北京テキトー食べ歩き旅行 2日目前篇 -万里の長城に登るのだ編-
北京のテキトー旅行二日目は、今回のメインイベントである万里の長城観光に行きまし た。これまで何度も北京に行っているにもかかわらず「往復すると遠い」と「トイレが汚そう」という理由から観光をしぶっていたのですが、今回ほど時間があることは二度とないだろう・・ということで、一念発起。長城に行くことにしたわけです。
長城は北京からはかなり距離があるので、交通機関に乗っていく
必要があります。昔はバスで行かなければならなかったのですが、今では電車がふもとまで連れてってくれるので楽ちんです。北京北駅から電車で1時間ほどゆられるとあっという間に長城のふもとである八達嶺駅へつきます。
てくてくと歩いていくと、そこには早速登山口が(この場合は登道口か・・・)!。八達嶺からは南側と北側にそれぞれ登ることが出来て、なおかつ徒歩とロープウェーを選択することが出来ます。今回
は距離が長く、なおかつ「登ってる感」を感じられそうな、北側をてくてくと登ることにしました(同行者はロープウェーを選択)。
登り始めるためにはまずチケットを買わなければならないのですが、さすがに世界遺産の観光地というだけあり、人がものすごい。やたら並ばなければいけないことが一目でわかったので、おっかなびっくりでトイレにGO。想像通り・・・の汚さ・・・だったのですが、後 のことを考えて我慢我慢で準備万端。ちなみに同行者によると「中の下」ぐらいの汚さらしく、まだまだ世界は広いことを改めて感じたのでした(物事を絵で記憶するタイプなので、一回目に入ってしまうと記憶が定着しちゃうんですよね・・・)。
30分ほど並んでようやくチケットを手に入れると、そこにはまさしく写真で見た長城の光景が!・・・って人が多いです、多すぎです。 てっきり入口を超えた後は順調に登っていけるとばかり思い込んでいたのですが、人が詰まって全然前に進むことができません。かなり勾配がきついのでゆっくり登る気持ちもわかるのですが、それにしても前に進まない。詰まる理由は主に3つ。
①カップルが手をつないだまま登っていく
カップルが手をつなぐ・・・というか男性が引っ張っていってあげてい
るのですが、ぴったりくっつくわけではなくかといって手を離すわけでもないので、やたらとデッドスペースがあります。追いぬこうにも縦にも横にも広がっているので、なかなか抜かすことができません。
②記念撮影が激しい
そりゃー、広い中国で世界遺産まで来たのだから記念写真を撮りたいのもわかります。そこは中国人のことですので、一度「撮りたい」と思ったらしっかり自分の好みに合わせて撮りたいのです。ということで、ベストポジションを並んでまったり、ポーズをとったりと時間と場所をぜいたくに使って準備します(右の写真は他人がポーズをとっているのをこっそり撮りました)。これでまた前に進まなくなってしまうんですね・・・。
③休憩でも全力で休憩
基本的に長城は横幅が4mぐらいしかなく、ほとんど休憩場所がありません(元々は防衛用の壁だったので・・・)。ただ距離は長いし、坂は厳しいで、休憩も必要。ということで、団体様が壁際でお弁当を広げて休憩することとなります。だいたい坂を登りきってちょっと下ったところで皆が休むので、一ヶ所に人がゴチャッとしてしまうんですね。これも道をふさぐ理由です。
と、文句ばかり垂れておりますが、やはり長城からの眺めは絶景でした。なぜかオリンピックの標語の看板が残っていたりしましたが、これも記念の一つだと思えば許せるというもの。こんな山の中を攻めてくるほど昔の騎馬民族の機動力はすさまじかったのだな・・・、むしろここまで来たらつなげちゃわない?みたいなノリでつくられたんじゃないかと想像しつつ、ゆっくりと長城を登っていきます。
最後の500mはロープウェーから下りた観光客と合流して、ますます人が多くなる中、最大 勾配の壁を一歩一歩登っていきます。さすがにここはちょっと気を抜くと転げてしまいそうで怖かったですね・・。歩き続けること1時間と少しで無事に最高地点までたどり着くことが出来ました。右の下から二番目の写真が最高地点から下をながめた写真です。最高地点からは来た道を下るしかないので、流れは淀むし、写真をとりたい人ばかりということで大混雑です。ち なみに一番下の写真が最高地点からの風景。写真だとうまく見えないのですが、延々と長城が続いているのを見ることが出来ます。
ということで、無事に(怪我もお腹を壊すこともなく)長城を制覇し、旅行の最大の目的を達成したのでした(長くなったので、後半に続く)
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