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カテゴリー「心と体」の記事

2024年3月 6日 (水)

いわゆる特性持ちが仕事にポモドーロ・テクニックを使ってみた

最近は歳のせいなのか、あるいは半永続的な減量を続けているせいで体力/集中力がなくなってきているせいなのかわからないが、夜になるとすっかりグッタリしてしまい何かをしようという気がなくなってしまうことが多い。夕方になって家に帰るとちょっと子供と遊んで、運動するとすぐに眠くなってしまうという感じなのだ。


流石にそれだと作業時間が足りないということ間違いなしだし、本を読んだりゲームをしたりなんかも出来ずに残念なことになる。そこで日常生活で消耗しすぎないようにしよう・・と最近になって取り入れているのが「ポモドーロ・テクニック」だ。これは簡単に言えば、タスクを細かく分解して一定時間作業や勉強をした後には休憩を入れるというサイクルで作業を進めるというやり方だ。詳しくはWikipediaに記載がある。



このテクニックは2009年に出版されたシリロの著書『The Pomodoro Technique』(どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門)や、自身の公式サイト内で紹介されている。


具体的な手順は以下の通りである。



  1. 達成しようとするタスクを選ぶ

  2. キッチンタイマーで25分を設定する

  3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する

  4. 少し休憩する(5分程度)

  5. ステップ2 - 4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分 - 30分)


ポモドーロの途中で急用が入りタスクが中断された場合は、そのポモドーロは終了とみなし、はじめから新しいポモドーロを開始する。



この手法は、本来は一つの作業に過集中して時間を使いすぎてしまい疲労をすることを避けるためにあるのだとおもう。ただ自分のように「気が散ってしまう」と「過集中」の間を行ったりきたりする特性を持つ人間の場合は、この方法は全く違った意味合いがあることが、実際にやってみてわかった。それは一言で言えば、インターバル・トレーニングのような効果があるということだ。

このポモドーロ・トレーニングは先ほども言ったように、本来は”過集中しすぎる”ことを防ぐために考案されたものだと思う。過集中は瞬間的には高い効果を発揮するが、やはり疲れは出てくるし、自分で気づかないうちに生産性が下がってしまうからだ。
ところが自分の場合には、この手法を使うことで「25分間は全力を一つのことに投入できる」という安心感を得ることが出来るのが大きい。どんなに集中していても一旦25分が経てばリセットしてくれるので、時間を気にすることなく、かつ他のメールや連絡方法などについても気を使わなくてもいい。この安心感から、その25分間に迷うことなく全力投入が出来るのだ。


インターバル・トレーニングなので25分間が過ぎた後は当然休憩が必要で、その休憩時間には頭を空っぽにするために、audibleをこまめに聞いたり映画を見たりをしている。妻に言わせると「それってちっとも休憩していることにならないのでは・・」となるのだが、自分にとっては頭の中に残っている残り滓を一旦全て洗い流してくれる効果があるのだ。
誰にでもお勧めできる方法ではないのだが、自分のような特性(過集中と分散の間が激しいタイプ)にはぜひ一回やってみることをお勧めしたい。

2011年7月10日 (日)

またも東洋医学を受けてきた(今回はマッサージのみ)

二年ほど前に体調不良で東洋医学を受けている、というエントリーを書いたのだけど、また近頃同じような軽いめまいを感じていたので、またもマッサージを受けている。

去年もGMATの勉強真っ最中の8月に原因不明のめまいと微熱に悩まされたのだけど、どうやら「夏の風物詩」として自分の体に記憶されたらしい・・・といいたいぐらい、毎年7月~9月はめまいに悩まされている。
今回は日本で一月半も色々な人と呑んで食べて話した後に、さらに中国に戻ってきてから北京にいったりした疲れが出たのだろうと思うけど、そんな理由の分析よりも回復を早めねば!ということで、今回もマッサージに行ったのであった。

これまでは海外旅行保険があったので、正規の病院にかかることが出来たのだが、今回は留学までの狭間の期間で保険が切れているため、マッサージ店に行くことにした※1。向かったのは娄山关路にあるマッサージ屋で、2年ぐらい前から定期的に行っているところ。空いている時にはいつも同じ人にお願いしているので、触っただけでだいたい自分のどこが悪いかを分かってくれる人である。

