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カテゴリー「住まい・インテリア」の記事

2013年2月 7日 (木)

本帰国に向けて家を借りてきた

前回のエントリーからずいぶんと日が空いてしまったが、この10日間ほど日本に帰って次の生活のセットアップなどをしていた。本帰国日は2月23日に決めたのだが、それまでに生活基盤を全て整えないとならないので、かなり駆け足で準備をすることになってしまい、結構どたばた。。

さらに個人的な出来事として結婚イベントも同時に行っているので、とにかく神経を使う10日間だった。友人からは「結婚・引越・転職・出産」は人生で最もストレスがかかるイベントであると言われたのだが、現在はそのうちの3つが同時に重なってきていて、さらに通常よりも重い「帰国」というイベントもある。
さすがに体が悲鳴を上げたのか、日本についた初日に背中の痛みが止まらなくなり、のぼせと頭痛が同時に来るという状態に・・・。全然土地勘がない土地だったのだが、妻が予約してくれたかかりつけの整体に行って何とか体を戻すことが出来たのだった。



■ 日本で家を借りるのは大変・・・■

中国に来たのが2007年10月なので、早いものでもうこちらには5年5カ月もいることになる。帰ること決めた時には「いろいろ感慨深いかも・・」と思ったのだが、実際に本帰国の日程が迫ってくると、事務作業がとにかく多くて全然そんな気にはなれない。

今回の帰国の一番の目的は家を決めることだったのだけど、なにせ東京には一週間しかいられないということで(東京のホテルは二人でいると一泊一万円以上するので・・)、事前にMBAの先輩から紹介をいただいた不動産屋さんとコンタクトをとって物件選びを進めてきた。

この不動産屋さんは「完全紹介型」という面白いモデルをとっていて、既存のお客様から紹介された場合のみ、新規のお客さんに対応してくれるとのことで、すごく親身に対応してくれた大変助かった。結果的に今回の帰国で初めてお会いした日に紹介された物件で決めることが出来たし、その後のサポートも素晴らしかった。


自分で家を借りてみて実感したのだが、留学後に日本で家を借りるのはとてもとても難しい。いろいろな法律やら社会的な要請があって、現状でこういうことになっているのはわかるのだが、正直言って現状では「海外で働いている(勉強している)が区切りをつけることにして、とりあえず東京に帰って仕事を見つける」ということをするのは、日本人でもほぼ不可能に近いと思う。

各物件ごとに違うと思うのだが、具体的に必要とされる書類や条件はだいたい下のようなものだと思う。

  • 収入証明
  • 日本に帰った後の家賃の原資ということで理解は出来るのだが、お金があればよいというわけではなくて友人から聞いた話では「どんなに現金があって、例えば一年分の家賃を前払いします」と言っても駄目らしい。言い換えると、貸主側としては「家賃を回収できる」だけではなく、「継続的に収入が発生することを証明してもらう」ことを求めているというわけ。
    この時点で、仕事が決まっていない状況では家を借りるのはほぼ無理ということになる。僕の場合は事前にその話を聞いていたので、次に行く会社の給与が記載されている内定書類を持って行った。


  • 住民票+印鑑証明
  • 海外に住んでいて「これから日本に戻ろう」という人間は、これは絶対に出すことが出来ない。なぜなら、海外に居住しているので住民票が日本にないから・・・※1。これに関してはいかんともしがたいので、説明をして代替の書類でOKをしてもらった。もし貸主が杓子定規に対応する人だったら、契約してもらえなかったのかもしれない。

    海外に在住している人は領事館に行けば在留証明書を出してもらえるし、サインについても印鑑証明の代わりとなる制度があるらしいのだけど、住民票を提出するのが個人情報の確認という意味だとすると、実質あまり機能しないので、海外在住の人は戸籍謄本の提出を求められることがあるかもしれない。


  • 保証人
  • これは普通に賃貸をする場合にも必要なのだが、近頃は厳しくて年金生活者ではOKが出ない場合があるらしい※2。僕たちの年代だとすでに親が年金生活者というのは結構多いと思うのだが、それが駄目だとすると「親族であること」が条件になっていると、実質的に対応する方法がない・・・。

    こういう場合には保証会社を利用することが出来ることが多いらしいのだが、この保証会社にも「保証人」が必要だとのこと。これは必ずしも親戚でなければならないということはないらしいのだが、個人的には「保証会社に保証人をたてる」ということの理屈がよくわからないでいる。。※3

    さらに保証人をしていただける方には所得証明書を出してもらったり、印鑑証明をもらったりしないといけないので、結構な負担になる。親戚に頼める場合はいいが(それでも仲があまりよろしくないと大変だが・・)友人などには簡単に頼めないな・・と思うのであった。

こんなの常識だよ!!と思われる方もいるかもしれないが、事前に海外からの帰国であるということを説明していたのに住民票の提出を求められた時にはかなりびっくりした。今回は前述した不動産屋さんが間に入って説明をしてくれたのだが、自分一人で対応していたらさらにストレスが溜まっただろうな・・。

