国際婦人デーは女性は半休休みです。
昨日3月8日は「国際婦人デー」ということで、女性は半日で仕事終了+お土産を会社からもらえるというありがたい日(お土産は会社によってそれぞれなので、現金をもらえる会社もあれば何ももらえない会社もある)。
この頃はもう悪いところばかりが報道されてしまうような中国ですが、もちろん良いところもたくさんあり、女性の権利が尊重されている(少なくとも尊重しようという姿勢がある)のは良いところです。農村部では残念ながら労働力+子供を産むということを期待されている地方もまだまだありますが、少なくとも大都市では女性の社会進出や権利尊重が進んでいます。これは、(いまや形骸化したとはいえ)社会主義の良い面ですね。
この国際婦人デーは法律によって決められている法定休日ではないのですが、メンバーは当たり前のように休みであると思っています。上海人のメンバーによれば「女性は外で働いた上に、家事もして大変なんです!休みがあってもいいじゃないですか」とのことです。上海では家事は男性がやることも多いのですが・・・。
大都市に限って言えば80年代以降生まれ、いわゆる80年后は、あまり家事をせず(家事は男性、阿姨と呼ばれるお手伝いさん、両親がやる)稼いだお金は自由に使うという女性も増えてきておりそこまで優遇する必要はないとは思うのですが・・・ただでさえ男性対女性が6:5の割合にならんとする中国では、今後も女性は強くなる一方です。
またこの時期はバレンタインデー(2月14日)とホワイトデー(3月14日)があり男性の財布が痛む時期なのに、さらにここでイベントがなくてもという気にもなります。中国ではここ数年でホワイトデーが浸透し、しかもなぜかホワイトデー「も」男性から女性にプレゼントをあげる日なので、一月に三回もプレゼントをあげる機会をいただけるというわけです。
ちなみに右の写真はちょうど国際婦人デーの日の地下鉄での一コマ。国際婦人デーは国連によると「女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日」とありますが、平等・・・というのは難しいものですね。
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