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2011年8月22日 (月)

二週目が終了! -ひよっこの僕らが前を向くために-

少しずつMBAっぽくなってきたな~と感じる、MBA生活の二週目も無事終了。今週は個人の宿題もあって少しずつ充実してきた感じがする一週間だった。

先週も書いた通り現在は8月中は週六で授業が入っているのだが、会計(accounting)とか経済学(Economics)みたいな授業はなくて、もっぱら自分のキャリアをどう考えるかとか、プレゼンテーションをどうするか・・みたいな話を聞いている。
個人的にはこういう「知っているようで意外とアカデミズムとしては知らない」内容が好きなので、飽きずに(しかし時には眠く)聞いていられるのだが、やはり結構な数の同級生が退屈しているようだ。

まず社費留学の場合は、基本的には会社に戻ることを考えるのであればキャリア構築の授業などあまり必要ない。また、せっかくMBAに高い金額を払ってきているのだから「自分のスキルとなるような」授業を聞きたいというのはニーズとして非常に強い。要は、私は○○を知っています・・・と言えるような授業を聞きたいということだ。現に他のアジアのMBAでは、第一週目から実質的な授業が始まるようなMBAもある。

確かにその気持ちも十分理解できるんだけど、僕の考えはちょっと違う。
僕たちがMBAで学ぶものって結局何なんだろう?ということを考えると、なんとなく答えが見えてくるような気がするのだ。例えばaccountingの勉強をしたからといって、僕の年齢だと今更会計士並みの知識とスキルを持てるとはちょっと思えない(ただし一部の人間は米国CPAを狙っているので、一概には言いきれないけれど・・)。まだ始まっていないけれど経済学だって大学でしっかり勉強すれば十分身についている内容だろうし、趣味で本を読んだって身につけることが出来る。

もちろんケーススタディをやることで日本の大学(4年制)で学んでいる時よりは生きた知識が身につくか漏れないし、グループ作業による知識の定着は大きいはずだ。それでも、それは結局のところmethod(方法論)でしかないわけで、本質的な効果が劇的に変わるわけではないと考えている。
結局のところMBAというのは知識に関しては広く浅くにならざるを得ない。

じゃあどこに価値があるの?というと、僕が思うのは、それらの価値が自分の中で統合されて、栄養となって自分という花が咲くための時間が与えられているということにこそ価値があるのだ。僕たちはまだまだひよっこだと思うのだけど、それでも個々が自分の人生を生きてきて、自分らしさというものを持っている。
MBAで与えられる経験、あるいはえることが出来る経験というのは、そういった自分らしさがより確かになるための栄養なのではないか・・というのが今の僕が思っていることである。花を育てる時だって、ちゃんとそれぞれに合わせて育て方があるように、僕たちはまず「Who I am?」をしっかりと追求するべきだと思うのだ。それが最終的には、MBAの教授陣が好んで使う"Be yourself"につながるのではないだろうか。

僕個人としてもMBA Officeには色々不満を感じているが、それでも、どうして18カ月しかない中で「あえてこの期間にキャリア教育や自己分析」を入れるのか・・というのをもう少し考えてもいいんじゃないかと、そんなことを思っている※1

ということで、来週はこういったほのぼのした授業も最後の週となる。グループでのプレゼンやらテストやらもあるけど、引き続きに元気に楽しく生活していきます!

※1・・・18ヶ月しかないことを考えると最初の方にキャリア教育を受けておかないと就職活動に支障が出てしまうであろう・・という極めて実務的な理由もある。当然、教育カリキュラムは「よりよい仕事を獲得する」ということを大きな目的として構成されている。

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