今回もまず横になって「いつも通りお願いしますね~」というと、まずは背中全体を触って「背中のココとココが悪くて・・」と指摘をしてくれたのだが、自分が痛いと感じる部分とぴったり重なっている。こういう医療行為でないマッサージでも、やはりプロは違うな~と感じる瞬間。
何やらものすごく凝っていたらしく、いつもよりもかなり強い力でグイグイと押し込んでもらう。当然こちらもかなり痛いのだが、信頼している人でもあるし、早く体調を戻したいので「ウグッウグッ」とうめき声をもらしながらも我慢してひたすら押し込んでもらった。

あまり揉んでもらうと後から揉み返しが来たらまずいな~ということで、今回は1時間で終わりにしたのだが、帰宅途中から汗が全身から噴き出すこと。2年前の治療の時もそうだったのだけど、中医にいくととにかく汗が止まらなくなる。しかも体で感じる感覚としては、体の中から汗が噴き出してくる感じで、暑くもないのにシャツがビショビショになるくらいだ。本日時点ではまだ完全に回復したわけではないけれど、大分体が軽くなったのでもう2・3回は集中的に通うつもりだ。

wikipediaを見るとマッサージは日本でも医療行為としてOKのようだけど、実際に日本で医療行為として病院でマッサージを受けたことは一度もない。現状では代替医療という位置づけになっているようだけど、針とかマッサージは個人の体験レベルでは非常に効果があるので、日本でももっと活発になればよいのに・・と思っていたりする。
(東京でマッサージを受けるとすごく高くてびっくりする。土地代が高いんだろうけど、気軽に利用できるレベルじゃないよね・・)

※1・・・保険がきく中医科にいくと、海外旅行保険を利用することが出来てほぼタダで受診が出来る。保健がないとだいたい4万円~。

2010年2月 2日 (火)

【書評】最後の授業 -生きることを欲する僕が、昔死ぬと思っていた年齢になって-

高校生のころ、僕の寿命はたぶん30歳ぐらいで終わるんじゃないかと思っていた。
というか、そうなることを願っていた。

それ以上長く生きていても何か面白いこともないだろうし、普通の人生を歩むだろうコトの退屈さに耐えられそうにもなかったし、何よりそのときもあまり生きていることが楽しくなかったから。

そして、30歳になる今年。僕はまだまだ生きていたいと思っている。まだまだ面白いことがこの世界には眠っているような気がする。何より、どれほど大変なことがあっても、それでも生きていることは素敵なことだと思えるようになっているから。

今日読んだ最後の授業 ぼくの命があるうちには米国カーネギーメロン大学のバーチャルリアリティ専攻のとある教授が、すい臓がんにおかされ余命半年を切った頃に大学で行った『最後の授業』をもとに書き起こされたものだ。

Amazonを見ると初版が2008年9月。たぶん僕が購入したのが昨年の9月ぐらいだから、ネットでの話題からはすっかり遅れていることになる。さらに、読むことの遅さといったら。

最後の授業
中国にいるとなかなか日本の本を、日本にいる時のようには購入することが出来ない。だから、どうしても一冊一冊を丁寧に・・というか、読み始めるのが遅くなってしまう。もっとはっきり言ってしまうと読み始めるのが怖いのだ。手元に「未読」の本が一冊もないなんてこと、人生で一度もないしそんなことがあると考えるだけで恐ろしくなる。

閑話休題。

彼の最後の授業のテーマは「子供のころからの夢を本当に実現するために」。でも、本当のテーマは違う。彼は「自分の子供のころから」を語ることによって、自分の子供達にメッセージを残すのだ。彼の視線の中にはいつも自分の妻と子供がある。

著者はまだ学生だったころには「とてもイヤな」やつだったという。本書の中ではそれがどのように変化していったのか、どのような影響のもとで変わっていったのかが描かれている。それはそれで一つの彼のストーリーではあるのだけれど、読んでいる僕の頭の中にはまったく別の疑問が浮かんでいたのだ。
「もし学生の時に彼が癌になったら、彼は何を思うのだろう?」

そんなの彼にもわからないし、考える意味もないと人はいうかもしれない。でも、僕には意味のある問いかけなのだ。僕にはまだ妻も子供もいないのだから。
まだもたない僕ですら生を愛しく思えるようになったのだから、持ったとき、僕はどんな言葉を伝えられる人間なのだろうか?