最終的に東京都内で通勤しやすい場所に新しい家を見つけることが出来たし、結婚関係のイベントの一つも無事に終わったので、次は入社関連の書類と格闘する番である。帰国 → 入籍と入社の日程が微妙に前後するので、入社先の会社にも迷惑をかけまくっているのだが、早く書類仕事から解放されて落ち着いた生活をしたいという気持ちで一杯なのだった・・・※4


※1・・・住所を日本に残すという方法もあるにはあるが、海外に居住するのであれば、本来は在留届を出さなければならないので、NGだと思う。
※2・・・もしかしたら昔からそうなのかもしれないが、以前に日本で家を借りた時にはまったく問題がなかった。
※3・・・保証会社はいわゆる保険的な存在ではなくて、単に家賃回収の代行という位置づけになるのだろう。。
※4・・・扶養手続きや登録変更がたくさんあるので、入籍の手続きは「他に何もない時に」進めるのが一番だな~と実感している。帰国を機に結婚、とか海外駐在を機に・・というのはよく聞くけど、あれはすごい大変なんではなかろうか・・・。

2011年12月12日 (月)

第18週目終了! -住環境改善のために椅子購入 -

今週は既に半分冬休みモード。引き続きプロジェクトが1つ残っているが、過去の積み重ね(といっても、ほとんど僕はかかわっていないのだが・・)があるので、一人当たり30時間ほど作業をすればOK・・という見積もり状態なのでそれほど重くはない※1
空いた時間で友人の家に遊びに行って日本料理をつくったり(肉じゃがをつくったら日本式カレーと勘違いされて、ご飯にかけて食べていた・・)、GEセッションに参加したり、交換留学でCEIBSに来ている日本人の送別会をしたりと色々やっていたのだが、今週から気合いを入れて中国語を勉強している。出来なかった運動も結構やっているので、一人合宿モードといってもいいぐらいだ。



■ 中国語が未来を決めます、ぐらいの気持ちで ■

またいずれ別エントリーでTerm1のまとめを書くつもり何だけど、とりあえずTerm1が終わった段階で感じているのは「仕事を中国(あるいはもう少し広げてGreater China)で獲得するには、MBAの知識と同じくらい中国語が大切」ということである。

入学前にもこのschoolで学んでよりより職を得るためには、中国語のレベルアップが必要だろうな・・とは思っていたのだが、実際にInternshipの仕事のpostが行われるようになると、想像よりもはるかに中国語が重要であると気づいたのだ。
考えてみれば当たり前の話しだが、例えば会社内部は英語でコミュニケーションを図っていたとしても、お客さんやらMarket、サプライヤーというのは中国なわけで、中国語がまったく出来ない人材が仕事を獲得するのは、ほとんど不可能と言っていいだろう。


困るのは「中国語が必要」といっても、実際にどのくらいであればOKなのか・・というのがレベルとして実感することが出来ないということだ。だいたい応募するにあたっての要望事項には"fluent Chinese"とだけ書いてあることが多くて、どのくらいのレベルを要求されるのかがさっぱり分からない。

少なくともnative並みに話せるというのは自分でも期待できないので、コツコツとレベルを上げていくしかないのだけど、ゴールが見えないと言うのはなかなかしんどいものである。友人たちには「今の中国語レベルでも大丈夫なんじゃない?」と結構言われるのであるが、聞き取り能力・読み取り能力はともかくとして、口語と作文に関してはまったく心もとないレベルである。


ということで、とりあえず来年前半には新HSKで6級をとろうと新たに目標を設定してこの冬休みは語学の勉強にひたすら取り組んでいる。とりあえず一週間集中しただけでも、忘れていた文法や単語を思い出しているのを実感するので、残り3週間(最後一週間は台湾に行ってしまうのだが・・)も引き続き中国語の勉強に集中していこうと思っている※2。作文能力向上にためにも、微博やLang-8なんかも積極的に利用していこうと思う。


■ 住環境改善のために椅子購入 ■461817506

合宿モードといってもどこかに行くわけではないし、とにかくこの一週間は外に出るのは耐えがたいぐらい寒くて徒歩わずか1分の図書館や、教室に行くのも嫌だったので、ひたすら部屋で勉強していた※3。ただそうなると、あまりにもショボイ据え付けの椅子の問題が気に なってくる。

据え付けの椅子は、はっきり言って僕が今まで人生で見た中で最もショボイ椅子といっても言い過ぎではないぐらい、ショボイ。お尻の部分が木であるということだけでもかなり辛いのに、なぜかお尻が当たる部分がへこんでおり普通の姿勢で座ることする不可能な作りになっている。中 国の椅子メーカーは「人間工学」という言葉好きなのに、どうしてこうなったのか・・・。

