第53週目終了! -MBA生活二年目の最初はいいことが何もなかった。。-
MBA生活も2年目に入り、いよいよ終りが近くなってきた!といいたいところなのに、今週はひたすらついてない一週・・・というか、ほとんど何もできなかった。ということで爽やかに始まるはずが最低になってしまった53週目も無事に(?)終了。
■ 夏風邪で寝込む ■
体調についてだけ言えば、先週の水曜日くらいからやたらとくしゃみが出るな・・とは思うようになっていたのだが、この1年間で「風邪っぽい」ことはあっても、身動きできないほどになったことはなかったのでとりあえず放置をしておいた。さらに先週から今週にかけては、日本に帰ってしまう友人の送別会があったり、長い間お会いしたいと思っていたが会えずにいた方と初めてお会いするというイベントもあり、毎晩出かけていた。
・・・ということが後になって振り返れば影響しているのは明らかなのだが、今週は見事に夏風邪をひいて寝込んでしまった※1。今の宿舎に移ってからは空気が汚いので、風邪といえば咳が止まらなくなる、咽がガラガラになる・・ということが多かったのだが、今回は37度台後半の熱が出て、鼻も止まらない、そして咳ももちろん出るという三重苦である(お腹が痛くならなくて本当によかった)。
日本にいれば、いや日本にいなくてもMBAに入学前であれば間違いなく医者に行っていたのだが、今は国内医療機関向けの保険しか入っていないため、市販薬を組み合わせてじ~っと部屋で静養していたのだった(注:本来は組み合わせは危ないので、やめましょう)。今まで1年間は「海外旅行保険なんかなくてもなんとかなるぜ~」と思っていたのだが、やはりそう甘くはないわけで・・というか、自分の体の強さを見てみればそのままいけるわけもなく、やはり次回帰国時(10月予定)には海外旅行保険を入るべきだと思い知ったのであった。
Intern期間ということもあり、出来れば稼働中止は避けたかったのだが、とても毎日片道1時間半をバスに乗って通勤できる体力はなさそうだったので、仕方なく人事にお休みのお願いをしたところ快くお願いを聞いていただけた。まあ、確かにあんまり役に立たないIntern学生が社内で(もしかしたら)菌を撒き散らすよりは家でおとなしくしててくれる方がはるかに言いに決まっている。ということで、3日間もお休みをいただき家でぐったりとしていたのだった。
結局この一週間はほとんど最低限の行動しかしなかったため、筋力もかなり落ちた。人間鍛える時は時間がかかっても落ちる時はあっという間と言うのは本当で、休養3日目はさすがにたまっている雑務を少しはやらねばと思って作業をしても、やけにゆっくりしか動けず切ないことこの上ない。健康維持はやはり大切である。
ちなみに最後まで後をひいたのはやはり咽で、今の宿舎の場合、
風邪をひいて寝込む
→ 部屋が狭いので空調は必須
→ 空調は埋め込み式でセントラル管理
→ 埋め込み式なので掃除が行いづらく保守もあまりされていない
→ 空調の空気は悪い
→ 風邪悪化
というコンボを繰り返すので一度咽が悪くなるとなかなか治らない。無理しないで窓開ければいいのではないか・・ということで窓を開けると、僕の部屋は二階の中庭に面したところにあるので、蚊取り線香ぐらいでは迎撃不可能な量の蚊が部屋に入ってきて違う面で苦しむこととなる。
■ 今の宿舎にちょっとうんざりしてる ■
こういうのは本当にマーフィーの法則を感じるのだが、体調を崩してひたすら部屋でふせっている時に限って、自分が住んでいる宿舎にいろいろ起こる。というか今回は宿舎以外にもいろいろ起こった(自分の住んでいる宿舎がどんな感じなのかは以前に書いたこちらを参照のこと)
- 上海に台風来襲
- 断続的な停電
- トイレの水が流れない
- Wi-fiがつながらなくなる
- 水が茶色
- お湯が出ない
- ベッド壊れる
これは風邪とは全然関係ないが、上海に久しぶりに巨大台風来襲。写真では全然 わからないが、一番風が強い時には雨が横からふっているような感じで、自分の宿舎から出ることが全くできなかった。一応schoolには雨にぬれないように屋根がある廊下があるのだが、まったく屋根の意味なし。
このごろやたら断続な停電があって、この寝込んでいる3日間も朝晩に2回の停電があった。停電している時間はせいぜい10分程度なのだが、僕の部屋だけでなく宿舎棟全ての電気がなくなるので、真っ暗になる。寝込んでいる時に多少体調がよかろう・・・と作業をしようと思った瞬間に停電するとガクッとくる。
これも定期的に襲ってくるのだが、トイレの水がいきなり流れなくなる。流すほうがつまるのではなくて、一回流した後に水が補給されない状態になるので最悪の状態ではないとはいえ、なんで風邪ひいてる時にそとまでトイレにいかねばならんのか・・と思うのであった。