10年後までこのBlogが続いていたら、きっと笑って答えられる日がくるんじゃないかな、とちょっと自分に期待をしておきます。

2009年10月 5日 (月)

東洋医学治療を体験する

前回のエントリーでも書きましたが、9月の中旬ぐらいからひどい体調不良に悩まされていました。症状はだいたい一定で、

  • めまい

  • 頭痛

  • 吐き気

  • 微熱

  • 食欲不振(でも、やせないんだな・・。食べる時には食べるから)
  • が続き、特に朝起きる時とベッドに入る時がひどい状態です。
    ベッドに入ると、本当に比喩でもなんでもなく天井がグルグルと回ります。横をみるとちょうど自分の体が傾くような感じが繰り返されます。ちょうど船に乗っているときのような感じですね。

    また朝起きる時にもベッドを降りると、めまいがひどくてたっているのがやっとという感じです。ソファで休めば落ち着いてくるのですが、その後には強烈な吐き気が襲ってきます。結局朝起きてから30分ぐらいは体が落ち着くのを待つ羽目になります。結構これが切ない・・。

    仕事自体は問題なく出来るのですが、やはり毎朝・毎晩こういう状態だと正直しんどいです。


    4月にも同じような状態になったのですが、その際には旅行に行ったり家で静養していたら治ったので今回も・・と思ったのですが、どうも状況が思わしくない。ということで、今回は同じような症状を訴えていたメンバーの紹介で東洋医学(針)をうちにいってきました。


    針をうつのは正直初めてだったのですが、いきなり針を打つというわけではまずは体を触ったり話を聞いたりして診察を行います(当たり前ですね・・・)。で、どうやら話を聞いてみると、

    「運動不足」「パソコンの使いすぎ」「肥満」・・etcなどの理由から、肩と首の筋肉が凍ってしまっていて、神経とリンパ節が圧迫されているのが原因とのこと。治療方針としてはとにかくそのこりというか固まりをほぐしていくということになりました。で、治療が始まったわけですが・・・。これがものすごく痛い。以下、簡単な紹介。

  • 肩から首、頭に針を打ちます。適当にうっているように見えて、(文字通り)しっかりツボを抑えているようで、打ち込まれた後に針を触られると体がピクッと反応します

  • 針を刺されたまま、赤外線なのかよくわからない光を当てられます。なんというか針を伝わって体の中から暖かくなる感じ。痛みを忘れて眠くなります

  • 針が終わると次はこれまたよくわからない塗り薬とともに背中をマッサージされます。だいたい背中や肩がゴキゴキと変な音をたてるほど強くされるので、これですでにかなり涙目

  • マッサージが終わると、よくこちらのマッサージ屋でやられるカッピング(ツボのようなものを体にすいつけるものです)をやります。これ、跡が残るので嫌いなんですが、しょうがない・・・・。さらにこのカッピング、体にくっつけたまま上下に動かします。ひどい時には首まで・・・。これがものすごく痛い。なんていうか、体の筋肉がむりやり引っぺがされている感じがします

  • だいたい10分ぐらいやって精も根も尽き果てたところで、再度マッサージ。もう何も感じません・・・

  • まだ三回しか行っていないのですが、回を重ねるたびに痛くなります。どうやら、体がよくなってくるにつれて痛みがましてくるとのこと。今でも涙出てくるほどなんですけど・・・。
    この治療をはじめてから確かにめまいがなくなったんですが、同時にひどく疲れやすくなったのと、首から背中にかけて筋肉が肉離れのようになっているのを感じます。疲れやすくなったのは、いままで体にたまっていた疲労が溶け出してきたからいい・・というのですが、とにかく治療のあとは大体燃え尽きています。文字通り筋肉を再構築しているという感じですね。


