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2010年2月19日 (金)

楽天と新卒採用広告市場

全然中国と関係ない話だけど、NIKKEIを見ていたらとちょっと気になる記事があったので。

11年春入社の新卒採用、削減と増加の二極化?民間調査(NIKKEI NET)

記事自体はよくある内容で取り立てて驚くほどことではないのだけど、調査主体が楽天リサーチであることにちょっと驚き。こういうのって大体新卒採用広告をやっている企業が調べるものだったので(前職がまさしくそう)。

楽天リサーチのページを見ると2,009年から自主調査ということで、調査を行っているみたい。気づいてみると実は楽天はみんなの就職活動日記(いわゆる『みん就』)を持っているから、新卒採用市場に縁がないわけではないのだが、でも楽天リサーチが調査をする意味ってあんまりないのではないか・・・と思う。

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ここで勝手な想像なんだけど、もしかしたら楽天は新卒採用広告市場を狙っているような気がする。ここ二・三年は不景気なのでなかなかマーケットとしては大きくないマーケットだが、それでも数100億円以上はあるマーケットである。

新卒採用市場にかかわらず、人材広告においては二つの面展開がかかせない。採用を行う企業側と、求人ニーズを欲しがる学生側の両面を抑える必要がある。どちらが難しいかというと、インターネットになってからは圧倒的に「学生側」。とにかく一生がかかる選択なので、学生は貪欲に情報を求めるし、採用サイトが乱立する中で新しくマーケットに入っていくのは用意ではない。でも、楽天はすでにそのためのプラットフォームを持っている。

企業側はどうか?楽天はすでに3万店以上の加盟店を押さえており、営業部隊を一から作る必要がない。採用広告に必要な大手クライアントはまだまだ関係が薄いかもしれないが、学生側を抑えていれば営業活動はそれほど難しくないだろう。

加えて、楽天には前職の人間がものすごく多い。僕の知っているだけでも何人もが楽天に在籍している。彼らからすればマッチングビジネスはお手の物。今年は無理にしても、その気になれば来年には採用関連のビジネスを本格的に立ち上げるだろう。たぶんこれまでとはちょっと違う方法をとると思うけど。

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さらに妄想が膨らむと、楽天は近いうちに本気で「海外から学生を呼ぶ」ビジネスをはじめるかもしれない。彼らが2,011年入社から一定数の外国人(主にアジアから)を採用する方針であると以前聞いたことがある。

これだけの就職氷河期であるにもかかわらず、やっぱり人が足りないところは足りない。それはキャリア志向になった日本人学生には見向かれない職種であり、あるいは既にいる一定数の外国人をマネジメントする職種(コンビニなど)だったり、本気で海外を狙う企業だったりする。

ビザの問題や国内労働環境など越えなければならない壁はたくさんあるけど、三木谷さんならなんとくうまく立ち回って市場を立ち上げてしまうような気がする。

ま、たった一つの記事から作り上げた妄想なんだけど、このごろ自分の中で楽天がMyブームだったので・・・。

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