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2011年10月26日 (水)

5年目の上海生活と、皆さまへの御礼

つい一昨日(日曜日)にこんなことをいったばかりなのに、今週は色々読み違えがあってまたも眠れない日々を過ごしている。基本的には目の前にある課題を片っ端から片付けていっているのだが、グループ課題の進捗が想像通りいかなかったり、急遽別のイベントが入ると途端に予定が崩れてしまう。
まるでギリギリの予定で回っているサプライチェーンのようである。しかも、バックアップ機構はない。。

今年はずいぶんとあわただしくて充実していてすっかり忘れていたのだが、昨日でちょうど上海に本格的に居を移して五年目になった。2007年に上海に来てから四年たち、僕も上海も大きく変わった。


2007年に上海に来た時に最初に考えていたのは「3年ぐらい上海で経験を積んで国際経験があるビジネスパーソンとしてアメリカあたりのMBAに留学して、そのままアメリカに住もう」という、今となれば非常に妄想だらけの夢だった。
その当時の上海は万博の前で空は汚いし(今の青空を見ると、本当に毎日でも感動する)、地下鉄もそれほどなかったし、ああこれからこの街は変わっていくんだな・・というのを漠然と感じていて、せめて万博が始まるまでは上海にいたいな、とそんなことを思ったのだった。


それがふとある時、当時僕は淮海路にある会社に勤めていたのだが、深夜にタクシーで帰る時に、ふと淮海路のイルミネーションを見ている時に、急にこの街にもっと長くいたいと思うようになったのだ。まだブランドショップもない、Apple storeもない、万博前でちょっと薄暗い淮海路のイルミネーションでなんでそんなことを思ったのか、今でもわからない。たぶん、時々僕に訪れる「一瞬の転機」がちょうどあの時に僕に訪れたんだろうと思う。

もちろんそれだけが理由ではないのだが、2008年末には帰国辞令を振り切って会社をやめこちらで転職をした。どちらかと言えば辛いことが多いベンチャー生活だったが、上海から帰ろうと思ったことはなかった。まあ、時々本当の日本料理を食べたいな・・とか、友達と会いたいなとか思ったりはするのだが、それでも「ココ」が家だといつも感じている。


2010年には念願だったTwitterやらFBやらのソーシャルメディアもできるようになり(もっと早くVPNをつなげばよかっただけなのだが)、今までは知り合うこともできなかったような方がわざわざ僕に会いに来ていただけるようになり、上海にいながらにして世界が大きく広がった。

念願だったMBAも場所は違えど無事に進学することが出来て、しかもそれはこの上海だということで、益々上海での生活は長くなる一方である。この人があふれる大都会、おそらく日本と比べればまだまだ不便なところもあるこの街を僕はとてもとても気に入っているのだ。


こちらに来た時に、長く住んでいらっしゃる先輩方から「10年住んで一人前」という話をたくさん聞いて、なんで時間で区切るような言い方をするんだろう、といつも心の中で思っていた。だがようやく五分の二が終わった今となると、10年はかかるかどうかはわからなくても、僕はまだまだこの国のことも、この街のことも知らないのだな・・といつも感じる。

上海は中国ではない・・というのは住んでいる我々には当然のことなのだけれども、その上海でさえ三カ月もするとその顔を変えてしまう。先日の日曜日も日本から友人(この友人もTwitter経由で知り合ったのだ!)が遊びに来てくれて、フラフラと街歩きをしたのだが、今でもただ街を歩くだけで色々なことに感動できることに改めて気付いた。

もちろん仕事の面ではそろそろ違う土地 -例えば内陸部、内陸部にはもっともっとビジネスチャンスがあるのだ- に行きたいと思っているし、いつまでも同じ場所にいたら視点が偏ってしまうという気もしている。それでも、今はココが僕の家だと感じるし、これからもこうやってblogやらtwitterで少しでも上海の魅力を伝えられたらと思う。


人生なんてホント先がわからなくて、時々の縁やら偶然やらで決まってしまうと、そんな風におもっているのだけれど、一方でこうやって何かを伝えると必ず答えてくれる人がいて、ふと遊びに来てくれたり、たまに帰ると暖かく迎えてくれる友人たちが日本にいるからこそこうやってフラフラしていられるんだと、この頃はそんな風にも思っている。

これから1年は引き続きshoolでの生活がメインになるけれども、5年目の上海生活をこのblogを読んでいる方にも少しでも楽しんでいただけたら、それが僕の幸せです。

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