    また、治療だけでなく毎日二回漢方薬をのまなければならないのですが、とにかくこれが効く!煮込んだものを袋わけにしてもらい、そのままお湯であっためてから飲むのですが、とてつもなくまずい。さらに飲むと体が熱っぽくなり針をさしていた部分が痛み始めます。背中から首なので、声を出すのが特につらいので、薬を飲んだ後3時間ぐらいはなるべく話さないようにしています(営業なので、そういうわけにもいかないのですが・・・)。

    本当にこの建国八連休とぶつかってよかったと思う今日この頃です。毎日背中と肩を強化しようと筋トレをしていますが、はやく五体満足に戻らないかな、と切に願っています。


    ちなみに、漢方薬の経験を効かれた時に「日本で飲んだことがありますが、そのときにはなんともなかったです」と答えたら、「日本の漢方薬は質がいいから参考にならない」と答えられました。それでいいのか、中国医学・・・。

    2009年8月 2日 (日)

    8月に入り安定しない天気

    気が付いたらあっという間に8月・・。夏もいよいよ本格化、ということです。Image304

    なのに上海ではちっとも天気が安定しません・・。今日も常に雨が降っていて、気が付いたら土砂降りになるといった感じの天気。。ちなみに右の写真は家からとった外の様子。

    雨が降ると買い物いけなくて大変なんだけどな。。。

    2009年7月25日 (土)

    My birthday Eve Party

    25日が僕の誕生日なのだが、土曜日ということで前日の金曜日(24日)にちょっとしたお祝いを開いていただきました。お祝いをしてくれたのは、メンバーのAngy(日本人です)とその弟君。弟君は前職をやめて、現在中国で語学留学中です。以前、食事を一緒にした時の話をblogにも書いたことがあります。

    直すべきところを数え上げるよりも、いいところを3つ数えよう


    先日Angyが行ったことがあるという彼女の家の近くのジャズバーに食事の後に3人で行きました。ちなみに食事は近くの香港料理。僕は味覚が子供なので(上海で好きな食べ物は、餃子・面・カレーといったお子様向け・・)香港料理のような味がよくかつ食べ応えのある料理は大好きです。さすが、よくわかってる・・・。

    出発直前に開発済みシステムに一部バグがあることをお客様から連絡をいただいていたため、原因の解明と応急対策を行い、あわただしく出発。食事は20分ソコソコで切り上げ、ジャズバーに向かいました。


    ジャズバーの名前はSOUND BLUE(藍音)。小さな画廊やレストランなどが軒を重ねる、泰康路のすぐ近くにあります(搜狐に書き込みがありました。WEBサイトはあるようだけど、今はみられない??)

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    中はまさしくJAZZ BAR!飲み物はかなり高いですが、雰囲気は非常にいいお見せです。建物は二階建てで、ステージは吹き抜けになっており二階からも問題なく見ることが出来ます。全体で収容人数は30人ぐらいでしょうか。

    オーナーの方は日本で5年ほどジャズマンをやっていたというSimonさん(楽器はサクソフォン)。とっても日本語がうまかったです。ちなみに料理長の方も日本で18年ほど働いていたということで、昼ごはんの営業もやっているとのこと。カツ丼とか売っている・・ということで、これはちょっとイメージが違う感じ。飲みものは一通りのカクテルがそろっている感じです。ただ僕が頼んだBloody Maryはタバスコとソースが強過ぎて激辛!で飲めず・・。ここら辺はまだまだ改善の余地有りって感じですね。

    ステージの内容は曜日ごとに変更するということで、金曜日はSwing Jazzをメインにされているとのことでした。我々のわがままを聞いていただき、オーナーにも参加してもらっての"Fly me to the moon"をリクエストさせてもらいました。


    そして、11時過ぎにいよいよAngyが準備してくれていたSurprise Present!

    のはずが、オーナーがあっさりばらしてしまったので、サプライズではなくなってしまったのですが、バンドの皆様が僕のために"Happy Birthday"を歌ってくれました♪ サプライズでなくても十分嬉しかったです。

    振り返ってみると昨年はリクルート所属で、メンバーみんなとカラオケで誕生日パーティー。今年はメンバー招待でジャズバーと二年続けて音楽つきの誕生日ということで、本当に感謝、感謝。
    25日で29歳となりますが、これからもメンバーと楽しく仕事が出来ればいいな・・と思ったBirthday Eveでした!

