もしオリンピックを東京でやらないとしたら・・
(1)どんな手を使っても、開催都市を変更できないタイミング(上記した通り3~4月)までは感染者数を爆発させない、少なくともデータ上では爆発させない。
(2)できれば、日本以外の国でも次々感染者数が増えてくれれば「世界中はどこでも危ない」という雰囲気になってくれる。
オプション1: 今のまま東京でオリンピックをやる(60%)
なんだかんだ言っても今から他の都市で準備をするのも大変だし、日本政府は全力で開催にむけての努力を約束するだろうから、結局のところオリンピックを東京でやるというのが一番可能性の高いオプションだと思う。
なんだかんだ言っても結局のところ「やることが重要」なので、やった結果として世界中にコロナウイルスがばらまかれても適当な言い訳をつくるのだろう。そもそも、その頃には世界中でかなりの数の患者がいるだろうし、おそらく治療法も今よりは確立されているだろうから、実被害は少なくなっているかもしれない。
オプション2: オリンピック自体を延期、取りやめする (1%以下)
たぶんこれはほぼない。開催中止は過去二回の大戦時しかないし、それぞれの陣営の都合によりボイコットが大量発生したモスクワやロスでも開催したのだ。
あの時よりもはるかに商業化が進んだオリンピックを延期するという選択肢はIOCにはないと思われる。もしこのオプションが取られる場合のは、世界中で大幅に人の往来が禁止されるような事態となっている場合だろうが、2月末の段階では今の所そういう兆候はない。
オプション3: 違う都市でオリンピックを行う(40%ぐらい)
ここでは違う都市・・と書いたが、これをやれるのは現実にはロンドンか、ドーハ(カタール)ぐらいしかないだろう。全ての競技が一箇所で開催されなくてもよいと割り切った上で、かつ実現可能なのがこの2都市だと思う。
現実的に開催都市変更となる場合には、次のようなプロセスを踏むのではないだろうか・・?
前提: IOCが開催都市変更をゴリ押しすることはさすがにないだろう。権限としてはIOCが持っているとはいえ、ゴリ押ししてしまうと訴訟になるだろうし、そこまでのことをするメリットはIOCにはない。ただし、本当に変更したいとなれば、プロセスの裏側で動くのはIOCだと思われる。
- 各競技連盟のうち、有力な連盟が次々と「東京で開催されることに対して深い憂慮」を表明する。
- 競技連盟の憂慮を受けて、数カ国が「東京オリンピックに参加した選手や応援にいった人の帰国を許可しない可能性がある」と表明する。
- IOCが上記を受けて、東京で「東京での開催に関する検討」を行う。
- 日本政府および東京オリンピック開催委員会はコロナの過度の危険性はないという主張をし、IOCもそれ以上の要求はしない。
- 日本で十分に調査が行われていないということを英語メディアが積極的に報道する
- 世界各国での報道を受けて、憂慮を表明する競技連盟が増え続けるとともに「東京ではなく代替場所での競技開催の検討をIOCと開始する」と報道されるようになる。
- 上記を受けて、最終的に東京が開催権を返上する
なんか書いてる間に、かなりトンデモっぽくなってしまったが・・・。個人的にはオリンピックとパラリンピックのチケットを持っているので、何か会った時には払い戻しはどうなるのか・・ということのほうが気になるかな・・・(パラリンピックはそのまま寄付扱いでも良いと思っているけれど)。
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