これからもより長い時間を部屋で使うだろうと思うと、この椅子はあまりにも辛いので、ついに今週はタオバオで新しい椅子を購入してみた。運送費込みで150元(約1800円)である。実にリーズナブル。
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購入して2日で荷物は無事に到着したのだが・・・なんと自分で組み立てるタイプであったので、いそいそと箱から空け出して部品を数えだす。そんなの全然書いてなかったのに・・・。部品が足りない可能性は50%以上!と思って部品を並べていくのだが、予想通り複数の部品がない。

ここでくじけるぐらいでは中国では暮らしてはいけない。絶対に部品はあるはずだ!と信じて(あるいは、部品などなくても問題ないはずだ!と信じて)ガリガリと組み立てをしていく。途中で怪しい既に組み立てた部品があったので、それを一度分解してみると、なかったはずのねじが中に放置されているのを発見!部品をここに入れるほうが労力がかかると思うのだが。。
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40分ほど部品と格闘し、既に組み立ててある部品を分解してしまったため手が油だらけに なりながらも、無事に組み立て終了。これまでの椅子と比べると、月とすっぽんである。150元でこの満足感、ホント自分の幸せレベルが下がっているのを実感する。


自分で組み立てたためややねじのしまりが悪く、若干ガタつくのが気になるけど、これまでに比べれば住環境は劇的に、劇的に!改善したので、これからはストレスためることなく部屋の中で勉強できそうである。これでエアコンの空気がきれいになればパーフェクトなんだけどな・・・。


※1・・・一日8時間労働とすると4日分も必要だな・・!と思ったのだけど、Term1は一日14時間ぐらいは平均で稼働していたので、なんていうかもう全然問題ないレベル。
※2・・・今までは中国語環境で暮らしていたので、CEIBSに入学してから逆に中国語能力が下がったということに悩んでいる。英語と中国語がシーソーみたいに上下していて、なかなか両方を同時にあげることが出来ないと言うのが悩みどころ。
※3・・・大教室は寒すぎて勉強する気になれないし、ミーティングルームはだいたい誰かが使っていて、空き部屋がないことが多い。お気に入りの場所は、夏は風通しがよくて勉強しやすかったのだが、今の季節は風の通り道で死にそうである。

2011年12月 2日 (金)

僕はこんなところで生活しとります 

CEIBSに限らずMBA schoolというのはだいたい学生寮を用意してくれている。そもそも米国の大学の場合、学部生は寮にすむことは一般的だし、中国の場合でも寮が学内にあるのはごく当たり前なので、どちらかというと日本のほうが一般的でないのかもしれない※1

(半分ほど)冬休みに入ってその寮の自分の部屋にいる時間が長くなったのだが、さすがに設備がしょぼいので、一部手直しを行うことにした。ということで、部屋がどんな感じなのかを改めて記録しておこうと思う。


■ 寮について(おさらい) ■

日本ではMBAというのはどちらかというと社費派遣でいくのが一般的かもしれないが、CEIBSには社費で来ているのは本当にごく一部(たぶん10人に満たない)。基本的には私費での参加であり、無収入で出費を抑えたい学生にとっては寮は欠かせない選択肢である。

寮はテレビのあるなし×二人部屋/一人部屋の組み合わせで4タイプあり、一月の家賃は950元~2500元強というところ。光熱費込み+二週間に一回の部屋掃除込みでこの値段なので、かなりお得と言えるだろう。何よりシャワーを浴びないので良ければ、起床から3分で教室までたどり着ける。
学生としてはもうすっかり大人になっているわけだし、できることなら一人部屋に住みたいのだが、残念ながら数に限りがあり希望者全員が一人部屋に入れるわけではない。僕も入居前には熾烈なバトルをして部屋を勝ち取ったという経緯がある(前篇後編


■ 住んでいると体調が悪くなります ■

さてこうやって獲得した一人部屋であるが、住環境はあまり良いとは言えない。中国生活が長いことと、現在は常にコスト見合いで生きているので、不満をわめきたてるほどではないのだが、ここはもう少し直した方が良いんではないの?という点はたくさんある(特に海外学生をさらに増やしたいのであれば、改善は必須だと思われる)。
ちなみに写真は全て現在僕が住んでいる部屋の様子。これまでは50平米の部屋に住んでいて、ほぼ全ての荷物を持ち込んだために異常に荷物が多い部屋になっている。友人によると角部屋なので、普通の部屋よりは若干広いらしいのだが、これも入居時に文句を言いまくったプラス効果であろうか。。


① 椅子がしょぼいDscn0887_768x1024
右の写真が部屋に据え付けられた椅子なのだが、かつて人生でみたことがないくらいショ ボイ椅子である。なんというか学校にあるような椅子なのだが、意味不明にお知りの部分がへこんでおり、座りづらいことこの上ない。
入居当初はクッションを引いて補正していたのだが、どうもクッションだと背中の筋肉を変な風に使ってしまうらしく肩こりがひどくなったので断念。その後は校内で使われていないミーティングルームを見つけては利用して勉強していたのだが、冬になって急速になり寒くなったため外に出る気がしなくなり、これも断念。とりあえずECサイトで椅子を新たに購入することにした。


