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カテゴリー「恋愛」の記事

2013年1月 1日 (火)

Happy New Year & プライベートのご報告

早いものでMBA生活にどっぷり浸かった2012年も終り、2013年を迎えることとなった。昨年は自分史の中でも結果的に1・2をあらそう激動の年になり本当に未来に向けてかなり方向性が見えた年になったな~ということを感じている。このblogも色々と宿題は積み残しているものの毎週の更新は何とか続けることが出来た。

MBA生活も残り実質的に二週間という状況になってしまったので、今年はMBAというよりは卒業後のことを考えているのだが、毎年続けている1年の抱負を今年も書いていこうと思う。


■ 昨年の振り返り

毎年懲りずにかいていることのメリットの一つに、自分でも年明け二月ぐらいにはすっかり忘れている「一年の抱負」を振り返ることが出来るのがある。昨年も例年通り、書いた内容をすっぱり綺麗に忘れていたので、先ほど見返してみて「2012年の自分の抱負」に自分で驚いた。。ということで、恥ずかしながらの振り返りをしてみよう。

(1) 中国でHSKをとる! →  ×(結局何もできずじまい)
(2) 仕事の獲得!      → ○(2012年中に次の仕事の確定完了)
(3) 原点に戻る!   →  △(全体的にMBAっぽくはなったはず・・)


まず(1)の中国語のことだが、実際に生活をしてみるとTerm2は変わらず授業で忙しく、term3以降はず~っといろんな内容でインターンをやっていたので全然時間が作れず、実質的に時間が出来るはずの9月以降は後述する私的な理由で時間をとることが出来なかった。・・・非常にいいわけ臭いが、中国語に関してはこの1年間で想定の10%ぐらいしか進まなかったというのが正直なところだった。。

次に(2)。9月の反日活動以降で大きく方向転換をした就職活動だが、多くの方の支援をいただき、無事に12月までにいくつかの会社から内定をいただくことが出来た。現在は最終的なオファーレターにサインをするのみ・・という状況になっており、この目標に関しては自分で満点をあげてもよいのではないかと思っている。実際にどのようなところに就職するのかということに関しては、正式な入社内定通知書をもらった上で会社のソーシャルポリシーを確認しないといけないので、現時点では秘密ということでご了解をいただければと思います。

最後に(3)だが、これは非常に自分では判断が難しい。もともとYes/Noで答えることや、数値化できない目標を設定していたからというのが判断が難しくなってしまう一番の理由なんだけど、個人的にはTerm3のプロジェクトで同じグループのメンバーから学んだり、Internでいろいろなお仕事をして、だいぶ数字で考えるということについて慣れてきたんじゃないかというのは実感している。
Term1を終わっただけの段階に比べれば成績も少しずつ上昇していったし、レポートでもジャーナルを引用したりインタビュー結果をまとめたりということで自分らしさを発揮できたのか、高得点をもらうこともできるようになった※1。自分が描いていたMBA生活ほどには成果を出すことが出来なかったという点を割引くと、△というのが妥当なところだろうと感じている。


■ 今年の抱負

さて、続いて今年の抱負・・というところなのだが、正直言うと今年はあんまり具体的な抱負はないのである。。というのも、MBAというある意味短期的なプロジェクトは無事に終了を迎えつつあり、今年は遠からず次の仕事を初めていることを考えると、当然最初の抱負は「仕事を頑張る」以外ありえないからだ。

MBAはビジネスを勉強するといってもやはり広く浅くになってしまうし、現実のビジネスと比べた場合に「自分で自分の目標を設定できる」という大きな違いがある。また、現在方向性と考えている進路は、過去経験とは遠くもないが近くもないという領域なので、当然勉強しなければなららないことも非常に多い。新卒というにはかなり年をとってしまったし、いただく予定の給料も新卒の時よりはかなり多くなっているので、一刻も早く自分の場所を作るためにまずは全力で次の仕事に打ち込むつもりである(というかそうしないとクビになってしまう・・)。


また、もうひとつの理由としてはすぐ後述するように私生活が大転換を迎えてしまったので、とにかくまずは健やかに暮らすという、当たり前ではあるが自分には難しい目標が出来たからだ(ここまで書けばもうバレバレですね。。)。どのような生活になっても過去一年間の平均よりは睡眠時間は減るだろうし、プレッシャーも増えると思う。そうなった時に、どれだけ自分の心と体の健康を保てるかというのは一つの大きなチャレンジだと思うし、これからはそのことを常に念頭に置いて生きていきたいと思っている。


