ブランド力はまだまだ日系・欧米系にはかなわないものの、技術力に関してはかなり上がってきており、実際に手にとって見るとそれほど差は感じない。
NETを見てみるとどうやら今年の6月から5年間のスポンサーシップ契約を結んだとの記事があった。確かに中国という巨大なマーケットはプレミアリーグにとっても魅力的だし、一方で中国企業にとってもマンチェスターU(ちなみに中国語では「曼联」という)を使うことが出来るのはメリットが大きいだろう。ちなみに英語版のeikipediaにはaigoで記事がしっかり建てられていた。
すごいな・・と感心してしまうのは、プレミアリーグでも堂々と漢字で広告を出しているところ。確かに「愛国者」をブランドとして使っているのであれば、これを出さなければ意味がないのだけど、例えばLenovoがでた時と比べと中国企業が自信をもって海外展開をしているのを感じる(Lenovoは中国では联想というブランド名である)。
日本企業もチャンピオンズリーグではSONYががんばっているけれど、やっぱりこういう広告一つを見ても、中国企業の勢いを感じてしまったり。。。
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