② 空調がしょぼいDscn0888_768x1024
セントラルヒーティング方式で外気温が一定温度以下にならないと暖房がつかないので、11月の寒い日は本当にしんどい。そして暖房がついたらついたで、ダクト内が汚れているため、部屋の空気が一気に汚くなる。そして咳が止まらない。
現在は窓を開けて対応しているのだが、冷気と暖気が部屋の真ん中でぶつかってるのを感じることが出来るほど、外は寒い。一度通風口は掃除したのだがあんまり効果がないので、今年の冬はたぶんず~っと窓を開けっ放しにしておくと思う。


③ 水周りがしょぼい Dscn0889_768x1024
中国の水と言うのはそもそも汚くて直接飲んだら即効で健康に影響があるレベルなのだがそれを差し引いても、定期的に茶色い水が出てきたりいきなりお湯が出なくなったりと毎日がスリリングである。
先日はいきなりトイレの水が流れなくなる・・という事件が発生し結構焦った。設備がしょぼくてレバーに連動する鎖が切れていたのだが、利用前に気がついて良かった・・。


とまあ、わずか20平米の部屋で日々トラブルが発生するのが中国生活の醍醐味である。
自分の部屋はあまりにも寒々しいのが嫌なので、ず~っとカーペットをひいてあるのだが部屋に来る友人に言わせると「かなり雰囲気が変わる」そうなので、こういうことが出来るのも一人部屋のありがたさ。

繰り返しになるが部屋の安さを考えるとこれ以外の選択肢を今更検討する気になれないので、うまく付き合いながらあと1年と3ヶ月(結構長いな・・・)のMBA生活を過ごしていきたいところである。


※1・・・TOEFL受験中に中国の複数の大学に行ったのだが、寮を含めたその広大さにびっくりしたことがある。校内も大きすぎて、休み時間内に移動ができないのでは・・と思ったり。日本でも筑波大学はそうだという話しを友人から聞いたことがある(東大も相当大きいが)。

2011年7月15日 (金)

プログラム期間中の宿舎決定 -そこに至るまでの顛末②-

前回は、校内宿舎の申し込みで「申し込み開始日即申し込み終了!」という状況と、それについて管理部長に問い合わせを入れたところまで、でした(前回についてこちらからご確認を)。本日はその続き。

■ 管理部長からの返信 ■

驚いたことに、翌日朝には管理部長から返信が帰って来たのだった。文中には「私も事態よく把握していないが、あなたが主張していることは、事前コース(pre-course)向けの宿舎割り当てがそのまま延長されるのはフェアでないということでよいか?」とあった。
自分としては現状の「理由」まではわからないのでその旨を再度明確にしたうえで、管理部長が懸念しているようなことが起こっている可能性があるとの返信。こちらもすぐに、返信が帰ってきて学内調査の上で、担当者から連絡をくれることになった。

前回書いたように、僕としては対応がされないものと想定してので、上記のような真摯な返信が帰ってきたことに感動した(感動レベルが非常に下がっている・・・)。その後、admin officeからメールが来て「たとえpre-courseに所属していても、正式コース開始後の利用のためには再度の申請が必要であるという」という連絡が行われた。僕の担当者(それぞれの学生には担当者がつく)によれば、僕はpre-courseを除けば申請順位が非常に速かったので、可能性は十分にあるとのことだった。


■ 一人部屋確定から申し込みまで ■

申し込み自体は既に開始直後に終わっていたので、担当者から連絡をもらってからは「とりあえず待てばよいだろう・・・」ということで、school近くの家賃などを調べはしたものの、積極的には動かないで待っていた(まあ、動けないし)。そんなこんなで7月の結果報告日になったのだが・・・全然結果が来ない。う~む、これはやっぱり落ちたのかな?と思い、おそるおそる担当者にメールを送ると「あ、ごめん、1人部屋取れてるから、いつでも登録に来て」との返信。う~む、嬉しいんだが、こんなに適当でいいのかな?と嬉しさ半分、当惑半分。

ただ、これで家賃に関しては最小限に抑えることができる!とまずは一安心。余り早く入居すると無駄な家賃もかかるし、一方でビザの申請もあるし・・ということで、7月二週目になって登録に行ってきたのでした。Dscn0152_640x480

受付で登録場所を教えてもらいテクテクと学内を歩いていくと、どこから見ても作業場のよ うな場所が・・・。教えてもらった場所は明らかにここ何だけど、どこから見ても電機関連の修理場所にしか見えません。
さらに奥の方に入っていくと、ようやく受付場所発見!・・・これ、受Dscn0153_640x480付場所というよりも作業する職員の休憩所・・という雰囲気。これまで何度かメールや電話でやり取りしていた人(めっぽうイライラさせ てくれた人)ともようやくここで初対面。・・・まあ、何というか、部屋を見て実際にあって「ごめん、怒っていた俺が間違いだったよ」という気分になったのでありました。別に反省したというわけではなく、まあ、つまりそこまで期待すべなかった、ということであります※1