ただ、抱負というか方向性としては、今後の職場を念頭においた時により中国についての多面的な内容をもう一度勉強しなおしたいという気持ちはすごく強い。もともと「中国におけるビジネス」を学ぼうと思って今のschoolに入学したのだけど、昨年の反日活動にも見られるように『中国』という存在はビジネスを考えるのにあたりビジネス以外のことも考えなければならない国である、ということをますます感じるようになった。

そのためには歴史や思想、政治や外交関係、そして戦略(ビジネスにおける戦略ではなく、War study)も広く学ぶ必要があるのではないかと思っている。もちろん僕の生きていく場所と言うのはビジネスというのは変わらずに思っていることなんだけど、年齢的にもキャリアのステージ的にも業務では深堀を、それ以外の時間では意識的に広がりを・・というのを志向したほうがよいのではと考えるようになった。
具体的にどのような内容を学んでいくのか・・という点についてはある程度心の中にはあるのだけど、これも自分のキャリアを明確にして段階であらためて書くようにしたい※2



■ 私的なご報告

今回のエントリーでも書いてきたように、2012年というのは自分にとってとても大きな出来事があった年でもあった。あらためて書くと、上海で出会った日本人女性と結婚をすることになったのである。


実は8月には結婚を決めていて9月からは上海市内で一緒に生活を始めていたのだが、自分が学生の身であり少なくとも次の方向性が決まるまでは公にしたくなかったこと、上海で暮らしているために家族やお世話になった方々に報告をする時間をもてなかったこと等から今まで発表を控えてきた※3
今回自分の方向性がおおよそ固まったことと、授業の合間に自分の近しい人に直接報告をする機会をもてたことで、このように発表をすることが出来るという次第。

MBA生活を過ごす中で、次にどこで働くかわからないという感覚をずっと持っていたし、これからの長い人生をず~っと一人で頑張るほどキャリアへの執着心も強いわけではないということをなんとなく感じてくるようになった中で、ぼんやりと一生のパートナーを見つけられたら・・とは思うようになっていたのだけど、まさか自分が2012年中に結婚を決めるようになるとは思いもよらなかった。


妻となる女性とはMBA生活の初期に上海で出会い最初は遠距離での関係だったのだが、気が付いたら結婚まであっという間に決まったということで、つくづく人生というのはわからないものだと感じている※4。僕はこのblogでもわかるとおり、ダラダラと考えることも多いし一緒に暮らしやすい人間では決してないと思う。また学生と言うことで無職の上に就職先も決まっていなければ、働く場所も決まっていないという不安定な生活だし、何よりたんまりと借金も残っていて少なくとも数年間は裕福な生活はとても送れそうにない。

そういった色々なマイナスがあるにもかかわらず、一生をともにしたいと言ってくれた妻にはとても感謝をしきれないし、またこの広い大陸で自分を見つけてくれて本当にありがとうの気持ちでいっぱいである。自分がこれからどれだけのものを生み出し共有できるかはわからないのだけれど、自分の命が終わるまで出来る限り長く側にいられたらいいな、と思っている。今後もこのblogに登場することは恐らくそう多くはないと思うのだけど、自分に起こった大きな出来事として、このようにご報告をさせていただきました。


ということで、2012年は学業・仕事・私生活の全ての面で大きく動いた年になりました。2013年はその動いたことを一つ一つ固めていき、これからの長い人生を過ごす上での新しい基盤を作る年にしたいと思っています。あまり更新頻度も高くなく、ダラダラとした話を続けているblogではありますが、本年もよろしくお願い申し上げます。


※1・・・一方でやはりレトリックや表現能力という点においてはnativeにはどうしても勝てないな~と痛感した一年でもあった。英語能力はすぐには伸びないので、今後も継続的に勉強し続けるしかない。。
※2・・・我ながら奥歯にものが挟まったような書き方で切ないし申し訳ないと思っているのだが、ご了解いただけるとありがたいです。
※3・・・実際に生活拠点が変わったりしたので、MBAの同級生たちには早めに伝えていたし、直接顔をあわせることが出来る友人たちには個別にお伝えをしていました。
※4・・・書類などを準備しないといけないので、実際の入籍は卒業後を予定している。