毎回logisticsのオジサンたちに直してもらうのだが、今回は夏休み中ということで誰もおらず思わず咽からうめき声が漏れたが、それを見ていた電気工事をやってた知らないオジサンが直してくれたのだった。電気工事と水道管って全然違う気がするんだけど、中国ではこういうの結構普通。っていうか、夏休みは分散してとるように管理してくれ。
これも定期的に襲ってくる事項。だいたい停電 → サーバーの調子悪くなる → (おそらく)サーバーの再起動をかける → DHCPサーバーがおかしくなる → Wi-Fiにはつながるがインターネットには通じなくなる、ということが発生する。
うちのIT部門は日本人的には絶対ありえないベストエフォートなので毎回これが発生すると、ドヤドヤとIT部門まで行って再起動させる。だいたい一回目は「それはお前のPCが・・」的なことをいうのだが、一回あまりの動きの遅さにマジギレしてからはとりあえず自分の苦情に対してはだまって確認するようにしているらしい。
これもよくある。というか、デフォルトである。感覚的には綺麗な水が出ている間というのは「たまたま綺麗な水がでるラッキーが続いている状態」ぐらいの認識である。うちのschoolは現在拡張作業をしているせいか、時々流量を増やすために水道管の工事をしているのだが(かならずしも事前に告知されることなくおこなわれることもある)、これがあるとほぼ100%水が一時的に茶色になる。
今回は「ふ~熱のせいでかなり汗もかいたし、シャワー浴びてまた寝るか・・」と思ったら、まっ茶色い水。そういう危険性があるのはわかっているので、まずは水を出してしばらく様子をみる癖がついているため直撃は避けたが、あれは時々間欠泉のようにくるので気が抜けない。
これもデフォルト(ただし自分の部屋だけの可能性有)。もともと上海のお湯は「冬ぬるく、夏熱い」という自然法則に則ったサービスレベルなのだが、僕の部屋のシャワーは定期的にお湯が出なくなる。冬の間は「洗面台は変わらずお湯がでることを発見した」上に、「洗面台でお湯を出しっぱなしにするとシャワーのお湯も温かくなる」という法則を発見したため、何とか乗り切ることが出来た。ちなみにこの法則は現在では無効になっている。
今は夏なので別にぬるかろうとあんまり問題はないのだが、風邪をひいている時にはやはりちょっとしんどい。傾向としては朝方はお湯が出ず、夜はばっちりである。もしやschool側がケチって時間ごとの出力をコントロールしてるのではないかと疑っている。。。
一年間お世話になってきたベッド・・というかスプリングマットもついに体重を支えきれなくなったのか、かなりぼこっと凹んでいる部分が出来てしまった。眠りに就く前はそこを避けていても寝返りをうっている間にそこに落ち込んでしまったりすると腰が妙に落ち込んで結果腰痛というトラップ付きのベッドである。
と、上げてみると実にいろいろなトラブルがあり、正直今の宿舎にはうんざりしている。なによりうんざりするのはこういう問題があることはわかっていても、ほとんど手が打たれないという現実である。
確かにschoolの売上という観点からは宿舎を綺麗にしようがしなかろうが影響はないし(学生数が増えるわけではない)、そもそも格安で貸しているのだから文句を言うなと言うところなんだろうけど、そもそもschoolとして「どうせ言っても無駄だろう」と学生に思わせてしまうというのはやはりいただけないと個人的には思ったりする。
先週も書いた通り、うちのschoolは表面では色々言ってもschoolと学生の距離はかなり遠い。催しが足りないとか組織としての不備と言うよりも、組織を構成しているメンバーが基本的に「学生のschoolにおける満足度」をほとんど考慮していないのが最大の理由である。・・・満足度はあまりランキングには影響ないので放置しているのでは・・と思うのところもあるのだが、これはもう距離感とかコミュニティについての概念の違いであるとしか言えない。他のMBAには(もちろん)行ったことがないのだけど、もしより学生サービスを向上させるのであれば、欧米人を複数責任者として配置しないと駄目かもしれない。
・・・ということで、なんか象徴的な一週間になってしまったのだけど、残り半年弱も引き続き今の宿舎で中国を体験しつつMBA生活を送っていくことを実感した、そんな風邪っぴき一週間だったのでした。
※1・・・たとえ寝込むことが分かっていても、今回会った人たちは本当に会いたかった人たちばかりなので、行動はかわらなかったと思う。もう少し飲む量は減っただろうが。。
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