第49週目終了 -Intern 開始と次の学年のこと-
Term3の授業が終わったと思ったらもうすぐにIntern期間が始まった7月。6月までのストレスと日本に弾丸でもどり、すぐにこちらでテストがあったり・・と結構どたばたしていた疲れが体に出たのか、今週は月曜日からIntern以外はほとんど寝て過ごしていた(ひさしぶりに高熱が出て結構焦った)。早起きをしなければならない・・というプレッシャーもあり、夜も早く寝たり風邪薬をしっかり飲んだおかげで土曜日には無事に回復。ということで、なんだかよくわからないうちに終わってしまった第49週目も無事に終了。
■ Intern出勤は朝7時に家を出ます・・■
さて5月末に決まってからちっとも連絡がなくて本当に話が進んでいるのだろうか・・と不安になったInternも、今週から無事にスタート。内容に関してはかなり厳しめのNDAを結んでいるためにかけないこともあるのだが、別の機会にしっかり書きたいと思う。色々と驚きがあるし、おそらく200人近くいるうちのschoolの中でもかなりユニークな経験をしていると思うので、そのあたりをお伝えしたいなと思ってる。
業務内容自体はまだ仕事が立ち上がったばかりなのでそれほど多くはなくつらさもないのだが、別の意味でこのInternは非常にチャレンジングである。何が辛いって、働いている場所が上海のちょうど反対側にあるために毎日通勤に二時間近くかかり、始業に間に合うためには朝7時過ぎには家を出なければならないのだ。今までは、朝9時開始の授業に5分前に起きて参加したこともあるような生活をしていたので、正直これは結構厳しい。
ちなみに通勤経路は以下のようになっている(上海に来たことある人しかわからないと思うけど・・滅茶苦茶遠いのです)。
school@紅楓路 → 地下鉄9号線の楊高中路駅近くまでタクシー(15分)→ 地下鉄1号線終点の辛庄駅からさらにタクシーで20分ほどかかる工場までシャトルバス(75分)
おかげさまで会社がシャトルバスを運行してくれているおかげで通勤費用は行き帰りのタクシー代だけだし、バスの中では寝ていることができるのだけど、このシャトルバスに乗り遅れたら地下鉄を乗り継いでいかなければならないわけで、朝のプレッシャーは半端ないことになっている。こういう「朝に厳密な始業時間がある」というのは社会人1年目以降一度も体
験したことがない、フレックスタイムサラリーマンですっかりひ弱になっているため、残り八週間も毎朝プレッシャーと戦いながらの起床となりそうである※1。
■ 2012学生が本格的にschoolへ ■
MBAというのは毎年カリキュラムが変わるものなので所属している年が違えばカレンダーも学ぶ内容も変わってくる。例えば我々の学年は8月頭にMBA生活が始まったわけだが、今年入学の学生は来週から授業が始まったりする。・・・ということで、いよいよ本格的に一つ下の学年がschoolに入居するようになっている。
MBAというのは一度社会に出てから入ってくる場所なので学年によって年齢が一緒ということは全然ない。うちのschoolの場合学生の平均年齢が29歳なので、僕は今の学年でも平均よりも年をくっているわけだし、逆に下の学年でも僕より年上もいるだろう※2。ただ、そういう実年齢に差があるということは別にして、新しくschoolに来た2012の学生を見ると感じるのはやはり「若い」ということである。
我々の学年はもうMBA生活の大部分が終わってしまったという感覚があるし、1年間の経験を通して良くも悪くもMBA生活の現実というものを知ってしまっているので基本的には枯れているのだけど、新しく入ってくる学生にとってはこれからがMBA受験の苦労を取り返すチャンスなのだな~と、そんなことを見ていると思う。僕たちも去年の今頃はお互いを知らなかったし、MBA生活とはどんなものなのか・・ということを手探りで探す時期だったので、今とはまったく違う目でschoolを見ていたような気がする。
実際に生活が始まってしまえば、あっという間に授業でカレンダーが埋まるようになってしまうし、グループでの作業に一喜一憂することで時間がすぎていってしまうのだけど、(枯れてしまっている僕らに迷惑にならない程度に)大騒ぎをして楽しんでくれればいいと思う。
個人的には我々が改善点としてschool側に伝えた点がどのくらい反映されているかというのはすごく興味があるので、それは別途どこかで確認できたらとは思っている。Rankingが重要な意味をもつMBAでは、各学年の学生生活もTry and errorの挑戦の一つなのだから、しっかり我々のフィードバックを生かしてくれていることを期待しています。
・・・と、まだ自分のMBAも終わったわけではないので、明日以降も引き続きIntern(と早起き)をがんばります。。
※1・・・全然休みのはずの日曜日も普通に6時半に目が覚めて着替えようとしたところで気がつき、またベッドに戻るということを早速しでかした。
※2・・・ただ、この平均年齢。全学生の1割を占める韓国人が引き上げているような気もするので、大陸学生はみなもう少し若い。27歳ぐらいで入ってくるのが多いイメージ。
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