2011年2月16日 (水)

情人节では街角で薔薇が買える in 上海

昨日は中国でもバレンタイン(情人节)ということで、今年も上海はいろいろと商売っ気のある1日だった。3年前にもこんな記事を書いていたのだけど、バレンタインも中国には順調に浸透しているようで、年々イベントの数が増えているような気がするし、贈り物の文化も定着してきたようだ(上海では男性が女性に薔薇を送る)。20110214196

右の写真は会社帰りの街かどで見かけた光景です。十字路にリヤカーに乗せた薔薇の花 束を売っておりました。買おうとしている男性が「これ、本物だよな!?」と何度も確認しているところがいかにも上海。造花はもちろんのこと、注射器で色水を注入したりスプレーで色付けをしたりと、あれやこれやの偽物の薔薇が氾濫する20110214197ので、購入側も注意が必要です(この時期は薔薇に限らず花の値段がものすごく値上がりし、需給バランスが崩れてしまうようです)

また高級(中高級?)百貨店である久光百貨店の地下一階にある日比谷花壇でもたくさん の男性が薔薇を購入していました。こちらは高級な花屋さんということで欧米人も多く購入に訪れていました。というか、浦东の普通の場所で欧米人が大挙して花を買うというの20110214198はちょっと異様な光景。中国人女性と付き合うのも楽じゃないようで・・・。

さすがに客が多すぎで対応が粗くなっているのか、百貨店内にもかかわらず切った花が無造作にバケツに入っているのは、やはり中国ならでは。街中の花屋ではよく見る光景ですが、情人节ではとにかくたくさんの花を捌かなければならないため、冷蔵庫に入りきらなかったのでしょう(そもそもココの陳列スペースはすごく小さいし)。20110214195

最後に右の写真は、私が住んでいるマンションの1階にある薬屋さんにバレンタインの日 から貼られた張り紙。VIAGRA自体はもっと前から中国に入っているのですが、バレンタインの日に宣伝をするというのは、やっぱりあれなんでしょうか?

2008年11月14日 (金)

上海で日本人同士の結婚って?

世界にはそれこそいろいろな都市がいろいろな国にあるのだけれど、今、僕が住んでいる上海が、世界で最も日本人が多い街らしい。仕事の関係で駐在している人、留学をしている人、一旗あげようと野望を持ってくる人、それから・・なんかの拍子で流れ着いてしまった人・・とたくさんいるだろうけど、永住者を除いてもこの街には47,000人の日本人がいるらしい。

中国で"家族"で生きるということ(Nikkei)

確かに、街を歩いていて日本人とあわない日はないし、それこそ静安寺にある久光百貨店にいけば日本人だらけで、一瞬日本にいるかのような錯覚を覚える。街を歩けばどこにでも日本料理はあるし、多少味に我慢すれば職という観点からはそれほど困らない(ちなみに、こちらでは日本料理は一般的には『食べ飲み放題』と言って、飲み物と食べ物両方が好きなだけ頼めるというシステムになっている。初めてこちらに来た時には「食べ放題」の間違いなんじゃないかと思った)


当然、それだけの数の日本人がいれば"出会い"もある。
時には結婚にいたることもあるはずだ。僕がいっている語学学校でも、卓球での交流会がきっかけで出会い、結婚をしたカップルがいた。


■■■■


それでも、上海で、特に女性が結婚相手を見つけることは容易ではないと思う。
確かに記事の中にあるとおり、上海は既婚・子どもがいる女性にとってはとても働きやすい環境にある。男性が家事を手伝うのは当たり前の文化だし、日本よりも労働時間は短い。食事や家事は阿姨(お手伝い)を日本から比べれば信じられないくらい安く頼める。

むしろ、大変なのはそこまでの過程、言ってみれば「相手探し」だ。
(自分も含めて)上海にいる独身男性は大まかにいって「日本に彼女がいる」「特定の彼女はいない」のどちらかにわけられる。

