中国のグル―ポン系サービス情報その2 ~中国でも本家Grouponがlaunch? ~
先日紹介した中国のグル―ポン系サービス(「中国のグル―ポン系サービスのすごさ(?) ~家が買える(?)クーポンもあり~」)だが、本日、アメリカの本家Groupon(以下Groupon)がいよいよ中国でもサービスを開始させるという報道がされた。進出形態としては現地インターネットサービス業者(※)のテンセント(腾讯)との合弁とのこと。
(※ 日本ではプロバイダーという表現がされていますが正確な表現ではありません)
美国团购网站Groupon发布招聘启 团购巨头进军中国(IT新闻网)
Grouponの中国進出は以前からうわさが流れてたし、提携での進出を模索しているとのことだったので、とりたてて驚くような情報ではないが「サービスを二週間以内に開始したい」との報道はさすがにスピード感があるなとは思わずにはいられない。
また合弁比率も50%同士で、感覚としてはテンセントが思いきって譲歩したな・・・という感覚。腾讯としては既に独自にグル―ポン系サービスを提供しているので、無理して提携をする必要がないような気もするが、何せサイトが乱立していることと、他の大手と組まれるよりはという判断をしたのだろうか。
(Gruponから提供される各種情報が有用であると判断したということだと思う)
また中国ではインターネットサービスを開始するためには当局への申請、または許可が必要で、クーポン系サービスは現状のところ「申請」で済むとなっている状態のため、強気で取引を進めることができなかったのでは・・というのも想像できる。
一方Grouponとしては腾讯と組むことで資本、集客および営業網を手早く手に入れることができるし、上記の規制区分の変更などに対しても柔軟に対応可能であると考えたのだと思う。また現実的に考えれば、Grouponとそれなりにうまくやっていくためには国際ビジネスの経験が必要だと思うし、そうなると組める相手というのは自然に限られてくる。腾讯は欧米でも中国ナンバーワンサービスプロバイダーとして認識されているので、ここを選んだのは自然な流れだともいえるかもしれない。
今後の展開としては、やはり現在腾讯が独自に展開しているサービスを新会社に合流させるかどうかが一番気になる。普通に考えれば自社でサービスを展開し、なおかつ子会社で展開するのは重複で意味がないと思えるのだが、中国側報道では「一から立ち上げる」という文言があるので、そのあたり今後テンセント側のプレスリリースに注目だ。
« 中国のグル―ポン系サービスのすごさ(?) ~家が買える(?)クーポンもあり~ | トップページ | 娄山关路の百貨店入れ替え »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 大衆皆喜に関わった人間による”『ゼクシィ』のメディア史: 花嫁たちのプラットフォーム”の感想(5/5) : 大衆皆喜はなぜ撤退したのか?(2023.08.06)
- 大衆皆喜に関わった人間による”『ゼクシィ』のメディア史: 花嫁たちのプラットフォーム”の感想(4/5) : リクルートのビジネスモデルはプラットフォームか?(2023.07.14)
- 大衆皆喜に関わった人間による”『ゼクシィ』のメディア史: 花嫁たちのプラットフォーム”の感想(3/5) : 情報誌としての視点(2023.07.12)
- 大衆皆喜に関わった人間による”『ゼクシィ』のメディア史: 花嫁たちのプラットフォーム”の感想(2/5) : 編集としての視点(2023.06.20)
- 大衆皆喜に関わった人間による”『ゼクシィ』のメディア史: 花嫁たちのプラットフォーム”の感想(1/5)(2023.06.13)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- (勉強内容備忘録): Next 教科書シリーズ 国際関係論[第3版] 第II編 国際関係の現状分析(2024.05.09)
- Amazonの人事政策と自らの仕事を結びつける「構成の巧さ」: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その2)(2024.05.07)
- 結局は人間関係こそが命になる: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その1)(2024.05.05)
- (勉強内容備忘録): Next 教科書シリーズ 国際関係論[第3版] 第I編 序論と歴史分析(2024.04.15)
- 勉強している内容の備忘録: マンキュー経済学 マクロ経済 第11章(貨幣システム)(2024.03.14)
「仕事」カテゴリの記事
- Amazonの人事政策と自らの仕事を結びつける「構成の巧さ」: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その2)(2024.05.07)
- 結局は人間関係こそが命になる: (書評)テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法 (その1)(2024.05.05)
- SNSで話題になっている『鬼時短』を読んでみた: 文化を変えないといいつつも神輿の動き方は変える必要あり(2024.03.11)
- 巨大企業は国を守るための盾となれるのか: 書評 半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?(2023.11.16)
- [書評]仮説とデータをつなぐ思考法 DATA INFORMED(田中耕比古)(2023.10.19)
« 中国のグル―ポン系サービスのすごさ(?) ~家が買える(?)クーポンもあり~ | トップページ | 娄山关路の百貨店入れ替え »











コメント