    2009年5月21日 (木)

    スタンダードセッターの役割とその実践方法(怒りすぎ・・)

    4月から毎日の仕事をする上でものすごく意識をしていることがあります。それは日々のプロセスの一つ一つの質を上げていく、そのための『スタンダードセッター』として行動をするということです。

    僕がいるワンジーは現状で大きな境目にいると思っています。一つは、自分のことになってしまうのですが、僕が取締役になったこと。もう一つは、これまでの路線を見つめて正すべき部分はしっかり正すべき時期になったこと(特に財務面)です。
    うちの会社がより大きくなっていく、そしてより強くなっていくためにはまず何よりも顧客に対するサービスを上げることが必要。そして、そのサービスの向上は単に最終成果物の質だけではなく、あらゆる部分において『期待を上回る』ことが必要だと考えています。そして、それこそがまさしく僕がここにいる意味だと思うので。


    『スタンダードセッター』というのはこの「質」を定義する人のことです。これまでよりも一段も二段もいいサービスを提供しようと思うのであれば、まずはその「質の定義」が重要になります。これまで出来なかったこと・考えていなかったことをするわけですから、当然現状とのコンフリクトを避けることは出来ません。行動の一つ一つから意識の深いレベルまで、変化が必要となるわけです。ただ現状では質の定義をするほどに業務が成熟はしていないですし、また悠長に定義を議論する時間もないので、自分の一つ一つの仕事で示していくほかないと思っています。まさしく「軸を設定する人」==セッターというわけですね。


    ・・・と、こんなことを考えながら仕事をしていたのですが、現状まではその進みに正直言って満足はしていません。

  • 僕が体調を崩してしまって十分な時間をとれなかったこと

  • 少しずつ増えてきたお客様の対応に時間をさいているため十分な仕組みづくりの時間を取れないこと

  • この二つが理由で自分の中にもジレンマというかストレスがたまっているのを感じていますし、何とかしたいとやや焦りを感じているのが現状です。


    この焦りからかあるいうはジレンマからか、周りにいるメンバーも正直この2ヶ月はかなり僕から怒られ通しという状況で、さすがにしんどいという話をこのところメンバーから訴えられるようになりました。
    僕としては毎日言っていることがなかなか浸透しないという苛立ちもありましたし、怒るのに「慣れて」しまっているということがあったのかな・・・と感じています。特に今日は自分の新人時代、前職時代の自分と上司との会話を思い出して反省をすべきところが多々あったと感じました。平たく言えば、そんなにイライラすんなよ、ということです。


    新人時代にとてもとてもしんどい研修があって(今でも心の底から怒りを感じる研修なのですが)、それが終わった時に「周りの人のいいところを3つ見つけます」と宣言したことを思い出しました(思い出したといってもまだ3年ちょっと前なのですが・・・)。業務の性質が異なるため、現状の業務の全ての中で実践することが難しい状況にはあるものの、これと同じように「まずはほめる。そして指摘」を実践していかなければ・・と思った、そんな一日でした。

    実践できるかなぁ、出来るといいなぁ、、というぐらいに自信はないのですが。。。まだまだ、組織を率いる身としては成長過程どころか、1st stepというところなんでしょうね・・。とはいえ、背負ってるものもあるわけですから。

    2009年5月17日 (日)

    仕事のスピードオーバーに気をつけよう(自戒をこめて)

    ここ一ヶ月半ぐらい体がず~~っと重いというかだるいというか、とにかくなんとなく仕事に100%集中できない状況で、スランプのようだな・・と感じていました。まだ社会人生活も5年目と短い私ですが、それでもだいたい1年に1回ぐらいはこういった状況になるので、「ああ、また今回もそうか・・」ぐらいに考えていたのですが、なかなか治らない。働きすぎがよくないかな・・といっても働かないわけにもいかないし・・と悩んでいたところ見つけたのがこんな記事。

    1時間の仕事を30分で終わらす“分身”の術 仕事に“スピード違反”なし(NB Online)


