第27週目終了! - 千客万来とメキシコ決定−
授業が始まれば一週間がたつのは早いもので、あっという間に27週目も終了。今週は事前の予定からもTerm2で一番しんどい一週間になるだろうと予想してたんだけど、
やっぱりその通り、ギチギチの一週間だった。ちなみに今日の投稿は月曜日なので、1日だけバックデート。本当にしんどかったのです。
■ 千客万来でスピードUP ■
春節中の宿題をイマイチやる気になれず、最も重いと思われたGovernanceが残ってしまい、それに足を引っ張られてしまったのが一番の敗因なのだが、今週はひさしぶりに深夜までずっと宿題をやっていた。Governanceはおそらく参考文献・・という参考情報だけは学年でもTOP 10%に入るのではないかというぐらい事実関係を洗ってからかいたので、それなりに時間をかけての作業になった。
テーマは・・・やはり僕はこういうことをかいておくべきではないかという思いがあって、昨年の地震時の東京電力の福島原発への初期対応を取り上げた。もちろん「100%絶対」という情報はいまだ出ていないので、ほぼ確からしいと思われる「注水はなぜ遅れたのか?」ということに焦点を絞ってGovernanceの観点からどういった取り組みをすればよいかを提言するという形になっている。授業の内容にそってかかなければならないため、どうしても監督官庁の話や、ミッションステートメントみたいな話が増えておりあまり工学的な運用の話をとりあげることが出来なかったのが残念だが、時間のある時にblogに概要をかいておこうと思う。
2月・3月は日本の年度末ということで例年上海に来ていただける方が多いのだが、今週はネット上で知り合ってから1年以上たつ友人たちが上海に大挙してきてくれて、本当に楽しい週末を過ごすことが出来た。それに加えて、CEIBSでの親友とも言える台湾人との誕生日パーティーが週末にあるということで、肝臓を激烈にいためた週末だった
。基本的にMBAの課題は平日だけではまず終わらないので(あと、平日は規則正しく中国語を勉強したい)、週末にやることがどうしても増えるのだが、今週は週末が埋まることがわかっていたので、平日に作業を詰め込んだというのも今週がきつかった一つの要因。2月はもう乗り切った〜という感じなので、来週はちとダラダラしながら作業をするかもしれない。結構先にCaseは読んであるし。
■ やはり重いJapan Trip ■
予想してたとはいえ・・今週をやたら厳しくしたもう一つの要因がJapan Trip。ツアー会社との話は遅々として進まないし、人数を集めるために個別の勧誘を結構しつこくやっていた。中国人は(というか、これは欧米人もそうなのだが)だいたい、直前に予定を入れるので二ヶ月後の話をしても「先の話だしな〜」という反応が多い。そのうえ、世界中の通貨の中でダントツの強さを誇る円のおかげで旅行代金もかなり高くなりがち。あまり安いツアープログラムにすると日本を楽しめないし、高すぎてもいかんということで、チロチロと調節を加えながら、何とか参加者を増やそうとしている。
その上、残念なことについ先日EMBAの学生が組織したスポーツイベントで亡くなられたかたがおり(マラソン大会だったらしい)、school側もかなりピリピリして、登録をしっかりしてほしいとのこと。当初はそもそもツアーの日程が云々と行ってきたのだが、そこは今回参加している学生委員会の委員長(日本で言うと生徒会長みたいなものだが、もう少し権威はある。仕事をするかは本人次第だが、今年は結構しっかりやってると思う)が、うまく取りなしてくれるようで、このままGoできる感じがする。
こういうのってやっぱり中国っぽいな、と思うのだが、こういう事件が起きるとMBA Officeはすぐにルールを変えて「義務」であると言いたがる。中国の法律はとりあえず決めてから後で少しずつ修正していくというのが一般的だし(それでもこのごろはかなりパブリックコメントをとるようになった)、「法律の適応が遡及する」という理解不能なルールが一般化しているため、いきなりルールを変えて従うようにと言ってくることに抵抗がないのでは・・・と感じるのだ。先週はスクールのランキングとか立ち位置という話をかいたのだが、全体的にアジアのMBA Officeはやはり遅れているというのは、apply時から実感しているので、いつか手をいれないといけないんだろうな・・と思っている。適当さが良い方に働くことも多いんだけどね※1。