独身の女性のターゲットとなるのは、普通に考えれば「特定の彼女はいない」になる(日本に彼女がいる相手を狙ってもいいのだが)。いかにその人たちと出会い、関係を深めていくか。
で、この「特定の彼女はいない」人たち。決して、「彼女がいない」というわけではないことが多い。「何人か彼女がいます」という人のほうが多いのではないだろうか(中国では浮気は命がけであるにもかかわらず・・)。


一般的に20代の日本人は、この街ではもてる。
こういう時に男性は適当だと思うのだが、多少の言葉の壁など突破してくる女性がいれば、別に彼女が中国人だろうが日本人だろうが気にしない・・という男性は本当に多い。一方で、日本人の独身女性に向かって、多少の言葉の壁など突破してくる男性・・・というのはあまり見たことがない。中国に住んでいる欧米人と日本人の組み合わせなら見たことがあるのだが。。

この国の日本人がらみで見かけるinternationalなカップルはだいたい「日本人男性」と「中国人女性」の組み合わせだ。まあ、これはそもそもこちらに来ている独身男性・独身女性の割合が違うので当たり前といえば当たり前。


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駐在員の奥様たちにとっては、中国の生活はまさしく「サイコー」だということだ。何せ貨幣価値が違うから裕福な生活は出来る、何もしなくても生きていける、友達はすぐに出来る、だんなは家にいない・・となればこれ以上何を望むというのだろうか?
転職する前の会社でも、同僚が帰国になる際に「私は中国に残る!」と宣言した奥様がいたぐらいだ(ちなみにだんな様は「俺がいないとこの家には住めないんだぞ!」と当たり前のことを宣言して、一緒に日本に帰って言った(笑))

でも、それは「日本から来た奥様たち」の話。
珍しいからこそ今回の記事でも取り上げられたと思うのだが、同僚を見ていてもやっぱり女性がこの国で一人で働いていくのはまだまだ大変なんだ・・・と感じる、今日この頃。


え?私はどうするのかって??

・・・たぶん、中国人と結婚でしょうね・・・。
きれいな人が多いし、一生中国に住むのであれば中国人と一緒にいたほうがいいし・・・(日本人同士で結婚すると言葉や文化の面で回りと合わせていくのが大変)。
・・・何より出会うのは中国人ばかりだし・・・。

まあ、中国人との結婚も家族との関係や、子どもとかそれはそれで大変なんですけどね。

2008年5月 9日 (金)

中国で愛人を囲うということ

今日のNBオンラインに、中国での愛人(二号さん)の話が掲載されていました。

この連載記事は『女性の視点』それも(こういうと失礼ですが)比較的年齢の高い女性からの視点ということ、日本向けに多少誇張されて書かれているところがあるのですが、中国に実際に住んでいる身からすると『ああ、そうだな~』と思うことが非常に多いです。

まず、今回の記事でもかかれていることですが、今の中国はかなり封建的な文化・・・というかはっきりいうと『お金』と『権力』がモノをいう世界であると感じています。それも、かなりあからさまに。
こちらに赴任してきた時に『中国の歴史』という本を読んだのですが、外国人の僕にとっては中国の歴史って基本的に同じなんですね。

1.王朝が創設される
2.どっかのタイミングで皇帝が後宮を造り、でかい建造物をつくる
3.宦官と外戚(皇帝の妻の親戚)が権力争いをする
4.王朝滅びる

細かな違いはあるのですが、ずーーっと同じことを繰り返してい気がします。で、これって例えば近代史 -国民党と共産党の争い-になっても基本は同じなんですね。なんていうか権力を握るとすぐに賄賂が贈られてきて、女性を囲う・・みたいな。たぶんこういう感覚って歴史的なものですから、すぐに抜けないと思うわけです。

現在は改革開放によって『政府』だけが権力だった時代から、ずっと複雑に、かつ多くの人が『金』と『権力』をもつようになりました。一方では、地方ではそれほど変わらない生活が続いているわけです。要するにお山の大将が増えるわけですから、今回の記事で書かれているような『二号さん村』が出来るのも無理はないのかな・・・と思うわけです。

この記事を読んで早速百度で『二奶』と入れてみたところ、確かに専門のサイトがありました。しかも、やっぱり南方のほうの専門サイト・・・。やっぱり中国、何でもありだなという感じです。