    今の職場に移って前職と変わったのは「仕事が多い」ことではなくて「仕事が早い」ということ。この「早い」という感覚、ありていに言えば「今日やらなければならないことがドンドコやってくる」ということです。前職でも忙しい時にはかなり忙しかったのですが、それでも事前に「ああ、明日は忙しくなるな・・・」とか「今月はヤマだぞ」みたいに事前に予想がつく忙しさでした。
    一方今は、以前よりも仕事が増えているのも事実の上に、営業統括ということでドンドンお客様から要望をいただく。その上社内に指示を出さなければならないので、僕の作業が遅くなると歯車全体が遅くなるという状況にある。・・・そんな状態がずーーっと続いていたので感覚としては「仕事が多い」よりも「仕事が早い(速いではありません)」というのがずっと続いている感じでした。


    さすがにこういう状況になるとちょっとはストレス解消が必要かなと思っていたのですが、記事をよむとどうやらそういうわけでもなさそうです。

    スピード感を速いものにするということは、身体を臨戦態勢にするようなことです。交感神経が優位になり、アドレナリンが放出され、少しハイな状態が生まれます。なので、生理的に見て、この状態がずっと続くのはあまりよいものではありません。

    これって要するにずーーっとその状況が続いていると、部活動に一生懸命な高校生がなったり若手のプロ選手がなってしまう「オーバートレーニング」の状況になっちゃうということですよね・・。

    きっと今の自分の体調もそうに違いない!と勝手に自分でわりきって、となれば普通の休みでは意味がない!ということで先日はかなり長めのマッサージに行ってきました。いつもは全身マッサージで終わりなんですけど、とにかく今回は頭が痛いということで頭マッサージ(顔マッサージ)をたっぷりと。

    するとどうでしょう!
    あんなに熱っぽかった背中と頭が次の日にはすっきり!いやーー、今回は本当に驚きました。神経系とかリンパにマッサージが効くことは知っていましたがまさかこんなに効くとは思いもよらなかったです。おかげで土曜日・日曜日ともに元気に仕事をすることが出来ています(トホホ・・・・)。


    中国にも少しずつ不況のにおいがしてきているこのごろ、何よりも求められるのはクオリティとスピードの掛け算という状況は変わりはありません。いや、むしろより厳しくなっているというのが正直なところ。
    「仕事にスピード違反なし」といっても、体が付いてこないと意味がないので「仕事のスピードオーバー」だけには気をつけないとダメだなと自戒したのでした。

    F1だってちゃんと給油やタイヤの変更をしますもんね(今期はレギュレーションが変わってできなくなったんでしたっけ??)

    2009年5月 6日 (水)

    直すべきところを数え上げるよりも、いいところを3つ数えよう


    自分もそうだったのですが、どうしても人間って『直すべきところ』をよくしていきたいって思いがちです。それはそれで努力の方向性を決めることになるので、とてもよいと思うのですが、あんまりそんなに肩肘はらなくてもいいんじゃないかな~と思っている、今日この頃です。


    昨日の夕食の時の話です。

    昨日は僕のメンバーのAngyの弟さん(今年の2月から上海に語学留学に来ています)によばれて、お気に入りの日本料理屋へ行きました。彼とは上海に来てから会うのは4回目か5回目(お酒を飲むとすぐに忘れてしまうので、確かではない)ですが、二人で会うのは初めてです。なにやら、いろいろと考えているよう。

    食事をしながら話をしていくと、どうやら自分がもっと成長するためにいろいろヒントを探しているようです。僕が呼んでいる本とか、考えていることとか、仕事を選んだ理由とか、そういうことを聞きながら自分に役に立つようなことを探そうとしてくれいるみたいです。そんなに大したこと考えて生きてるわけではないんですけどね。


    で、その中の話の一つで彼から聞かれたのが、『僕の3つの欠点を教えてください』という質問。
    ああ、僕もそういう質問をよくしていたな~、とちょっと懐かしい気になるような質問です。そういえば今の会社に移る時にも、CEOのAndyに同じような質問をしたっけ。。

    こういう質問って努力をするのが大切だと思っている人がよくする質問だと思うのです。それ自体はすばらしいことです。ただ、このごろ思うのはそうやって自分に足りないところを一生懸命さがしていくのって何だか疲れるな・・と。足りないところもあるけど、いいところもあるから、その両方を見つめたほうがよいとこのごろは思っているのです。