■ Business competition に通った ■
さらに今週忙しかったのは、メキシコのIPADEというスクールで行われるBusiness competitionの応募書類を書いていたというのもある。MBAというとそれこそ世界中でBusiness competitonが開かれているので、学生の間に一度は参加しておきたいな・・・と入学の時から思っていたのだが、なかなかこれというのがなく、あったとしても学内選考で落ちてしまっていたので、未だ参加はゼロ。そういうところに、僕の指向にピッタリとはまるプログラムがあったので、応募したのであった。ちなみに当初はあまりに忙しかったため応募書類(Motivation Essayということで、どれだけやる気があるかを書く・・という、なんだか就職活動みたいな書類だった)を出すのを辞めようと思ったのだが、担当者から応募者が少ないからチャンスと聞いて、気合いで書き上げたのだった。
ちなみに僕が参加したいと思うBusiness competitionは次の基準で選んでいる。
- Case competitionであること
一口にBusiness competitionといっても投資内容を提案するもの、自分でベンチャー企業のプレゼンをするもの、ネットワーク上でシミュレーションをするもの、と多種多彩なのだが、自分は特にベンチャーをやりたいわけでもないし、積極的に投資関係に進む予定も今の所ないので、必然的にCase competitionを選択することになる。あと、問題が与えられてみんなで少人数で考えるってのは結構好きなタイプの作業というのもある。 - 先進国以外にいけること
CEIBSにいるというのもあるのだろうけど、外の同級生がみなUSやグローバルのいわゆる「TOP school」を狙う中、逆ばりで先進国以外に行ってみたいというのが入学した時からの一貫した希望。こういう機会がなければ行けない国もあるし、Regionでそれぞれがどういう風にプレゼンスを出すかというのは、共通した課題だと思っている。ちなみに、入学時に一番希望はテルアビブで行われるShort campだったのだけど、今年はなんと一週間も拘束される上に、引率する教授が誰もいない(誰も行きたがらなかったんだろう・・ビザをとるのも一苦労しそうだし)ということで、選択肢から外した。
今回のメキシコのcompetitionは両方の基準を満たしているということで、自分としては選ばれれば嬉しい限り。大学時代の第二外国語がスペイン語だったので、おぼろげながらも何となく意味がわかるのもプラスになる(とはいえ最初の学期の期末テストで100点満点で5点をたたき出し、再履修をするはめになったわけだが)。
(以下、月曜日の話)
ということで、なんとか仕上げたLetterがよかったのか、今回の選抜者以外に応募者がいなかったのかはわからないが、無事にというか喜ばしいことにメキシコに行くことが決まった。冷静にかいているけど、実はすごく嬉しい。向かうのは3月の第一週で、HPを見る限りVISAはいらないようなのだが、国際会議扱いになるのかといったことを確認しなければならない(米国経由で行くので、その手続きでOKなのかもしれないが)。ビジネスまたは観光扱いになると思うのだが。。。
それから大切なのが、チケットはスポンサードされるのかということ。事前に担当者に確認した時にはschool代表なので、スポンサーされると言われたのだけど、これもすぐに確認をしなければならない。スポンサードされないと・・かなりかかるはずだから。。。っていうか、行けないかもしれん、スポンサードがないと。
選ばれた以上はschoolの代表になるので、少なくとも恥ずかしくない態度と結果を残すようにしたい。・・・お酒を飲み過ぎないとか。。
※1・・・このMBA Officeの話に関してはいつかもう一度しっかりかくつもり、結構腹が立ったことも多いし。相手を本気で侮辱しなければ、喧嘩してもすぐに元に戻るのが中国のいいところなので、よく喧嘩もしており、特に不満が残ることはないのだけど。
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