この記事にはまったくかかれていないことなんですけど、ちょうど上海に来た外国人も望めば同じような状態になることが出来ます。街中でよく50代ぐらいのオジサマとびっくりするぐらいきれいな女性が一緒に歩いていたりすると、間違いなく『愛人(二奶)』だとわかります。恥ずかしいので、あまり堂々としてほしくないものだとは思うのですが・・。


上海ではさすがに物価が違うので、5~6000元で愛人契約を結ぶ人はいないと思いますが、万元以上の単位であれば普通につくることは出来そうだな・・と思います。正直言って今では短期でくる日本人男性のグループを見ると「ああ、(女の子を)買いに来たんだな・・」と真っ先に思うようになってしまいました。

確かに需要と供給が一致しているという点では、どちらにも原因があるわけですが、それにしても上海には急速に地方からの女性がなだれ込んでいることを考えると、政府も無視はできないのでは・・・と感じます。一方では、こういう形で農村にお金が入ることで、経済が回っているのもまた事実です。

ただ、実際に取り締まりを行うとしても難しいのが現状です。記事にあったようなサウナや三傍嬢がいるような店のオーナーは基本的には党の人間なわけです。取り締まるほうと取り締まられるほうが基本的には同じ穴のムジナなわけですから、取り締まりも本気では行われません。たまに、権力闘争のために反対派の店が摘発されることがあるということですが・・・。

今回の記事にあるようなことは、外国人にとってはある意味『日常の風景』。そういうところもまた上海の一面です。

2008年2月15日 (金)

中国のバレンタインデー

昨日は2月14日。そう、バレンタインデーでした。
日本では一ヶ月前ぐらいからバレンタイン商戦が始まり、それこそ一年間の何割かのチョコが消費されるという一大イベントですが、中国でもそれほどではないにしてもバレンタインデーがあります。

中国ではバレンタインデーのことを、『情人节』といいます。恋人記念日・・ぐらいの意味でしょうか。日本のバレンタインの盛り上がりは小売側の仕掛けと(売る側の仕掛け)と女の子の気持ち(買う側のニーズ)がうまく相乗効果を出すいい例だと思いますが、中国ではそれほど熱心に小売側の仕掛けが行われません。

一番の理由としては、旧正月(春节)が直前まで続いているので、仕事が始まっていなかったりそもそも実家に帰ってしまっていて、恋人同士が離れていることがあげられます。中国での旧正月は一年間で一番大切にされているイベントですから、これからもバレンタインデーが日本のように盛り上がるのはなかなか難しいでしょうね。

もう一つの理由として考えられるのは、日本と違って中国ではバレンタインデーは男性から女性にプレゼントをあげる日だということです。最もポピュラーなプレゼントは花束のようです。
やっぱり男性と女性を比べた時に、こういったイベントで盛り上がるのは女性のほうでしょうし、花束がポピュラーであるということは日本のように『自分へのご褒美』というニーズもなかなか発生しづらいですよね。。

その代わり・・・というわけではないですが、中国ではバレンタインデーが一年間で最も婚姻届が提出される日が多い日です。

1849对新人情人节领证

昨日は上海だけ約2000カップルが婚姻届を提出したとのことです。上海の年間婚姻数は約12万カップルですので、5%ほどのカップルがバレンタインデーに届けたわけですね。
ブライダル業界もそのことはよくわかっているので、14日のみの限定イベントというのをいろいろ仕掛けてきます。14日に結婚式をホテルで行うと特典がついてきたり、写真撮影(中国では結婚前に写真撮影をするのが普通です。いずれ詳しく紹介しますね)で特別な企画をたてたり・・・。
春节明けということで結婚式を行うのも大変だと思うのですが、やはり『恋人記念日』としては業界からもこれくらいは働きかけたい、ですよね。

ちなみに、会社の同僚になんでバレンタインに婚姻届を出すのが多いの??と聞いたら、

「忘れる心配がないから・・」

とのこと。彼女はそろそろ中国の結婚適齢期が終わろうとしているのですが、現在彼氏もおらず。。せっかく日本語もしゃべれるのだし、バレンタインは日本風にアタックすればよかったのに・・・と思った、そんなバレンタインデーでした。

ちなみに独身男性の僕は、先輩たちと食べ放題で焼肉を食べていました・・・。