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2011年11月27日 (日)

後半戦も無事終了 -MBA学生も噂に踊らされます-

テスト期間の後半戦も無事に終了し、ようやくホッと一息つくことが出来た。前半戦とは異なり、木曜日は組織行動論(Organization Behavior)、金曜日はマーケティング(Marketing)とひたすら答えを書く・・というある意味定性的(学生陣からはその評価基準のわかりづらさから”主観的”と言われている)な科目である。

この二科目は定量的になかなか判断がつかないのでどうやって判断をするのであろうか・・と思っていたのだが、蓋を開けてみると両方ともしっかりとケーススタディであった。時間内にケースを読み込み(OBはそれに加えてビデオを見るという問題もあった)、理論に沿って答えをまとめるというものである。

入学したころにはケーススタディを読み込むのはかなり時間がかかったものだが、今ではかなりスピードが上がっているので十分時間内に読み終わり回答することができたのだが※1、これまで手をぬいてあまり読み込みをしてこなかった学生には結構しんどいテストであったような気がする。


出来栄え・・といえば、マーケティングに関してはこれまでの授業である程度教授の方向性をつかむことが出来ているので大はずしはしていないと思うものの、OBはこれまでの成績が悪すぎてさっぱり出来栄えが予想できない状況である。そもそも、これまでも別に手を抜いていたわけではなくて、結果的に死亡しているという状況なだけに、今回も全力で取り組んで討ち死にしている可能性は十分にある※2

とりあえずテスト終了後は右手が動かなくなるくらいたくさん書いたのは事実・・・ということは断言できる。


■ Life is not fair! ■

一部の友人たちは今回のテストがケースであったこと、特にMarketingは全部で20ページ近くあるケースをテスト時間中に読まなければならない・・ということに「non-nativeにとって不公平だ」というように文句を言っていた。面白いことにnon-nativeはそもそも日ごろから英語で苦しんでいるため、あまりそういう気にならないらしく、むしろnative側が「本来の能力以外で差が付くのは望ましくない」と主張していたので、なるほどそういう見方をするんだな~と思ったりもした。

個人的には確かに「本来確かめたい」能力以外のところで差が付いてしまうだろうとは思うのだが、じゃあこれ以外の方法があるのかと言えばあとはもう面接でもするぐらいしか思いつかないし、それはそれで今度は会話能力が試されるわけであまり差がない。そもそもschoolとしては英語のMBAと言いきっているわけだし。
ただ、ビデオ課題に関しては最初の部分で若干聞き取りづらくて、確かにここは不公平が発生するかもしれないとは思った。やはりnon-nativeだと流れに乗るまではどうしても聞き取れない部分がある(日ごろの会話でも脳内で補正しながら聞いているので)。


我々の学年では"Life is not fair"というのがやたらに流行っていて、一部の教授もよくその言葉を使うし、学生の間では一般的な感覚として受け入れられている言葉である。そもそもこれだけdiversityがあると"fair"の概念が違うので、どちらかと言うとunfairであるということを前提として生活せざるを得ない。

もちろんこれは積極的にunfairを認めるというわけではなくて、そもそもこれまでの環境も違えば年齢も違う、職業経験も違うということを受け入れた上で前向きに頑張ろうという意味が込められている※3。そういう意味で、語学もそのunfairの範疇にはいるだろうし、何と言うか「今更ガタガタ言っても仕方がない」ので、損を感じるなら自分で努力シナハレという性質のものだと思っている。


Term1の成績はExchangeの行き先に直結するのでこういった議論もおこるのだが、自分としては、特にマーケティングのテストは時間制限の中で答えをひねり出すというのが知的ゲームとして非常に楽しむことが出来た。


そういえば、テスト前日の夜中に学生間でまことしやかに「明日のテストでは○○のケースが出る」という噂が流れて、実際にその会社を調べている人間もチラホラいたのだが、実際のテスト内容は全く異なる業界・会社だった。MBAにもなってこういうデマが回って、また実際にそれを信じてしまう人間もいるのだから、やっぱりテストと言うのはどこにいっても変わらないものだな・・と改めて感じたのであった。




※1・・・入学したころには情けないことに4ページ/時間ほどしか読むことが出来ず、これは相当やばいかも知れん・・と思ったのだが、今ではだいたい15ページ/時間ぐらいまでスピードUPした。単語能力が上がったというのもあるが、どこを読まなければならないかというコツをつかんだのだと思う。
※2・・・こういうように全く学生側から採点基準の判断が出来ないのが、OBの授業が不評であることの要因の一つであると思う。OBという課目自体もまだ若い学生にはなじまないのかもしれないが、授業の運営もやはりもうちょっと改善することが出来るのではないだろうか。
※3・・・Accounting(会計学)など業務経験のあるなしでもろに不公平だし、他にもStatistics(統計学)なども大学で勉強したことがあるかどうかで差が付く。

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