2012年の抱負 -原点に帰ろう-
毎年のようにこりずに書いている、今年の抱負。2012年も無事にまとめきることが出来たので、記録をしておこう。ついでに今年は初詣も1月1日に無事に行くことが出来たし(いつもの龙华寺)、ジムでの初走りで気分もすっきり。ここ数年で最高の立ち上がりである。
■ 今年こそは中国語(何度目かの正直)■
毎年のように書いているのだけど、一度も目標達成したことがないので、今年も書く羽目になってしまったのだが、今年こそ中国語でHSKを取る。
2010年・2011年はMBA受験とその後のMBA生活でほとんど英語一色だったので、本気で勉強をするのは本当に久しぶりになる・・・といういいわけはあるにしても、在中五年目にして未だに資格の一つも取っていないのは正直自分でも情けないと思う。
HSKは今年は旧版と呼ばれる11級までのものがほとんどなくなってしまうらしいので、今年は新版に絞ってHSK6級を取ることを目標にしている。6級を取ると言うこと自体は以前
も宣言していたのだけど、年頭の目標を宣言するに当たってはより具体的に5月のHSKで6級を受験することを目標にしようと思う※1。
現在のところはおそらく5級程度の実力だと思うので、あと4カ月ちょっとで6級の実力をつけるために具体的に必要なのは文法と単語の能力。聞き取りに関してはさすがに在住5年目ともなれば多少なまっていても聞き取ることはできるくらいの力はあるので、発音がきれいなHSKであれば問題はない。作文に関しても周りは中国人ばかりでいくあでも聞くチャンスはあるので、これまた問題はない。
ということで、上半期での合格を目指して、今後はできる限り1日1時間は中国語の勉強に時間をさくつもり。中国での仕事獲得にも直結するので、今年は本気です。。
■ Get a Job! ■
次はもちろん、これ。ちゃんといい仕事を見つけたい。心からそう思っている。
以前も書いたようにCEIBSの就職が決まるのは非常に遅いらしく、年内に決まるひとは大体半分と言うところらしい。なので、2012年という年に頑張って決めるぞ!というのは、平均よりは早く決めたい・・ということである。
ビジネススクールというのは「世界を変えるための勉強をする」とか「Transformation experience」というように、色々な目的があるというのは、僕もその通りだと思う。しかし、多くの人にとってはやっぱりより良いキャリア -それは給与だったり、海外で働くと言うことだったり、やりたいことをやるだったり、人それぞれだが- を築くための一つステップであるということは間違いがない。
僕にも、もちろん自分が目標としていることはあるし、自分がやりたいと思っていることもある。しかし、そのやりたいこと・・というのは、やはりそういう時と場所、そして運(人の縁を含む)を得なければ実現できないと言うのもまた事実だ。景気が悪くなるであろう今年はたぶん就職活動は結構厳しいものになるだろうというのは今から予想できるし、2010年入学(もうすぐ卒業)のMBA学生もそれなりに大変な思いをしている。
まだ時間はある・・と思っている間に、あっという間に時間はたってしまうので、焦らずかといってたゆまず、今年は自分が残りの人生で何が出来るか・何がしたいのか・・ということを考えながら、しっかりキャリアというものを考えていこうと思う。そして、願わくば自分の更なる目標に向かっての新たなる第一歩を踏み出せることを。
■ 最初の軸にモドル ■
凄く抽象的な表現なんだけど、今年は自分がこれまで得意としてきたこと、本当に能力を生かせることをもう一回注力しようと心に決めている。
大学院の二年目から就職活動、そしてここまでのだいたい8年間はどちらかというと、自分の中で「足りないものを補う」という時間だった。新人で入った時の上司にまず言われたのは、「得意なものを活かすために、足りないものをまずは底上げする」ということで、これまではそれを意識して仕事をしてきたし、生活もしてきた。
社会人になると”T字型人間”とか”π字型人間”を目指す・・みたいなことを考える人は結構いると思うのだけど、僕の場合も同じで、大学院の途中まではず~っとTの長い棒だけだったので(いいかえればIということ)、まずはTの他の部分の厚みをますということが重要だったのだ※2。
途中で中国に来てさらに転職もしたため中国語を学ぶ時間が必要だったり、中国でベンチャーと国際経験を積むといったことがあったので時間が予想よりかかってしまったというのはあるけれど、これもTの土台の部分を厚くするにはすごく役に立ったし、何よりもう一つ「中国」という軸が出来つつある。
一方、これまで自分が「武器」にしてきたものはあまり伸ばす時間がなかったのも事実である。実はMBAに来るまでは「このままの自分でもそれなりにやっていけるのではないだろうか」とちょっと過信しているところがかなりあったのだけど、Term1での学びと色々な方から「MBA卒業生に期待するもの」を聞く限り、今までのマインドでは率直に言って足りないということを実感することが出来た。
僕は今でも「数字を精密に詰めること」や「美しい論理を構築すること」よりは、ワイワイとみんなで楽しく仕事をすることが好きだし、データよりは直観と構造を大切にするタイプである。しかし、少なくともMBAに求められるもの、そしてこれからのビジネスで求められるものは、その「僕の好きなこと」と「MBAで学ばなければならないこと」を自由に行き来できるタイプの人間であるようだ。
そういう人間になるために、今年は少しだけ僕のマインドを元の軸に戻そうと思う。より精度と密度を高め、論理を尊重し、正解を求める姿勢を持とうと思う。
今までの自分を否定するわけではなくて、次のステップに進む時が来た・・というのが今の偽らざる心境だし、自分のありようを少し変えることでどんな化学反応が生まれるのかを今は楽しみにしています。
ということで、今年はより密度をあげて自分のキャリアに真正面から取り組む1年にしたいと思います。今年もよろしくお願い申し上げます!
※1・・・語学学校の先生には4月での受験を猛烈にプッシュされたのだが、四月のその時期は中国にいない可能性が大なので5月にする予定。4月にうけるとschoolのテスト期間終了後すぐになってしまうし。
※2・・・普通は専門能力を伸ばす、つまりIの部分を伸ばすために努力をするんだろうけど、自分の場合は逆だった。日本企業の場合は、まず減点を減らすことが重要だし、自分にとっては若いうちに欠点を矯正できるということでよいシステムだった。
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