■ 学生宿舎の様子(共用部分)■Dscn0142_640x480

鍵は上海市内で共通で利用可能な交通カードに登録すればOKということで、ものすごく簡 単に手続きは終わった。ここまで来るまでのやり取りを考えると、拍子抜けするほどの短さである。ちなみに、今年は例年になく160人が宿舎入居を希望したとのことで、数人は二人部屋すらも獲得できず外に住むことになったらしい。一人部屋Dscn0151_640x480 に関しても、予定よりも多少増員したがそれでも希望者には全然いきわたらなかったとのこと。
(自分も申し込みがもう少し遅ければだめだったと言われた。やはりギリギリだったのだな・・と今更ながらびびった)。

学生宿舎は全部で4つあるが、自分が割り当てられたのは一番奥にあり、そして一番暗い棟である(電球がついておらず物理的に暗い)。右が入ったところの写真。郵便受けがものすごい並んでいるのは、二人部屋もありかなりの人数を収容できるからだと思う。
ちなみにロビーにはなんと自動販売機がある。日本では当たり前のようにある自動販売機だが、上海では街かどで見かけることはまずない※2。自分の生活圏で見かけるのは二号線沿線の地下鉄駅内で、これが1年ぐら い前に初めて設置された時には、感動したものだ。
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また隣の二号棟には、共用のコインランドリーがある・・・のだが、見学のために中に入った時にはビビってしまた。言葉は悪いが、バイオハザード(by カプコン)の1シーンを思い出してしまった。写真だと綺麗に写っているが、実際には蛇口から水がぽたぽた垂れており、全体が湿っぽい(一方、乾燥機のところは妙に暖かい)。

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宿舎に住む学生は、一回10元(130円程度)でクリーニングサービスを利用できるらしいので、自分で選択することはほとんどないようだが、自分で選択するのは慣れてない人にはちょっと厳しいかもしれない※3。ここを見るまでは自分で対応しようと思っていたが、おそらく自分も毎日依頼をすることであろう・・(毎日運動する予定、ホントに予定なので)。

■ 部屋のご紹介 ■Dscn0147_640x480

自分が割り当てられた部屋は、二階の角部屋。目の前は学生共用スペース・・なのだが 、この共用スペースは電気はないし、古い埃かぶったソファーが置いてあるだけなので、間違いなく使われていないと思われる(写真だとフラッシュをたいているので明るいけど、実際はほぼ光はない)。

部屋は机が二つに、シングルベッドが一つのシンプルな作り。椅子Dscn0154_640x480が学校にあるような木の椅子であることも含めてシンプルすぎるぐらいである。公式情報には10平米とあったので、どれだけ狭い部屋かと身構えていたのだが、実際には倍の20平米ほどあるらしくて、個人で済むには十分である。そもそも長くても1年半しかすまないわけだし、交換留学をする可能性も考えれば、これで十分。

入り口横には小さいクローゼットがあるのDscn0155_640x480だが、なぜか布団と枕が入っていた・・。少なくと も半年間にはこの部屋は使われていなかったはずなので、この部屋の前の住人が使っていったものかもしれない。管理人のおじさんに頼んで早々と処分させていただいた※4

風呂+シャワーは一つにまとめられた小スペース。小さいけど、おDscn0157_640x480そらくお湯も出るだろう から(まだ確認していないので、早く確認せねば・・と今気が付いた)最低限の設備はカバーできている。外国人にはちょっと厳しいかもしれないけど、そもそも部屋にトイレがあることを感謝しなければ。以前TOEFLを受けに大学に行った際には、共同便所で溝だったので、激しく動揺した(が、中国ではいたって普通である)。トイレの水が異常に茶色くて何か買ってこなければ・・と思ったが、タンクを調べたらただのサビのようで、水の影響ではないことがわかり一安心。

窓からは中庭を見ることが出来るけど、これは日が入ってくるぐら いの位置づけという感じ。繰り返しになるがこれで1850元/月なので、文句をいったらバチが当たる。足りない設備(衣装ケースや、Dscn0158_640x480できれば個人用のミニ冷蔵庫は買っておきたい。共用冷蔵庫はよくモノがなくなるとのことだったので)を買い足せば十分快適な生活を送ることが出来そう。

・・・ということで、5月中旬から心配しっぱなしだった家の確保が無事にできたのであった。この後も事務手続きの不備で学校に入るためのカードが発行されなかったり、支払いのために行ったり来たりをさせられたのだが、これはお約束ということで、ようやく次の生活のメドが立ったのでありました。

※1・・・根はいい人たちが多いので、すぐに仲良くなることが出来ました。こういう時に中国語を話せるとすごく便利
※2・・・自動販売機を置くと、中身どころか箱ごと持っていかれる危険性が高いと思われる。鉄くずはそれなりの値段で売ることができる。
※3・・・利用可能時間も結構短いので、人に依頼しないで自分で張り付いているのは難しいと思われる。数も少ないようだし。
※4・・・これじゃあんまりだな~といいながら、なぜか新しいシーツを下さった。よくわからないのだがいただけるものなので、ありがたく頂戴して早速ベッドに曳かれている。

