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2011年11月24日 (木)

テストも前半戦終了。 -世界中どこでも試験は変わりません・・-

今週はTerm1のテスト週間ということで、月曜日から金曜日まで全て午前中はテストで埋まっている。とりあえず本日水曜日で、前半戦・・我々のいうところのTechnical termは終了。月曜日=会計学(accounting)、火曜日=統計学(statistics)、水曜日=経済学(Economics)と「答えが明確にある」課目かつ、技術的(主に数式のこと)なことを学ぶ必要があるということでTechinical termと呼んでいる。

よく中国人は数学が得意とか、欧米人はしっかり数学を勉強しているみたいな話を日本で聞くことがあるのだが、このschoolにいる限り全くそういうことはなくて、みなこの3つの課目に関してはビビりまくっていた。確かに会計とかは新しい概念なので、難しいと感じるのはわかるのだが、前も言ったように繰り返しアサインメントがあったので少なくとも合格するのは難しくないように思うのだが・・。


試験は大学時代を思い出す一科目三時間の結構長めのテスト。入試の時には一日二科目あったことを考えれば、一日一科目というのはそれほど体力的には厳しくないのだが、ここ数日上海は急激に冷え込んでおり、教室が寒いのはかなり辛い。ただテスト中のトイレ外出はOKなので、お腹が痛くなっても安心と言うのはありがたい(月曜日は部屋に暖房がついていると思ったら、全くついていなくてお腹が痛くなり相当辛かった)。

テストを受けていて驚くのは、試験中に饅頭やガムを食べだす学生がいること。一応規則では禁止されているはずなのだが、そういうことにはあまり頓着しないのだろうか・・・。文房具の貸し借りも普通に行われているし、何と言うか「規則は厳しくありますが、運用は緩いです」の中国流を見ている気がする。

ただしカンニングに関してはかなり厳しく、持ち込み可能な資料についてもテスト中にしっかり確認されている。これは卒業生のクオリティを保つという意味においてはむしろ当たり前。持ち込みに関しては「手書きのみ可」という課目があり、つまり誰かのをコピーするのは認めないけど、自分で努力したならばその努力を認めますよ・・・というメッセージである。


試験というのは本当に世界中どこでも変わらないものだな・・と思うのは、前日あたりになるとどこからともなくシケプリ(試験対策用プリント)が回ってくること。僕にとっての大学時の試験勉強と言うのは、もらったシケプリを自分のノートに写すということに全ての時間が注がれているほど膨大な量のシケプリがあったものだが(つまり、それだけ授業に出ていなかったということなのだが・・・)、こちらでは枚数制限があるため、ものすごく小さな字で詰め込まれたものが流通している。

僕はというと、覚えるためにはとにかく書かないといけないたちなので、自分で作ったシケプリの内容が間違っていないかどうかを確認する程度の利用度で、あまり有効活用しているとは言えない。思えば大学時代に比べれば、真面目になったものだ。自分で投資するというのはこういうところにも表れるのかもしれない。


■ 後半戦にむけて ■

木曜日はOrganization Behavior(組織行動論)、金曜日はMarketing(マーケティング)と、前半戦とうって代わり「正解がない」課目が続く。この二科目はこれまでもアサインメントがあったのだが、採点に合理的な基準が見られないと学生間では言われていたり(OB)、既にほとんど成績は決定していると教授が公言してしまっていたり(Marketing)とイマイチ学生間でもモチベーションがあがらない科目である。

友人の欧米系学生達などはすでに本日午前中のテストが終わった段階で「これからのテストは時間をかける必要がない」と言いきって、昼間からビールを飲んでいる人間もいた。さすがに中国系の学生は真面目に勉強していたが、それでも昼食はゆっくり外で食べるというように、ややゆったりとした時間が流れている。


かくいう僕はというと、これまでのOBの成績が非常に悪く(現在ボトム20%以内にいると思われる)次のテストは気合いを入れて臨まなければならない状況に追い込まれているため、ごく少数の「前日以外にもOBを勉強している学生」の一人となっている。ちなみにOBに関しては、日本人同級生の成績もはかばかしくなく、ついでに言えば知っている限り昨年の日本人学生のうち一人もあまりよろしくない成績だったので、CEIBSの日本人には鬼門の課目なのかもしれない。

ちなみに、我々日本人同級生の親友の一人は「そもそも価値感が異なる国から来た学生(日本のこと)をアメリカ人が正しく採点できるはずがない。これこそCultural differenceだ!」と主張していた。確かに、あまりにも低いレポートの点数の理由を聞きに行った時に「あ~これは日本の論文で書いたら逆に直されるな・・・」という書き方を推奨されたので、そういう影響はあるかもしれない※1

Marketingに関しては勉強していても苦にならないということと、そもそもMarketing業界志望 ということで、ほぼ自分の興味をかねて勉強している。たとえ成績が決まってると言われようが、テストは自分の力を試す場なのでしっかり臨みたいと思っている。なんというか、そもそもテストって好きなのだ。
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ちなみに右の写真は先月あたりからCEIBSに住みだした野良猫。全然人を恐がらないので、おそらく元は飼い猫だったと思うのだが、今では「schoolの王」としてみんなにかわいがられている※2

先週からほぼ休みなしで勉強をしている学生陣にとっては一時のDscn0747_1024x768 癒しということで、この頃は大人気のこの猫なのだが、なぜか夜は僕の部屋の前のソファで寝ている(ちなみに僕の部屋は二階で結構気安い場所にある)。時々ミャーミャーなくので、残り物をあげていたらなつくようになってしまい、今では部屋に彼用の食料が常備されているようになり、ついには部屋にまで入ってくるようになった。中国の猫は病気を持っていることも多いんだよね・・・とビビりながらも、彼に癒されているテスト期間中である。残り二日!




※1・・・具体的に言うと、問題を明確にする部分に解決方法のつなぎ(例;○○のような問題があるので、××での解決が必要と認識される)みたいなものを書くと、「問題部分に解決が入るのは、構造的に正しくない」と減点される。日本では問題だけ書きっぱなしだと「次の章へのconnectionがない」と言って訂正される。少なくとも僕の指導教授はそうやって指導していたし、会社も全てこのスタイルだった。
※2・・・EMBAの年齢が高めの学生達は、力任せにかわいがるのでかなり迷惑そうにしている時も多い。その光景を見るたびに、なぜかとても中国にいるんだな・・と改めて実感する。

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コメント

ほんとだ、OBなんてGrade確認したことなかったけど、こんなに悪かったんだ笑。 Dorna教授何言ってるかわかんなかったし、学生の発言で話が膨らみまくって何を学ぶためのクラスだったのかイマイチ、、。

なんとこれで4/4で日本人は成績が悪い・・僕の成績が悪いのはOBとの相性が悪いのかと思ってましたが、日本人と学問が合わないのか、Lornaと合わないのかのどちらかかも・・。僕もあの授業には点を良くつけすぎたと後悔しています。。。

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