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2020年2月24日 (月)

港区南側の公立小学校選び

昨年12月の引越しの大きな理由は子供の公立小学校をどこにするか・・・ということだった。住んでいたのは芝浦地域だったので、そのままいくと通うのは芝浦小学校だったのだが、極めて彼の個人的な理由で芝浦小学校には通うのは難しいため引越しをしたというわけである。

幼稚園選びから2年も経っていないのに、もう小学校選びで、歳をとるのが早すぎる・・。


学校選びの方法論

港区では自分の住所がある学区以外の他に、隣接している学区に越境して通うことができる。ただ、各学校には定員があるので希望する全員が通えるというわけではない。多くの人気校では抽選になるし、その倍率はかなり高いので、もし希望する学校があればそこの学校に引っ越すことが確実だ。

港区は結構広いのだが、タワマンのように大量の住居が供給されている地域は限られている。しかも現在は需給に関係なく、中心地の賃貸は異常に高い。ということで、「子供が行きたい学校/親が行かせたい学校に確実に行かせる」というのはかなり難しいゲームのようになっている。
親としては子供の希望を聞きつつも、現実的な予算も考えなければならず、複数の候補校を見て回るというのが現実的なアプローチだと思う。


公立小学校の評判というのは意外にネットにはないものなので、以下の方法がオススメだ。

  • 学校公開日に実際に行ってみる。あるいは説明会に参加する。
    実際に行ってみるとかなり学校の雰囲気がわかるので、悩んでいる学校があればぜひ説明会に参加してみるとよいと思う。公立学校とはいえ、校長先生の運営方法によってかなり学校の色は変わってくるので、校長先生の話を聞くのもよい。ただ、校長先生は異動があるので、そこに寄っ掛かりすぎるのはリスクがある。

  • ママ友ネットワークで話を聞く
    幼稚園/保育園のママ友の中で、お兄さん/お姉さんがいる場合にはそこでリアルな話を聞いてみるのもいい。説明会ではわからない話を教えてくれる場合もあるし(特にPTAの活動などは親でないとわからないことが多い)、情報交換する中で違う候補が出てくることもある。
    僕の場合は自分でもちょうど友人達が子育て期の人間が多いので、色々な小学校の情報を仕入れることが出来た。

  • SNSをのぞいてみる
    ネットの投稿サイトではあんまり評判はないのだが、Twitterには(自分も含めて)物好きな人が学校情報をつぶやいていることがあるので、のぞいてみるとよいと思う。どこに行ってるかとというのは明言されていなくても、周辺情報からだいたいはわかるし、生の声がポロリと出ていることもある。

それぞれの学校の情報

上記のようなアプローチをして、とりあえず自分たちの候補になりそうな小学校の情報は集めることができた。最終的には、昨年の10月ぐらいの段階で一校に絞り学区内への引越しも完了したのだが、せっかくなので手に入れた印象については記録に残しておこうと思う。
なお、あくまで自分たち夫婦が感じたイメージなので、詳細は各学校に通っている方に聞くのが一番であることは言うまでもない。

芝浦小学校
以前の家の学区だとここに通学することになる予定だったのが芝浦小学校。おそらく地理的には、現在みなとパーク芝浦の横に建設中の芝浦第二小学校(仮)に移ると思うのだが、最初は芝浦小学校に通うことになるはずだった。
近隣にタワマンがたったことにより、生徒数が急増しており2020年2月の最新情報で、1年生と2年生は各7クラスもあるマンモス校である。東京近くのベッドタウンで育った自分のような世代でも、各学年5クラスだったので、いかに生徒数が多いかがわかる(1クラスあたりの人数も減っているが・・)。
人見知りの上に、人が多いと精神的に辛いうちの息子には、このマンモス校では難しいと感じていた(なので、学校見学などは行かなかった)