2011年7月13日 (水)

プログラム期間中の宿舎決定 -そこに至るまでの顛末①-

プログラム期間中に決まった収入のない学生にとって、家賃は結構な負担になる。日本でも報道されているように、上下しながらも上海の家賃は確実に上がっているので、数年前に比べても家賃負担は多くの学生にとって大きい(実は学費も毎年あがっているのだが・・・)。

もちろんSchool側も宿舎を期間中の宿舎を提供するのだが、数が限られているため必ず自分の希望通りの場所を取れるとは限らない。私費で留学している自分にとっても家賃のような固定費はなるべく安く確定したいということで、是非とも校内宿舎に住みたかったのだが、ようやく本日宿舎に入居することが出来た。ここまで来るまでに色々とやり取りがあったので、今日はその顛末を書いておこうと思う。

■ 学校提供宿舎について ■

自分が進学するCEIBSは1年半のプログラムで、各学年200人が在籍するので、毎年半年間は約400人が学ぶことになる(実際は交換留学があるので、もう少し少ない)。この学生に対して学校側は各学年180人分の宿舎を用意している。

2011年入学生にはテレビありの棟が1棟、テレビなしの棟が2棟提供されることが決まっており、それぞれ一人部屋と二人部屋がある。一人部屋は全部合わせて60人分のキャパシティがあり、それ以外の学生は2人部屋に入ることになる。一人部屋、二人部屋の贅沢さえいわなければ希望する学生は毎年全て受け入れられるらしい。

家賃は一番安い部屋で950元/月、一番高い部屋で2500元/月。家賃が高い上海で光熱費混みでこの金額はかなりの節約となる。上海の家の契約は1年なので、1年半だと契約更新時の家賃交渉をしなければならないし、備品が壊れた時には毎回大家と交渉しなければならないので、その手間を考えると、お金が厳しい外国人学生にとっては非常に魅力的だと思う。ただし、部屋は非常に狭いのでお金がある人は外の方がよいと考えるはず。

僕はといえばもちろん節約すべきところは節約したいので、校内に住むという選択肢を第一に考えていた。ただし1人部屋が取れれば・・・の限定つき。
そもそも「自分の空間」を大切に思うタイプであるし、過去の先輩方の話を聞いても、またこれまでの自分の経験と照らし合わせても二人部屋で住み続けることは不可能であると確信していたからだ。
希望通りの部屋が取れれば、18カ月で約40万円の負担。リーズナブルなこの部屋をとれますように・・・というのが僕の希望であった。


■ 申し込みから今日に至るまでの顛末 -1- いきなり部屋が一杯■

自分たちの一つ上に当たる日本人先輩から「申し込みがOPENしてすぐに申し込めば一人部屋を取ることができるから」とアドバイスをいただいていたので、学校側が提供しているWEB上の共有サイトで申し込みOPEN日はチェックしていたのだが、実際にOPENしたのは予告日よりも一週間ほど早い木曜日だった。

国外から(一応自分もここに含まれる)来ている2011年入学のメンバーの大半はすでにFacebookやLinkedinのグループページで情報共有をしているので、申し込み受け付けはグループページで知ることが出来た。「これは早く申し込まねば!」ということで、受付翌日には、早速日本から申込書をメールした(情報を知ったのが申し込み開始翌日だったので、見てその日のうちに申し込みをした)。

メールを送り終わってさすがにこれは大丈夫だろう・・と思ってると、すぐにschool側から返信が帰ってきて「すでに今年の一人部屋は一杯になりました」と書いてある・・。ありえん!と思い、すぐに日本のバイト先からschoolの担当者に電話すると以下のように伝えられた。

  • ① 今年は例年になく学生が宿舎入居を希望しており、一人部屋はすでに一杯である。
  • ② 入居申し込みは4月から行われており、申し込み用紙はいつでも取得可能であった。
  • ③ 部屋の割り当ては「先着順」でおこなれており、完全に公平である。
        (これは自分が②に対して「情報のOPENは昨日であり不公平」だと主張したことへの回答。笑いな
      がら回答されて激しくイラついた。)
  •  ④ 各学生からの担当者から情報が伝えられたというのであれば、その回答内容を
       メールで送るべきであり、口頭の回答は認められない。

④に関して補足すると、中国ではよく告知された情報と実際の処理が異なるので、別途個人として自分のadmin担当者に確認したのだが・・・という意見への回答である。こういったまさに「木を鼻でくくる」ような態度は、中国の事務処理でよくあることなのだが、まさかB-Schoolの担当者からされるとは思ってもいなかったので、正直怒りがフツフツとこみあげてきた。
(かなり大きな声で中国語で話していたため、バイト先の人がヒいたと思われる・・)


■ 申し込みから今日に至るまでの顛末 -2- 対策を考える ■

ひとしきり落ち着くために散歩をすますと、久しぶりに「中国的対応」をされて闘争心が燃え上がったのと、二人部屋に住む or 学外に住むというどちらもゲンナリするような選択肢を受け入れたがったので、まずはできることをしようと決意。

