第25週目終了 −カンボジアで見て感じて−
本日でMBA生活が開始してから25週目も無事に終了。といっても今週は春節休みでまるごとschoolはお休みだったし、カンボジアにいたので、一週間があっという間だった。ちなみに来週も引き続き1年目の学生はお休みなのだが、壊れたパソコンをとりにいったり(修理がうまく出来ないので、自分で色々確認してから再度持ってきてくださいと酷い扱いを受けているが・・・)、同級生向けコンサル勉強会(しかし、自分は全くコンサルは志望ではないのだが・・・)を開いたりとそれなりに多忙である。宿題も結構重い。
■ カンボジアから戻ってきたら、いろいろ壊れていたの巻 ■
今週は木曜日の朝にカンボジアから帰ってきたのだが、まず部屋に帰ってみると8週間前に購入したばかりの椅子が壊れていた。ネットで調べると結構ある理由らしいのだが、椅子のシリンダーで利用しているガスが抜けやすくなってしまい、座ると一番したまでストンと落ちてしまう。分解してシリンダーだけ変更すれば直ると思うのだが、組み立てのときにはめ込んだ部分がどうしても抜けないので、これはもう諦めるしか無いかもしれない。150元で8週間なので、元はとったと言えば、それなりに満足なのだが、座るとストンとおちてしまうので、不便なことこの上ない。何回かトライしているうちに、ある角度から座るとシリンダーが途中で引っかかって下まで落ちないことがわかったので、春節明けに新しいものが買えるようになるまではそれでごまかす予定。
椅子の件でぐったりしたのでシャワーを浴びようと思うと、続いてシャワーから本格的にお湯が出なくなっていた。正確にいうとお湯にはなるのだが、おそらく20度台。毎回気合いをいれないととてもではないが浴びれない温度なのだが、何せ春節中は管理担当者もいないし、何より部屋を変われといわれると億劫なのでこれまたいろいろとトライ※1。そのうち、洗面所のほうはお湯が出ることがわかったので、そちらを出しっぱなしにすると、見事シャワーもお湯になることがわかった。Twitterで台湾の方から「うちも同じです」というコメントをいただいたのだが、家の中でアドベンチャーゲームをやっている気分である。
その上、休み中は開いているはずの食堂も、なぜか何事もなかったようにしまっていたので自転車で買い物に行こうと思ったら、見事に自転車が行方不明。本来はいるはずの守衛が誰一人いないということで、おそらく盗まれたと思うのだが、これにはさすがにがっくり・・・というか、無駄な出費が痛い。チェーンはしっかりかけておいたのだが、柱には止めていなかったので担がれて持っていかれたらおしまいである。悲しい気持ちになりながらも自転車がないのは不便すぎるので、カルフールでGIANT製の新しい自転車を購入。安くて質が良いGIANTは貧者の味方である。
そして極めつけは、帰ってきた日からの激しい腹痛。カンボジアにいる間は、なるべく外でトイレに行かなくてよいように気を張っていたのが一気に緩んだのかもしれないが、なぜなれているはずの上海で腹痛に悩まされなければならないのか。。木曜日の朝に帰宅して、日曜日(つまり本日)までず〜っと消化不良と腹痛に悩まされていたのであった。
出発前にはWindows マシンもクラッシュしたし、1月は本当についていない。あんなにカンボジアでお参りしたのに、やはりヒンドゥーの神様では効果がないのであろうか。。今は運勢が悪くてもいいので、就職活動の時にはかしたかりをかえすかのごとく幸運が訪れるのを祈っている。
■ マナーは経済レベルに相関しないのか? ■
カンボジアに行って一番驚いたのが、少なくとも僕がいる範囲(プノンペンとシェムリアップ)にいる方のほうが、明らかに中国(上海・北京)の平均値よりもマナーがよかったということだ。中国の大都市はそもそも観光都市ではないし地方出身者も多く、一方でカンボジアは観光が重要な産業の一つなので単純に比較することは出来ない※2.さらに昨日も書いたように、あくまで僕が見ているのは本当に一部の世界なので、安易に一般化することは出来ないというのもわかっている。
それでも店に入るとちゃんと笑顔で接客をしてくれるし、注文を忘れるとちゃんと聞きにきてくれる。トイレも水洗ではなく桶から水をくむタイプのものも多かったとはいえ、ちゃんときれいに使われている。そして、(これは仕事の一部かもしれないが)Koh kayへの道のりはちゃんと箒できれいに掃き清められている(これは日本人的には大変うれしい)。マナーというのは個々の文化ごとに基準値が変わるのでどちらが一概にいい・悪いとは言えないのだが、少なくとも外国人から見た時にはカンボジアのほうがより好意的にうつる気がする。
僕は今まで、中国のマナーの悪さというのは、発展途上国(世界第二位とはいえ未だに一人当たりのGDPは全然低い)だからというのが大きな理由の一つだと思っていたのだが、カンボジアに行ってみてその認識を改める必要があるということを感じた。もしかしたら、向こうで知り合ったカンボジア人女性のAngelaが言うように、比較的敬虔な仏教徒が多いというのも理由の一つなのかもしれない。上海の空港に戻ってきて、早速並ぶことが出来ない中国人たちを見ると、もう少しがんばろうよ・・という気になってしまったのが正直なところである。
マナーというのは、単純に数値化できないものだけど、どこかにそういう分析をしたデータはないかなぁ。。
※1・・・ごく一部の人にしか伝わらないと思うのだが、リング入場前の故橋本真也選手のように十字をきらないと入れないぐらいの温度である。
※2・・・中国の旅行関連産業はGDPの約4%。一方カンボジアは14%を占めている。
最近のコメント