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2011年12月 5日 (月)

第17週目終了! -principleのない場面での反省は難しい-

先週末でテストも終わったため、今週は振り返り・・というかいろんな事のまとめの週。プロジェクトの中間評価がかなり良かったために、うちのグループはかなり弛緩した雰囲気が流れており、すでにTerm1は終わった気になっている。ちなみに僕は他の授業をメインに担当していたため、プロジェクトにはあんまりかかわっていない。たぶん僕が担当していた統計学のグループプロジェクトに関しては、他のメンバーは内容を理解もしていないと思うが、それはそれで構わないと思っている。

正式なTerm1の終了は17日なのでまだそこかしこにイベントは残っていて、今週もReflaction & appraisalというグループのメンバー同士でお互いを評価し合うという授業(これを授業とは言わないと思うが・・)があった。


■ グループメンバーとしての振り返り ■

これまでも繰り返し書いてきたように我々のグループはうまく機能していたし(成績が抜群に良いというわけではないが・・)、最後まで仲良く過ごすことが出来たので、こういったイベントもとても友好的に終わることが出来た。実際の振り返りはまずPC上でお互いの評価をし合い、全員の評価終了後にその評価をお互いに見合いながら何を思ったか・・というのを話していくものだ。

振り返り議論の前には教授から「過去何グループかは殴り合いが発生したことがあるのです」と、おそらく冗談ではないようなネタを振られたのだが、確かに仲が悪かったグループはたぶんかなり苦労をして振り返りを行ったのだと思う。一つのグループなど、最初から酒を用意してなんとか明るい雰囲気になるように心配りをしていた。


実際に僕がどんな振り返りを受けたのか・・ということだが、振り返りは「数値評価」と「自由コメント」に分かれており、「数値評価」に関してはほぼ自己評価とグループメンバーからの評価は一致していた。一般的にこういう評価モノの際には、日本人は自分に低めの点数をつけてメンバーと乖離してしまうということを以前の他の評価トレーニングで学んだので、思いっきり高目につけたら、それでちょうどよいぐらい・・という非常にありがたい評価をいただいた(まあ普通に考えれば7段階で1とかを躊躇なくつけるような人間はいないであろうけど)。

自由コメントの方はと言うと、だいたい二つに分かれていた。一つは「とにかく勉強してる時間が長いので、もっとゆっくり寝てパーティーに行け」であり、もう一つは「こだわりが強いので、文化の差を理解したほうがよい」というものだった。


勉強の時間が長い・・というのはたぶんいつもメールを送る時間が朝4時とか5時とかそういう狂った時間だったからそう思われたのだと思うのだが、実際にはこうやってblogを書いたり関係ないことやっていたので、そんなにたくさん勉強しているという気はしない。確かに最後の方は作業する → やってきてない人間に呼び出されて教える(ここですごい時間を食う) → 自分の勉強はその後にやる・・というサイクルだったので、勉強で遅くなる時もあったのだが、それは昼の時間を使えなかったからというだけなので、何と言うか自分の時間の使い方がへたくそなだけだったと思っている。

もう一つのこだわりの方はよくわからなかったので、評価をくれた人に直接聞いたのだが

  • 中国では質問をする時に、よくわからなくても相手が教授だったら納得したふりをする
  • こだわって意味がないところには、こだわらないのが中国流。こだわるのは自分にメリットがあるからだと中国人は思う

というわかったようなわからないような解説をされたのだった。要するに両方に共通してるのは「必要ではないところは手をぬいとけ!」ということだったと理解したのだった。



■ "場"にはprincipleが必要 ■

こういう評価の場というのはMBAだけではなくて会社でもあったのだが、いつも無駄とは言わないが、そんなに有益ではないと思っていて、今回も残念ながらその感想は変わらなかった。

なぜこういう評価モノが有益だと思えないか・・というと、結局こういう評価系って「周りの人がどう感じたか」という物差ししかなくて、改善の方向性がよくわからないからなのだ。


僕はほとんど自分の中の価値観というか信念というか、とにかくそういうものとしてsense of excellenceというのをすごく大切にしている。さらに言えば理系出身だということもあり、少なくともある分野においては「正しいものは正しく、間違っているものは間違っている」ということがあると信じている(数学なんか、まさしくそういう一例)。もちろんビジネスは 0 or 1ではないが、より確からしいか確からしくない・・というのは判断可能だと信じている(もしそうでなければそもそもbusiness competitionというものが成り立たない)。

そういう価値観というか細部へのこだわりというのが、どのくらい周囲の人から見て奇異にみえるか・・というのは結局、その場で暗黙の了解とされている「標準」との差でしかない。少なくとも、僕が知る限りにおいて日本企業、そしてCEIBSにはそういった標準が明文化されているようには見えないし、さらに言えば僕の見える範囲ではそういうsenseが十分に高いとは思えない。


以前、WEBで日本GEの記事を読んだ時に、当時の社長である藤森さんが「GEは明確なリーダーシップを評価する価値観があって、それは凄い乱暴な話しではあると思う」ということを仰っていて、まさしく評価に必要なものと言うのはそういうものだと思ったものだった。結局、評価をするにあたっては何かしらモノサシが必要で、たとえ乱暴であってもそれは外部で決定するしかないのではないか・・というのが今の僕の考えなのである。

もちろん、みんなは僕の体のことやWork-life-balanceのことを心配してくれているので、個人としてもTerm1は自分の時間をもっと有効に使えばよかったと感じているので、改善するところは改善したいとは思っている。それでも、僕にとっては、一つ一つの仕事というのは「自分の作品」みたいなものなので、人に迷惑がかからない範囲で魂を込めたいと思うのだ※1真・善・美がモットーの僕は、実のところあんまりビジネスには向いてないのかも・・と時々思ったりするのである。。


※1・・・人を猛烈にpushするのはより大変だし「間違った答え」でない限りにおいては、自分でやった結果がチームの中で採用されないことにはあまり腹が立たない。ガッカリはするけど。。

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