まずはこういった対応が昨年以前も行われていたかを確認するために、在学中の先輩に問い合わせると「あり得ない対応なので抗議すべきである」との回答をもらった。いきなり学校側に喧嘩をうるようなことは自分も若干躊躇していたのだが、こういう回答をもらったことで遠慮なく前に進むことができる。電話で直接話した感じだと明らかに学生側からのクレームを受け付けるような態度ではなかったので、先輩からはまず管理責任者の連絡先を教えてもらった※1

次にクレームとして伝えるべき内容を考える。こういう時に、感情のまま「おかしい、やり直せ」というのはスマートでないし、そもそも自分としても圧力をかけるようなことはしたくない。そこで、まずは疑問点と理由を明確にすることにした。

【疑問点】 なぜWEB上で公式にOPENになる前から申し込みが可能で、またそのように主張しているのか?

【考えられる理由】
  ① 不正があって本当にずっと前から申し込みを受け付けていた。
  ② 事務処理上・手続き上のミス
   pre-courseを受ける学生は宿舎の利用が可能で、その申し込みは4月から行われて
   いるというのは事実として確認している。またpre-courseに申し込んだ学生から
      正式プログラム開始後の18ヶ月の権利も獲得したという書き込みもあった。しかし
      公式書類上ではpre-courseの宿舎利用は「その期間に限り、その後の権利を保障し
   ない」と明記されていた。

正直にいえば、自分の中では今回の手続きも①が理由だと考えており、②であるという可能性はあまりないと思っていた。3年半も過ごしていると、発想がすぐに『裏口』になってしまうのだろうか・・・。

しかし、繰り返しになるがクレームを入れるにあたって明確に「不正が行われている」とか「やり直しをしろ!」というのはいい方法とは言えない。もし「不正が行われている」という表現をすると、『もし実際に不正が行われていたとしても』それを認めることが難しい中国社会では逆に是正効果が効かない可能性がある※2
そこで、①のような不正があったのではないか・・ということをにおわせながら、あくまで②のような勘違いがあったのではないか?という質問のメールを送ることとした。表現も抑え目にし、もし勘違いがあったなら改善することが全体の向上につながる、というとを強調した。

以上のような考え方に沿って、その日のうちに数時間かけて証拠類の準備と文面の推敲をおえて送ったのだが、本音を言えば改善は期待していなかった。仮に②のような勘違いだとしても既に入居した学生には権利を与えてしまったのであれば、今更それをひっくり返すようなことはしないであろうと思っていたし、最も考えられる対応としては「貴重な意見をありがとう。いくつか業務上のミスがあったようなので、来年から改善します」という返答が送られてくるだろうと思っていたのだった※3

しかし、管理部長からは翌日朝には、はやくも返答が来たのであった。

と、思ったよりも長くなってしまったので、続きは次回へ・・。(このごろこんなのばっかり....)

※1・・・こういう対応をするのは自分のschoolだけかと思って、念のためハーバードに留学していた友人に確認したところ、おかしいことがあったら言うべきとこちらも同じようなアドバイスをいただいた。持つべきものは友人である(というか先輩なので、感謝の念しかない)
※2・・・このあたりは住んでいると理解できることなのだが、とにかく面子を気にする文化では「お前は間違っている」というのは帰って逆効果である。たとえ間違っていたとしても、逃げ道を用意するような主張の方が結果としていい方向に進むことが多い。
※3・・・中国は巨大な官僚国家である。

2009年3月 9日 (月)

北京友人宅にて

今週は北京にこなければならない週・・・とうことで、ちょっと早めに北京にはりました。
いつもどおり虹桥空港にいったら、チケットが浦东空港からのというトラブルがありましたが、無事にチケットチェンジをして北京に到着。
二月に来た時にくらべたらずっとあったかくなっていて嬉しいです(前回は雪がふっていたっけ・・・)。

今回はホテルではなく上海に転勤になった友人の家に宿泊しています。じつは、彼の契約が切れた後はうちの会社で借りて北京出張時の共通の家としようと思っているのです。何せホテル代もバカにならないですからね。。
彼の家は后现代城とよばれる住宅街にあります。ビル風がちょっと強くて冬はしんどいところですが、一歩家に入ればかなり快適!