    そこで、彼には、

    「足りないところを教える前に、自分のいいところを3つ言ってごらん」

    と返しました。そうすると言えないんですよね・・・、自分に自信がたりないのかしら、と思うぐらいいえない。


    今日、この話を彼の姉(つまり僕のメンバー)のAngyに話したところ、なんかグサッと来たといっていたので、思わずblogに書いておくことにしました。
    自分も含めてそうだったし、あるいは今もそうなんだけど、毎日を楽しく仕事していくためにはやっぱり足りないことだけではなくて、できることも同じくらい大切にしたいな・・と、ちょっと心に留めておきたいと思う一日でした。

    ちなみに僕は一応自分の3つのいいところはいつも同じ答えをしているのですが、、、さすがにblogで大きく書くことは恥ずかしいので、伏せておきます。。

    2008年5月 9日 (金)

    中国で愛人を囲うということ

    今日のNBオンラインに、中国での愛人(二号さん)の話が掲載されていました。

    この連載記事は『女性の視点』それも(こういうと失礼ですが)比較的年齢の高い女性からの視点ということ、日本向けに多少誇張されて書かれているところがあるのですが、中国に実際に住んでいる身からすると『ああ、そうだな~』と思うことが非常に多いです。

    まず、今回の記事でもかかれていることですが、今の中国はかなり封建的な文化・・・というかはっきりいうと『お金』と『権力』がモノをいう世界であると感じています。それも、かなりあからさまに。
    こちらに赴任してきた時に『中国の歴史』という本を読んだのですが、外国人の僕にとっては中国の歴史って基本的に同じなんですね。

    1.王朝が創設される
    2.どっかのタイミングで皇帝が後宮を造り、でかい建造物をつくる
    3.宦官と外戚(皇帝の妻の親戚)が権力争いをする
    4.王朝滅びる

    細かな違いはあるのですが、ずーーっと同じことを繰り返してい気がします。で、これって例えば近代史 -国民党と共産党の争い-になっても基本は同じなんですね。なんていうか権力を握るとすぐに賄賂が贈られてきて、女性を囲う・・みたいな。たぶんこういう感覚って歴史的なものですから、すぐに抜けないと思うわけです。

    現在は改革開放によって『政府』だけが権力だった時代から、ずっと複雑に、かつ多くの人が『金』と『権力』をもつようになりました。一方では、地方ではそれほど変わらない生活が続いているわけです。要するにお山の大将が増えるわけですから、今回の記事で書かれているような『二号さん村』が出来るのも無理はないのかな・・・と思うわけです。

    この記事を読んで早速百度で『二奶』と入れてみたところ、確かに専門のサイトがありました。しかも、やっぱり南方のほうの専門サイト・・・。やっぱり中国、何でもありだなという感じです。


    この記事にはまったくかかれていないことなんですけど、ちょうど上海に来た外国人も望めば同じような状態になることが出来ます。街中でよく50代ぐらいのオジサマとびっくりするぐらいきれいな女性が一緒に歩いていたりすると、間違いなく『愛人(二奶)』だとわかります。恥ずかしいので、あまり堂々としてほしくないものだとは思うのですが・・。


    上海ではさすがに物価が違うので、5~6000元で愛人契約を結ぶ人はいないと思いますが、万元以上の単位であれば普通につくることは出来そうだな・・と思います。正直言って今では短期でくる日本人男性のグループを見ると「ああ、(女の子を)買いに来たんだな・・」と真っ先に思うようになってしまいました。

    確かに需要と供給が一致しているという点では、どちらにも原因があるわけですが、それにしても上海には急速に地方からの女性がなだれ込んでいることを考えると、政府も無視はできないのでは・・・と感じます。一方では、こういう形で農村にお金が入ることで、経済が回っているのもまた事実です。

    ただ、実際に取り締まりを行うとしても難しいのが現状です。記事にあったようなサウナや三傍嬢がいるような店のオーナーは基本的には党の人間なわけです。取り締まるほうと取り締まられるほうが基本的には同じ穴のムジナなわけですから、取り締まりも本気では行われません。たまに、権力闘争のために反対派の店が摘発されることがあるということですが・・・。

    今回の記事にあるようなことは、外国人にとってはある意味『日常の風景』。そういうところもまた上海の一面です。

    より以前の記事一覧