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2011年8月19日 (金)

僕たちはまだタダのひよっこだ。

MBA生活も二週目に入って、ようやく毎日の予習と宿題に追われる日がやってきた。今はまだ基礎段階(foundation module)なので量は少ないだろうし、成績が付くものもそれほど多くないので、精神的に疲れるということはないがやはり時間的にはけっこう厳しい。昨日書いたように、英語能力がまだまだ足りない非ネイティブスピーカーである自分にとっては、単語を調べたりしているだけでそれなりに時間を食うのが切ないところである。

本日はさきほどまでチームとは別にそれぞれパートナーを見つけて、明日の課題である個人プレゼンテーションの練習をしていた。英語のプレゼンテーションなのでネイティブスピーカーのほうが遥かに有利だろう・・と思っていたのだが、実際に練習をしてみると、言語の部分はそれほど大きな問題ではないとわかるのが面白い。
確かにネイティブスピーカーはポンポンと言葉が出てくるので、制限時間内にたくさん話すことが出来るのだが、あまりに適当に話すと論理構造が崩れてしまって訳がわからないことになってしまう。また、採点は論理構造・言語・プレゼンテーションスキル(身振り・アイコンタクトなど)で行われるので、ただ話せればいいというわけではない。ということで、結局たいして差が生まれずにみんなで練習をしましょう、ということになるわけだ。

練習をしていると改めて感じるのだが、本当に僕たちは「ただのひよっこ」でしかない。それなりの学歴と仕事の経歴を積んできているはず・・と自負していても、色々なプログラムを与えられると、どんどんボロが出てくるのだ。
もちろん教授達もそういうことをわかっていて課題を与えてくるわけだが、これほどまでに結果がしょぼい(少なくとも僕の視点からは・・)とむしろスガスガしい気持ちになってくる。プレゼンの練習だけでなく、教室での議論も現状では「ただの意見の言いっぱなし」で、それぞれの意見が議論においてどれだけのバリューを持っているのか、それまでの流れを踏まえて論理的な内容となっているか・・・といったことがあまり出来ていない(もちろん、これは参加を教授側が促すので仕方がない面もある)。

もちろん個別の分野を見れば、過去のコンサル経験を生かしてファシリテーションが上手い人間、nativeで英語教師をしていたという経歴を買われて片っ端からnon-nativeの英語を直す人間、やたらと人脈に強い・・・という感じで個々を生かすことが出来ている人間もいる。ちなみに僕は、テーマの構造化だけならばかなり強い方だとわかってきたので、議論ではせっせと構造化してホワイトボードに書き込んでいくことを専念している※1

それでも正直にいえば不満は余り感じなくて、こうやって深夜までみんなでワイワイと特定のテーマにそって一緒に議論したり、宿題をしたりというのはすごく楽しい※2。18ヶ月といっても実際にはterm3(来年の夏)までがみんなで一緒にいられる時間なので、それまではこういった環境で一歩一歩、早歩きで自分たちの成長を楽しんで行きたい。

とりあえずは明日はプレゼンを頑張って、金曜日なのでしっかり飲みに行きます。

※1・・・これは僕だけでなく、話を聞く限りでは日本人MBA生共通の得意技であるらしい。日本人が共通として得意・・とは言い切れないと思うので、MBAに行きたい人の特徴なのだろうか。
※2・・・学生には不満を感じないが、ちゃんとコントロールできてない教授には不満を感じるのは言うまでもない。未熟なのを棚にあげて・・という気もするが、やはりそこは要望をお互いにだすのが堅実な関係だと思う。

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コメント

「英語の壁」のエントリーと一緒に拝読しました。
MBAでは役割分担が大事なんですね(しみじみ)。
でも、楽しく、充実した日々のようで、いいと思います(微笑)。

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