Term1授業の紹介 その2
前回の紹介から二週間経ってしまったが、引き続きTerm1の授業の紹介を続けよう(前回の紹介その1はこちら)。二週間近く授業に参加しているので、若干理解が深まっている部分もあるはず・・・。
[Economics](経済学)
MBAはビジネスについて広く(浅く)学ぶ・・という観点から、ほぼ全てのスクールで経済学が必修になっている。学ぶ内容は普通に大学生が教養学部1年で習うような内容だが、とにかく12週でマクロ経済とミクロ経済を終わらせるというスケジュールのため、進度はかなり早い。また、MBAに来ている学生が今更専門的な経済学を学ぶ意味というのは(学部学生に比べれば)ないだろうということで、ビジネスに関係しそうな内容をピックアップして学ぶという形になっている(しかし、価格弾力性という言葉を全く知らない学生がいることには正直驚愕した・・・)
授業は予習は一切なく、授業を受けた後に教科書で復習をし、ケースをグループでといて提出するという形。ケースはあえて教科書では扱わないようなトリッキーな問題を設定してあり、学生に理論の応用可能性を考えさせるように工夫してある(2回目のケースでは、移植用の臓器を特定期間が買いあげるという政策において市場を分析せよという問題が設定された)
だいたい、学生の1/3は「時間がない」という理由から理論をそのまま適用して撃沈する(残りの1/3はそんなに深く考える必要はないよ・・という思いこみから、やはり撃沈する)
この授業は先輩たちによれば「CEIBSに所属しているほぼ全ての学生が好きになる」授業である・・とのことだったのだが、確かに噂にたがわず毎回素晴らしい授業が行われている。マレー系マレーシア人インド系マレーシア人教授が行う授業は常にエネルギーに満ち溢れていて、経済学の授業だというのに、まるで3時間の舞台をみているかのように、あっという間に終わってしまう。
教科書:Managerial Economics - Foundations of Business Analysis And Strategy-
(日本での取り扱いは無いようです)
:Intermediate Macroeconomics International Edition
(マクロと言えばマンキュー先生、ということで定番教科書です)
今日は時間がないので、ここまでで・・・。
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教授は「インド系マレーシア人」じゃないかな。
投稿: Ryo | 2011年9月21日 (水) 09時36分