芝小学校
元の学区の越境対象となる隣接学校。最新の抽選結果を見るとと、かなりの人気校であることがわかる。
こちらは公立小学校では珍しく制服なのだけど、我が家の息子は気に入った服を複数枚購入し、それしか着ない・・というタイプの子供なので、制服という時点で対象外となってしまった(なので、学校見学などは行かなかった)。

本村小学校
麻布地域の小学校ということで、国際学級はないものの国際色がそれなりに豊かだと聞いているのが、この小学校。
クラス数も2クラスも少なく、校長先生がデジタル化を積極的に推進されているということで、かなり我が家では好印象を持った。幼稚園と実質的に同じ敷地内にあるため、幼稚園からここに入ればスムーズに進学ができるのかもしれない。
難点はとにかく家賃が高い地域ということだが、こちらにかつてお子さんが通っていたパパ友情報によると、学区内の一戸建てはかなり古くても快適に住めるとのこと。

御田小学校
魚藍坂近くの坂を登ったところにある小学校。
見学に行った際には補助教員の方が授業に馴染めない生徒に積極的に対応しており、おそらく最初は適応に苦しむであろう我が家には非常によいのではないかと感じた。また、親子さんに話を聞くと「とにかくいじめはない」ということで、こちらもいじめられるであろうことを想定している我が家には好印象。校舎はやや狭い感じがするが、不便を感じるほどではない。なんとなく、親世代にとっては自分たちが通った学校に近い感じがすると思う。

白金の丘学園 白金の丘小学校
港区初の公立小中一貫校。近隣の再開発により一気に生徒が増えることが想定されたため(白金ザスカイはこの学区)、ここも見送った。友人の息子さんが通っているので話を聞いたところ、中学校受験をしないと決めている彼の家庭にはあっている気がする・・・という答えをもらった(ただ、これがどういう意味だったかはよくわかっていないのだが・・・)。中学校受験をしようとしたら、近くのSAPIXに通うことになるのだろうか・・・。

御成門小学校
港区北東側の広大な学区をカバーしている御成門小学校。道を渡ると御成門中学校があり、高架で繋がっている。
こちらも御田小学校と同じく、自分たちの世代にとっての小学校に近い雰囲気がある。校長先生の説明会に参加したところい、働き方改革を積極的に進められているとのことであった。各教室の前にスペースがあり、校内は結構広いのと、給食用の大きな食堂がある。

東町小学校
国際学級ができて人気が復活したと言われている東町小学校。
見学に行った際には、プロジェクターに資料を写して右側に日本語で板書、左側には英語で板書というスタイルの授業をしており、自分の時代との違いに慄いたのであった。ママ友情報によると、国際学級でなくても全体として英語レベルは高いとのこと(本当かどうかは不明だが・・・)。

麻布小学校
麻布台の坂の上にある小学校。落ち着きのないうちの子供の場合、すぐ近くにある道路で事故に合わないか・・ということが気になってしまった。
学校内は中庭構造で広いし静かな印象。まだ空いている部屋があるようで、遊び場のような教室もあった。HPを見るとボランティアを募集しているのだが、おそらく授業サポートの人員を積極的に集めているのだろうと思う(授業見学に行った時には、サポートの方もおられた)。

赤羽小学校
校舎建て替え真っ最中なのがこちらの学校。今後の生徒数増加も見込んでの増改築ということで、新しい校舎が利用可能となった暁には広いスペースを活用できるようにいなるのかもしれない。見学に行ったのは、通常授業ではなくイベントだったので、あまり通常の授業の雰囲気はわからずじまい・・・。幼稚園が併設されており、息子が通っている幼稚園から、こちらの幼稚園に転園している方もおられた(学区に住んでいるなら早いうちに友達が出来るから・・という配慮だと思われる)。


改めて書き出して見ると、我が家の場合には制約が強すぎてそれほど選択肢がなかったことに気がつく(クラス数が多いところは無理、家賃が高すぎるところは無理)。今となっては、決めた小学校で子供が気持ちよく過ごしてくれることを祈るのみである・・・(まだまだ先の話なのだが・・・)。

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