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2019年11月24日 (日)

何かを決めると、頭と心が疲れる

この2週間ほど、引越しに向けて色々きめなければならないことがあり、結構疲れている。基本的に東京都内で、しかも同じ区内での引越しなので、それほど悩むところはない。ところが、子供がいなければそれほど問題がないようなことも、子供が一緒だとひどく疲れる。

家族の事情で来年3月末までには引越しをすることは随分前から決めていたので、ターゲットとしている場所の家を探したり、近くを歩き回るということはかなり前からやっていた。
全ての情報が出てくるわけではないとはいえ、歩き回ってみたり不動産情報を検索すれば、どのくらいの物件が対象の地域にあるかはなんとなくわかってくる。残念ながら、対象内で予算にあう物件というのはあまりないということもわかってきた。

引越しまでの期限は3月末までと決めていたので、戦略としては短期戦/長期戦の両にらみとした。
まず今年中に物件を一通りさらってみていいものがあったらそのまま契約する。なければ、転勤シーズンが始まるである3月頭〜下旬まで待ち、出て来たものをすぐに内見して決定する。とにかく物件数が少ないので、スピード勝負になるだろう・・・というのが妻と話し合った結果だった。

 

そして、いよいよ11月の中旬に入った先週の日曜日、毎回引越しをお願いしている不動産屋との打ち合わせをした。

事前に条件は伝えていたのでいくつか物件を持って来てくれたのだが、やはり思った通り数が少ない。そして、こちらも夫婦で話していたように、やはりこの辺りの引越しはスピード勝負なのだという。
あまりいいことではないのだが・・と教えてくれたのは、今はとにかくスピード勝負になっているので、不動産屋も内見前にとりあえず申し込みだけをしてしまうこともあるらしい。

 

これは結構大変かもね・・と夫婦で話しながらも、とりあえず持って来てくれた物件を見にいくことにしたのだが、なんとその一軒目がドンピシャ。

図面を見ると壁が斜めに切られており、あまり使い勝手がよくなさそうなため期待していなかったのだが、子供が思いの外気に入った(しまったといってもいいかもしれない)。また、小学校や病院も非常に近く、子育てという意味では心配が一切ない。

家の荷物の半分以上は子供のおもちゃが占めているような家なので、多少の使いづらさもなんとかなる。そして「結構これは厳しいかもしれない・・」と思っていた予算も、ギリギリクリア。

ということで、おそらく世の中的には決しておすすめできないであろうその一軒目を新居とすることをその場で決定した。いざ決めると申し込みやら審査やらで書類仕事があるし、貸主側の「入居日は直近で・・」という要望もあり、引越し業者もすぐに決めねばならず、ほぼ必要なことを今週中に決める必要があった。

 

それであらためてわかったのが、「意思決定はとにかく人を疲れさせる」ということ。
一応仕事でも日々意思決定を行なっているわけだが、さすがに引越しのような重大事項(取り返しがつかないわけではないが・・・)だと、その重みが違う。何かにサインをしたり、電話で決定の連絡をするたびにぐったりとした疲れを感じる。

こういった自分の姿を見て「社長とか、決める仕事の人は大変だね」といって来たのだが、全くその通りだ。
誰のせいにもできない意思決定は本当に疲れる。
"頭がいい"とか"考えるスピードが早い"とは全く違う次元のメンタルタフネスが求められるのが意思決定だということにあらためて気付かされた1週間だった。

・・・引越し、問題なく終わるとよいな。。12月上旬は出張が重なっているので、こんなに早く準備を始めているのに実質は3日ぐらいで準備を完了して、12月中旬には引越し完了の予定である。

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