第37週目終了! - Japan Tripも終わりTerm3へ!-
Term2の期間中、ほぼずっと頭を占めていた(といっても過言ではない)Japan Tripもようやく終了。無事に一昨日(20日)の夜に上海に戻ってきた。本当に多くの人に助けてもらって何とか成功・・というか、最低限のかたちにすることが出来た。日本で、中国で助けていただいた全ての方にあらためて御礼申し上げたい。ということで、無事にMBA生活37週目も終了。
■ 久しぶりに帰った日本は記憶と違っていた(ところもある) ■
さて、そのJapan Tripだが実際に旅が始まってしまえば、準備期間に比べれば全然やることは楽ちんである。宿は既に決まっているし、旅程はいざとなればその場でフレキシブルに決めることが出来る。もちろん毎日何かしらの要望が出るので、早起きして調べなければならなかったのだが、日本語環境なのでそれも問題ない。唯一の問題はWi-FIがあまり使えないので町中でインターネットが出来ないことだったが、これも台湾人級友が国際ローミングをした上でデザリングをしてくれたので無事に解決することが出来た。
日本にはMBA入学以来一度も帰ってないので、かれこれ帰国は10ヶ月ぶりぐらいになる・・といっても、これぐらい帰らなかったのはこれまでもあったので、この10ヶ月間で驚くほど日本が変わったという感覚はない。最後に帰った2011年5月にはの入学前に一月半ほど日本にいたし、生まれて初めて大阪に行ったという記憶が結構鮮明に残っていたというのもあると思う。
今回本当に変わったな~と思ったのは、箱根やら京都やらの観光地だ。中国に行くまでは時間があれば旅行する・・といった趣味はまったくなかったので、京都の名勝も相当行っていなかったし(たぶん前に行ったのは大学時代)、箱根も以前行った時のことはまったく覚えだせなかったのだが、その朧げながらの記憶を呼び起こしてみても、そんなに外国人が多くいたという記憶はない※1。今回、箱根も京都も外国人が多くて「おお、かなり日本も外国人が多く来るマーケットになったのだな~」となぜか実感した(もしかしたらずっと前からそうなっていたのかもしれないが・・・)
特に京都(金閣寺や清水寺、竜安寺などの超有名どころにいったのもあるが)では、中国人の観光客も非常に多くて、そこかしこから聞こえてくる会話がなんとなく恥ずかしい感じがした(意味が分かってしまうので)。
中国に住んでいる自分としてはこういうようにお互いの文化を知ることが増えるのはよい・・と思う一方で、日本のお寺といった「開かれているが、入っては行けない場所が多い」ところに、中国人観光客が大挙して観光にくるというのは正直微妙な気持ちである。一緒にいったアメリカ人などは「ここには絶対に中国人観光客を入れてはいけない!」とアツく語っていたが、まあそういう気持ちもわからなくはない。大きな摩擦にならないことを祈りつつも、将来どこかでもめるんだろう・・と、なんとなくそんなことを思ったりもした。
日本経済のことを考えると、これからもドンドン中国人が日本に来る・・という流れはかわらないのだろうけど、個人的には「我々が大切にしていること」を無理して変えてまで適応するというのには、あまり賛成できないので、そこは粘り強く顧客教育(ここでは観光客のことを言う)をして行くという方が長期的にお互いがHappyになるのではないかと思う。ちなみに日本では顧客教育という単語はあまり聞かないが、こういう視点はもっと日本側も持って良い※2。
とにかく、Japan Tripはあまりにも書くべきことが膨大にあるので、別途Japan Tripというエントリーを数回にわけて立てようと思う。自分の中ではMBA生活最大のTOPICになったので、ぜひしっかり書き残しておきたいと思っているのだ(ということを言って書いていないことがたくさんあるのだが・・・)
■ Term3と学外活動 ■
今回の休みは一週間しかないので、もう来週から授業が始まるのだが、これまでのTerm1・2と違い、授業は基本的にかなり減る。これまでは週5日、午前/午後が詰まっていることが多かったのだが(つまり一週間で10クラスということ)、これからは多くても週5セットである。これはMBAではかなり大きくて、大学とは違って予習の時間も同時に減るので、なんというか随分スカスカになるなぁというのが正直な感想(米国のMBAを見ているとこれぐらいの内容であることが結構多いので、これまでが多すぎたとも言える)。
じゃあ、その空いた時間で何をするのか・・というと、アルバイト・就職活動・学外活動である。ただ、学外活動といってもMBAに入る前に「絶対にこれはやってやろう!」と思っていたコンペティション参加とJapan Tripは既に終わったので、今後は現在組織化に向けて動いているボランティア活動に軸足を移して行くことにしようと思っている。学校主催の活動(うちのschoolが主催のビジネスコンテストなど)もあるにはあるのだが、基本的にスクール主導のイベントには参加しないとしているので、今後はボランティア一本である。
また、あまりにも実業から離れているのは辛いので、早速月曜日から以前OKをいただいた欧米系広告会社でアルバイトをすることにした。ある程度プロジェクトとしてやることは決まっているとはいえ、基本的に席をお借りして雑用をしたり、資料を作ったりという仕事であるが、座席ではグローバルのケーススタディに自由にアクセスすることが出来るので、勉強を自由にしても良いという好条件である(そのかわり給料はなきに等しい。このご時世で雇っていただけるだけでもありがたい。しかもPart Time Jobなのに)。
若干Term2で燃え尽きた感はあるものの、これからはもう少しMBAと世間との接点をさぐるような活動になるのだろうなぁ・・・と思いながら、Term3は幕をあけるのであった。
※1・・・大学院時代に「これで人生でもうアドベンチャーが出来なくなる!」と残念に思い、東京-京都間を自転車で走ったことがあり、その際に一瞬箱根湯本は通ったことはある。箱根は区間最大の難所で死ぬかと思った。
※2・・・たぶん、教育という単語が日本だとどうしても「上から下に」伝える、という意味があるからだろう。
« お詫び(現在多忙につき・・) | トップページ | 広告会社で丁稚修行を開始 »
「MBA」カテゴリの記事
- CEIBSが今年のFT MBA ranking5位に(2019.03.06)
- CEIBSが提供する1+1 lecture Tokyoに行って来た(2019.03.04)
- MBA留学時の借金返済完了(2018.01.29)
- このごろ何勉強してるの?と聞かれて(2017.06.11)
- [書評]対中とか反日とかワンワードではない中国 -「壁と卵」の現代中国論(2013.10.15)
「Off」カテゴリの記事
- 母親の死去と相続で大変だったことの記録(その3)(2025.01.01)
- [書評]中国ぎらいのための中国史(2024.10.19)
- 母親の死去と相続で大変だったことの記録(その2)(2024.10.14)
- 母親の死去と相続で大変だったことの記録(その1)(2024.09.23)
コメント