すっかり使い古した感じの部屋でまだ片づけが終わっていないのがご愛嬌・・ですが、彼もまだ引越しが完全に終わっていないのでしょうがないですね。むしろこんな時でも快くとめてくれる彼に感謝です。


で、北京についてから今まで仕事をしていたわけですが・・快適そのもの!
やはりホテルとは全然違いますよ。なんていうか生活感があるほうが僕は仕事が進むみたいです。ただ、問題が一つ。。。

北京の家は暖房が標準でついているのですが、これが熱い。本当に暑い。
今日上海で家を貸してくれる友人に会った時には「上海は暖房がなくて寒い」とぼやいていましたが、いえいえどうして、北京が暑すぎるだけですよ。


ということで、今回は長袖のパジャマしかもって来ていないので、布団もかけずに寝ようと思います。次回はハーフパンツが必須です。

2009年1月20日 (火)

自分的コロンブスの卵

春節前の最後の一週間ということで相変わらず忙しくしております。ただ、土日に多少は休みをとれたおかげで、今日はかなり快調に仕事を進めることが出来ました(あくまで比較の問題です)。休みわけには仕事が逆になくなってしまうのでは・・という恐怖感もちょこっとだけはあり、やはりこういうのが健全でよいと思う一日でした。


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会社に長くいるのに慣れてしまうと、どうしても会社を出るのが遅くなりがちです。変な話なんですが「昨日はこの時間まではいたのだから、もう少し○○をやっていこう」と思うようになってしまうんですね。不思議なものですが、社会人の方にはきっとうなづいていただける話だと思います(前職ではすごいそういう人が多かったな~と懐かしく思います)。


で、こういうのを避けるためにはやっぱり無理してでも家に帰るのがいいと思っているんですが、今の家では難点が一つ。それは机代わりに使っているオープンキッチンではインターネットが使えないということ。電話線のある場所からどうしても遠くて、ケーブルをつけたままPCをおくことが出来なかったのです。
う~~ん、どうしたらいいんだ・・・やっぱり無線LANをつなぐしかないのかな・・、中国のソフトで日本のPCが無線LANをつなげるんだっけ、、、と思って散々悩んでいた昨日、突然いいアイデアを思いつきました。まさしく「自分的には」コロンブスの卵。それは、

長いケーブルを使えばいい

はい、ものすごい当たり前のことですね。
ただ、これがなかなか思いつかなかったのですよ、本当に。なので、自分的にはコロンブスの卵。


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で、さっそく日曜日に娄山关路のPCモールにケーブルを買いにいったんです。
案の定、漢字で書いてあるのでさっぱりわからない。形はわかっているんですが、LANケーブルにはオス・メスがあるので慎重に・・ってさっぱりわからん!
ということで、長さを見つつカンを振り絞ってエイヤで購入。2162275642_cb75ce33e3              だめなおれのイメージ→

早速家に帰ってつないでみました。


・・・ダメだった。。。


ということで、アイデアはよかったものの、実践で見事に失敗。
今夜は会社の自分のケーブルを引っこ抜いて家に持ってきました。これでかなり楽チン、オープンキッチンでいすに座りながら無事にブログをかけたのでした。

・・・ケーブルが29元(450円ぐらい)だったのがせめてもの救い。Image243

2008年5月12日 (月)

中国四川省で大地震 -上海、北京では??-

本日の中国時間14時40分ごろ、四川省の汶川市でマグニチュード7.5、中国震度で7.8の地震が発生した、とニュースが入りました。揺れが大変大きく、遠く離れた上海や北京でも揺れを観測したとのことです・・・が、僕はまったく気がつきませんでした。。

              四川汶川发生7.8级地震

M7.5って日本で言うと阪神大震災よりも大きな地震です。昼の日中に起こった地震ということで、それほど問題がない・・というわけにはもちろん行かず、それこそ中国全土で問題が発生しています。詳しい負傷者の数とかはまだニュースになっていませんが、地震発生地は日本でいうとひなびた温泉のような町だったので、相当数の方が亡くなったのでは・・・と心配しています。

・各地でビルを飛び出した人が、道や公園に飛び出してしまい一時的に都市交通が麻痺。
・北京ではおそらく震度0.・・・(そんな震度は日本ではありませんが)なのに、みんなが心配してしまい家に帰る事態に。おかげで今日のお仕事はおしまい。
・部下の一人のお父さんが心臓の痛みを訴えて入院。
・弊社でも一部通信回線が利用不可能に・・・ってそれは地震のせいなの?

中国では地震が日本のように一般的ではないので、ちょっとの地震でも大騒ぎです。MSNの副題でも『地震来了,小心!(地震が来た!気をつけて!)』とか、『我们相信中国(私達は中国を信じている)』とか、かなりの大騒ぎです。上海とか、北京ではゆれていないジャン・・というのはここでは禁句。

なにせ、ちょっと前(といっても数百年前)までは地震が起こるのは、易姓革命が起こる前触れといわれていたような国です(易姓革命とは王朝が交代することです)。地震とはそれほど大きな天変地異なわけですから、この大騒ぎにも理由がある・・ということです。

とはいうものの、実は僕は大学で地震についてかなり突っ込んで勉強した経験があるので、一番興奮しているのは僕だったり。中国の固い岩盤だと初期微動(P派)は早く伝達するんだろうな・・とか、きっと縦揺れに違いないとかやたらと盛り上がっていて部下からは変人扱いをされました。

中国って内陸部はきっと地震に対して何の知識もない人が多いはずですから、いろいろ問題はあるにせよ日本の知見を生かしてすぐに救援に向かってほしいものです。。