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2011年7月13日 (水)

もうちょっとばかり発言回数を増やそう

ここ数日でTwitter上の通称「中国クラスタ」でちょっとした議論になったことが二つあった。どちらも中国の情報を日本語(あるいは日本側)で伝えるということの話で、その流れを見ていて僕個人としても考えることがあったので、今日はそのことをちょっと書いておきたいと思う。


■ 話題1: 日経の適当なランキング ■

話題の1つ目は7月9日に日経で報道されていた、中国ヒット商品ベスト25(リンクはこちら)について。この「ベスト25」、中国をしっかり見ている人には甚だ評判が悪い。

  • 中国とうたっているが実際には「上海」ではやっているものをまとめただけ。
  • 現地人から見て流行っているものではなくて、日本人にとって流行っているように見えるものを取り上げている。
  • 2011年といってる割には数年前から定着しているものも含まれている。

僕個人としても、最初の感想は「これはない」である。理由も上にあげたのと同じ。とにかく「ちょっと上海に来て適当に話題になっているものをまとめました」感があふれているのだ。もしかしたらなにがしかの調査期間を使ったのかもしれないが、それであれば調査方法をしっかりと開示してほしいと思う(その上で批判がフェアでなければ、謝罪いたします・・・)。

これが批判されたのは、もちろん日経新聞という(一応)経済面では日本を代表する新聞サイトがこれを報じたからである。付け加えて言えば、これの詳細版を21万円という高額で売っているということがわかったからかもしれない。とにかく、中国報道にかかわっている人の多くがこのランキングに憤慨していた。

■話題2 中国で一番有名な日本人 加藤氏について ■

二つ目の話題は「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一氏に関するTwitter(とblog)の書き込みである。加藤嘉一氏は北京大学に留学後、中国国内で「中国語」で言論を展開する日本人ということで、色々なメディアに取り上げられているので知ってる方も多いと思う。僕ももちろん日経BPのコラムや、中国語の記事も呼んでおり、彼のことは前から知っていた。
(日本に帰った時に本屋で「中国で一番有名な日本人」と書いてあるオビを見た時にはかなりヒいた・・・一番有名ということはさすがにない。蒼井そらのほうが有名だと個人的には思う(30代以下限定))

話題の元には彼を批判するコラムが日本語版ニューズウィークに乗ったことで、こちらも中国関連の方がいろいろとこの記事および加藤嘉一氏について意見(または批判)を書きこみ、一時はかなりTwitterのTLが盛り上がった。
僕も個人的な意見を少しは持っていたのだが、とてもそこに突入する気にもなれず、また後から考えてみるとずいぶんとアホな観点だったので、参戦しなくて正解だったと思う。。(彼への批判と擁護は、元々は彼の言論からスタートしたのだが、途中で拡散してしまったのでここで追うことはしない)


この二つの記事と、最近自分の周りに起こっていること -日本に帰って色々話したり、school入学準備をしたり -を合わせて気付いたのは「自分が知っていることを、ちゃんと伝えてまとめることには価値がある」ということだ。 「な~に当たり前のことを言ってるの!」と思われる方が多いと思うのだが、これ、自分にとって本当に発見です。

自分の性格もあるだろうし、あるいは大学院の理系で学んだということも影響していると思うが、自分は「something new(=新しいこと)」を追求すべきで有るという考え方がすごく強い。もっと言うと、「自分が簡単に獲得した既に世の中に知られていると思われること」をドヤ顔で伝えるのは恥ずかしいことだと思っていた。blogの内容も基本的には個人の体験(つまり自分が体験したという新しいこと)にしたいと思っていた。

今回の議論で、『自分にとっては常識でも、知られていないこと』がたくさんあり、『一つのことでも背景知識が違えば解釈が異なる』ことが実に身近に転がっていることに気付いた。そして、それぞれの背景知識と解釈を併せて情報を発するということは、自分が思っているよりも価値があることであると思うに至ったのです※1
個人としては「直接働きかける人」でありたいと思っているけど、もうちっと自分の見方を問うて、フィードバックをもらう必要もあるな・・というのが今の正直な気持ち。ショボイ内容であれば、しょぼさを指摘してもらい、少しずつ上げていけばよいと考えています。

とまあ、要は「自分としても知っていることを積極的に発信していきます。たとえ内容がしょぼいなと思ってもまずは土俵に上がることにしました」ということをいいたいだけだったのだが、自分的には一つハードルを越えて頑張ります!宣言なのです。

※1・・・考えてみれば、学校で使う教科書も既に知られている内容が繰り返し書かれているが、価値があるものはやはり価値がある。

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